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ザ・ムッシュ
ザ・ムッシュ

70年代初頭・・・関西フォーク全盛の頃のフォーク・グループ。リーダーの山本雄二はラジオ番組「ヤンタン」のDJとしても人気があった。1975年の大阪厚生年金ホールのライブを最後に解散。

神戸にポート・ジュビリーという音楽サークルがあった。当初は純粋に音楽活動を行う団体だったが、人気グループのコンサートやイベントを企画し、精力的に支援するようになった。プロダクション機能を強化し、発展させようという意図の下、大阪へ移転し「ヤング・ジャパン」となる。

アリス、バンバン、ザ・ムッシュなど等が所属していた。

1975年5月----------

オレ
「田代はどう?」

斉藤
「毎日ムキになって練習してるけど・・・」

オレ
「まだ無理か」

浜田
「向山どうしてるんだろうな?」

向山の抜けた後を、「ドラムをやりたい」というシロートを斉藤が見つけてきた。とりあえず軽音に入っているようだが、なかなか練習環境が整わないので苦労しているようだった。

斉藤
「今日泊まっていいか?」

浜田
「あー別にいいけど?」

横山
「あのー僕も泊まらせてもらえませんか?」

オレ
「布団はないぞ!」

横山
「そんなの構いません」

親に留年がバレ、こっぴどく怒られた。
結果、大学近くのアパートを浜田と折半という形で借りた。双方の親同士も納得して金を出してくれた。やや広めの2LDKのアパートには徐々に人が集まりだしていた。

斉藤
「お前なんでムトーにくっついてんだ?」

横山
「いや、同じ映像の学生として・・・」

浜田
「バンドやりたいのか?」

横山
「僕、音痴ですからまったくダメです」

横山は今年入学してきた1回生だった。大阪市内からの通学でまじめに毎日学校へ来ている。オレはこの当時、アパートに週に3日泊まり、後は神戸に帰っていた。しっかりバイトする為に・・・横山と知り合ったきっかけは、思い出せない。気がついたらいつも近くに居た。後にカンパニーの有力な幹部になるのだが、当時はそんな存在だった。

オレ
「今日、ヤングジャパンに行っていくるよ」

斉藤
「えっ!なんかオファーがあったのか?」

オレ
「いやそんなんじゃないと思う」

浜田
「何処だった?」

オレ
「ここなんだが・・・淀屋橋あたりだと」

横山
「この住所ならオレわかりますよ」

浜田
「ムトーは方向音痴だから、横山ついて行ってやれ!」

大阪は地下鉄が発達している。学校へ行く順路以外はチンプンカンプンな私は横山に連れられて地下鉄を乗り継ぎ淀屋橋に行った。(笑)横山は手際よく住所を確かめ人に聞きながらもテキパキと目的の場所を目指し到着した。

事務所に入ると、すでに雄二さんは待っていた。隣の喫茶店へ二人とも案内された。

オレ
「こいつ学校の後輩なんです。」

横山
「始めまして!芸大の横山です」

山本
「山本雄二です。よろしく」

コーヒーが運ばれてくると、横山はそれを手にして「オレあっちにいます」と行ってカウンターの方へ行ってしまった。

山本
「悪いね気を使わせてしまって」

オレ
「いや、コーハイですから^^」

山本
「実は・・・解散するんだ」

オレ
「ラジオで聞きました」

山本
「うん、それでコレを渡して欲しいんだ」

オレ
「Kちゃんに?」

山本
「うん。電話でも言った通りの状態で」

オレ
「わかりました」

山本
「その内の2枚は、君とHちゃんの分だから」

オレ
「・・・」

それは来月行われるザ・ムッシュの解散コンサートのチケットだった。雄二さんの彼女だったKちゃんは、Hの親友だった。

山本
「その後、バンドはどう?」

オレ
「あっ新しいバンドつくりました。」

山本
「そっか歌うようになったんだ」

オレ
「一応ボーカルが見つかるまでf^^;)」

山本
「そう、ところでKは元気にしてる?」

オレ
「んーここんとこ会ってないけど、でもアイツはいつだって元気ですよ」

山本
「Kはユーイチを弟扱いするからなー^^」

オレ
「エマーソン見にいった時も・・・」

山本
「ははは、懐かしいなー」

オレは嘘をついた。Kとは先週会ってる。雄二さんからの電話に出ないことも聞いていた。そして新しい彼氏の事も知っていた。

山本
「変な事頼んじゃってごめんね」

オレ
「いえ、お安い御用ですよ!」

山本
「じゃーファイナルみんなで見にきてくれよな」

オレ
「はい」

翌日にはKの家へ行きチケットを渡したが・・・あれ以来Hと会っていないオレは一緒に行けるはずもなかったし、Kも新しい彼氏を連れては行けない。いつまでも楽しかった昔のままでいられなくて、いつかは終わりが来る。。。結局「みんなで行く」という約束は果たせなかった。

厚生年金ホール、ステージから空席は見えただろうか?

雄二さんゴメンm(_"_)m



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----------------------

ザ・ムッシュというと、神戸山手女子短大のKを思い出す。(笑)
この短大(当時)の名前を聞くと・・・もうひとりおっかない美人が蘇ってくる。そう三代目・・・の長女、ユキちゃん。あなたと居ると、いつもヒヤヒヤしましたよ。

お元気そうで何よりです。あはっ!^^


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| My History | 17:07 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
初めまして。突然の、それも随分と前にお書きになったものに対してご迷惑かと思いますがあまりの懐かしさにお邪魔させていただきました。もう25年以上前になりますが、私は解散後税理士となられたベースの土橋先生(ドカチン)に商いのことで大変お世話になり、不義理のまま連絡もできないバカタレなんですが、あの雄さんにもこんなエピソードがあったんですねぇ。のちどこかのお金持ちのご令嬢と結婚されたとはうる憶えに聴いた記憶がありましたが・・・。ともあれどうも突然おじゃましましてすみませんでした。また何か機会がありましたらお話お聞かせください。
| 常清涼 | 2011/04/26 4:39 PM |

どもども^^

遠い昔の記憶にお付き合いくださってありがとうございます。

長髪でベルボドムのジーンズを履き、ギターケースを持ち街を歩く・・・そんな時代の1シーンでしたが、彼女の家へ夜遅くまで居て、帰ってくるはずのない家人が帰ってきて、私と雄二さんは彼女の部屋に隠れたんですが、雄二さんは家人に見つかるのを覚悟してか、ちゃんと正座して座ってました。僕は彼女の部屋の匂いにクラクラしながら、それすらも楽しんでました。(笑)

よろしければ、またその続きでも見ていただけたらと思います。^^
| kaizin | 2011/04/27 6:38 AM |










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