<< The Nightmusic | main | Black Sand >>
Many Classic Moments


kalapana「Many Classic Moments」

昨日に今日も天気が良く暑い!ということでカラパナです。^^
ホントはこっちを貼っつけたかったんですけど埋め込み無効になってました。(^。^;)
Black Sand
1978年11月PART3---------------

武本
「さすがに若いな^^これはすぐに追い越されるかも知れんな」

沢渡
「とてもゴルフを始めたばかりだとは思えないよ」

オレ
「はぁ〜でも負けは負けですから」

秋晴れの天気がいい1日・・・ドライバーは飛んだ。2オンもしてもしかしたらバーディーというシーンもあった。しかし、パットがまったくダメだった。「惜しい」の連続だった。そしてムキになればなるほど決まらなかった。

当たり前のことだが、完敗だった。

オレ
「暫くゴルフの特訓します(笑)」

武本
「ははは^^そりゃー楽しみだな!」

沢渡
「じゃーこれからも事あるごとにゴルフに誘うよ」

一緒に大浴場に浸かりながら話していると確かに親近感はわいた。髪を洗っていた時、オトコ独自の判定をされた。

武本
「立派なモノを持ってるなー(笑)」

沢渡
「頭取も立派ですけど、ムトー君もさすがだなー」

武本
「それであんな歌を歌っていたら、それこそオンナが群がってきて大変だろう(笑)」

オレ
「そんな事ありませんよ!店のホステス達のご機嫌伺いばかりでいいことはありません」

武本
「ふむっ。オーナーだからなそんなもんかも知れんな(笑)」

沢渡
「でも理恵ママとはこの間一緒にホテルへ行ったじゃないか」

オレ
「ははは^^一緒にホテルに入ったからって何もありませんよ」

武本
「責任ある経営者というのは孤独なもんだ」

わかったような事を言うジジーだが、割と単純で気さくなおっさんじゃないか?とオレは思った。

風呂を上がってレストハウスでゴルフ談義をしながらビールを飲んでいると佐和子もやってきた。風呂上りだが少し濃い目の化粧になっていた。

武本
「佐和子も特訓の成果が出ていたじゃないか^^」

佐和子
「はい。この1週間ムトーさんに連れられて毎日練習に励みましたから」

沢渡
「ムトー君はどうやらゴルフにはまりかけてるよ!」

佐和子
「やっぱり^^」

武本
「ムトー君。後で例のモノ渡すけど、いいかな?(笑)」

オレ
「曲をつける約束ですよね?いいですよ」

武本
「1週間ぐらいか?」

オレ
「はい。そんな感じで仕上げます」

それからすぐにオレたちは帰ることになった。武本頭取は佐和子を何処かに連れて行くのか?と思ったが、さすがに日曜ということも考慮したのか沢渡と一緒にプレジデントに乗って帰って行った。オレと佐和子はクラブハウスの前で見送った。

結局、昭和相銀本町支店から融資を受けることになった事は当然沢渡から知らされているはずだったが、武本頭取はその事には一言も触れなかった。本来はオレの方から切り出して礼を言うべきなんだろう。しかしオレはあえてそれをしなかった。きっとそんな末端の事は歯牙にもかけていないと感じたからなのだが・・・

オレ
「さてとオレ達も帰るか」

佐和子
「はい」

オレ
「頭取は年の割にはいい体してたな」

佐和子
「そーですか」

オレ
「オレが勝てるようになるまでどれくらいかかるかなー」

佐和子
「何しろここは頭取のホームグランドですから^^」

オレ
「じゃー頭取のプレーしたことのないコースでやれば勝てる可能性があるってことか?」

佐和子
「そーですね(笑)」

オレ
「ふむ。近くで新しいコースのゴルフ場の会員になるか!」

佐和子
「それ!いいかも」

オレ
「そこで半年ぐらい特訓すればなんとかなるかな?」

佐和子
「ムトーさんならすぐですよ」

オレ
「ははは^^」

オレは別に頭取に負けたことを悔しいとは思わなかった。自分が思うようなプレーが出来なかったことに不満が残った。そしてその頭取と寝たにも関わらずシラーとしている佐和子にもちょっと苛立っていたのかも知れない。

JR芦屋駅の北側にある竹園の前でトランザムを止めた。そこでスキヤキ用の肉を10キロ買った。発泡スチロールに氷を詰めてもらいトランザムのトランクに放り込んだ。佐和子は向かいの花屋で花を買っていた。

佐和子
「ここはジャイアンツの定宿ですよね」

オレ
「うん。でも地元では有名な肉屋なんだ」

佐和子
「あーそれで肉だけムトーさんが用意することになったんですね^^」

オレ
「新しい家で引越しパーティーだ」

佐和子
「松井さんらがお手伝いに?」

オレ
「もう終わって待ってる頃だろう」

43号線に出て大阪に向かいスピードを上げた。スカイ・マンションの一本北側のマンションだった。5階建ての5階。3LDKを全面改装した。中でも水周りは大きな浴槽を設置するために大幅な工事となった。交渉の結果、賃貸契約上無理だと言うことで買い取ることになった。

▼17時・・・心斎橋マンション

理恵ママ
「ねーお風呂場を見て^^」

佐和子は理恵ママにそう言われて風呂場を見ていた。オレは各部屋を点検した。沢木さんに任せてあったので何の心配もしていなかったが、まるで部屋全体が新築の感じでいい出来だった。

松井
「ほとんど衣類と食器だけの運び込みだったので楽勝でした」

オレ
「まー元の部屋はあのまま残すそうだから」

松井
「はい。野村と梨田は買出しに行ってます」

オレ
「そっか^^スキヤキ用のうまい肉を買ってきたぞ!」

松井
「ひさびさの宴会ですね(笑)」

オレ
「じゃーオレは先に着替えてくるよ」

風呂場から各部屋を佐和子に見せている理恵にもそう言ってオレはスカイ・オフィスに戻った。自室に入りスラックスとシャツ、セーターに着替えた。結局、相愛学園の文化祭には行けなかった。土曜の仕込みも長井たちに任せたままでオレは顔を出さなかった。

理恵のマンションに戻るとすでに野村と梨田は戻ってきていた。SPEAK EASY時代にバイトをしていてクローズとともに他のディスコへ行っていたが、ギャラクシーをやることになって松井と前田が彼らを呼び戻した。

すでに理恵と佐和子がスキヤキの準備を始めていた。オレたちはリビングで先にビールを飲み始めていた。

松井
「明日10時に納車です^^」

オレ
「そっか。しかしどうやって1週間で納車させたんだ?(笑)」

松井
「クルマ屋に知り合いが居て、ちょっと強引にお願いしました^^」

オレ
「強引にか?(笑)ならお前が暫く乗ってろ」

松井
「えっ!いいんですか?」

オレ
「出来たら夜はママをここまで送ってくれたらありがたい」

松井
「そんなのお安い御用ですよ!^^いやーなんか嬉しいなー(笑)」

理恵ママ
「用意できたわよー」

オレたちはダイニングテーブルの方へ移った。6人が余裕で座れる。新しいグラスにビールが注がれカンパイをした。理恵がつくったスキヤキのタレで先に肉を焼く、皿に詰まれた肉の量は半端ではなかった。それを見れば誰も遠慮しない。

理恵ママ
「ゴルフどうだった?」

オレ
「さんざんだったよ!完敗」

佐和子
「ううん。飛距離はすごかったし、ほとんど2オンして良かったんだけど^^」

理恵ママ
「それで完敗なの?」

オレ
「パットが全然決まらなかった(笑)」

理恵ママ
「そーなんだ^^頭取とはうまくいった?」

オレ
「若いやつの鼻を明かしたつもりでご機嫌だったさ」

スキヤキは松井が仕切ってどんどん肉を焼き、それぞれの皿に入れていった。それから2時間余りさんざん食って飲んで騒いだ。そして松井らは先に帰った。佐和子も後片付けを済ますと気を利かせたのか先に帰った。

オレ
「さてとじゃーオレもそろそろ」

理恵ママ
「ダメよー約束したじゃない」

オレ
「あはっ冗談だよ」

理恵ママ
「もうっ」

リビングのソファ。L字型に配置されたファブリックの大きなソファ。以前業務用に特注した製品をアレンジしたモノらしいが一般用よりもやはりしっかりした座り心地だった。

理恵ママ
「やっぱりお店に歩いて行ける!ってのはいいわ^^事務所にも近いし安心だし」

オレ
「帰りは松井が送ってくれるって」

理恵ママ
「そうなの?なんか悪いわー^^」

オレ
「誘惑しないように^^」

理恵ママ
「あの子もいい子だから誘惑したいけど^^龍は見せられないわ(笑)」

オレ
「じゃー服を着たままやる!とか?」

理恵ママ
「アホっ!(笑)」

寝室へ入った。照明デザインは凝ったものになっていた。3つのパターンがありどれも良かった。キングサイズのベッド。壁に埋め込まれているように見えるオーディオセット。一通りチェックしてみた。

オレ
「服を脱いでみて」

理恵はコッチを向いて服を脱ぎ始めた。下着を着けていた。ブラジャーをはずし腕で胸を隠すようにして後ろを向いた。背中の龍が現れオレを睨んだ。それだけでオレはゾクりとした。優雅な動作で素っ裸になる。

オレは理恵に近づいて床のカーペットにうつ伏せに寝かせた。背中の龍を撫でる。まるで飼いならすように撫で続ける。理恵の吐息が大きくなる。背中から腰、そして尻を撫で続ける。

尻の割れ目に手を入れて指を這わせる。

理恵
「あー」

すでに理恵の秘部は熱くなって濡れていた。背中を撫でながら同時に秘部に指を這わせる。クリトリスは硬く屹立していた。

理恵は腰だけを少し動かして体を捻った。秘部を触っていた手が動きやすくなった。指の動きが強く早くなる。理恵の体が逃げるようにベッドの端に状態を預けた。

龍がよく見える。そして両脚を揃えて少し尻を突き出す。すでにオレの好みを知っているように、オレのモノを待っている。

オレはそれを凝視しながら服を脱ぎ裸になった。理恵の腰を掴んでオレのモノを尻の割れ目に擦りつける理恵は前から手を添えてオレのモノをオンナの穴に誘う。

ゆっくりとオレのモノは穴に入る。

理恵
「あーーー」

龍が揺れ動く。今にも飛び掛って来そうに龍が動く。オレの腰の動きは早くなる。龍は怒り怒っているように動く。

理恵
「あーーーあーーーあーーー」

理恵はいった。オレは動きを緩めた。そしてゆっくりと龍を見ながら穴からオレのモノを抜いた。

オレはベッドを背に床に座った。理恵は起き上がってオレの股間に顔を埋めた。舌を使い口に含む。

オレ
「まだ欲しいのか?」

オレは立ち上がってベッドに仰向けに寝た。理恵はすぐにオレの上に乗りオレのモノに手を添えてオンナの穴で咥えた。

理恵
「あーーー」

オレ
「オナニーするように動いて」

理恵はオレの体の横に手をついて腰を使いだした。オレのモノを味わうようにゆっくりと大きく動く。

理恵
「あーどーして・・・こんなにいいのっ」

オレ
「人のオトコを食ってるからさ」

理恵
「いや・・・」

オレ
「オレは理沙のオトコだ」

理恵
「あーいやよー」

オレ
「お前は高橋のオンナじゃないか」

理恵
「あーーー」

理恵の動きが激しくなった。そして大きな声を出していき続けた。理恵の体がオレの体にかぶさるように倒れこんできた。

オレ
「脚を真っ直ぐにしてオレの体に乗って」

理恵は言われるままにそうした。オレは理恵の両肩を持って動かした。理恵はオレのモノを穴で咥えたままオレの体の上でリズミカルに動く。

理恵
「あっあーあーーー」

理恵は軽くいった。オレの手は動きつづけ理恵の体は上下に揺れる。終わらない快楽が理恵の秘部から脳を焼くように続く

理恵
「うぅーーーまたっ」

「あーあーーあーーー」

「あーどうしよう」

「もう離れられなぃー」

次にいった時にゆっくりと理恵をオレの脇に降ろした。理恵はまだ声を漏らしながらオレに体を寄せて抱きついてくる。

オレは背中を撫でながら理恵の快楽の余韻がおさまるのを待った。

理恵
「ねーここに居る時は私のオトコだと思わせて」

オレ
「人のオトコだと思った方が燃えるだろう?^^」

理恵
「だけど・・・いや」

オレ
「(笑)風呂入ろう^^」

理恵
「はい」

オレは起き上がり裸のまま風呂場へ向かった。すでに湯は溢れるぐらい張られていた。オレはシャワーを頭から浴びた。大きな浴槽は既成品ではない。オリジナルでつくったものだった。オレは浴槽に入った。そのまま脚を十分に伸ばすことができた。

理恵が頭にタオルを巻いて入ってきた。明るい浴室で理恵はどこも隠そうとしない。肩からシャワーをかけて後ろ向きに入ってきた。湯が溢れるが浴槽の中は余裕だった。
理恵の体を引っ張ってオレの前に持ってきた。

理恵
「あー広くて気持ちいいわ^^」

オレ
「うん。風呂はやっぱりこれぐらいがいい」

理恵
「何もかも新しくなって嬉しい」

オレ
「そーだな^^」


オレは風呂から上がった。今日は2度目の風呂だった。オレは風呂用のイスに座り自分で髪だけを洗おうとした。

理恵
「待って!私が」

理恵はオレの横に立ってシャワーを調整する。横を向くと丁度下腹部が目の前にあった。思わずオレはそこに触れた。

理恵
「あんっ」

割れ目の奥ははまだヌルっとした感触を残していつでもオレのモノを咥えられそうだった。理恵は避けるように座ってオレの頭を洗う。オレの手は理恵の乳を掴んでいた。

理恵
「あとでまた可愛がって?」

オレ
「ははは・・・」

シャンプーが目に入って痛かった。顔にシャワーをかけてもらってオレは風呂場を出た。下着が用意されていたがオレはつけなかった。バスタオルで頭を拭きながら冷蔵後からバドワイザーの缶を取り出した。

腰にバスタオルを巻いたまま。リビングのテラスに出てみた。正面のビルには灯りがついているところはなかった。冷たい風が気持ちよかった。体が冷える前にリビングに戻った。

店でも一緒、プライベートでも事務所に近い。これが自分のオンナだったら長くは続かないが、理恵は違った。あくまでも人のオンナなのだ。いくらセックスをして一緒に居る時間が長くても自分のオンナではない。という気持ちがある。いや自分のオンナにもそういう距離感を持って付き合うのがオレのスタンスだったが、それ以上に気を使う相手は逆に新鮮だった。

日曜の完全オフ日、新しい部屋で朝まで過ごした。

▼翌日9時・・・スカイ・オフィス

オレは自室でジーンズとシャツに着替えて、各店の売り上げ記録と日報を見ていた。

村上&横山
「おはようございます^^下で一緒になりました」

オレ
「おはよう^^んな事はわかってる(笑)」

横山
「あっ理恵ママの引越し手伝えなくてすみません」

オレ
「ん?それほど大げさなもんじゃないから大丈夫だったさ」

横山
「そうですか。ゴルフはどうでした?」

オレ
「勝負には負けたけど、楽しかったよ^^」

チャイムが鳴り松井が入ってきた。

松井
「おはようございます^^」

「おはよう」

一斉に声がかかった。

松井
「昨日はごちそうさまでした」

オレ
「理恵ママもよろこんでたよ^^」

すぐに前田もやって来た。Julian(Mary's2)の打ち合わせをし、なんとか工期も間に合いそうで12月5日のオープンに向けて準備が進められていた。

チャイムが鳴り松井が出た。

松井
「ムーさん。セドリックが来ました^^」

オレ
「じゃー見に行こう^^」

松井の友人の営業マンを紹介してもらい地下駐車場へ皆で降りた。新型セドリック。スポーティーでスタイリッシュなデザインはそれまでのセドリックの持つイメージを大きく変えた。

納車手続きが終わり、全員でそれに乗った。オレは後部座席に座ってみた。静かな車内。ソフトな乗り心地、それは後部座席に乗るクルマだと改めて思った。

マンション周りを一周して地下駐車場へ戻った。そして事務所にあがった。

松井
「アレ本当にオレが乗ってていいんですか?」

オレ
「クルマの管理はお前のシゴトだ(笑)」

松井
「ありがとうございます^^あっそれからトランザムの名義変更手続きですけど、書類一切を預かってますけどどうしましょう?」

オレ
「うん。じゃー友人にそれを書いてもらうよ」

松井
「わかりました」

オレ
「じゃー悪いけどオレは練習に行ってくる」

「行ってらっしゃい^^」

一斉に声がかかった。

オレは再度地下駐車場へ降りトランザムに乗った。読売ゴルフの駐車場へ入れ受付を済ますと、佐和子も現れた。

オレ
「あれ?まだ続けるのか?」

佐和子
「はい^^」

石崎プロに昨日の結果を話してこれからのメニューを考えてもらった。基本的にこれからは午前中だけの練習を始めることにし、パターの練習もあらたに加わった。

▼12時・・・蕎麦屋

佐和子
「ムトーさん。今週の日曜はどうです?」

オレ
「ん?もしかしてゴルフか?」

佐和子
「はい。この間話した会員権販売の社長が是非にと」

オレ
「そっか。さわちゃんは?」

佐和子
「はい行きます。あとひとりどなたかいらっしゃいます?」

オレ
「オッケー今日にでも友人を誘ってみるよ」

オレはシューさんを誘ってみようと思っていた。きっと楽しいゴルフが出来そうだ。

佐和子
「理恵ママの新しいお部屋良かったですね」

オレ
「新築の代わり映えしないマンション買うより、少し古くても改装して使う方がいいかもな」

佐和子
「私もマンション買ってそうしようかなー?」

オレ
「カスタマイズはいつでも協力するよ^^」

佐和子
「ほんとですか?ちょっと真剣に考えてみます^^」

佐和子をトランザムに乗せてミナミまで送った。彼女はどうやら昼過ぎには店の事務室から営業の電話をかけたり手紙を書いたりしているようだ。理恵ママも週の半分ぐらいはそういう努力をしているが、佐和子までそうしているとは気付かなかった。

▼13時・・・スカイ・オフィス

オレはシャワーを使い。ジーンズとシャツに着替えた。事務所にはさっちゃんだけが居た。連絡事項を聞いていくつかの電話をかけた。そして事務所を出た。

心斎橋を南に歩き、そごうに入った。インフォメーションセンターで外商の富田氏を呼んでもらった。そして宝飾関係のパンフを見せてもらった。一緒にテナントの店舗へ行って価格交渉を行ってもらいアメックスを使ってそれを買った。

▼14時・・・ブティック・ガボ

今日もママは居なかった。オレは店内の接客用テーブルの前に座っていた。店員の女性が入れてくれたお茶が美味しかった。

ガボマスター
「夕方には結果が出ると思うよ」

オレ
「そーですか。どちらにしても後で3人で飲みましょう^^」

ガボマスター
「うん。出来れば祝杯にしたいもんだが」

オレ
「(笑)」

立花氏がクライアントに東洋ビル売却の価格交渉に入っている。シューさんは元々楽観的な性格だが、今度ばかりはその金額の大きさも含めて緊張しているようだ。はっきり言ってオレはどっちでも良かった。いや売れない場合の東洋ビルのプランを考えているうちにそれを実行してみたくなっていた。

オレ
「そーだ。シューさん今週の日曜空いてない?」

ガボマスター
「ん?何があるの?」

オレ
「ゴルフ行かない?ひとり空きがあるんだ」

ガボマスター
「そっか^^いよいよユーちゃんとゴルフができるのかー行くよ(笑)」

オレ
「それからうちのチーママも来ますから^^」

ガボマスター
「色っぽい女性も一緒なのかーそれは楽しみだ(笑)」

オレ
「じゃーまだ他に約束があるんで^^」

ガボマスター
「うん。吉報を待ってて^^」

オレは東洋ビルの前を通った。1階のディスコ・クロスはまだ営業は始まっていない。すでにこのビルはカンパニーのモノになった。不思議な気分だった。

1階の入り口をフロントに改装する。カプセルホテルとしての営業を計画した。デッドな5階スペースもそれで有効に活用できる。サウナとカプセルホテル。このビルが再生をかけて生き残るにはそれが一番だと思っていた。

▼15時・・・喫茶「まほろば」

理沙
「どーしたの急に?」

オレ
「いや、ちょっと顔が見たくて(笑)」

理沙
「ぶーん。なんか悪巧みがあるのね?(笑)」

オレ
「じゃー先に用件を、これトランザムの名義変更書類なんだけど、これに署名捺印してくれる」

理沙
「うん。わかった」

理沙は何の迷いもなくそのいくつかの書類に署名捺印をしている。

理沙
「これでいい?」

オレ
「うん。オッケーだ!じゃーコレ受け取ってくれ」

オレは昭和相銀で開いた当座で、小切手を切っていた。

理沙
「何これ?」

オレ
「トランザムの代金」

理沙
「・・・」

オレ
「受け取ってくれ」

理沙
「ユーイチ。これは受け取れないわ。あのクルマは私の名義でもあなたのモノよ!」

オレ
「あたり前だ(笑)」

理沙
「だったら受け取れない理由はわかるわよね」

オレ
「だからトランザムはうちの会社に売却したんだ。コレはその代金だから理沙が受け取るんだ。そしてその金でビールを買って冷蔵庫に入れといてくれ(笑)」

理沙
「このお金でビールを買ったら、あの部屋を埋め尽くしても入りきらないわ(笑)」

オレ
「あははは^^ついでにコレもとっとけ(笑)」

理沙
「なに?」

オレ
「開けてみろよ」

理沙はその小さな包みを解きそしてその箱の蓋を開けた。

理沙
「・・・コレって」

オレ
「誕生日にはちょっと早いけどな!」

理沙
「キレイなカットのダイヤ・・・高かったでしょうに」

オレ
「つけてみろよ」

理沙はそれを取り出して左手の指につけた。サイズもほぼ合ったようだった。

理沙
「ありがとう。嬉しい・・・」

オレ
「(笑)」

理沙は下を向いてそう言った。もしかしたら涙でも毀れたのかも知れなかった。

オレ
「それから今日シューさんと立花さんが来ると思うけど好きなだけ飲ませてやってくれ」

理沙
「うん。わかった」

オレ
「遅くなってもオレも行くよ」

理沙
「はい」

オレたちは一緒に店を出て、理沙はそのまま店に向かいオレは事務所に戻った。さっちゃんから連絡ノートを受け取った。

村上
「それからコレも。ポケベル鳴らしたんですけどそこの机の上で鳴ってました」

オレ
「あっ着替えた時に置き忘れたんだな」

オレはメモを受け取った。神崎という名前、3度ほどかけてきていた。そう言えば昨日の文化祭の代休で今日は休みだったんだ。すでにこの時間では手の打ち様がなかった。

オレは自室に戻って夜用のスーツに着替えた。

▼17時・・・ギャラクシー事務室

拡張工事を終えて事務室はかなり広くなった。単独の事務所としても使えそうだった。

前田
「例の生玉のホテルですが、やはり2番、3番がついてました」

オレ
「そっか」

前田
「東洋産業何かあるんですか?」

オレ
「そのうちまたこっちになんか言ってくるだろう。それまで放っておこう」

前田
「はい。今度はオレにやらせてください」

オレ
「そうなったらな(笑)」

ドアがノックされて理恵が顔を出した。前田と入れ替わるように入ってきた。

理恵ママ
「ビール飲む?」

オレ
「ん?あー」

事務所の中にドリンク用の冷蔵庫を置いた。中には一通りの酒類が入っていたがオレはビールだけでよかった。

理恵ママ
「泉の京子ちゃんが、たまにはオーナーも顔出して下さいってたけど」

オレ
「そー言えば、あっちにはほとんど行ってないな」

理恵ママ
「できたらカウンターに座って一杯飲んですぐ帰る!その程度でいいと思う」

オレ
「それだけ?」

理恵ママ
「そう。それだけよ!それ以上はダメ(笑)」

オレ
「なんか誰でも口説いていてまわるアホだと思ってないか?」

理恵ママ
「あなたは口説かなくても、みんなあわよくばって思ってるから気をつけて」

オレ
「そんな事ないって(笑)」

理恵ママ
「あなたはよくわかってないようだけど、あんな派手な登場の仕方してまわりが放っておくわけないでしょ」

オレ
「えっ?」

理恵ママ
「高橋が逮捕されてどうなるのか?って思っていた時に、いきなりやってきて乗っ取ろうとした郷田たちを追っ払った。優秀なスタッフがすぐに黒服たちを掌握して店は何事もなかったかのように安心して働けるようになった。」

オレ
「それが?」

理恵ママ
「それが?ってそんな若くてカッコイイオーナーを狙うのはプロのオンナとして当たり前じゃない」

オレ
「あははは^^高橋さんもそうだってのか?」

理恵ママ
「高橋の場合はやっぱりヤクザだから敬遠されるわ。それに私が高橋のオンナだって皆知ってたし」

オレ
「ふむ」

理恵ママ
「あなたはヤクザじゃないし、一応表面的には私はあなたのオンナじゃないし、それが困るのよね」

オレ
「(笑)」

理恵ママ
「笑い事じゃないわよ!」

オレ
「せいぜい気をつけるよ^^」

デスクの上の電話が鳴った。オレは受話器を取り上げた。

オレ
「はい。BPCです。」

「じゃーとりあえず伺います」

理恵ママ
「出かけるの?」

オレ
「うん。ちょっと」

理恵ママ
「気をつけていってらっしゃい^^」

オレは裏口からそのまま出た。そろそろ夜の街が華やかになってくる時間だった。周防町通りに出て西に歩いた。

▼18時・・・キャッツ

「いらっしゃいませー^^」

数人のホステス達から声がかかる。オレはレイに案内されてシューさんの隣の席のカウンターに座った。

オレ
「お疲れです^^」

ガボマスター
「シゴト終わりの一杯はもう終わったけど、ユーちゃんは仕事中だもんな^^」

オレ
「えーここんとこコキ使われてますから」

レイ
「いきなり大きなお店任されて大変でしょうね」

オレ
「うん。あんまりオトコは出番がない店なんだけどね(笑)」

理沙は常連の客のテーブルについていたがオレを認めるとカウンターの中に入ってきた。

理沙ママ
「いらしゃいませ^^今日は早いのね」

オレ
「シューさんに呼ばれて(笑)」

レイ
「あーこの間紹介してもらったモデルの人と遊びに行くんでしょー」

ガボマスター
「ははは^^残念ながら今日はれっきとしたシゴトなんだ」

レイ
「ママはデートしてご機嫌だし私だけなんかつまんないなー」

ガボマスター
「えっ!ママがデートしたって?」

理沙ママ
「デートって、ただ喫茶店でお茶を飲んだだけよ」

レイ
「それでご機嫌なんだからよほど好きな人なのよねー」

オレ
「ふーーーん」

レイ
「やっぱりムーさんもショック?」

オレ
「なんかすごいショックだ(笑)」

ガボマスター
「オレも・・・(笑)」

理沙ママ
「あははは^^なんかとっても嬉しい(笑)」

ホステスの綾香が無線電話機を持って近づいてきた。

綾香
「シューさんにお電話です^^」

ガボマスター
「おっ!サンキュー」

シューさんは電話機を受け取り話しながら入り口の方へ行った。

レイ
「シューさんに紹介されたモデルさんってやっぱりキレイな人なんでしょう?」

オレ
「さーどうかな?レイもシューさんにイイオトコ紹介してもらったら?」

レイ
「イイオンナは結構居ると思うけど、イイオトコはめったに居ないわよ」

理恵ママ
「そーね。めったに居ないわね(笑)」

シューさんが戻ってきた。すでに電話機は手にしていなかった。

ガボマスターー
「ユーちゃん。ちょっと出ようか?」

オレ
「えっいいですけど」

ガボマスター
「後でまた来るから^^」

シューさんに引っ張られるように店を出た。歩きながらシューさんは説明した。立花氏がクライアントを接待しているという。金額面で交渉が長引いた結果、接待に連れ出したという。そしてその店へ様子を見に行こうということになった。

喫茶ミルバの向かいのビル・・・5エフ「クラブ純子」

オレ
「えっここなんですかっ!」

ガボマスター
「うん『クラブ純子』間違いない」

オレ
「ちょっと待ってください。オレ電話してきます」

ガボマスター
「中ですればいいじゃん」

言ってるうちにドアは開かれ、見知った顔が現れた。オレは口元に人差し指をあてた。


「いらっしゃいませ^^」

オレたちは案内された。シューさんは「カウンターでいい」と断りをいれてオレたちはカウンターに座った。目の前に清水さん。チーママが近づいてくる。果林もこっちにやってくる。オレは覚悟を決めた。

チーママ
「いらっしゃいませ^^」

オレ
「友人のシューさん^^」

チーママ
「遥と申します^^よろしくお願いします^^」

ガボマスター
「えっ?ユーちゃん知ってる店なんだ?」

オレ
「えーちょっと(笑)」

ガボマスターー
「ははは^^」

オレは店内を見渡した。一番遠いところの席に玲子が座っていた。そして立花氏ともう一人これは同じ会社の人間だろう。その正面に年配の商売人風の男が据わっていた。玲子はその男を話をしていた。

視線を戻すと清水さんと目が合った。オレは軽く頷いた。果林がすでにブランデーのセットを用意して水割りをひとつつくっていた。

オレ
「ちょっとシゴトの話なんで後は適当にやるよ」

果林
「はい。^^」

清水さんがオレの前にジン・トニックを置いた。オレは礼を言ってグラスを持った。

オレ
「じゃー前祝?^^」

ガボマスター
「んー残念会になるかも(笑)」

グラスをあわせてオレはジン・トニックを飲んだ。旨い!やっぱり全然違う。立花氏がこっちを振り向いた。オレたちに気付いたようだ。立ち上がってこっちに近づいてきた。

立花
「難航中でね」

ガボマスター
「数字が折り合わないのか?」

立花
「そーなんだ。最初はそれていいって言ってたんだが」

オレ
「オレが話ししましょうか?」

立花
「・・・なんて紹介しよう?」

オレ
「仲介者のひとりだとでも^^」

立花
「じゃーこの際だからお願いしようかな?」

オレは立花氏と共にそのテーブルに近づいた。

立花
「内海会長、こちらは今回お世話になったムトーさんです」

オレ
「初めましてムトーと申します。よろしくお願いします」

立花氏の隣に座っている上司坂部常務も紹介された。純子ママはオレの席を奥に用意したが、オレは補助イスを果林にもらってそこに座った。ちょうど純子ママの隣に座る形になった。

内海
「ん?あんたが?ずいぶん若いな」

オレ
「えーたまたま関わりあうことになりまして、立花さんのところへお願いしたわけなんです」

内海
「ヤクザには見えないな?」

オレ
「あはっ!私はやくざじゃありません」

内海
「ややこしー抵当権をきれにに無くしたのは君のシゴトじゃないのか?」

オレ
「えーちょっと事情がありまして関わった次第です」

内海
「あのビルは5階建てだが、いびつな形状でな!実際には4階までしか使えん」

オレ
「よくご存知ですね」

内海
「だから相場より5000万ほど値引きして欲しいんだが」

オレ
「そーですか。でもそれは無理な数字ですね。今回はご縁がなかったという事で・・・」

立花
「ムトーさん。それは・・・」

オレ
「いや、もともと人助けでしたから^^それにあのビルについてはいいプランがありますから」

内海
「君は無礼なやつだな!」

オレ
「そうですか?最初に決まっていた金額を今になってビルの形状がいびつだからと言って値切る方が失礼じゃないですか?」

坂部
「ムトーさん。ここはどうぞ私どもにお任せ下さい」

オレ
「あっすみません。でも5000万も値引きしろなんて無茶な話を冗談でも聞いてられませんよ」

内海
「オレはなーあのビルをどれだけ苦労して大下が建てたか・・・それを土地転がし風情に!」

オレ
「大下前社長のお知り合いのようですけど、私はあの人の元部下で、土地転がし風情ではありません」

純子ママ
「内海さん。この人はそんな人じゃありませんから^^」

内海
「ん?純子ママは知っているのか?」

オレ
「これはシゴトの話だから、純子ママ遠慮してくれますか」

純子ママ
「あっすみません。」

内海
「どういう事だ?」

オレ
「立花さん。ぶち壊してしまってすみません。ペナルティーはうちが持ちますから・・・ではこれで失礼します!」

オレは席を立った。内海という人の顔も見ずにその場を去ろうとした。

純子ママ
「ユーちゃん。ちょっと待って、あなたは帰ればいいのかも知れないけど、ここに居る人たちはみなさんは気分を悪くするわ」

オレ
「・・・」

オレはもう1度、席に座り直した。純子ママはブランデーの水割りをつくりオレに手渡した。オレはそれを受け取って口にした。

内海
「クククっ(笑)純子ママには適わないなー」

オレ
「・・・」

内海
「ワシも純子ママに叱られた気分だ(笑)甲南興産さんから最初の値段で譲ってもらおう」

立花
「えっほんとですか?」

坂部
「いやーこれはどうも^^」

内海
「ところでさっき君はあのビルにいいプランがある!と言ってたな?」

オレ
「そーでしたっけ?」

内海
「はったりか?」

オレ
「カプセル・ホテル」

内海
「なんだそれは?」

オレ
「東洋サウナが日本中で有名になるプランです」

内海
「詳しく聞かせてくれ」

オレ
「コレ以上は別のビジネスですが・・・いいでしょう。サービスしときます(笑)改めてご説明に伺います」

内海
「ふむっ楽しみにしておく」

暫くオレはその席にいた。純子ママはさっきの威勢など微塵も感じさせることなくいつもの穏やかな表情でいた。そして、全員で店を出た。内海会長はタクシーに乗り帰っていった。甲南興産の坂部常務も帰った。オレと立花氏と純子ママは店に戻った。

シューさんを入れて3人でボックス席に移動した。果林がブランデーセットを用意した。オレの向かいにシューさんと立花。オレの隣には、純子ママ。

純子ママ
「ごめんなさいね。余計な口出しして」

立花
「いやーママの一言ですべてが丸く収まってどう感謝していいか(笑)」

ガボマスター
「それにしても見ものだったなー^^」

オレ
「ははは・・・」

オレは何も言うことができなかった。そんな事はもうどうでもいいんだ。ここを早く出よう。それだけが気がかりだった。

純子ママ
「でも驚いたわーユーちゃん。珍しくキレるんだもん」

オレ
「ちょっと最近ストレス溜まってたかも(笑)」

ガボマスター
「でも決まってしまったな6億で^^」

立花
「うん。シューにもお裾分けするから期待してろ^^」

オレ
「じゃー祝杯だ^^」

オレは早くここを出たかったが、そうはいかなかった。そこでさんざん飲んで、そして純子ママ(玲子)に見送られて次へ行こうとした。玲子は耳元で囁いた「今夜は絶対に来て」オレは返事をせずに手を振って次の店に行った。

オレ
「ちょっとお願いがあるんだけど」

立花&ガボマスター
「ん?なに?」

オレ
「キャッツではクラブ純子の話は一切なしにしてくれる?」

立花&ガボマスター
「ん?何で?」

オレ
「なんでも!絶対内緒お願いしますよ!」

立花&ガボマスター
「おう^^」

かなり酔っている。オレは不安になった・・・彼らは大仕事が決まり舞い上がっている。オレは憂鬱だった。

▼22時・・・キャッツ

ガボマスター
「ただいまー」

レイ
「おかえりなさーい^^」

オレたちは奥の少し広いボックス席に座った。レイと綾香が席についた。

立花
「ママ♪シャンパン持ってきて^^」

ガボマスター
「うん。シャンパンでもう1度祝杯だ」

レイ
「なんかすごいイイコトがあったみたいですね」

立花
「おう^^ビッグビジネスが決まった!」

ホステスの明日香がグラスを、普段カウンターに入っている恵比寿さんがシャンパンを持ってきた。そして勢いよくシャンパンの栓を飛ばした。理沙がそれを受け取り全員のシャンパングラスに注いだ。

立花
「では僭越ながら私が・・・ビッグビジネスの成功にかんぱーーーい♪」

それぞれグラスを合わせながらシャンパンを飲んだ。オレはポケベルが鳴ったので、席を立った。無線電話機を借りて、店の表に出てギャラクシー事務室に電話した。特に急ぎではなく理恵の我侭を聞かされただけだった。

オレは席に戻った。盛り上がっていた。

ガボマスター
「でもまーアレだな!ユーちゃんは何処に行っても主役だな^^」

立花
「皆でさっきの話題で盛り上がった。さすがミナミのオトコだって」

オレ
「ははは・・・」

理沙ママ
「ユーちゃん。『クラブ純子』よく行くんだ?^^」

さっきあれほどお願いしたのに・・・もうしゃべってしまっている。オレは落ち込みそうになった。

オレ
「ずいぶん前から知ってるけど、店にはあまり行ってない^^」

ガボマスター
「なんか弟を叱る姉のような感じで良かったなー^^」

立花
「うん。良かった。アレで内海会長も折れたし結果的には純子ママのおかげだな」

オレ
「さてと・・・オレはそろそろ戻らないと」

立花&ガボマスター
「えーーー」

オレ
「ごめん。何しろポケベル持たされてるし、じゃーまた^^」

オレは席を立って店を出ようとした。理沙が送りに出てきた。

理沙
「あなたの武勇伝詳しく聞いておくわ^^」

オレ
「ははは・・・」

▼23時・・・ギャラクシー事務室

理恵ママ
「あらっ^^ずいぶん飲んでるのね?」

オレ
「んーーーくだらない仕事の接待さ」

理恵ママ
「だったらここへ連れてくれば良かったのに」

オレ
「そーだな^^じゃーオレは先でに出るよ」

理恵ママ
「はい。今日は我慢する(笑)」

オレは歩いてスカイ・オフィスまで戻った。冷蔵庫からバドワイザーを取り出してデスクの後ろの窓に立った。ミナミの夜が見える。

オレは別にキレたわけじゃない。金額に拘ってもいない。口約束を難癖をつけて反故にしようとするヤツ。それでも我慢してなんとかご機嫌をとり交渉しようとするヤツ。それぞれの人間を非難しているのではない。そういう世の中と折り合いをつける事が嫌なだけだった。

オレは明日の練習用の服をバックに詰めて地下駐車場へ降りた。トランザムに乗って玲子のマンションへ行った。

インターフォンを鳴らして鍵を使って部屋に入った。

オレ
「ただいまー」

玲子
「おかえりっ^^」

声は聞こえた。たぶん自室で着替えているのだろう。オレはスーツの上着を脱いでダイニングテーブルのイスにかけた。ネクタイを少し緩めた。冷蔵庫からバドワイザーを取り出してプルトップを引いた。

リビングへ行きカセットをかけてソファに座った。

玲子が着替えてこっちにきた。

玲子
「さっきはごめんねっ!」

オレ
「大恥をかいた」

玲子
「うん。これから気をつけるから許して?」

オレ
「全然反省している気配は感じられない(笑)」

玲子
「そんなことないわ^^」

玲子は抱き付いてきて軽いキスをした。

オレ
「姉が弟を叱るようだったって」

玲子
「ううん。自分のオトコを助けたかっただけよ」

オレ
「じゃーみんなにそう言ってくれ」

玲子
「今度来たらそう言うわ^^なんか食べるっ?」

オレ
「うん。蕎麦が食いたい」

玲子
「オッケー♪」

確かに今回は玲子に助けられたのだろう。それを明るくこれっぽっちも気にしていない玲子、周りが言うようにイイオンナなんだろう。

玲子
「できたわ^^どうぞ」

オレ
「いっただきまーす」

いつものザル蕎麦とダシ巻きたまご。

玲子
「それにしてもあなたがテーブルに座った時は驚いた」

オレ
「店に入る直前に知らされたから電話するヒマもなかった(笑)」

玲子
「でも東洋ビルの売却にあなたがどうして関わってるの?」

オレ
「えっ?聞いてなかった?」

玲子
「うん」

オレは大笑いしそうになった。一体あの席で何が行われていたが、わかっていないようだった。いややっぱりわからないかな?

オレ
「東洋ビルをオレが買った。そして甲南興産を通して内海のじじーに売った」

玲子
「そう^^それで結局内海会長に何か手伝わされるわけ?」

オレ
「サウナのリニューアルプランを出す!まーそのぐらいは仕方ない(笑)」

玲子
「ふーん。大下さんに続いて内海さんともお付き合いが始まるのね」

オレ
「あんなジジーと付き合いたくないけど(笑)」

オレはあっと言う間に蕎麦を食った。

玲子
「もっと食べる?」

オレ
「うん」

玲子はキッチンへ行って再び蕎麦をザルに盛ってきてくれた。

玲子
「アレ?ちょっと待って、あなた東洋ビルを買ったって言ったわよね」

オレ
「うん」

玲子
「いくらで買ったの?」

オレ
「全額銀行借り入れで・・・4億」

玲子
「まー大金!それでいくらで売れたの?」

オレ
「6億」

玲子
「えっ!じゃー2億の儲けなの?」

オレ
「うん」

玲子
「うっそー( ̄□ ̄;)」

オレ
「ごちそうさまでした^^」

オレのグラスに玲子はビールを注いだ。オレは半分ほど一気に飲んだ。

玲子
「ユーちゃん。ずいぶんしんどかったんでしょ?」

オレ
「でもないさ」

玲子
「だから最後でキレちゃったんだ」

オレ
「・・・」

玲子はオレがこの件で相当苦労したと思っているようだった。それはちょっと違ったがあえて説明しなかった。

オレはビールを飲み干した。立ち上がって玲子の後ろに行った。そして後ろから座っている玲子に抱きついた。

オレ
「欲しいものあるか?」

玲子
「うん。ひとつだけ」

オレ
「何でも言えよ」

玲子
「あなたの子供」

オレ
「・・・」

玲子
「すぐじゃなくてもいいの^^」

オレ
「わかった」

オレたちは寝室に入った。ベッドに入り裸で抱き合った。緩く長いセックス、最後は玲子の中でオレはいった。そして玲子の胸に顔を埋めたままオレはいつの間にか眠ってしまった。


Next Story>>>>>
<<<<<Back Story


━…━…━…━…━…━…━
 My History Index
━…━…━…━…━…━…━
| My History | 08:12 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
カラパナって何ですか?
パノラマ風景にカラオケの音???
(でも歌詞もついているな〜〜〜)
| 藤野 | 2010/05/28 7:27 AM |

どもども^^

1970年代後半に、アメリカ西海岸ブームが巻き起こり、大阪ミナミあたりでは若い連中はサーファー一色になりました。^^その当時流行っていたグループです。

▼カラパナ
---------------
カラパナ(Kalapana)はハワイ出身のロックバンドである。サーフ・ロックの代表的バンドとして日本でも人気を博す。
---------------
Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%91%E3%83%8A
| るーく | 2010/05/28 12:22 PM |










http://kaizin.jugem.cc/trackback/1342
CONTROL
PROFILE
━…━…━…━…━
My History Index
━…━…━…━…━

メールフォーム

クリックで救える命がある。

RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • 迷子のフクロウ保護
    kina
  • ポール ライブ イン オオサカ
    pio
  • 宇野くん元気そうだ!
    るーく
  • 宇野くん元気そうだ!
    みく
  • キーボード
    るーく
  • キーボード
    みく
  • キーボード
    みく
  • キーボード
    るーく
  • キーボード
    みく
  • 週刊朝日
    るーく
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES

このページの先頭へ