2009.09.09 Wednesday
選挙総括はできたのか?自民党両院議員総会
自民内に渦巻く「私怨」再生の道険しpage1 page2 どこまで迷走を続けるのか−。8日の自民党の両院議員総会は1時間を超え、怒号とヤジが飛び交ったが、決まったことは総裁選の日程と、首相指名選挙で「緊急避難措置」として両院議員総会長の若林正俊元農水相の名を投じることくらい。半世紀にわたり、政権を担ってきた巨大政党はすっかりその矜持(きょうじ)を失ってしまった。「落選議員の会開いて…」 選挙終わって政治家ブログ活発 首相指名、自民は若林・両院議員総会長 昨日、自民党の両院議員総会が開かれた。TVニュースを見たが、冒頭麻生氏の挨拶はまったく責任を感じていないのか?「われわれは野党になるんだからその決意をきちんと示さなければならない」などと何をどこまで自覚しているのか?エラソーに言っていた。(笑)特に反発はなかったようだ。誰ももう見向きもしない!2度と出番がない相手を完全に無視しているように見えた。 すったもんだした首班指名は・・・とりあえず両院議員総会長の若林氏で決まったそうだが、かといって次期総理の目があるわけでもない。 周りから見れば野党になり、どうせ意味のない首班指名なんだからなんでもいいじゃないか?と思うのだが、惨敗に対する怒りが収まらないようだ。
怒りの矛先はやはり執行部のようだ。表立っては細田幹事長・・・当然と言えば当然。解散前、両院議員総会を求める署名を権力をかさにきて「公認しない」と脅し、署名取り消しを迫ったいきさつは、署名した多くの議員たちは忘れていない。そこにくっついていた石原伸晃幹事長代理(強者に弱く弱者に強い)も同罪だろう。
もっとも自民党壊滅の張本人は古賀氏である。 選対本部長というこれまで幹事長が持つ権限を新たに認めさせて、党4役とまでいわれるようになった。その最大の目標である今回の選挙に・・・東国原勧誘で大恥をかき、挙句の果ては選挙前になって突然辞任。その無責任さは選挙後のコメントにも表れている。「逆風だったが150%満足」自らの選挙が辛勝だった事をヘーキで喜ぶその無神経さには驚いた。郵政民営化の時も反対を表明しながら、採決の際に逃げ出すし・・・ 選挙前、まだ人気のあった舛添氏へ衆院比例への鞍替えを党本部は要請したようだが・・・断られた経緯がある。当のご本人は権力へのあくなき欲望はあるようだが、野党の総裁にはなりたくないようで、もう国政には興味がないのかも知れない?2年後の東京都知事選に色気を見せていると言われている。 そんなこんなの体たらくな自民党にあって、唯一期待されているのが石破氏のようだ。今回の総裁戦、野党自民党として本当に再生できるか?という大きな試練を持たされることになる総裁。来夏にせまった参院選、勢いにのる小沢民主を相手に勝利することは並大抵ではない。。。選挙総括とともに、再生へ向けた戦える布陣を期待したいものだ。 とかなんとか、私がムキになって憤ってもなんら意味はないのだが・・・とりあえず党員ですし、個人的な総括の愚痴として(^。^;) ▼自民党再生「中堅・若手中心に」会議座長に山本氏 自民党は9日、総選挙の敗因を分析する「党再生会議(仮称)」を発足させ、初会合を開いた。座長に山本有二・元金融相(当選7回)、座長代理に茂木敏充前行革相(当選6回)を選出。新総裁を決める28日まで連日会合を開いて党再建策を検討する。党再生会議メンバー 【衆院】 ■当選7回 山本有二(座長)、古屋圭司■6回 茂木敏充(座長代理)、小池百合子■5回 大村秀章、木村太郎、下村博文、西野陽■4回 小野寺五典、梶山弘志、河井克行、新藤義孝■3回 江藤拓、菅原一秀、谷川弥一■2回 小里泰弘■1回 金田勝年 【参院】 ■3回 市川一朗■2回 佐藤昭郎、愛知治郎■1回 秋元司、佐藤正久 9月10日----------- ▼「昨年秋に選挙やっていれば」悔やむ麻生首相 首相官邸、9日午前11時5分 麻生首相が秋山昌広・海洋政策研究財団会長との面会で、ついに後悔の念を口にした。政局よりも政策・・・それはある意味で正解だが、最初の予算ができた時点ですぐに解散すべきでしたね。問題は解散直近の麻生氏の行動は総裁としての責務を果たすどころか、この結果を招いた最大の問題だと思いますよ麻生おろしは成るのか?でも書いたが 麻生氏は総理であるが、自民党の総裁でもある。総裁の立場で考えるならば、目の前に迫った選挙で自民党の議員が一人でも多く生き残れる道を模索するとしたら・・・自らが降りる事が唯一の道だと判断するはず。このタイミングで党内融和を図るべきだったのだが・・・まー今となってはどっちもどっちか?( ̄? ̄) 中曽根康弘元首相「自民は世代交代を」P1 P2 P3 P4 民主にならい「次の内閣」 野党の覚悟、自民若手が提案 と、脱派閥、世代交代、「次の内閣」設置等など再生に向けた動きが出てきてはいるが、反面で・・・ 自民・町村氏、再生会議に疑問「リーダー像議論は行き過ぎ」 自民・古賀氏「派閥解消考えない」 古い自民党を代表する派閥の領袖たちは抵抗を見せている。( ̄^ ̄) もっとも、この「再生会議」自体が現執行部が人選したようで、いわゆる中堅からも異論が出ている。 世耕弘成ブログ 9月22日---------- 第45回総選挙の総括PDF |