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その後の仁義なき戦い


その後の仁義なき戦い予告編

1979年5月公開 監督 工藤栄一

それまでの「仁義なき戦い」とはストーリー的には関連性がなかったので不評だったが、根津甚八、宇崎竜童、松崎しげる、らが出ていて青春ヤクザ映画として一部では評価が高かった。観終わった後、どこかやるせなく虚しい気持ちにさせるこの時代特有のストーリーにちょっと共感するものがありました。(笑)
▼1979年5月------------

4月の末にMellow Beachはリニューアル・オープンした。「Mary's Show」が好評で幸先の良いスタートをきることができた。もっともオープンに至るまでに次々と問題が発生し調整に苦労したが、最大の問題が社長との交渉だった。

Mary's Showを単なるイベントして外注費を設定した上で、売り上げに応じた成功報酬を与えるというこれまでにない契約形態になかなか同意してもらえなかったのが原因なのだが・・・とりあえず3ヶ月契約という形で実験的にやってみることで落ち着いた。Mellow Beachの売り上げが飛躍的に伸びれば、実感するだろうと思えたからだ。

3ヶ月の限定にした思惑は別にあるのだが・・・今はまだ何も決断していない。

15時・・・

◆大丸別館1Fカフェ

オレ
「できるだけ嶋本を使ってお前はそろそろ後ろに回れよ」

前田
「そのつもりですが何しろ数字が・・・」

オレ
「それは気にするな。ようやくこれまでのツケをMellow Beachが返してくれるから」

前田
「それはそれとして、やっぱり(^。^;)」

先月、周防町に新しいディスコができた。今年に入って2軒目だったが、そのデザインは豪華でどちらも似たような店だった。SPEAK EASYの常連だった客がアメリカ村でパブをやってた。そこにアドバイスをしてサーファー相手のディスコをオープンさせた。連中を一手に引き受けてくれたのはよかったのだが・・・メインの客層が新規の店に流れて、先月からの落ち込みが激しかった。もっとも利益はしっかり確保しているが、これまでのような荒稼ぎができなくなっていた。

オレ
「何か有効な対策があるか?」

前田
「・・・」

オレ
「オレはSPEAK EASYはクローズするか?完全に新しい店としてオープンさせるか?どちらかしかないと思う」

前田
「えっ!そこまで考えているんですか?」

オレ
「たぶんこの状況だと夏頃にはかなり数字が落ちてると思う。前に言ったようにビルの建替えを含めて対処しようと思ってるんだが」

前田
「やっぱり先に北でディスコですか?」

オレ
「いや、北にMaggie2を急いてオープンさせる」

前田
「わかりました」

自分の考えの方向性を決める時、必ずと言っていいほどそのことについて話をする。相手の質問や答え、そんなやりとりをしている内に、具体化することが多く、その相手は複数の相手と会議のように行うよりも、たったひとりと話し合う方がオレの場合はよかった。

オレ
「ところで、アメリカ村の上の新しい店どうだ?」

前田
「えっ?」

オレ
「ソープだよ(笑)」

前田
「(^。^;)」

オレ
「今日早番で上がって一緒に行こう^^」

前田
「本気ですかー?(笑)」

オレ
「オレは元々プロと笑いながらするのが好きなの知ってるだろう^^」

前田
「そーいえば前は一緒によく行きましたよね(笑)」

オレ
「内緒で行こう^^」

前田
「じゃー予約入れときます。^^」

16時・・・

◆Mellow Beach

横山
「光文社の前崎さんって女性から電話ありました」

オレ
「?」

横山
「以前ディスコ取材の時にお世話になったとか」

オレ
「あーバイクのケツに乗せてミナミとキタのディスコをハシゴしたやつだ」

横山
「Mellow BeachのMary's Showを紹介をするからポジ5点ぐらいとマリーの取材文を送って欲しいと言ってました」

オレ
「なんだ取材にこねーのか?」

横山
「そのためだけに来阪しないでしょう(笑)テキトーに送っておきます」

オレ
「うん」

横山
「あと、マリーがムーさん探してました。何か話があるみたいでした」

オレ
「下に居る?」

横山
「すでに控え室に入ってます」

オレ
「じゃーちょっと覘いてみる」

オレは階下の応接室を改造した控え室に行った。ノックをする。「ムトーです」と言うとドアが開いた。マリー、サチ、ジュリーらがステージ用のメイクをしていた。

マリー
「あっムーさん。あと10分待ってください」

オレ
「オッケー上に居る」

控え室には必ずノックをして名前を言う。というルールになっていた。大抵はドア越しに会話をして終わるのだが出勤確認の意味もあってオレの場合はドアを開けてもらえたようだ。カウンターで横山と話の続きをしているとマリーが上がってきた。

マリー
「おまたせー^^」

オレ
「うん。マリーは今日も美しい^^で、なに?」

マリー
「実は前の店で下にいた子が2人、店を辞めてきたの」

オレ
「ふむっそれで?」

マリー
「どうしようかと・・・」

オレ
「どーしたいんだ?」

マリー
「面倒みてやりたいなーと思って」

オレ
「オッケーわかった」

マリー
「えっ?その子たち見ないで決めるの?」

オレ
「問題ある子か?」

マリー
「全然。どっちかというと将来性あると思う」

オレ
「やっぱり見る(笑)経費が決まったら言ってくれ」

マリー
「ほんと?ありがとうムーさん愛してる^^」

オレ
「ははは^^」

そう言ってマリーはまた控え室に戻っていった。すでに開店30分前だった。田川以下ホールスタッフはすでにスタンバイしており、いつでも客入れができる状態だった。

「いらっしゃいませー」

ホールスタッフ全員で迎える。リニューアル後のサービス・マニュアルを作成しこれまでとは大きくそのフインキが変わった。階段を上がってきたガボのマスターはちょっと恐縮しながらカウンターに座った。

ガボマスター
「ユーちゃん♪おはよう^^」

オレ
「おはようございます。(笑)」

ガボマスター
「やっぱりシゴト終わりの一杯が『おはよう』からじゃダメだな」

オレ
「すみません^^」

ガボマスター
「いやオレの事なんだけど(^。^;)そうだユーちゃんキャッツに行かない?ここんとこ行ってないだろう?」

オレ
「んーーーじゃー行きましょうか?」

ガボマスター
「今日はオレが奢るよ^^」

Mellow Beachがリニューアルして、Mary's Showがメインになってから、営業時間中に来店客と話をする。というような事がほとんど出来なくなった。そういう意味ではオレの出番はまったくなくなっていた。そしてオレはガボのマスターの誘いに弱い。何故かこの時も深い意味も考えずキャッツに行くことにした。

◆ラウンジ・キャッツ

ママ
「いらっしゃいませ!あらっユーちゃんひさしぶりぃー^^」

オレ
「ども^^シゴトでバタバタしてて、ご無沙汰してしまいました」

ガボマスター
「強引に連れ出してきた(笑)」

店内にはまだ客は入っていなかった。オレたちは奥のボックス席に案内された。オレの正面にはママとガボのマスター、オレの隣にはレミが座った。まだ時間が早かったので他にホステスは2人、遅番のホステスはまだのようだった。

レミ
「マリーさん頑張ってるみたいね」

ガボマスター
「3人になってバリエーションが増えてショー自体に厚みが出てきた」

レミ
「あのハクション大魔王みたいなやつもメッチャ面白い」

オレ
「あいつは『さち』っていうんだけど、あの衣装の時だけ輝いてるやつなんだ」」

ママ
「ふだんの時は違うの?」

オレ
「無口で恥ずかしがり屋なんだよ(笑)」

テーブルにはブランデーのセット。すでにレミが水割りを用意していた。ここのテーブル位置はレストランのように高い。それが特徴なのかレミの手はオレのふとももに置かれている。

ガボマスター
「でもユーちゃんなんか毎日彼女らといると勘違いしない?」

オレ
「勘違い?女性だと思い込む?って事ですか?」

ガボマスター
「セクシー過ぎるだろう(笑)」

オレ
「だけどあの衣装でずっといる訳じゃないですから(笑)」

ママ
「そう言えばシューさんはマリーがトップレスの時に胸で顔をはさまれたもんね^^」

オレ
「あははは^^「ムギュー」だな!で、それいつの話?」

レミ
「初めてここでマリーさんが踊った時よ」

ママ
「あれ以来、常連さんの間でも『シューさん』有名人になっちゃって」

オレ
「それは知らなかったなー」

ガボマスター
「ユーちゃんなんかしょちゅうそうゆーのあるんじゃないの?」

オレ
「ステージ後にはあるけど、それは残念ながらお客さん向けなんだ(笑)」

レミの指はオレの内ふとももあたりを円を描くように動いている。オレはしゃべりながら自分の手を下ろしてレミの手をはずした。

レミ
「ユーちゃん。ソレってして欲しいわけ?」

オレ
「公衆の面前でしてもらえたら、嬉しい^^」

ママ
「へーユーちゃんでもそんな風に思ってるんだ(笑)」

オレ
「そりゃーそーでしょ!ねーシューさん^^」

レミの手がオレのふとももを捻った。思わず声が出そうなくらい痛かった。

ガボマスター
「そう。オトコはみんなスケベなのだっ!でも・・・アイツらもオトコだもんなー(笑)」

オレ
「あははは^^」

レミは捻ったところを手のひらを押し付けて撫でていた。なるほど、こういうテクニックで男を篭絡するのか?と感心した。(笑)キャッツが流行っているわけがわかったような気がした。

萌と呼ばれているホステスが近づいてきた。


「シューさんお電話が入ってます^^」

ガボマスター
「えっオレ?」

ガボのマスターは入り口脇の電話口まで行った。

ママ
「そういえばマリーさん連れてきてくれたお礼をユーちゃんにしなきゃと思ってたんだけど」

オレ
「いや、オレの方こそマリーのワンマンショーをテストさせて貰ったようなもんだからお礼をしないと!と思ってたんですから」

電話を終えたガボのマスターが戻ってきた。

ガボマスター
「ユーちゃんごめん。ちょっと急用が出来てオレ戻るわ」

オレ
「そう。じゃーオレも」

ママ
「ユーちゃんはもう少しだけ居て?お礼もあるし」

ガボマスター
「うんせっかくだからユーちゃんンは残ってて」

オレ
「はぁ〜」

いつの間にか店内には客が2組入っていて、遅番のホステスも現れていた。ガボのマスターが帰って行ったのでオレはカウンターに移動した。カウンターの席の後ろにはプランターが衝立のように配置されていて、ボックス席とは仕切られていた。

オレ
「あの子はなんて名前の子?」

レミ
「新人のレイちゃん。目が早いのねーダメよユーちゃんの担当は私なんだから」」

オレ
「担当って(笑)」

レミ
「こんなチャンスめったにない^^シューさんに感謝しなくちゃ!」

オレ
「ふともも痛いんだけど(ーー;)」

レミ
「ふふ。仕返ししてもいいよ」

新しい女の子に個人的に興味を持ったわけでもなんでもない。その店のセンスを見る。その程度の関心だった。レミは短髪でボーイッシュなオンナだ。そして客に対してラフな口を利くがそれは気に入った客にしかそういう対応はしないらしい。LINDAやMaggieではそういうタイプは勤まらない。

ガボのマスターを送り出したママが戻ってきた。

ママ
「ささやか過ぎるお礼で恥ずかしいんだけど、どうぞ^^」

レミ
「開けてみて」

この間ここでやったマリーのショー。それの形ばかりのお礼・・・リチャードの包装紙でラッピングされたモノをその場で開けた。ブランド物のネクタイだった。オレは上着を脱いでネクタイをはずして、新しいネクタイをつけた。

オレ
「ありがとう^^」

レミ
「コレは私からのオマケ」

同じくリチャードの包装紙を解いてみる。折りたたまれた布を広げてみる。尻尾を立てて全身の毛を逆立てて怒っているユーモラスな猫がプリントされたパンツだった。

オレ
「あはっ!怒ってるじゃん(笑)」

ママ
「この間、レミと買い物行った時に一緒に買ったの^^いくつか買おうと思ったんだけど一点モノだったの」

オレ
「レミせっかくだけど・・・履いてる姿は見せられない(笑)」

レミ
「今じゃなくても後で見せて^^」

オレ
「あははは(笑」

ふと『蒼い蝶』あれをもう1度見たいと思った。やっぱりアレを見るためには、「ギャラクシー」を使うしかないのかな?今日久々に会ったママは何もなかったかのように振舞っている。常連の新しい客が入ってきてママはそこへ向かった。

レミ
「どうしたの?」

オレ
「いや、この怒った猫のパンツ。オリジナルでいっぱいつくったらウケるだろうなーと思って」

レミ
「うん^^」

オレ
「常連客に配るんだ。来ないと怒るぞっ!って(笑)」

レミ
「そーでしょう?私も怒ってるんだから」

オレ
「何で?」

レミ
「普通はゴハンとかに誘ってくれるでしょう?」

またレミの手がオレの内ふとももに置かれた。オレは何杯目かの水割りを飲み干した。レミは新しいのをつくるために太ももから手を離した。

オレ
「オレは純粋な客じゃないし、クライアントの店の売れっ子を誘えるわけないでしょ」

レミ
「そんな風に思ってたの?」

オレ
「同業の仲間^^」

レミ
「じゃー私がこの店辞めたら付き合ってくれるの?」

オレ
「レミが辞めたらオレがママに怒られる」

レミ
「ユーちゃん・・・私の事嫌いなんだ」

オレ
「うっ!さっきのパンツの猫になってるぞ(笑)」

レミ
「憎ったらしー(笑)」

オレ
「さてと、そろそろシゴトに戻るよ」

レミ
「ダメっもうちょっと!」

オレ
「遊んでばかりいるとすぐにクビになる」

レミ
「ユーちゃんでもクビになるの?」

オレ
「うちの社長はあれでなかなか厳しい人なんだ」

レミ
「それいいかも!そうなったら私が食べさせてあげるから^^」

オレ
「ん?ヒモにしてくれるのか?」

レミ
「そーゆー言い方しないの。まー結果は同じだけど^^」

それができたら苦労はしないさ。でもまーそういう気持ちを持ってくれるっていうのは、まんざらでもないが、それもテクニックか?

オレ
「今日は同僚と遊ぶ約束してるしそれまでしっかり働くよ^^」

レミ
「シゴト終わってから飲みに行くの?」

オレ
「いや、新しくできたソープに行くんだ^^」

レミ
「・・・」

オレ
「ようやく予約がとれたんだ(笑)」

レミ
「ねーユーちゃん。本気で怒らせたいわけね!」

オレ
「えっ」

レミ
「もういい。わかった。帰って!」

周りからの視線を感じた。オレは咳払いをひとつして、「ごちそうさまでした」といって席を立った。支払いをするのも忘れて店を出た。そして「猫のパンツ」も置いてきたことに気がついた。

20時・・・

◆東洋ビル

EV前のスペースが混雑している。少し離れたところで立ち止まりその様子を暫く見てSPEAK EASYに入った。

前田
「あっムーさん今キャッツに電話したところなんですが、コレ」

オレ
「ん?」

前田
「そう時間を置かずに2度ほど電話があったので急ぎだと」

渡されたメモには「ギャラクシーまで至急。洋子」と書かれていた。オレは店内のボックス電話を使って連絡した。そして今夜はギャラクシーで過ごすことになった。

オレ
「悪い。急にセンパイが来ることになった。予約キャンセルしてくれるか?」

前田
「わかりました。またいつでも行けますから^^」

21時・・・

◆ギャラクシー

理恵ママ
「ユーちゃん。待たせてごめんね。もうすぐだと思うから」

オレ
「いや気にしなくていいですよ^^ここで飲んでるのも楽しいから」

9時の予定だったが、オレは念のために8時半にやってきた。満さんは奥の特別室で商談中だという。それが終わるとそのまま窓際のテーブルで飲む予定になっているが、ちょっと長引いているようだった。オレはカウンターに座って飲んでいた。隣には担当の洋子がいた。

洋子
「それにしても突然の依頼で申し訳ございません」

オレ
「いやオレの方は全然問題ありませんから」

洋子
「そう言ってもらえてちょっとほっとします。あっ出てこられました」

奥のほうへ視線を向けると、満さんが見えた。満さんと商談相手は大勢のホステスに取り囲まれながら店を出た。待つほどもなく満さんは戻ってきた。そしてカウンターに近寄ってきたので、オレはスツールから降りた。

満さん
「ユーイチ。来てたのか?ん?待たせた?」

オレ
「いえ偶然ですよ」

満さん
「バッカヤロー(笑)」

オレと満さんは窓際の席に行った。すでにホステスは待機していてドリンクのセットも用意されていた。さきほどの接待客を送っていった理恵ママも戻ってきた。

満さん
「今度運送業をやることになってな。それの商談で面白くもない相手の接待だ」

オレ
「それはそれでまた新しい世界でいいじゃないですか!」

満さん
「お前の方は最近オカマに手を出してるって聞いたぞ(笑)」

オレ
「あははは^^最近はオカマって言わずにニューハーフって言うんですよ!」

満さん
「ニューハーフ?言い方でイメージが変わるもんだな(笑)」

オレ
「セクシー&コミックショーをMellow Beachでやってるんです」

満さん
「Mellow Beachでか?」

オレ
「何しろオンナよりオンナらしいオトコですから^^」

満さん
「そこまで言われたら見ないわけにはいかないな(笑)」

オレ
「後でちょっと行きます?」

満さん
「よし行こう^^」

オレ
「じゃーオレちょっと連絡だけ入れてきます」

そう言って入り口横の電話に向かうとK芸能の高橋氏が現れた。オレは一言二言言葉を交わしMellow Beachに電話を入れて席の確保を手当てした。テーブルに戻るとオカマの話題で盛り上がっていた。

22時・・・

◆Mellow Beach

マリーのセクシーダンス♪さちのコミックショー、ジュリーのサンバショー、フィナーレ♪と約15分のショーが終わった。終始客席は、ため息と爆笑、そして大きな拍手で沸いていた。

満さん
「ユーイチ。コレ面白いなー^^」

理恵ママ
「ほんとっ!真ん中の子には勝てるけど、最初と最後の子には負けそう(笑)」

ホステス1
「もうびっくり♪それに涙がでるほど笑った」

高橋
「いやー面白いものを見せてもらいました」

ステージ脇から彼女らは出てきてオレたちのテーブルに来た。

マリー
「ようこそ♪マリーです」

サチ
「ガン子でぇーーーす!」

ジュリー
「ジュリーです。^^」

それぞれテーブルの脇に立って挨拶した。

満さん
「いやーいいショーだったよ。素晴らしかった」

マリー
「ありがとうございまーす」

満さん
「マリーは本当に、えーとなんだっけ?そうニューハーフなのか?」

マリー
「残念ながらそーなんです。今頑張って手術費用を稼いでいるところ^^」

満さん
「それってやっぱり下の方の手術?」

マリー
「はい^^」

オレ
「満さん。何緊張してるんですか?(笑)」

満さん
「オレは別に・・・緊張なんかしてねーよ」

理恵ママ
「元オトコだと思うと戸惑いますよねー」

ホステス1
「そうよ!どう対応していいか」

オレ
「マリー必殺技みせてあげて」

マリーはジャケットの前をはだけて形だけのブラジャーを見せていきなり満さんの頭を抱えて抱きついた。

ガンコ&ジュリー
「ムギュー♪ムギュー♪ムギュー♪」

理恵ママ
「あっあーーーあなたたちなんてことするのっ!」

会場に残っている客たちからも大きな拍手が起こった。

満さん
「あはっクラクラする(笑)」

オレ
「ちょっと恥ずかしいけど、いいでしょ^^」

満さん
「化粧代の足しにしてくれ^^」

満さんは太い財布を取り出しマリーに差し出した。瞬間マリーはオレの方をみた。オレは頷いた。

マリー・ガンコ・ジュリー
「ありがとうございましたぁ〜」

そして彼女らはステージ脇に消えた。

満さん
「いやーびっくりしたよ(笑)」

オレ
「毎回ステージが終わると会場で1組だけアレをやるんですよ」

理恵ママ
「ゆーちゃんも人が悪い^^」

ホステス1
「すごいサービス(笑)」

高橋
「(笑)」

それからMellow Beachを出て周防町に出ると、クルマが待機していた。オレはそこで見送ろうとしたが、理恵ママと一緒にクルマに乗せられた。そこには洋子も乗っていた。

理恵ママ
「私どうしようかと思った」

オレ
「ん?どうしてですか」

理恵ママ
「あんなことを公衆の面前で・・・」

オレ
「ははは^^」

理恵ママ
「それにしてもやっぱりユーちゃんでないとダメね^^」

クルマは地下駐車場に入り、3人で降りた。オレと洋子はふたりで部屋に入った。洋子は小さなカウンターバーに入った。室内を見渡した。この間の部屋とは違ったが、ここはやはりラブホテルの一室だった。ギャラクシーで見かけた商談相手も今頃は何処かの部屋に居るのだろうか?。

オレは小さなソファに座った。洋子はブランデーのセットを持ってテーブルに置き、オレの隣に座った。

洋子
「なんか途中でハプニングでもあったんですか?」

オレ
「オレたちのアソビにとまどっただけだよ(笑)」

オレは目の前のブランデーを呷った。洋子は担当だと言っていたが、接待の相手もするようだ。ちょっと戸惑いを感じた。

洋子
「私、ムトーさんの専属にしてもらいました」

オレ
「あっそうなんですか(^。^;)」

洋子
「お気に召さなかったらママに言ってもらえれば、次からは別の人が付きますから」

オレ
「いや、それは・・・(笑)」

オレと同じぐらいの年頃で、きっと色んな事情があるんだろうと思ってそれ以上は聞かなかった。正直なところ今日はもしかしたら『蒼い蝶』を見ることができるのでは?と期待していたのだが・・・

オレはシャワーを使った。

頭の芯がすっきりした。少しぬるい湯を頭から浴び顔で湯を受けた。水の音が異常に大きく感じられた。ドアが開き洋子が入ってきた。髪をアップにしてタオルを巻いている。ほっそりとした体に形のいい胸。黒々とした茂み。バランスのいい脚。

シャワーノズルを手にとった。彼女の胸に向け、段々下の方へ移動させた。黒々とした茂みが水を帯びてしなった。

洋子をその場で四つ這いにさせた。尻の割れ目から秘部にかけてシャワーを浴びせた。シャンプーを手にとり、そこを撫でるように洗った。

秘部の割れ目から穴を探り、指を突き立てた。

洋子
「うー」

そこは熱く濡れていて、指は強く締め付けられる。ゆっくりと指が出入りする。

洋子
「うーうー」

オレは自分のモノを触り後ろからそこへあてがい一気に突き刺した。

洋子
「あーーー」

強烈な快感がオレもモノから一気に脳を貫きスパークした。洋子の腰を両手で掴み犬のように腰を使った。オレのモノは快感を溜め込んで、一気に爆発した。シャワーから出る湯の音が大きい。

裸のままベッドに転がった。洋子がバスルームから出てきた。頭に巻いたタオルをとると髪が解けた。洋子が近づいてきた。BGM、ギターの音だけが前に出て頭に響く。オレのモノに快感が走った。洋子が口に含み、舌を使っている。まるで拷問のような快感、頂点に達するちょっと前の快楽が続く・・・新しい快感が襲った。洋子が下の穴でオレのものを咥えたようだ。

洋子
「あー」

オレは両手で乳を掴む。オンナの腰が動きオレのモノは締め付けられながら奥に突き刺さる。我慢できずに上体を抱き寄せ腰を掴み激しく腰を使った。

洋子
「あーあーあー」

オレはまた放出した。果てしなく続く快楽、セックスマシーンになってしまったと思った。

電話のベルが鳴り続けている・・・

隣にいる洋子を起した。彼女はベッドサイドの受話器を取り上げ、言葉を交わしている。オレは上半身を起した。ひどい頭痛だ。気分も悪い。体全体が重く力が入らない。

洋子
「そろそろ出る用意を・・・」

オレはベッドから降りて手早く服を着た。そしてカウンターバーに入った。グラスに水を入れ一気に飲んだ。グラスを置くと小さなゴミ箱が目に付いた。中に空の「金魚」が2つあった。オレはそれを拾い上げた。

オレ
「お前・・・コレを使ったな」

洋子
「・・・」

駐車場に出た。残っているのはオレたちだけで満さんたちは先に出たようだ。クルマの中では運転手を気にして一言も口を利かなかった。

オレは周防町でクルマを降り事務所に向かった。1度EVで4階まであがり、そこから内階段を下って1Fの更衣室へ向かう。自分のロッカーを開け薬を取り出し、SPEAK EASYのカウンターで水と一緒に飲んだ。もう1度ロッカーに戻り、ジーンズとシャツに着替え、また内階段を使い2階に出た。幸村支配人がいた。

幸村
「おはようございます。」

オレ
「さっきまで飲んでて(^。^;)使っていいですか?」

幸村
「どうぞ今の時間ほとんどお客さんは居ませんから^^」

礼を言って更衣室へ入り裸になった。入り口前のタオルを肩にかけてサウナに入った。体中にまとわり付く熱気とともに徐々に汗が噴出してきた。顔を下に向けるとポトポトと汗が滴り落ちる。大浴場で体を伸ばして湯に浸かった。何度かそれを繰り返して仮眠室で横になった。

13時・・・

◆K芸能事務所

高橋
「ムトーさん昨日はマチガイが起こってしまって本当にすみませんでした」

オレ
「いえ、もう済んだことですから、それよりオレこの役から降ろして下さい」

高橋
「やはりダメですか」

オレ
「満さんと遊ぶのは全然問題ないんですが、あくまでも個人的な付き合いでうちの店にきてもらって、ショーをみたり、歌を歌ったりといった遊び方で楽しんでもらおうと思いました。それに今週は由紀ちゃんも来るみたいですしそうなると益々・・・」

高橋
「わかりました。これまでお願いを聞いていただいて感謝してます。ただ都合のいい話なんですが今回のことは・・・」

オレ
「もう忘れましたから(笑)誰にも何も言うことはありません」

高橋
「そう言ってもらえると、返す言葉もありません。ありがとうございます。」

オレ
「じゃーオレはこれで失礼します。」

今日中に向こうから連絡があるだろうと思ったが、色んな説明を聞くよりも、もう結論が出ていることを先に知らせる方がいいと思ったので連絡をとり訪問した。高橋氏とはこれからも何かしらの付き合いが発生するかも知れないが、少なくともギャラクシーとはこれで縁が切れたと思った。超高級クラブ、コールガール、覚醒剤、夜のミナミの裏側を垣間見たが、それでもオレはこの世界でもう暫くはやっていかなければならなかった。

15時・・・

◆Doスポーツ1Fカフェ

マリー
「こっちがナミ、そしてナオ」

ナミ
「ナミです。よろしくお願いします」

ナオ
「ナオです。よろしくお願いします」

オレ
「ムトーです。こちらこそよろしく」

2人ともマリーの後を追って元の店から逃げるようにやってきた。もちろんMellow BeachでのMary's Showを見たことで、マリーの成功に憧れたのが一番大きな原因だろうと思えたが・・・元の店は壊滅的な打撃になったと思うとちょっと気が引けた。

オレ
「ナミちゃんが19歳でナオちゃんが20歳か。マリーを助けて頑張って下さい^^」

ナミ&ナオ
「はぁ〜い^^」

たわいもない話をして彼女らは10分ほどで先にMellow Beachへ戻った。

マリー
「ムーさんコレどうしよう?」

オレ
「ん?」

マリー
「見て100万も入ってるの」

オレ
「ははは^^大判振る舞いだな。よかったじゃないか」

マリー
「でも・・・あの人たちヤクザでしょ?」

オレ
「ひとりはヤクザだけど、ソレをくれた人はヤクザじゃない」

マリー
「後でムーさんが困らない?」

オレ
「心配ない。ご祝儀なんだから遠慮しないで貰っておけ(笑)」

マリー
「ありがとう。嬉しい^^」

3人から5人になったマリー一座、マリーはショーアップを考え、オレは次の展開を模索した。楽しい時間だった。

17時・・・

東洋ビル5階建てで、1階はSPEAK EASY、2〜3階はサウナ、4階は事務所とサウナ客相手の個室マージャンルームが20室あった。カンパニーの事務所と控え室で4室を潰して使っていたが、新たな応接室としてもう2室潰して利用していた。

そして事務所に戻ると、その新しい応接室ですでに来客が待っていた。

オレ
「お待たせいたしました」

理恵ママ
「お忙しいのに突然お邪魔してすみません」

洋子
「昨日は申し訳ございませんでした」

高橋氏と話をつけたことで、もう彼女らと会うこともないのではないかと思っていたが、やはり最後のケジメなんだろうと思った。そしてついさっきまで濃厚なセックスをした相手が目の前に他人のような顔をして居る。不思議な気もしたが・・・

オレ
「いえもうその件は高橋さんとも話しあって解決しましたから、きれいさっぱり忘れました(笑)」

理恵ママ
「直接的な責任は私にありますので、どうしてもお目にかかってお詫びしたいと思って、ご迷惑を顧みずやってきた次第で・・・本当に申し訳ございませんでした」

オレ
「わざわざありがとうこざいます。どうかおかけください」

オレの正面に理恵ママ、その隣に洋子が座った。

理恵ママ
「洋子は本日付でギャラクシーを解雇しました」

オレ
「えっ」

理恵ママ
「それからコレをどうか納めてください」

そう言って「お礼」と書かれた分厚い白い封筒が差し出された。

オレ
「ちょっと待ってください。この件はすでに解決して、「なかった事」になってますのでそれ以上の何かは、なしにして欲しいのですが・・・」

理恵ママ
「もちろん今回の件は一切秘密になっていますが、ギャラクシーの店内ではあらぬ噂が広がるとも限りません。そういった事情もあって洋子には辞めてもらいます。あくまでも私どもの内部事情のケジメの意味もあっての事と理解してください。」

オレ
「・・・そーですか」

理恵ママ
「それとこれは些少なんですが、私どものこれまでのムトーさんに対するお礼の気持ちという事なので、ご笑納下さい」

オレ
「いやそれはオレと満さんが楽しく遊んだことですから頂くわけにはいきません」

目の前の白い封筒の厚みをみると、とても笑って受け取れる金額ではない事がわかった。

理恵ママ
「ユーちゃん。お願いだから受け取って・・・」

急にそれまでの口調が変わって、懇願するママの顔をみたら、断れなかった。

オレ
「ママにそんな風に言われたら・・・わかりました。ありがたく頂戴いたします」

理恵ママ
「よかった。ありがとう」

オレ
「ははは^^」

やっぱりオレは年上のオンナに弱い。懇願するママの姿をみた時、一瞬抱きつきたい衝動にかられた。

理恵ママ
「それから、この洋子は実は私の妹なの」

オレ
「えっ!」

理恵ママ
「これは姉としてのお願いなんですけど、洋子の言い訳を聞いてやってもらえたらと・・・」

オレ
「そーだったんですか」

理恵ママ
「じゃー私はこれで帰ります」

そう言ってママは立ち上がった。オレが送ろうとすると押しとどめ「ここで」と行って出て行った。洋子は終始黙ったままでそこに居た。オレはテーブルの上の白い封筒をジャケットの内ポケットに入れようとしたが厚みがあったためになかなか入らなかった。

オレ
「ちょっと出ようか?」

洋子
「はい」

すでにMellow Beachはオープンし客がどんどんEVで上がっていてきた。1Fに降りると横山が立っていた。入店待ちの整理をするつもりなんだろう。

オレ
「ちょっとバンクに行ってくる」

横山
「いってらっしゃい」

オレの後ろを洋子がついてくる。周防町通りを右に曲がり人の流れを見ながら、今日も長い1日になりそうだと思った。

オレ
「ママの妹だとは思ってもみなかったよ」

洋子
「すみません」

いつものソファ席、スコッチセットとオードブルをオーダーした。オレたちが今日1番の客らしく他には誰もいなかった。スコッチセットが運ばれてくると洋子が水割りをひとつだけつくりオレの前に差し出した。オレはもうひとつ水割りをつくり洋子の前に置いた。

オレ
「お疲れさん」

そう言ってグラスを少し上げて水割りを飲んだ。そしてオードブルが運ばれてきた。暫く沈黙がつづいた。

オレ
「それで、話しとは?」

洋子
「実は私、昨日が「接待」初めてだったんです。それで、緊張せずにムトーさんにも良く思われようと思って・・・あんなことをしてしまいました」

オレ
「そっか」

洋子
「もちろん。アレを使ったのも初めてでした。もう2度としません」

オレ
「うん」

洋子
「ホステスを本気でやろうと思ってた矢先で、姉は反対したんですが「接待」もムトーさんの専属ということで説き伏せたばかりだったんです」

洋子はまっすぐにオレの目をみて話していた。その切羽詰ったような表情と真摯さはどこか間島を連想させた。

オレ
「ホステス辞めても君なら他でも通用するよ^^」

洋子
「ホステスは辞めません。どこか違うお店で頑張ろうと思ってます」

オレ
「そっか。それじゃー新しい門出だ^^カンパイしよう」

洋子
「はい」

彼女はようやく微笑んでグラスを合わせた。朝から続いていた重たい気分が少し晴れた気がした。

オレ
「じゃーコレは餞別だ」

オレはジャケットから白い封筒をテーブルの上に置いた。

洋子
「そんな。ソレは絶対受け取れません。」

オレ
「君はホステスというオトコを扱うプロになるんだろう?だったらオトコを立てないと(笑)」

洋子
「ムトーさんの気持ちには感謝でいっぱいです。でもそれは姉からのモノですから絶対受け取れません」

オレ
「どういう経緯であれ、コレはもうオレのもんだ。オレがどう使おうとオレの勝手なんだ。それに、一旦出したモノは引っ込められない!」

洋子
「・・・わかりました。ムトーさん本当にありがとうございました」

オレ
「オッケーまだ笑顔がぎこちないけど、まーよしとしよう(笑)」

洋子
「はい」

オレ
「じゃーオレはシゴトに戻るよ。サボってばかりじゃクビになる(笑)」

スコッチバンクの前で別れた。洋子は心斎橋のほうへ向かった。ようやくこれで一件落着した。と、この時はそう思っていた。

18時・・・

◆Mellow Beach

1度目のMary's Showが始まる頃にはすでに満席だった。入店待ちで階段に並んでいた客たちもショーのみ立ち見という形で客席後方から見ることができた。そしてショーが終わると早い時間に来店していた客が少し帰り始めた。

ガボマスター
「ユーちゃん昨日の事でちょっと話があるんだけど」

オレ
「じゃー下に行きますか?」

オレは応接室にウィスキーセットを持ち込んでそこで話をすることにした。ユウセンのスイッチを入れ、天井の蛍光灯を消し、間接照明だけにすると、それはそれでフインキが出た。

ガボマスター
「なかなかいいじゃない?ここ(笑)」

オレ
「そーですね。落ち着いて飲むにはいいかも^^」

ガボマスター
「ところで昨日の事なんだけど・・・実はレミに泣き付かれてね」

オレ
「?」

ガボマスター
「ユーちゃんとどうしてもふたりっきりで話がしたいって」

オレ
「あーそれでシューさん先に帰ったんだ。でも何故シューさんに?」

ガボマスター
「以前にショーコちゃんの件を見ていて、ユーちゃんに対する色恋はオレが口を挟むとなんとかなると思ってるようなんだ」

オレ
「色恋たってすでにもうショーコとは付き合ってるし」

ガボマスター
「そう。そこなんだ。オレももう遅いとは言ったんだけど、レミなんて言ったと思う?」

オレ
「さぁ〜?全然想像もつきません」

ドアがノックされて田川が簡単なオードブルを持ってやってきた。中の様子をみて、「ずいぶんいい感じですね」と驚いていたようだ。田川が出て行くまでシューさんは黙っていた。

ガボマスター
「愛人でいいって」

オレ
「はー?愛人って」

ガボマスター
「ユーちゃんに彼女が居たっていいから、どうしても付き合いたいって懇願されて」

オレ
「・・・」

ガボマスター
「そこまで思ってるんならと、ママと相談して機会だけはつくったつもりだったんだが」

オレ
「えっ!ママも承知の上なんですか?」

ガボマスター
「そう。それをアイツ自分でぶち壊してしまった」

オレ
「あははは^^」

オレは新しい水割りを2つ作った。オードブルは客に出すものと同じカナッペだった。

ガボマスター
「オレはショーコちゃんとも仲がいいし、ショーコちゃんには悪いと思ってるんだけど、ユーちゃんダメかな?」

オレ
「だってもうアイツは怒ってオレに「帰れ」って言ったんですよ。愛想尽かししたんだからもう終わりでしょ?(笑)」

ガボマスター
「あの後、ママが怒ったんだよ。お客さんに向かって「帰れ」はない。ましてユーちゃんに対して・・・って、そしたらレミが泣き出して、落ち込んで」

オレ
「その場にシューさんも居たんですか?」

ガボマスター
「オレは他で飲んでたんだけどママから電話があって・・・一応」

オレ
「それでどうなったんですか?」

ガボマスター
「ママはユーちゃんにすぐに謝りに行くっていうし、レミも謝りたいって、でオレがMellow Beachに電話したんだけど、ユーちゃんは接待が入っていて今日はもう戻らないだろうと田川君に聞いて、それで一応オレがユーちゃんと話をする。って事で落ち着いたんだ。それでもレミは帰りに行ったようなんだが・・・」

オレ
「そーでしたか。で、シューさんは、どうすればいいと思ってるんです?」

ガボマスター
「できたら、レミの希望をかなえてやって欲しい」

オレ
「愛人ですか?」

ガボマスター
「うん」

オレ
「彼女に愛人まで・・・オレ、シューさんに益々頭あがんなくなっちゃうじゃないですか(笑)」

ガボマスター
「ん?オッケーしてくれるか?!」

オレ
「もう1度、レミと話し合ってみます」

シューさんの好意は色んな意味で感謝しているが、それを利用する人間は嫌悪の対象になる。ショーコの場合は例外的にその後の関係がうまくいっただけだ。本来的には周りの人間関係を壊すようなやり方には納得できない。だからといってここで一般的な倫理観を持ち出して、それを断ることはあまりにも馬鹿げていた。

24時・・・

◆Mac珈琲

オレ
「お待たせ」

レミ
「昨日は・・・本当にすみませんでした」

オレ
「・・・」

レミ
「私・・・どうしたらいいか」

オレ
「メシ食いに行こうか?」

レミ
「えっいいの?」

オレたちは最近評判の「韓国焼肉」の店に入った。新しい店でデザインも良くこのあたりの水商売の連中にも好評のようだ。この時間でも店は混雑していた。

オレ
「ほんとは水割りよりビールの方が好きなんだ^^」

レミが注いだビールを半分ほど一気に飲み干した。

レミ
「怒ってないの?」

オレ
「怒ってるに決まってるだろう」

レミ
「許してくれる?」

オレ
「今回だけだ」

レミ
「うん。次から気をつける^^」

レミは肉を目の前の網に並べた。網の下の炭の熱がじわりと伝わり肉の焼ける匂いがした。煙は上の吸引ダクトへ流れていく。

オレ
「ここならあまり匂いが服に付かないかも知れないな」

レミ
「知ってる?カップルで焼肉を食べると肉体関係ができるって」

オレ
「ははは^^そりゃーウソだ(笑)」

レミ
「だってみんなそう言って敬遠するもん」

客と「ゴハン」を食べに行く際に「焼肉」は絶対に行かないという理由がソレだと言う・・・じゃー今日ここへ来たのは完全な失敗だと思った。(笑)

オレ
「昨日うちに来たんだって?」

レミ
「謝ろうと思って、SPEAK EASYに行ったの」

オレ
「フロントに居たやつイイオトコだろう?」

レミ
「んーよく覚えてない」

オレ
「前はアイツとよくソープへ行った。オレは2年ぐらいソープ周りをしたよ(笑)」

レミ
「ユーちゃん。ソープに行く約束ほんとだったの?」

オレ
「ひさしぶりに行こうって事になってた(笑)」

レミ
「口実だとばかり思ってた。そーゆーのが好きなの?」

オレ
「好きだ(笑)急な接待が入ったので結果的に行けなかったけど」

レミ
「・・・また行くの?」

オレ
「昔、一緒に暮らしていたオンナが年上のソープ嬢だった」

レミ
「えっ」

オレ
「もう1度会いたくて・・・探し回った。」

レミ
「見つかったの?」

オレ
「いや、もしかしたらもう辞めて喫茶店か花屋をしてるかも知れない」

レミ
「これからも探すの?」

オレ
「わからない(笑)」

レミは遠慮があったのかあまり食べなかったが、オレはしっかりと食って体力の回復につとめた。(笑)店を出た後、タクシーを拾って生玉のホテル街に向かった。ラブホテルの密集地帯。そのど真ん中でタクシーを降りて派手なイルミネーションのホテルに入った。

オレ
「やっぱり焼肉ジンクス通りになりそうだな」

レミ
「うん。ユーちゃんとしか食べない^^」

オレはレミをベッドに押し倒した。ショート・ヘアーでキリッとした顔立ち。一見してオトコに媚を売るようなオンナに見えない。

オレ
「今度はお前のことを教えろ^^」

レミ
「どんなこと?」

オレ
「いや、やっぱり体に聞く」

軽くキスをしながら胸をまさぐる。すぐに下半身に手が伸びる。ストッキングの感触。オレは起き上がりストッキングと下着を同時に引き下げ、ベッドの端に放り投げた。スカートの裾を腰のあたりまで捲り上げた。

薄い恥毛・・・ふとももはぴったりと合わせられ秘部は見えない。視線を上に移動するとレミの顔は横を向き表情はわからない。

レミを座らせた。両脚を大きく広げさせた。目を固く閉じ横を向いたままだ。秘部がよく見えた。割れ目を指で開くと、そこは潤んで光っているように見えた。

クリトリスを指で円を描くように押した。もう一方の手の指が穴に入る。まだ奥には入らない。せいぜいが第1間接あたりまで、怠慢な動きで指が出入りする。指先が熱くなる感触。暫く見ていた。

オレはベッドから降りて裸になった。

オレ
「服を脱いで」

レミはベッドから降りた。入れ替わりにオレはベッドシーツをとりそこに寝た。レミの服を脱ぐ様子をみていた。

オレ
「ちょっと横を向いて」

レミは言われるままに裸のまま横を向いた。

オレ
「オッケーおいで」

レミがふとんの中に入ってきた。抱き合いながら手を使ってレミの背中から尻を触り、太ももから膝を確かめた。そして秘部の割れ目を指でゆっくりと撫でつける。

レミはオレに抱きつき荒い息遣いに変わる。オレは自分のモノをレミに握らせた。レミはゆっくりと指を使った。オレは無造作にレミに乗り挿入した。

レミ
「あーーー」

レミのふとももをちょっと抱えてゆっくりと大きなストロークで動く。レミは奔放に声をあげ続けた。表情も悩ましげだった。

オレは穴の奥まで入れたまま小さなストロークに変えた

オレ
「腰を動かして」

レミはオレの動きに合わせるように腰を使い出した。感じ方が変わったのか喘ぎ方も変わった。レミの穴はオレもモノを咀嚼し食べつくそうとしているようだった。オレは少し早いペースで腰を動かした。それに会わせる様にレミも腰を使う。

レミ
「あーーーあーーーあーーー」

レミはのけ反り大きな声を出していった。レミの動きはとまった。オレのモノは熱いものを感じ少し緩んだ穴を今度は激しく責め立てた。

レミ
「あっ あっ あぅぅぅー」

レミの膝は胸辺りまであがり、開ききった穴の奥が再び緩んでレミはいった。

ベッドを降りてバスルームに入った。この手のホテルの風呂場はデザインが悪い。熱いシャワーを浴びているとレミが入ってきた。立ったまま抱き合いキスをする。シャワーはレミの頭にかかり顔を濡らした。ショートヘアーの髪を後ろに掻き分けながらキスを続けた。レミの手はオレのモノに絡んで指を使う。

キスをやめるとレミはオレの足元にひざまづいてオレのモノを口にした。オレは壁にかけてあったシャワーヘッドをはずして手に持ち壁にもたれた。

普通のオトコなら、これでいくだろう。我慢しつづけたオレはこの程度の緩い責めでは、いけない。オレはレミを立たせた。抱き寄せてシャワーを肩口からかけてやった。

オレ
「我慢しつづけたから、暫くはどうしてもいかない(笑)」

レミ
「時間がたてばいいの?」

オレ
「まーな^^」

レミ
「いっぱいしてあげるっ」

結局のところオレは目の前のオンナに手を出してしまった。(^。^;)

ストイックに暮らしてた反動なのか?またそういう時期なのか、次々に現れる新しいオンナとの関係がどんどん深まっていった。


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