10月6日 AFP】(一部更新)米アップル(Apple)は5日、共同創業者のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏が同日がんで亡くなったと発表した。56歳だった。
同社は前日にiPhone 4Sを発表したばかり。ジョブズ氏はがんの末期にCEO(最高経営責任者)を退いたが、会長職にとどまっていた。
同社取締役会は、「われわれは深い悲しみに暮れている。スティーブの才能、情熱、エネルギーが、われわれすべての人間の生活を向上し豊かにする数々の革新をもたらした。世界はスティーブのおかげで計り知れないほど良くなった」とする声明を出した。
そうですか・・・とうとう亡くなられたんですね。8月24日のアップルCEO退任のニュースでなんとなく嫌な予感はしてましたが・・・
さっきNHKでも大きく取り上げていましたよ!iPhoneやiPadなどの世界的ヒットで知られるアップル。そんな紹介の仕方でしたけど、今は確かにそうなんでしょうね!
そして、世界中の企業経営者が彼の業績を褒め称えるメッセージなんかもウエブニュースで見ましたけど、なんかピンと来ませんでしたね。きっとスティーブ自身もそんな風な評価は糞食らえ!だと笑ってるんじゃないでしょうかねー?(笑)
今や時価総額ナンバーワンのアップルです。きっと社員も何万人も居るんでしょうねー!だけど、アップルという会社は、スティーブと数人、多くても数十人程度の限られたスタッフだけで動いてた会社でしょう。
スティーブが考えたモノやサービスをシンプルに形にした製品は、すべて自身でチェックして納得しなければ製品化しなかった。そしてその自慢のモノの発表も自らがステージに立ち、自らが操作してプレゼンテーションする。
Macはハードとソフトを一体生産する事で、そのポリシーと品質を守ってきた。(スティーブが居なかった時OSを外販したが復帰後解消)OSは常に自ら考えるユーザインターフェースを推進し、常に進化させ新しい次なる世界を予感させた。反面、それまでのユーザをいとも簡単に切り捨てた。「次はこれを使いなさい」ある意味で独善的でエゴイスティックなマーケティングだった。
彼のすごいところは・・・アップルという会社が大きくな り、商品開発で下から面白いものが上がってきても一切認めず、あくまでも自分が納得する。自分が欲しいモノでなければ製品化しなかった。そんな我侭で強烈な頑固さを持ち続けた事だ。そしてそれは彼だからこそ通用し、また市場にも受け入れられた。
そういう意味では、これからのアップルはこれまでの様に出せば大ヒットする!という状況にはならないだろう。或いは逆に揺り戻しで次なるヒット商品が出ないかも知れない。。。
という事で、その早すぎる死に哀悼の意を捧げつつ「合掌」
「Thank You Steve.」アップルストアに献花
特集:「ジョブス氏死去」
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ジョブス氏アップルCEO退任
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