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カッコーの巣の上で

カッコーの巣の上で


1976年4月公開、ジャック・ニコルソン主演のアメリカン・ニューシネマ代表作。
刑務所から逃れるために精神病院に(詐病によって)入院してきた主人公のマクマーフィー。向精神薬を飲んだふりをしてごまかし、婦長の定めた病棟のルールに片っ端から反抗していく。クリスマスの夜、マクマーフィーは病棟に女友達を連れ込み、酒を持ち込んでどんちゃん騒ぎをやる。その後、逃げ出すつもりだったのだが寝過ごしてしまう。翌日、乱痴気騒ぎが発覚し、そのことで婦長から激しく糾弾される。そのショックで(マクマーフィーにかわいがられていた)ビリーが自殺してしまう。マクマーフィーは激昂し、彼女を絞殺しようとする。その後、婦長を絞殺しようとしたマクマーフィーは他の入院患者と隔離される。マクマーフィーは病院が行った治療(ロボトミー)によって、もはや言葉もしゃべれず、正常な思考もできない廃人のような姿になって戻ってくる。
電気治療やロボトミー手術を受けたジャック・ニコルソンの映像は衝撃的でしたねー。先の「タクシードライバー」といいこの年のこの2本は何度観たことでしょう。^^

しかしこの年の現実は・・・挫折感に打ちのめされながらも復活するシナリオとなりました。今思うと大変ドラマチックなんですが、当時は敗北感でいっぱいで何処かへ逃げ出したかったですよ。そんな経験から少し前のフランス映画「ボルサリーノ」がそのまま屋号になったりしました。^^

▼1976年4月--------------

大阪心斎橋に3月にオープンしたディスコ「葡萄屋」に続き、4月にディスコラウンジ「スピーク・イージー」が周防町にオープンした。

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1976年 商店建築、別冊「パブのすべて」

壁面に赤御影石を多用したヨーロピアンスタイルのデザインと余裕のある客席、そして先進的な音響設備と効果照明を兼ね備えたフロアーホールを持つディスコは正に大人の遊び場として上質な店づくりとなっている。

設計:Nob 施主:東洋産業  工費:8000万
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オープン直前になって、「店長」という人物がいきなりやってきた。社長の友人のアドバイスという事で、オレを含めたメンバーがあまりにも若すぎる。という意見に従ったものらしいが・・・当然、そこには激しい内部対立が発生する。

そしてそれは売り上げ不振も伴ってますます激化し、「スピーク・イージー」はオープンからわずか5ヶ月で閉店の憂き目を見ることになった。

その結果、それまで飛ぶ鳥を落とす勢いだった私の評判は地に落ち、その後の仲間の処遇を含めて指導力も失っていた。


▼76年5月/8月-----

5月にキョーコと別れることになった。。。
そして、自信を失ったまま、リョーコとの別れもやってきた。

「彼女と別れた理由」


▼76年9月---------

スピーク・イージー改め「バルボラ」となった店は、新しい運営グループによりその経営は行われた。それまでに関わっていた人間のすべてが離反した中、私は社長に個人的な借りがあったので、依頼によりその店に残った。当然ながらそれまでの役職ではなく、屈辱的な単なる一兵卒だった。

そんな状況の中、当然ながら学校へも行かず、クラブの方は浜田と斉藤にまかせてオレはほとんど関知しなくなっていた。もしかしたらこの時すでにプレイヤーとして音楽に対する情熱を失っていたのかも知れない。


▼76年11月---------

社長
「どうや?ムトー君」

オレ
「店の企画自体はオモシロイものもありますが・・・今以上の数字をとるには、相当の時間がかかると思います」

社長
「そうか・・・ムトー君、もっぺんやってみるか?」

オレ
「えっ?」

社長
「ディスコをすぐにやれるか?」

オレ
「はい^^やります」


▼76年12月---------

大下社長は、バルボラとの契約を打ち切った。そして、3ヶ月のブランクを経て、ディスコティック「スピーク・イージー」は再オープンした。事前の広告戦略、顧客開拓のための企業訪問、サクラとしてのモデル招待、またスタッフ集め等などの準備をわずか2週間でこなした。散っていたスタッフのうち、関川、前田は戻ってきたが、すでに建設会社に就職していた松井には声をかけなかった。そして再オープンした店は初日より満員御礼!の連続で、クリスマス、年末年始、72時間ニューイヤーイベントなど、圧倒的な支持を受け、一気にそのステータスを獲得した。

一方で、税理士の指導を受け4月以前からのオープンにかかった費用、4月〜8月までの収支、9月〜11月までの「バルボラ」時代の財務状況などを分析した。

その結果、売り上げ不振時の最大課題が人件費にあることに注目し、そのビジネスを見切る社長の判断基準を理解した。


▼77年1月-----------

「バルボラ」で経験した業務運営委託契約を模倣し、東洋産業と新たな契約をまいた。人件費を総売上のパーセンテージで取る事にして、細かな売上の変動に対応出来る請負契約とした。これによって少数精鋭主義での運営グループ「ボルサリーノ・プロジェクト・カンパニー」を設立した。ちなみにボルサリーノ・プロジェクトとは、フランス映画「ボルサリーノ」「ボルサリーノ2」からの命名であった。(笑)




松井課長
「ムトーさんの話をしたら、是非紹介して欲しい。という人が居るんですが、今度会っていただけますか?」

オレ
「はい。松井課長のお誘いなら喜んで^^」

再オープンを期に、それまで圧倒的な業界シェアを誇っていたニッカからサントリーに変更した。もっとも最初からそうならなかったのは、店長グループによる割り込みが原因だったのだが、サントリーはそれまで自社の国産ウィスキーを専売としていたが、この時、英国産スコッチ「HAIG」と提携し、その拡販に注力していた時期で、再オープン時に5000本のHAIGの無料提供を受けていた。

数日後・・・

営業時間中ではあったが、松井課長とともに出向いた先は・・・バニーガールが居る梅田の店だった。

オレ
「初めまして、BPCのムトーです」


「わざわざおいでいただいてありがとうございます。大和実業の岡田です」

セクシーなスタイルのバニーガールがウェイターさながらにドリンクセットの用意をテキパキと行う。お尻についている白いボンボンが揺れ、網タイツの美脚はオレがみていても思わずドキリとするセクシーさだった。

オレ
「なんかドキドキしますね」

岡田社長
「ムトーさんのような若い方でもそうですか?」

オレ
「はい。このコスチュームには弱いです。」

岡田社長
「三村チーフ、お褒めいただいたよ」

三村と呼ばれたバニーガールは、まったく恥ずかしがる訳でもなく、笑顔とともに毅然とした態度で「ありがとうございます」と応えた。

オレ
「あっ!プロフェッショナルですね。勉強になります」

岡田社長
「そういう風にすぐに理解してくれる人は少ないですよ」

全国展開するパブチェーン店、大和実業の社長はその後もワインバーなどを展開し、その存在感は不動のものとなる。そしてオレは何度となくこの店に通い、三村チーフと仲良くなった。^^


▼77年2月----------

純子ママ
「もう遊んで暮らせる身分なんでしょ!週に1度ぐらいは顔みせてよ^^」

オレ
「遊んでなんかいられませんよ!ちょっと目を離すとまたコケますから(笑)」

純子ママ
「ムトー君、彼女いないんでしょう?オンナの誘惑も断って、仕事一筋ってわけ?」

オレ
「モテないだけです。^^」

純子ママ
「だって!どう思う?」

チーママ
「若いのに隙がなさ過ぎる感じで、ちょっと攻めにくいですよね^^」

オレ
「ん?冴子さんは占い師ですか?^^」

昨年までのチーママはすでに結婚して引退し、今のチーママは2代目だった。オレとはほとんど面識はなかった。

純子ママ
「ちょっと相談があるから後で付き合ってね^^」

そう言って純子ママはボックス席へ行った。カウンターの中には清水さん。そして新しいチーママ。オレはジントニックのグラスを上げた。

チーママ
「ブランデーにします?」

オレ
「いえ、もう一杯」

すでに清水さんはジントニックの2杯目を用意していた。ジンとトニックソーダ、そしてライム・・・それ以上に何か入っているはずなんだが、わからない。そして清水さんがつくるソレは旨い。

チーママ
「ほんとに彼女いないんですか?」

オレ
「女嫌いなんですよ(笑)別にオトコが好きなわけじゃないんですけどね」

チーママ
「安心しました^^」

オレ
「48時間以上女性と一緒に居ると・・・頭が痛くなるんです(笑)」

それは事実だった。あの事件以来、頭痛持ちになってしまった。極度の緊張が続くと必ず激しい頭痛に襲われるようになった。そしてセックスはもっぱらお金を払ってプロのお世話になっていた。(笑)

12時過ぎには店は終わり、純子ママとチーママ、そしてオレ。少し離れた寿司屋に入った。オーダーはすべて純子ママにまかせた。冷酒で乾杯し・・・

純子ママ
「今度新しい店を出そうと思ってるの」

オレ
「そーですか」

純子ママ
「冴子さんにまかせようと思って」

オレ
「いいんじゃないですか」

冴子
「ありがとうございます」

純子ママ
「それで、あなたに後見してもらいたいの」

オレ
「へっ?オレはクラブ経営なんてわかりませんよ」

純子ママ
「クラブじゃないの、もっと若い人を対象したクラブよりリーズナブルな価格で、楽しめるお店を考えてるのよ」

オレ
「ふーーーん」

純子ママ
「例えばあなたがこんな店だったら行ってみたい!っていうようなプランがあったらどんどん出して?」

オレ
「面白そうですね」

純子ママ
「協力してくれる?」

オレ
「わかりました」

やっぱり社長から漏れたようだ。漠然と「新しい店」の構想は持っていたので、自社ビルの有効活用プランをこの間出したばかりだった。純子ママの言うコンセプトとは違ったが、おれ自身が持っている構想(プラン)に関心を持っている事がこれでわかった。

暫くすると、純子ママは友人の店に呼ばれている。という理由で席をたった。残されたオレとチーママ(冴子)は、店の規模や想定する売り上げなどの思惑を主にオレが聞き役となって話を進めた。

冴子
「という事で難しい話はこれぐらいにして、行きましょうか?」

オレ
「ん?何処へ?」

冴子
「とりあえずホテルへ^^」

オレ
「なんで?」

冴子
「セックスするの」

オレ
「?」

冴子
「早いうちにオトコとオンナの関係になっていた方がスムーズでしょ?」

オレ
「へっ?」

たぶんオレは酔っていた。そしてそんな事はまったく想定していなかった。だからこの状況でそれをうまく断る合理的理屈を見つけられなかった。(笑)



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