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Black Sand


LIVEのBlack Sandがありました。(笑)
79年11月PART4-----------

和菓子の老舗「正味堂」会長の内海氏は、オレの提案した東洋サウナ、カプセル・ホテル化プランを受け入れ、東洋サウナの改装に踏み切った。Mellow Beachがあった5階にカプセルベッドを導入し、そこを宿泊ゾーンとしてホテル化する。これは以前東洋産業が生玉のホテルにジャグジーを導入した際に、国産のジャグジーを製作していたところを見つけた。そこがカプセル化したベッドを試作していた。ソレを導入してカプセル・ホテル化するプランは、東洋産業の前社長にも提案したプランだった。

内海
「運営はムトー君のところが責任を持ってやってくれるのか?」

オレ
「いえ、会長のところで別会社でもつくってやってください。必要であればスタッフ・トレーニングなどはお手伝いします。」

内海
「うむ。じゃーそこの社長はしばらくムトー君がやってくれ(笑)」

オレ
「会長のところにはご子息もいらっしゃるじゃないですか?」

内海
「アレらはダメだ。未だに遊ぶことしか頭にない」

オレ
「会長は遊ばないんですか?(笑)」

内海
「ははは^^それは別で話に乗ってもらいたいこともあるので気にとめといてくれ」

オレ
「わかりました。じゃーそれで進めます」

内海
「よろしく頼む(笑)」

結局、東洋ビルはその経営母体が変わったものの、オレが提案したプランでオレが管理することになった。スカイ・マンションから北へ1キロほどのところにある内海氏の自宅は500坪の敷地に昔ながらの日本建築の家が建てられていた。まだこのあたりには古くからの住人が暮らしているようだ。

▼11時・・・喫茶「英国館」

オレ
「無事に登記と引渡しが終わりました」

石井
「そーですかお疲れ様でした」

オレ
「という事で、あらためてこれを納めて下さい」

石井はオレが差し出した封筒を見ていた。

石井
「いえプラントリースでも大きな契約していただいているのに、これは受け取れません」

オレ
「これはれっきとしたビジネスの報酬ですから、それにまた次のお願いも近い内にあると思いますので、どうぞ当たり前に受け取って下さい」

石井
「・・・」

オレ
「もちろんちゃんと領収書も頂きますから^^」

石井
「すみません。じゃー甘えさせていただきます。」

石井はそう言って頭を下げて封筒を受け取った。それから結果的に東洋サウナに関わることになってしまったことも簡単に説明した。

オレ
「ですから2番目の目標だったサウナのフリーパスも差し上げる事ができそうですよ(笑)」

石井
「ははは^^それは楽しみだ(笑)」

オレ
「それとギャラクシーにもまた顔を出して下さい。理恵ママも喜ぶと思います。」

石井
「はい。ありがとうございます」

用件だけを済ますとオレたちはそこを出た。そしてオレは通りの向かいのガボを覘いた。

オレ
「こんちわー♪」

ガボマスター
「よー^^早いなー」

オレ
「シューさんは昨日の酒がまだ残ってるんじゃない?」

ガボマスター
「ははは^^このところ調子に乗って飲んでるからなー(笑)」

オレは店内の接客用打ち合わせテーブルの前に座った。

オレ
「あっそうだ。シューさんコレ」

テーブルの上に白い封筒を置いてシューさんの方へ差し出した。

ガボマスター
「ん?何コレ?」

オレ
「今回の協力費みたいなものです。もちろんうちの会社で経理処理しますからまったく問題ありません」

シューさんは封筒の中の小切手を取り出して見た。

ガボマスター
「いや、これは多すぎる。それにオレは立花のところからも報酬はもらってるから」

オレ
「それは立花さんの会社からでしょ?これはうちの会社からです」

ガボマスター
「しかし・・・」

オレ
「うちの会社も儲けましたから気にせずに^^」

ガボマスター
「わかった。じゃー今回は遠慮なく貰っとく。ありがとう」

オレ
「これで一件落着です^^」

関わった者すべてにそれなりの報酬を渡すことが出来た。それでもまだ大変な利益が手元に残っている。税理士から色々とアドバイスされているが、まだその有効な処理方法は固まっていなかった。

ガボマスター
「そーだ。この間の香ちゃんどう?」

オレ
「えっ?あーあのモデルの子ですか」

ガボマスター
「いやもうひとりの子がね!よく電話してくるんだ。また4人で飲みに行こうって言うもんだから」

オレ
「んー正直言って今オレ忙しくて、とてもじゃないけど女の子のご機嫌をとる時間がなくて・・・」

ガボマスター
「うん。そーだよなーユーちゃん朝から晩まで走り回ってるもんなー」

オレ
「ええ」

ガボマスター
「ユーちゃん。そんな時だからこそ「縁」を大事にしてみたら?言うなって言われてるんだけど、香ちゃんも好意を持ってるようなんだ」

オレ
「あっいやそれは・・・」

ガボマスター
「向こうも結構忙しいからそんなに頻繁に会えないだろうからいいんじゃないかな?ゆっくりしたペースで付き合えば」

オレ
「はぁ〜」

具体的にいつという話にならなかったので、オレは曖昧に返事を濁した。シューさんに昼食に誘われたが、先約がある言って断り事務所に戻った。

▼12時・・・スカイ・マンション

オレ
「ただいまー」

横山
「お疲れさまでした^^」

オレは横山の正面のミーティングテーブルに座った。さっちゃんはすぐに珈琲を持って来てくれた。

オレ
「ジジーは好き勝手な事ばっかり言うからほんと疲れる(笑)」

横山
「何かやっかいな事でも?」」

オレ
「プランニングとアドバイス程度で終わらせようとしたんだが、結局子会社をつくってやらされることになった」

横山
「そーですか!良かったじゃないですか^^」

オレ
「オレはサウナのフリーパスさえ手に入ればいいと思ってたんだけどなー(笑)」

横山
「このカプセルプラン絶対にいいですよ^^」

横山は東洋ビル5階と1階のフロント部分のパースを見ていた。nob設計事務所に依頼して作成してもらい、先日内海会長に行ったプレゼン資料だった。

オレ
「そういえばカプセルの製造メーカーが是非販売代理店になってくれって言ってた」

横山
「これで東洋サウナがヒットすれば、開発商材としていけるんじゃないですか?」

オレ
「まーそうなればお前と前田の仕事だ(笑)」

横山
「あははは^^大当たりするかも知れませんよ(笑)」

インターフォンが鳴った。村上が出迎えると甲南興産の立花氏がやってきた。

立花
「こんにちわー立花です^^」

オレ&横山
「いらっしゃいませ」

立花
「ユーちゃん。この間はありがとう^^」

オレ
「ども^^こちらこそ」」

横山は席を譲り、立花氏はオレの正面に座った。すぐにさっちゃんが珈琲を持ってきた。立花氏は愛想よくさっちゃんに礼を言っていた。

立花
「ところで急なんだけど、今夜空いてないかな?」

オレ
「何でしょう?」

立花
「うちの社長が是非にと言い出して」

オレ
「甲南興産の社長?じゃーギャラクシーにでも来られます?」

立花
「それが北新地へ招待したいと言ってるんだ」

オレ
「そうですか。オレは別に構いませんよ」

甲南興産としたら今回の仕事は別にそんなに大きな事ではなかったはずだし、わざわざ社長と飲むほどオレは貢献したとは思わなかった。まー会ってみればわかるだろうと思ってオレは承諾した。

立花
「ところで内海会長への提案はうまくいった?」

オレ
「結局運営までやらされることになりました」

立花
「そっか。結局あの会長とユーちゃんはウマが合ったんだ(笑)」

オレ
「ははは^^あんな無礼な年寄りと仲良くしたくないですけどね」

立花
「(笑)でも会長はこのあたりの土地を結構持ってるからこれからどんどん色んな話がくると思うよ」

オレ
「へー地主なんですか?」

立花
「きっと内海会長もオレたち不動産屋よりユーちゃんのようなビジネスやってる人の方が面白いと思ってるんだよ」

オレ
「そーかなー?」

ちょうど時間も良かったので、立花氏とランチを食いにいった。立花氏はいくつかのクライアントの案件をそれとなくオレに話した。

昼食後立花氏と別れオレは梅田の読売ゴルフへ練習に行った。午前の練習には佐和子が来ていたことを石崎プロから教えられた。そう言えば明後日はまた佐和子とコースに出ることになっていた。

▼16時・・・スカイ・オフィス

練習を終えて事務所に戻りシャワーを浴びた。しっかりと整髪し夜用のスーツに着替えた。この時間すでにそれぞれの責任者は店に戻っていたので、事務所はがらんとしていた。

オレ
「オレが居る時は人数が少ないからいいな^^」

村上
「さっきまで皆さんいらっしゃって大変でした(笑)」

さっちゃんは冷蔵庫からバドワイザーの缶を持ってきてくれた。すでに横山らはギャラクシーの事務室に移動しているようで、こっちはそろそろ終わりの時間だった。

オレ
「事務所機能を全部あっちへ移管させようと思ったけど、やっぱりここもあったほうがいいよな?」

村上
「はい^^私はここが好きですから」

オレ
「うん。じゃー置いとく(笑)」

村上
「あのピンボール台で私もエキストラ出せるようになりましたし(笑)」

オレ
「あっ!松井に教えてもらったな?」

村上
「すみません^^松井さんもここになんか思い入れがあるみたいです」

オレ
「そう(笑)」

村上
「オレがヘボだったからムーさんに苦労かけたって」

オレ
「ははは^^オレがオンナに振られたのを庇って言ってくれてるだけだ(笑)」

村上
「えっ!ムーさんが振られたんですか?」

オレ
「愛想尽かしされるのはしょちゅうだよ」

村上
「信じられません(笑)」

オレ
「ついこの間だって(笑)」

村上
「それはそーですけど」

オレ
「あははは^^」

さっちゃん。君までオレを庇う必要はない。オレは思わずそう言いかけたが、なんとなくその困ったような表情が可笑しかった。

オレ
「じゃーオレも向こうへ行ってくる」

村上
「はい。いってらっしゃい^^」

▼17時・・・ギャラクシー事務室

横山
「そろそろ既存店が来月のプランを出して来ています。」

オレ
「責任者も世代交代したし楽しみだな?」

横山
「だといいんですけど・・・」

オレ
「ん?不満ありか?(笑)」

横山
「なんかこれまでと同じで、新鮮さがありません」

オレ
「そっか。(笑)」

横山
「関川さんが『ポール』をムキになってなんとかしようとしてます^^」

オレ
「ふーん」

横山
「関川さんは浜田さんと何か相談してるみたいですけどね」

オレ
「ほー浜田と」

横山
「何か?」

オレ
「いや、ポールは広いからステージ周りで何かやるのかな?浜田に聞いてみるよ」

横山
「お願いします^^」

オレ
「前田は?」

横山
「Julianの現場と東洋サウナの管理に行ってます」

オレ
「そう。じゃー問題ないな」

ドアがノックされ理恵が入ってきた。横山は理恵に挨拶をすると入れ替わるように出て行った。

理恵ママ
「ユーちゃん。^^なんか久しぶりな気がする(笑)」

オレ
「昨日1日休んだだけだけど?^^」

理恵ママ
「毎日顔を見ないと淋しいわ(笑)」

オレ
「あはっ^^そうだリニューアルの終わった特別室へ行こう」

予定より遅くなった特別室が出来上がったのは昨日のはずだった。オレはすっかり忘れていた。事務室の前の通路を使って特別室のもうひとつの入り口から入った。

オレ
「うん。適度な広さでちょうどいいんじゃない?」

理恵ママ
「前より落ち着くわね」

オレたはその部屋の真ん中にあるソファに座った。理恵はカウンターバーからビールとグラスを持ってきた。オレの隣に座ってビールを注ぐ。

オレ
「今日、接待で北新地へ誘われてる」

理恵ママ
「えっ!もしかして洋子が居る店?」

オレ
「まさか(笑)でもその後にでも寄ってみようかな?」

オレはグラスの国産ビールを半分ほど飲んだ。洋子のところにはギャラクシーの騒動もあったせいでアレ以来行っていなかった。

理恵ママ
「あの子たぶん知ってると思うわ」

オレ
「オレがギャラクシーに居ることを?」

理恵ママ
「洋子と親しかった子たちもこの店に居るし、私の様子も伝わっているはずよ」

オレ
「そっか」

理恵ママ
「どうするの?」

オレ
「姉としての希望は?」

理恵ママ
「・・・」

誰もこんな事になるとは思ってもいなかった。なってしまった以上、後戻りはできない。勝手な言い分だがそれが現実だった。正直に話して詫びるしかない。だけど姉と妹の関係は・・・

オレ
「北新地にトップクラスのクラブをつくろうか?」

理恵ママ
「えっ?」

オレ
「それを洋子ちゃんにやってもらう」

理恵ママ
「今の問題はオトコとオンナの問題でしょう?」

オレ
「そうじゃないと思う」

理恵ママ
「どういう事?」

オレ
「姉と妹の問題だ」

理恵ママ
「・・・」

オレ
「だから本気の仕事環境を与えた方がいいんじゃないか?」

理恵はわかっていないようだった。妹の洋子が姉に対して対抗心を持って北新地にいることを・・・だからオレが理恵と一緒に仕事をしていることに当然ながら内心では反発心を持っているだろう。もちろんオレとの関係を含めて・・・単純にオレを見放してくれたらそれに越したことはないが、そうならなかったらこのままの状態で放っておくのは可哀そうだ。対抗する手段と具体的な目標を与えてやらないと!とオレはそんな風に思っていた。

オレ
「内心の気の強さは姉以上だからなー(笑)」

理恵ママ
「よくわかってるのね。でも複雑な気持ちだわ」

オレ
「いずれここは高橋に返すんだから北に拠点をつくるのもいいと思ってるんだけどな?」

理恵ママ
「・・・もう無理だと思う」

オレ
「何が?」

理恵ママ
「この店もあなたがオーナーになってから変わったわ。もう高橋の出番はないと思う。そしてそれはあなたにお願いする時に高橋もわかっていたわ」

オレ
「別にいいじゃないか!ここはこれからも君がやればいいんだし、北は洋子ちゃんがやる。姉妹で南北を押さえよう^^」

理恵ママ
「そーじゃなくて、私がもうダメかも」

オレ
「ん?この仕事が嫌になってきたとでも?」

理恵ママ
「それまでユーちゃんと一緒に居て、高橋が出てきたらはいそうですか!って元に戻れるわけないじゃない」

オレ
「ん?」

理恵ママ
「だから、もう私はあなたのオンナなの」

オレ
「えっ」

理恵ママ
「洋子にはやっぱり私から話す」

オレ
「ちょっと待て!話が飛躍し過ぎてる。どうしたんだよ急に」

理恵ママ
「ごめん。ユーちゃんを困らせるつもりはないの」

オレ
「なんだよ今更(笑)」

理恵ママ
「そーよね。(笑)別にこんな店なんかなくたってあなたは大きくなっていけるし、まして刺青背負ったオンナを押し付けられて迷惑な話よね」

オレ
「・・・」

いつも楽観的な理恵が情緒不安定になっている。単純にアレの前か?それとも・・・

オレ
「最近、面会に行った?」

理恵ママ
「行ってない。高橋が来るな!って言うから」

オレ
「なんで?」

理恵ママ
「知らない」

オレ
「私達は家族よ!って言ったのは理恵じゃないか^^」

理恵ママ
「・・・」

オレ
「彼が戻って来るまでまだ時間があるからゆっくり考えよう^^」

理恵ママ
「そうね」

オレ
「それから新しいあの部屋はオレの部屋だ。オレ以外のオトコは泊めるな(笑)」

理恵ママ
「当たり前じゃない」

オレ
「ホステスたちには私のオトコだから手をだすな!って公言しろ(笑)」

理恵ママ
「そんな事言っていいの?」

オレ
「特に佐和子には(笑)」

理恵ママ
「わかったわ(笑)」

オレ
「じゃー行って来る。ひとりで風呂に入らずに待ってろ^^」

理恵ママ
「はい^^」

少しは鎮静効果があったかも知れない。オンナが情緒不安定な時には、強制力を伴い相手を束縛するのが一番だと教えてくれたのは、マリーだった。

▼18時・・・北新地「クラブ大阪」

店内に入り名前を告げると黒服に丁重に案内された。毛足の長い絨毯。大きな皮製のソファ席のひとつひとつに十分なスペースがあり贅沢な空間が広がっていた。席には立花ともうひとり初めてみる顔の男がいた。

オレがそこへ近づくと一斉に彼らは立ち上がった。

オレ
「どうも遅くなりました」

立花
「いえ、私達が早く着きすぎただけですから。うちの社長の向田です」

向田
「初めまして向田でございます。どうぞよろしく」

オレ
「ムトーと申します。こちらこそよろしくお願いいたします」

着席と同時にウエイターが用意をしていたらしくブランデーセットをすぐに持ってきて、それぞれの好みを聞き、その場でドリンクを作った。

向田
「この度はうちの立花が大変お世話になって、また私どものクライアントにもお力を貸してくださって本当にありがとうございました」

オレ
「いえ。一歩間違えば逆に大変なご迷惑をかけるところを色々助けていただいて感謝してます」

向田
「(笑)詳細は聞いております。でもそれが結果的に良かったようで、これもムトーさんの個人的な魅力だろうと坂部も感心しておりました」

オレ
「なんか恥ずかしいなー(笑)」

向田
「今後も是非何かとご協力を頂きたいと思いまして」

オレ
「私でできそうなことなら何でも言いつけてください^^」

一通り型どおりの挨拶が終わるとホステス達がやってきて華やかになった。それで仕事の話は終わりオレがゴルフを始めたばかりだと言うと、向田社長はゴルフに誘ってくれた。そして今後オープンする新しいゴルフ場の話や、既存のゴルフ場の会員権などの話を聞かせてくれた。酒が入ると少しフランクな口調になり、オレもいつもの生意気な口調で話をしていた。

ホステスたちはゴルフの話に混じり、これも色んなことを教えてくれた。始めたばかりのオレにとってはどれも興味深かかった。

1時間ほどでそこを出て、オレはふたりをクラブ、ライムライトに誘った。事前に洋子には連絡していなかった。

黒服に案内され席につく。オレは洋子を呼んでもらった。

洋子
「いらしゃいませ」

オレ
「うちの取引先の向田社長と立花さん」

洋子
「ようこそおいでくださいました洋子と申します」

他に2人ヘルプのホステスが付いた。ブランデーのセットと彼女らのドリンクを洋子に任せた。

オレ
「向田社長にお世話になって大きな仕事ができたんだ」

洋子
「まーそれは良かったですね^^」

向田
「本当はうちがムトーさんに大きな仕事をもらったようなもんなんですよ」

立花
「私なんか棚から牡丹餅でしてほんと感謝してます(笑)」

ここでもホステスを交えてゴルフの話だった。そして意外にもホステスたちそれぞれがゴルフの話題をよく知っていて、それなりにプレーができることに驚いた。いやオレがそれに対して今まで感心がなく気にとめていなかっただけかも知れないが・・・

そしてタクシーを呼んでもらって、彼らを送りだした後、オレは残ってカウンターで飲んだ。

洋子
「びっくりしました。^^」

オレ
「たまにはボックス席でちゃんとした客になろうと思って(笑)」

洋子
「そんな気を使わなくても^^」

オレ
「いやご無沙汰してたしな^^ちょっと格好をつけたかったんだ」

洋子
「ありがとう」

久々に見る洋子はプロのオンナらしいメイクになっていた。もっとも他のホステスと比べるとそうでもないのだが

オレ
「北新地には慣れた?」

洋子
「すっかり慣れました^^」

オレ
「実はここに来る前に彼らに『クラブ大阪』に連れて行ってもらった」

洋子
「そーなんですか^^どうでした?」

オレ
「さすがに優雅な店づくりだった」

洋子
「北新地でも1、2を争う老舗ですから」

オレ
「そうなんだ?」

洋子
「でもムトーさんはミナミの方がいいんでしょう?」

オレ
「遊ぶにはミナミの方がいいけど、ビジネスなら北新地だな」

洋子
「えっそうなんですか?」

オレ
「ギャラクシーのオンナたちを少しおしとやかにさせて、優雅な店をやればすぐに3番目ぐらいのポジションをとれるだろうな」

洋子
「あっ遅くなってすみません。おめでとうございます」

オレ
「えっ?」

洋子
「ギャラクシーのオーナーになられたそうで」

オレ
「やっかいなモノを押し付けられた(笑)」

洋子
「姉の背中はもう見ました?」

オレ
「・・・」

オレはラークを取り出した。洋子が火をつけた。背中を見たか?という問いはもう寝たか?という意味と同じだった。

オレ
「アレを見た瞬間・・・催眠術にでもかかったようだった」

洋子
「そう」

オレ
「節操がなくてごめん」

洋子
「好きなんですか?あーゆーの」

オレ
「・・・」

洋子
「見たことはありませんが、理沙さんにもあるとか」

オレ
「うん」

ギャラクシーで最初の接待の相手は理沙だった。それは洋子も知っている。今の関係までは知らないはずだったが

洋子
「龍に対抗するのはやはり「虎」でしょうか?(笑)」

オレ
「やっぱりそうなるのかなー(笑)」

洋子
「じゃー私は虎にします^^」

オレ
「ん?」

洋子
「虎を背負って、待つことにします^^」

オレ
「あははは^^」

悪い冗談だった。だが洋子の目は光っていた。

オレ
「今から上がれるか?」

洋子
「はい。いつでも」

オレ
「じゃー出よう」

洋子
「支度してきます」

洋子は立ち上がりママと話をして奥に消えた。オレは先に店を出て通りの向かいに立った。すぐに洋子は店から出てきた。オレはタクシーを拾ってふたりで乗り込み生玉に行くように運転手に言った。

ホテル「ミルキーウエイ」改装したばかりの部屋に入った。入り口で隠しスイッチをオフにした。

洋子
「まーいいお部屋^^」

オレ
「ここだけ改装したようだ(笑)」

洋子
「ムトーさんの好みに?」

オレ
「そーだ」

オレは風呂場へ行ってジャグジーに湯をはった。

オレは上着を脱いだ。洋子はそれを片付けようとする。途中でオレは洋子を抱きしめた。そしてそのままソファに座った。

キスをした。舌を洋子の舌に絡ませて強く吸った。洋子の股間に手を入れた。一度体から離れて洋子のパンストと下着を剥ぎ取った。そしてもう1度洋子を抱き膝の上に乗せた。

オレ
「パンストが大嫌いなんだ^^」

洋子
「はい。これからはすぐに」

オレは太ももを撫でながら軽いキスを繰り返した。洋子の体の力が抜けてオレにもたれかかってくる。

オレ
「なんで待ってるんだ?事務所へ押しかけたりしてこいよ(笑)」

洋子
「何度もそうしようと思いました」

オレは股間に手を入れた。草むらを指でまさぐった。

オレ
「なんでしなかった?」

洋子
「やっぱり迷惑だと」

オレの指は洋子のオンナの穴に入ろうとした。そこは熱く濡れている。

オレ
「今日はいっぱい恥ずかしいことする」

洋子
「はい」

オレ
「どうして欲しい?」

洋子
「・・・」

オレ
「言わなかったら何もしない」

洋子
「キスさせてください」

オレ
「ダメだ。オレがお前にするんだ。それを言ってくれ」

洋子
「・・・このまま犯して」

オレ
「じゃー床に這え」

オレは洋子の体を降ろした。洋子はソファから降りてその下で四つ這いになった。

オレ
「両肘を着いて脚を揃えて尻を上げろ」

「もっと尻を突き出すんだ」

洋子はその通りにした。スカートをたくしあげた。尻の割れ目と共に秘部がむき出しになってよく見えた。その瞬間洋子の声が漏れた。

洋子
「あー」

オレはそこに顔を近づけた。その割れ目を両手で開いた。ヒダの部分が捲れ上がって穴の中まで見えた。そこは光って濡れていた。

洋子
「うぅー」

オレ
「あまり使ってなくてキレイだ」

洋子
「あー犯してください」

オレは服を脱いだ。そして洋子の腰を両手で持ってオレのモノを一気に突っ込んだ。

洋子
「うぁーーー」

オレはそのまま激しく責め立てた。洋子は声を漏らし続ける。快楽を必死に耐えようとしているようだが、すぐにオレの責めに屈した。

洋子
「あーーーあーーーあーーー」

洋子はいった。きつく絞まり続けていた穴の奥が少し緩んで熱いものが溢れ出した。オレはその場に座った。洋子の上半身を持ってオレの股間に置いた。洋子の口がオレのモノを含む。指がオレのモノに絡みつく。中途半端なフェラチオだった。オレは洋子の上体を持って腰を使って洋子の口の置くにオレのモノを入れた。オレの先端部分がノドの奥に突き刺さる。

苦しいだろうと思った。口から離してオレは自分でオナニーをした。すぐにオレはいった。精液が洋子の口の中に入る。洋子のノドが鳴った。そして再び洋子は指を使い。舌を使ってオレのモノを舐め始めた。暫くそうさせていた。そして洋子の頭を持ってオレのモノに顔をこすりつけるようにした。

オレ
「これぐらい激しく指と口を使うんだ。そしたらオレは喜んでいってしまう」

洋子
「はい」

オレは洋子を抱きあげたそして膝の上に乗せてキスをした。オレのモノの味がした。

オレ
「苦しかったな^^ごめん」

洋子
「ううん。大丈夫」

オレ
「風呂入ろう」

洋子
「はい」

ジャグジーに湯をはりながらオレはシャワーを浴びた。すぐに洋子は入ってきた。オレは頭にシャンプーをふりかけ髪を洗った。洋子はシャワーを持ってオレの髪にシャワーをかけた。

オレはジャグジーに入った。洋子もシャワーを浴びてそのまま入ってきた。オレはスイッチを入れた。バスタブの側面の照明が付いて泡が湧き上がる。

洋子
「まーキレイ^^」

オレ
「温泉もいいけど一緒に入れる大きなバスタブいいだろう?^^」

洋子
「はい^^」

オレはスイッチを切り替えた。赤から青に照明が変わりジェット水流が噴出した。

オレ
「背中をあてると気持ちいいぞ」

洋子
「うわーすごい勢い」

オレ
「これに入りたいだけで改装してしまった^^」

人によってはラブホテルは非日常空間だから妖しいフインキの方が良い!という考え方もあるが、オレは終わった後は笑いながら話ができる環境が好きだった。

風呂を上がるとオレは仕事を理由に事務所に戻った。洋子はそのままタクシーに乗せて帰らせた。結局その日は北新地への出店話はしないままだった・・・オレは着替えてから歩いて向かいにある理恵のマンションへ行った。そして朝まで過ごした。

ゴルフ練習が日課になっていた。この日は午前中の予定が入っていなかったので、そのまま練習をした。午前中がダメな場合は午後から・・・健康的な生活だった。

▼13時・・・スカイ・オフィス

浜田
「ポールの演奏を二人体制でやりたいと思うんだけど?」

オレ
「ツインギターか?それともベースを入れる?オレが入れば3人か?(笑)」

浜田
「どっちもやってみようと思う」

オレ
「スペース的には余裕があるし店内も広いからいいんじゃないか?」

関川
「いい環境で歌を歌う!というところに力を入れようと思ってる」

浜田
「各店で最近そういう傾向があると思うんだ。ポールには合ってるんじゃないかな?」

オレ
「そっか。じゃー浜田頼む^^」

関川
「同時にホステスを少し減らしたいんだが」

オレ
「何人減らす?具体的に誰と誰が要らない!というリストはある?」

関川
「一応ある」

オレ
「じゃーそれを見てオレから理恵ママに相談という形で聞いてみる。たぶん泉か?ギャラクシーで引き受けることになるはずだから」

関川
「了解」

オレ
「じゃーその方向で進めよう」

集中して内容を詰めるために応接室で話した。オレは基本的に自分でやらない時は人のプランに口を出さない。たとえそれに多少の問題があったとしても・・・今回の場合も同様だった。12月はなんとかなるだろう。問題は1月後半からだが、それまでに結論は出そうと思っていた。

浜田
「ムトーちょっといいか?」

オレ
「うん。下に行こうか?」

オレと浜田は1Fのカフェに下りた。ランチをオーダーして表のオープンテーブルの席についた。

オレ
「今日は暖かいな」

浜田
「あーいい天気だ^^芦屋あたりを走りたいなー(笑)」

オレ
「バイクかー長い間乗ってないよ」

浜田
「実は、そろそろ練習スタジオをつくろうと思ってるんだ」

オレ
「ふむ。どこかいい場所見つけた?」

浜田
「日本橋なんだけど結構広いスペースで安いところを見つけたんだ」

オレ
「スタジオだけか?」

浜田
「もちろんこれまで通りレッスンもやるし、楽器の販売もやろうと思ってる」

オレ
「ふんふん^^なかなかいいじゃないか!資金はうちから出すからすぐにやろう」

浜田
「いや、金は親父から借りようと思ってるからなんとかなるよ」

オレ
「ダメだ。親から借りるぐらいならカンパニーの金使え!(笑)」

浜田
「・・・」

オレ
「スタジオをお前がやってくれたらオレも嬉しいし^^」

浜田
「またお前に負担させることになるのは・・・」

オレ
「オレじゃない^^それに今やカンパニーはそれぐらいでビクともしない。それよりmar'sClubの後輩連中が驚くようなイイモノ作ろうぜ!(笑)」

浜田
「うん。わかった。じゃー世話になる。^^」

オレ
「おう^^」

どうせ暫くは赤字なんだからその間はカンパニーの経営で、メドがついたら浜田のところに移管すればいいと思っていた。

浜田
「ところでヒロ、お前、高校生と付き合ってるのか?」

オレ
「えっ」

浜田
「この間の相愛の文化祭で、お前のこと評判になってたぞ!(笑)」

オレ
「ははは^^『歌声喫茶』イベントはうまくいった?」

浜田
「オレは夕方に行ったんだけど、教室は満員で廊下にまで列が出来てた」

オレ
「そっか^^ありがとう(笑)」

浜田
「それからヨーコさんも心配してたぞ!仕事が忙しいと一応言っといたけど」

オレ
「うん。近々顔出しに行って来るよ」

浜田
「今週は間島も来るし、うまくやってくれよ!^^」

オレ
「あーわかった。(笑)」

ランチを食った後、浜田は楽器店へ打ち合わせに行った。オレは暫くそこで珈琲を飲んでいた。

スタジオの件は横山に任せておけば、不動産屋との交渉、契約から内装デザインまでこれまでの流れで問題なく進めるだろう。

間島には作曲を依頼していた。きっとそれもあってこっちに来る理由にしたのだろう。その前に東京にも行かなくては・・・また不意打ちで沙耶がやってきそうな気がしていた。

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