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マービン・ゲイ


マービン・ゲイ「What's going on」言わずと知れたモータウン・レーベルの超大物。1975年当時ディスコ・ボーイだった私は、毎日のように流れるそれらの音楽に体が慣らされ、ひと時代前のシュープリームスやスリーディグリーズなどを聞きまくっていた。^^

74年には日本でもヒットしたスリー・ディグリーズ「天使のささやき」その後も来日コンサートへは行けなかったが、あまり売れなかったポインター・シスターズなどが来日した際には、店に招待して一緒に踊ったこともあった。^^
▼1975年12月 PART2----------

アパートの鍵を開ける。
ダイニングキッチンを抜けると6畳の和室・・・コタツが置かれ二人ほど寝ていた。起こさないように右隣の部屋を開ける。2段ベッドの上、オレの場所には誰も居なくて下では浜田が寝ていた。静かに押入れを開けて着替える。コートを掛け、ダブルのスーツを脱ぎ、ジーンズとTシャツにダウン・ジャケットを羽織った。

キッチンに戻り、ストーブに火を入れる。お湯を沸かし冷蔵庫を開けてみるが、食料らしきものは入っていなかった。

カリカリになったインスタントコーヒーのビンのフチを見て諦めた。


「誰?」

オレ
「ムトーです」


「?」

オレ
「バイクの鍵ある?」


「・・・浜田さんのですよ」

オレ
「うん。ちょっと買い物へ行ってくる」

鍵を受け取り部屋を出た。敷地内に停めてあるヤマハDT1のセルを回した。パランパランパラン独特の音を発し、駅前の雑貨屋へ向かった。まだ時間が早いせいか店は閉まっていた。店の前を掃除するばーちゃんに頼み込んで開けてもらった。

インスタントコーヒーに紅茶、ミルクに砂糖、パンにラーメン、その他そこにある食べれそうなモノのほとんどを買った。

ばーちゃん
「全部持ってちゃう勢いだね」

オレ
「はー何しろ大人数なので^^」

大きな紙袋4つ、紐をかりてバイクの後ろに振り分けるように積んで帰った。アパートに戻り、買ってきたものをキッチンのテーブルの上に広げ、とりあえずコーヒーを入れる。

浜田
「おい。ほんとにムトーか?」

オレ
「おはよう。^^まだ早いから寝てていいぞ」

浜田
「久しぶりだなー^^って一体どーしてたんだ?」

オレ
「まーその話は後でゆっくり」

浜田
「そーだ。何本かお前宛の電話が・・・えーと長井、連絡帳どこだ?」

先ほどの男が起きごそごそしてノートを持ってきた。一番頻繁に電話をかけてきた名前「橘」キョーコだった。。。そういえば・・・ずいぶん連絡していなかった。

浜田
「紹介するよ!映像の1年の長井」

長井
「長井です。先ほどはどうも(^ー^;」

オレ
「ムトーです。よろしく」

長井はまだ寝ているやつを蹴っ飛ばして起こし、オレに挨拶させた。

佐伯
「おはようございます。佐伯です。」

オレ
「悪いな!起こして。ムトーです。よろしく」

浜田
「なんかロック・サークルみたいになっちまって、横山が連れてくるんだ」

オレ
「ヤツは元気か?」

横山とも暫くあっていなかった。オレの替わりにアルファでバイトしているはずだったが・・・

浜田
「今週はまだ見ないな。それにしてもこの買い物は・・・」

オレ
「あー差し入れだ。気にするな」

浜田
「ゴチ^^」

オレ
「悪いが2時間ほど仮眠させてくれ、その後、学校へ行く^^」





2段ベッドの上でそのまま布団をかぶると、瞬間的に眠りについた。その後、浜田のケツに乗って学校へ行く。掲示板前に立つと、それほど長い時間が経っていないのにずいぶん懐かしく感じた。何人かの知り合いと挨拶を交わしカフェに向かう。

斉藤
「よう^^ひさしぶりーじゃねーか!」

オレ
「おっ!グッドタイミングだな」

斉藤
「朝から掲示板前で佐伯が立っていて教えてくれた」

オレ
「ふむ。可愛そうに、まるで体育会だな^^」

浜田
「ロックは体育会だ!って言ったのはお前じゃねーか(笑)」

オレ
「そっか!じゃー今度、みんなで集まって盛大に忘年会でもやるか」

浜田
「1年だけで10人以上いるぜ」

オレ
「オレたちより上の学年は?」

斉藤
「居るわけねーだろう(笑)」

クリスマス前にミナミで忘年会をやることになった。場所はオレが段取りする。そしてそこで簡単に演奏できるようにアレンジする事を思いつき、コーハイの連中にも課題を与えるようにした。

田代
「遅くなってすみません」

オレ
「別に待ち合わせじゃないから^^」

斉藤
「いや、一応集合をかけた」

浜田
「こういう機会は貴重だから」

オレ
「そっか悪いな!で、田代どう?」

田代
「そろそろイケルかなーと^^」

斉藤
「今度の忘年会でデビューだな」

浜田
「去年の夏以来だなー」

斉藤
「おう^^新生「mar's」のスタートだ」

オレ
「そーだな(笑)田代、クラブの方はどう?」

田代
「練習時間が決まっているもんでなかなか自由に使うわけにはいきませんから」

オレ
「じゃードラムセット持ち込めばなんとかなるかな?」

田代
「そりゃーもう好き放題ですけど^^」

オレ
「よし!わかった。中古のドラムセット用意するよ」

浜田
「本気なのか?」

斉藤
「金はどーすんだよ?」

オレ
「オレがなんとかする。大丈夫だ」

今のオレにはそれぐらい何でもなかった。大卒の初任給の倍以上の給料はあったし、破格のボーナスもあった。それでも彼らにはただのバイトとして働いているとしか言ってなかった。何処かで仲間には変に思われたくない。という意識が働いていたのかも知れない。

ギターやベースの練習は何処ででも出来るが、ドラムの練習はそうはいかない。とりあえずドラムセットを用意して、その内場所も探さないと・・・ふとそんな事を思った。

斉藤
「ところで、TWIST覚えているか?」

オレ
「確か俺に敵意を持ってたあの好青年風のヤツだな(笑)」

斉藤
「そう。その世良が今度ボーカルでやるらしい」

浜田
「まーあの中ではあいつが一番目立ってたからなー(笑)」

オレ
「占部とかは?」

斉藤
「そろそろ自前のバンドで動きだしそうだ」

オレ
「そっか色々と楽しみだな」

その後、アパートに戻ると続々と1年がやってきて部屋の中は人でいっぱいになった。忘年会の案内をし、その時にそれぞれが歌い、仮のバンドの編成もさせる。俄かにサークル活動らしいイベントになりそうだった。

あっという間に夕方になり、仕事へ行かなければならない時間になった。押入れに吊ったスーツに着替えコートを着ると・・・

斉藤
「ひゅー決まってるじゃん」

オレ
「あっ仕事着なんだf^^;)」

浜田
「駅まで送ってくよ」

オレ
「サンキュー」

浜田のバイクのケツに乗って駅前で降ろしてもらった。

浜田
「横山悔しがるだろうなー^^」

オレ
「あいつもバイトが忙しいんだろう」

浜田
「頻繁に連絡くれよ」

オレ
「スマン」

やっぱり来て良かった。猛烈に元気が出てきた。さっそく帰って場所探しをしなくては・・・今の自分を見失いそうだったが、なんとか割り切ってやれそうな気になった。12月、まだまだこれから忙しくなる75年だった。


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これは単に前項からの続きで、長いのでふたつに分けただけヾ(^o^)


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