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川の流れを抱いて眠りたい


時任三郎 「 川の流れを抱いて眠りたい 」デビュー曲はコレだったはず、学校の3年後輩かな?前衛劇団に入っていた頃、紹介されたことがありましたが・・・自分より背の高いやつで驚いた事をよく覚えてます。それ以外は・・・記憶にない(^。^;)
▼1981年11月・・・

次々と客が来る。浜田と長井、佐伯らのユニットで演奏が始まり賑やかになった。理沙はすべての客に応対し来店のお礼を言う。満面の笑みは決して営業用ではなく本当に嬉しそうだった。

ガボマスター
「いやーこんな日が本当にくるとは本当にお目出度い^^そして何より嬉しい」

オレ
「やっぱりシューさんの応援のおかげでしょう(笑)」

以前の店よりも広かったが、その分余裕を持ってレイアウトしたので同じぐらいの席数だった。シンプルなステージには最新の設備を投入して音響効果も店内全体をカバーするように考えた。

ガボマスター
「未来ちゃんは以前のキャッツを知らないだろうね?」

未来
「はい。このお店が初めてですから^^」

オレ
「女の子もみんな新しくなって、嬉しいなー」

ガボマスター
「ユーちゃんはもうダメだよ(笑)」

オレ
「あははは^^見るだけならいいじゃないですかー」

ガボマスター
「そう。見るだけね!触っちゃダメだよ」

未来
「触ったりするんですかー?^^」

オレ
「酔っ払うと時々ね!^^」

未来
「そんな風に見えないのに残念(笑)」

ガボマスター
「あははは^^」

理沙がカウンターに入ってきた。端から順番に挨拶をしながらこっちに近づいてきた。

理沙ママ
「こんなにみなさんに来て貰えるなんて感激だわ^^」

ガボマスター
「1年ぶりのお客さんたちだ。懐かしい顔ぶれもあっていいなー」

オレ
「オレは単純にリニューアル・オープンしたぐらいにしか感じませんけどね」

ガボマスター
「ははは^^日本に帰ってきたのが1年半ぶりのユーちゃんにはそうかも知れないけどね。(笑)」

未来
「ムトーさんは外国行ってらしたんですか?」

オレ
「うん。まー」

ガボマスター
「煌びやかなミナミのオトコが、サンフランシスコで漁師やってたなんて笑っちゃうよ」

理沙ママ
「でも見てみたかったなーアメリカで漁師やってる姿」

オレ
「漁船だぜクルーザーじゃないんだ。それこそムサイオトコの姿だよ(笑)」

ガボマスター
「でもユーちゃんの事だから、向こうでも金髪女性とうまくやってたんだろうなー」

理沙ママ
「どうなの?(笑)」

オレ
「あははは^^ちょっとだけ(笑)」

未来
「やっぱりムトーさんモテるんだ?(笑)」

オレ
「いや。ちゃんと金を払ってするエッチだ^^」

それまで去就を決めかねていた理沙だったが、オレが戻って来たことでやはりもう1度自分の店を持ってミナミに居たい。という事になり、新しい店のオープンを決めた。果たしてどれだけの客が戻ってきてくれるか?1年以上のブランクに不安を持ちながらも、新しいホステスを集めて再度クラブ「キャッツ」をオープンさせた。

以前と同じように、いやパワーアップして浜田らも協力してくれた。オレもギターを弾き、シューさんもオリジナルを歌った。客のリクエストにも応え、オープン当日の新生キャッツは遅くまで営業した。

▼午前3時・・・メゾン「西本町」

理沙
「遅くまでつき合わせてごめんね^^」

オレ
「いやーオレは客だから楽しかったよ!理沙は疲れただろう」

理沙
「ううん。なんか嬉しくて興奮状態であっという間だった」

オレ
「そう。たくさんお客さんも来てくれてたし良かったな」

理沙
「うん」

オレ
「オレもほっとしたよ」

玲子は箕面のマンション。理恵と佐和子はうつぼ公園前のマンション。それぞれ新しい環境になった。変らないのはここ、理沙の住むメゾン「西本町」ここはオレも以前住んでいただけに建物自体に馴染みがある。以前のキャッツを閉店してからもここだけは引越さずに居た理沙。オレがいつでも帰ってこれるようにと・・・

オレ
「明日、松井が出てくるんだ」

理沙
「そう^^とうとう戻ってくるのね」

オレ
「うん。なんとか格好をつけて迎えてやれることができる」

理沙
「松井君はあなたが帰って来てからの事知ってるの?」

オレ
「前田が何度か面会に行ってるから伝わってるだろう。もっともいい事しか言ってないはずだけどな(笑)」

理沙
「じゃーあなたが大怪我したことは知らないのね?」

オレ
「たぶん」

理沙
「きっとそれを知ったら今度は怒り出すわよ」

オレ
「なんで?」

理沙
「前田君に、お前が居て何してたんだ!って(笑)」

オレ
「あははは^^明日はキャッツにも松井を連れて行くよ」

理沙
「うん。盛大にお祝いしよ^^」

カンパニーの崩壊後、各店の責任者クラスだった人間は松井や前田らとよくキャッツに集まっていたようだ。本来なら「クラブ純子」のはずだったが、その時すでに玲子は妊娠していて店には出ていなかったせいもあって、代わりに理沙が面倒をみてくれていたようだ。そういう意味では理沙もすでに周りから自然と認められていた。

オレ
「じゃーもう寝よう^^」

理沙
「はい」

そして馴染んだ部屋できつーいセックスをして、理沙の乳に顔を埋めて眠った。

▼13時・・・スカイ・オフィス

立花
「それじゃー芦屋の販売の件は予定通りムトーさんのところでいいですよね?」

オレ
「はい。任せてください。早期完売を目指して頑張ります(笑)」

立花
「よろしくお願いします^^そういえばキャッツがオープンしたそうですね^^」

オレ
「はい。是非また行ってやってください^^」

立花
「今夜辺り理沙ママの顔を見に行ってきます(笑)」

オレ
「ありがとうございます」

甲南興産が施主でうちが販売提携するマンションの計画が進んでいた。来春そうそう現地でモデルルームをつくって先行販売することになっていた。甲南興産とは正味堂の内海会長を通じて、関係が深まっていた。

立花をEV前まで送っていって部屋に戻った。

横山
「嶋本を1階の店の方に入れました。それから田川はギャラクシーに入らせます。」

オレ
「そっか。じゃー後で声かけに行ってくるよ」

横山
「お願いします。(笑)」

インターフォンが鳴った。横山がオレの方を見た。オレは頷いた。横山がドアを開けると松井が入ってきた。後ろには前田がいた。松井はビシっとスーツを着てまるでギャラクシーから出てきたようだった・・・

松井
「ムーさん。。。」

オレ
「うん。おかえりぃー^^」

オレは立ち上がり松井を出迎えた。そして中央のソファに手を向けて誘った。

松井
「ムーさん。すみませんでした」

オレ
「アホっ!謝る必要はない」

松井
「勝手な事をして・・・」

オレ
「それを言われると先に勝手をして居なくなったのはオレの方だし(笑)」

松井
「それに肝心な時に居なくて・・・」

オレ
「あははは^^オンナ遊びが過ぎてとうとうほんとに刺されてしまった」

松井
「でも、こうしてまたここに事務所があって、ムーさんが居るなんて夢みたいですよ」

オレ
「うん。また忙しくなるから頼むぞ^^」

松井
「はい。了解です」

オレ
「そーだコレ。お前の給料だ。少なくて申し訳ないが」

オレは封筒に入れた小切手を渡した。

松井
「でも・・・はい。有難く頂戴しますっ!」

入って来た時は涙ぐんでいた松井だったが、すでにもう気持ちを切り替えたらしく、中身も見ずに封筒を仕舞った。遠慮したりぐずぐずする事を嫌う松井。全然変っていなかった。

オレ
「暫くゆっくりしてから復帰してくれ」

松井
「いえもう今日からでも^^」

オレ
「ダメだ。(笑)今夜は歓迎会だ!飲みに行こう^^」

松井
「はい(笑)」

横山
「松井さん。さっそくですけど下に店が出来たんでちょっと案内します」

松井
「スカイの下に店?」

横山
「はい。喫茶店じゃないですよ(笑)」

オレ
「じゃー松井あとで」

松井
「はい。失礼します」

横山は松井を下の店「ファミリー不動産」に案内した。ミナミを中心にした店舗情報、賃貸マンション、アパートなどの斡旋を行う一般向けの不動産ショップを今月オープンさせた。

前田
「これでようやく完全な戦闘態勢ができましたね^^」

オレ
「ところで松井は怒ったか?」

前田
「あれ?何故知ってるんです?さっきサウナへ行った時にムーさんが刺された事を教えたら・・・お前が居ながら何してたんだ!!!っていきなりですよ(笑)」

オレ
「ぎゃははは^^」

前田
「笑い事じゃないですよ!あまりの剣幕にオレびびりましたもん(笑)」

オレ
「見たかったなー(笑)」

暫くして四方孝子が昼の休憩から帰ってきた。

四方
「お先でした^^」

オレ
「あっ入れ違いだったな。タカちゃん後で前田に紹介してもらって!うちの特攻隊長を」

四方
「特攻隊長ですか?!」

前田
「大丈夫^^見た目は優しいから(笑)でも空手2段の硬派なんだ」

オレ
「オレもあいつにだけは殴られたくないなー」

前田
「あはっ!オレは1度殴らせてもらいましたもんね(笑)」

四方
「えっ前田さんはムーさんを殴ったんですか?ボクシングやってるのに」

オレ
「そうなんだ。前田はひどいやつでね(笑)オレの顔面が1週間腫れあがったままだったんだ」

前田
「だってあれはムーさんが殴れ!って言うから」

オレ
「ははは^^懐かしいな(笑)」

生玉ホテル事件・・・毛利通商との売買契約にからんだやくざとのやりとりでやった「への8番」未だに笑い話になっていた。

四方孝子はシューさんの親戚の女の子だった。商社で営業サポートをしていた経験もあり英語も出来た。一度早くに結婚して離婚した経験もあるという。とりあえずスカイ・オフィスの方へ来て貰っていた。本来であればさっちゃんが来てくれればそれこそ元通りなのだが・・・すでに彼女は大阪には居なかった。

オレ
「じゃーオレはちょっと出てくる」

前田&四方
「いってらっしゃい」

▼14時・・・心斎橋「リプトン」

オレ
「親父さんまだ怒ってるか?」


「うん。でもおかーさんは喜んでる」

オレ
「そう。香は?」


「ハッピーよ^^ユーちゃんは?」

オレ
「複雑だ」


「相変わらず正直ね(笑)」

オレが香と会う事に香の父親は猛反対していた。彼女の自宅でも何度か話あったが妥協点は見つからなかった。オレに女房と子供がいる事は母親は知っているが、父親には話していない。それを知らなくても香がうつに陥ったのはオレが原因で、オレには会ってくれるな!と一方的に言われていた。

オレ
「体重は?」


「ベストまであと3キロ♪」

オレ
「そっか」


「でも水泳始めてからどんどん食べるようになったから、ベスト以上になっちゃうんじゃないかってちょっと心配よ(笑)」

オレ
「少しぐらい太ってもいいさ(笑)」


「ユーちゃんはどう?」

オレ
「うん。深酒しない限り大丈夫みたいだ」

これまで緊張が続くと頭痛が起きていたが、それが度を越すと胃痙攣が起きるようになった。もっともこれは腹を刺されて胃の一部を切除してから発生するようになった。後遺症とも言うべきものだった。この間、香の前でそれが起こりオレはそれを酒のせいだと言ったが・・・香は見抜いているようだった。


「これから少しづつ日にちあけようと思うの」

オレ
「ん?」


「今3日に1度ぐらい会ってるじゃない?それを5日に1度、そして10日に1度って徐々に日にちをあけていくの」

オレ
「・・・」


「すぐにはうまく行かないと思うけど頑張ってみる。」

オレ
「そうか」


「その先は聞かないでね(笑)」

オレ
「(笑)」


「あっそーだ。コレ使ってみて?」

そう言って香はラッピングされたノートのような大きさのものを取り出した。オレはそれを無造作に取り出した。一見して何か分からなかった。

オレ
「何だろう?」


「コルセットというか新しいハラマキみたいなモノよ」

オレ
「へーそうなんだ」


「ユーちゃんサラシに慣れちゃってるけど、アレって面倒でしょ?」

オレ
「うん」


「それならどうかなーと思って、ダメならまた考えるから(笑)」

オレ
「後でつけてみるよ(笑)」


「じゃージャグジー行く?^^」

オレ
「おう^^」

香は順調に回服しているように見えた。そしてオレと会う間隔を開ける努力をしようとしている。それがどんなペースで進んでいくのかはわからないが、その先には・・・オレは考えないようにした。

▼18時・・・キャッツ

店に入るとちょうど長井が楽器の用意をしていた。オレは長井を呼んでそのままカウンターに座った。

長井
「ムーさん。^^」

オレ
「長井ちょっと聞かせてくれないか?」

ホステスの未来がブランデーセットを用意した。長居は何を?とは聞かない。長い付き合いの中でオレが何を聞きたがっているかすぐにわかったのだろう。

長井
「何をどこから話していいか・・・」

オレ
「沙耶が結婚したのは聞いた」

長井
「そーですか・・・それまでが大変だったんですけど」

オレ
「うん。でもまー今の沙耶はハッピーなんだろう?」

長井
「たぶん(笑)」

オレ
「きっと長井、お前が沙耶を励ましてくれたからそうなったんだろうな。ありがとう」

長井
「ムーさん」

長井は沙耶がオレと同じマンションに住んで居た頃から、沙耶と仲が良かったようだ。沙耶がオレの元を離れ東京へ行ってからも沙耶から時折電話がかかってきてオレの事を知らせていたようだ。

オレ
「沙耶のことだ。きっとまたいつかみんなで会える時もあるさ(笑)」

長井
「そーですね。ところでユーコちゃんとは?」

オレ
「うん。もう会った。さんざん怒られたよ!(笑)」

長井
「よかった^^」

オレ
「お前にもずいぶん・・・スマンな^^」

長井
「いいえ!オレなんか(笑)」

大学時代からの付き合い。1年下だった。横山ほどではないにしても浜田と一緒にずっとオレたちに混じっていた後輩。今回はオンナの事でずいぶん世話になってしまった。

キャッツが再開したことで、昔と同じようにまたギター弾きが入るようになった。カウンターで2人で飲みながらそんな話をしていた。佐伯が入ってくるのを認めると長井は席を立って再びステージのセットを始めた。

そして松井と田川が入ってきた。オレはカウンターからボックス席に移動した。

オレ
「久しぶりのギャラクシーはどうだった?みんな喜んでいただろう?」

松井
「ギャラクシーに理恵ママや佐和子さんが居て、また一緒にやれるとは・・・いやカンパニーの崩壊は「悪い夢」を見ていたんじゃないかと思いましたよ(笑)」

田川
「あの渦中に居た松井さんは大変だったでしょうね!オレなんか訳が分からない内に終わってしまいましたから(笑)」

オレ
「悪い夢か(笑)田川もその内、何か考えるから暫くギャラクシーに居てくれ^^」

田川
「オレはやっぱりミナミが好きですし、ギャラクシーやりがいがありますよ」

未来がブランデーセットを用意した。他の席で接客していた理沙がやってきた。

理沙
「松井君。おかえりー^^」

松井と田川が立ち上がった。

松井
「理沙ママ。長いこと留守してすみませんでした。それからキャッツの開店おめでとうございます^^」

理沙
「松井君も元気そうで良かった。^^」

「田川君も戻ってきてくれたんだ。ありがとう^^」

田川
「いえ。肝心な時にミナミを離れてて、すみませんでした」

理沙はオレの隣に座った。未来が松井らの方についた。それぞれにブランデーの水割りが置かれた。オレはグラスをとった。

オレ
「今日のよき日を」

松井&田川
「神に感謝!」

「カンパイっ!」

それぞれがグラスの酒を一気に飲み干した。そして長井と佐伯の演奏が始まった。

未来
「うわーなんか、カッコいい^^なんですか今のカンパイ」

田川
「いいことがあった時のカンパイです^^」

松井
「カンパニーの伝統です(笑)あっカンパニーからファミリーに変ったんですよね」

オレ
「ははは^^横山と前田が勝手にな(笑)」

理沙
「また楽しい宴会が出来るわね!^^」

田川
「でも、うちの宴会ほど楽しくて危険な宴会もないですよ(笑)」

未来
「宴会が危険なんですか???」

松井
「あははは^^何故か事件になるんだよなー(笑)」

田川
「笑いながらケンカする人がいるから(笑)」

理沙
「私ソレ何度聞いても信じられないのよ(笑)」

未来
「わかった。とんでもない問題児が居るんですね?」

松井&田川
「ぎゃははは^^問題児(笑)」

オレ
「まったく困ったもんだ。(笑)」

未来
「???」

理沙
「未来ちゃん。それはユーちゃんのことよ(笑)」

未来
「うっそー」

遅れて嶋本が現れ、横山がやってきた。オレは昨日に引き続きギターを持って、長井や佐伯と一緒に歌った。大勢の仲間と酒を飲む。ついつい抑制のタガが外れやすくなる。

オレ
「横山!次用意しとけー」

そう言ってオレはトイレに立った。

横山
「了解です^^」

田川
「次ってなんです?」

松井
「たぶんこの後の宴会の用意だ(笑)」

嶋本
「はぁ〜それが「次」だけでわかるんですか?」

田川
「んーーーとなると「田よし」あたりかな?」

嶋本
「オレもムーさんとは長いはずだけど・・・わからん」

松井
「お前らにはムーさん丁寧に話すからな(笑)」

田川
「横山さんや松井さんには丁寧じゃないんですか?」

松井
「あーなんでもいきなりだ。松井!どうなってる?ってな」

嶋本
「何がどうなってる?なんですか?」

松井
「そんな質問をした瞬間に・・・冷たい視線を投げかけられる(笑)」

田川
「うわー怖っ(笑)」

嶋本
「間違ったりしたら?」

松井
「別に怒られたりはしないけど・・・」

田川
「しないけど・・・何です?」

松井
「さーそれは人それぞれだからムーさんがどう思うか知らない(笑)」

オレ
「んっ何だ?オレがどうしたって?」

松井
「いえ。ムーさんがバカっぽい顔をしている時は要注意だぞ!って教えてるんです(笑)」

オレ
「あははは^^そんな事誰が言った?キョーコか?」

松井
「いえ。リョーコさんです」

オレ
「そっか。最初に言ったのはリョーコかー会いたいなーリョーコに」

松井
「はい。会いたいです」

その後、道頓堀「田よし」で宴会が始まった。ギャラクシーの営業を終え、前田、石井、理恵、佐和子ほか、ホステス数人が合流した。もちろん理沙たちも・・・そしてオレたちは朝まで飲んだ。

▼午前5時・・・サンガーデン「本町」

理恵、理沙、佐和子たちは先に帰っていた。オレは理恵のところへ行った。

理恵
「おかえりなさい」

オレ
「ん?まだ眠ってなかったのか?悪いな!すっかり朝まで飲んでしまった」

理恵
「みんなであんなに楽しそうに飲んでるユーちゃん見るの始めてよ^^」

オレ
「あははは^^あいつらと居るとつい安心してハメをはずしてしまう」

理恵
「うん。松井君も戻ってきたし私も嬉しい^^」

オレはスーツを脱ぎ、ネクタイをとりシャツを脱がせててもらった。腹に巻いたサポーターもとった。理恵は腹の傷を見ている。

オレ
「ん?そんな醜いところをじっと見るなよ(笑)」

理沙
「ううん。醜くなんかないわ。私の「龍」と同じよ」

オレ
「理恵の『龍』はキレイじゃないか」

理恵はオレの傷に顔を寄せてキスをした。そしてまだ下着をつけたままのオレの下半身にも同じように顔を擦りつけた。オレのモノはすぐに反応して大きくなった。理恵はオレの下着を下げそれを脱がせた。同じように顔をオレのモノにこすり付ける。

オレ
「理恵ベッドに行こう」

理沙
「はい」

寝室に入りオレはベッドに倒れこむように寝た。目は理恵の方を向いていた。理恵は服を脱ぎだした。そして背中を自分からオレに見せた。龍がオレを睨んでいる。

下着をとり素っ裸になってゆっくりとこっちを向いた。

オレはベッドから降りて理恵の手を引いた。ベッドの端に手を着かせて下に座らせた。龍の目がオレを見ている。オレは自分のモノを出して、後ろからちょっと強引に理恵の穴へ入れた。

ゆっくりと腰を使いながら揺れる龍を見ていた。理恵は声を上げながらオレの名を呼びすぐにいった。オレはそのまま龍を見ながら理恵の中で放出した。

▼10時・・・スカイ・オフィス

四方
「おはようございます」

オレ
「おはよー」

オレは自分のデスクへ行った。すぐに四方は珈琲を持ってきてくれた。

四方
「昨夜は遅くまで宴会だったんでしょう?」

オレ
「うん。ひさしぶりに朝まで飲んでた」

四方
「じゃーほとんど眠ってないんですね(笑)」

オレ
「まーオレは学生時代から短い睡眠時間で慣れてるから大丈夫だ」

四方
「そーなんですか。そう言えば私が来た時、すでに石井さん下のお店の掃除してました」

オレ
「あっそう?あいつも一緒に飲んでたんだけど早いなー(笑)」

石井はここで2週間ほど寝泊りしていたが、その後浪速区に部屋を見つけて一人暮らしを始めていた。下の店「ファミリー不動産」がオープンしてからは、そこの店長として日常的な不動産業務を取り仕切っていた。

チャイムがなりドアが開いて、横山と前田が入ってきた。朝の挨拶を交わしたあと、早速業務の話になった。

横山
「松井さんが今夜からギャラクシーに入ります。」

オレ
「もうちょっとゆっくりしてればいいのに・・・」

前田
「今日実家に顔を出したら他にすることもないからって、やる気満々ですよ(笑)」

横山
「それに伴って、前田さんと嶋本が下の店に詰めます。田川は暫くギャラクシーでいいですか?」

オレ
「そーだな」

前田
「もちろん全員、研修を受けさせて不動産業務に携われるように訓練は行います」

オレ
「全員とは?」

横山
「ギャラクシーの黒服、主任、マネジャークラスも含めた全員です」

オレ
「わかった(笑)」

接客業務のプロが専門知識を持って昼間の世界に入っていく。すでに横山や前田は不動産取引に関するいくつかの資格を持っている。今後も資格取得を奨励してプロのチームをつくる。新しいカンパニーいやファミリーのテーマだった。

ファミリー不動産という店舗を持ったことにより、ミナミのテナントビル情報が漏れなく入ってくるようになった。新たな出店を考えた時にそれは非常に役立つ情報だった。

オレ
「じゃーちょっと出てくる」

横山&前田
「いってらっしゃい」

オレはEVで地下駐車場へ降りた。白のクラウン。結局佐和子から買い取った形で社の所有となった。その隣にファミリー不動産の営業車が2台。どちらも新型セドリックだった。オレはクラウンに乗り神戸に向かった。

▼13時・・・神戸パーム・ツリー

オレ
「オッス!メシ食わしてくれっ!」

ヨーコ
「いつものでいい?」

オレ
「もちろん(笑)」

ヨーコ
「後でちょっと付き合ってね!」

オレ
「ん?何なりと^^怒ってるんだろう?」

ヨーコ
「ったく。」

オレ
「あははは^^」

オレが刺されたことはショーヘーがすぐに連絡を入れていた。ヨーコはすぐに病院にかけつけてくれたようだが、オレはまだ生死の境を彷徨っている状況だった。その後、一般病棟に移ってからはなんどか電話を入れていた。見舞いに来ることを断って退院したらすぐに店に顔を出すと言ったきり今日までそのままだった。

いつものメンチカツ定食が出された。もちろんコレはメニューにない。

ヨーコ
「シスコの漁師が昼間からスーツを着てすっかりビジネスマンね」

オレ
「ん?なんかご不満なのかな?」

ヨーコ
「ううん。いい。はいどーぞ^^」

オレ
「いただきまーす」

相当怒っているようだ。一体に何に?もしかしてすべてがバレているのかも知れないと思った。オレは出されたランチを残さず食った。その頃合を見計らって目の前のサイフォンで淹れた珈琲が出された。

店はランチの客で一杯だったが、1時を過ぎると一斉に居なくなった。近くのサラリーマンやOLが多かったのだろう。

オレ
「じゃー行こうか?」

ヨーコ
「ん?」

オレ
「話があるんだろう?」

ヨーコ
「うん。でももういいわ」

オレ
「なんだよ・・・」

ヨーコ
「じゃーちょっと出ようか?」

オレは先に店を出た。すっかり街は秋の様相だった。ポートピア博は終わったが継続的にイベントは行われていて街の活気はまだまだ続いていた。ヨーコが着替えて出てきた。オレは店の前に停めたクラウンの助手席のドアを開いてヨーコを乗せた。

港までクルマで行って駐車場に停めた。ポート・タワーに上がり展望カフェに入った。

オレ
「ショーヘーから色々聞いたんだって?」

ヨーコ
「あなたが死にかけてる時に病院へ行ったわ。これまで一体何をしていたのか大体聞いた」

オレ
「そっか(笑)」

ヨーコ
「またミナミで同じことを繰り返すの?」

ゆっくりとカフェ自体が開店している。目の前に広がっていた海の景色から、神戸の街並みに変っていく。どちらかというとそっちの方が見ていて面白い。

オレ
「ほんとはすぐに帰るつもりだったんだ。だけど・・・仲間が居て、そいつらの一人がようやく昨日戻って来たところなんだ」

ヨーコ
「そう。じゃーシスコへ帰るのね?」

オレ
「いや、シスコへはこの間戻って、すべてを処分してきた」

ヨーコ
「・・・」

オレ
「ミナミの店はクラブを2軒だけ。実は応援してくれるところがあって不動産屋を始めたんだ。」

ヨーコ
「そう」

オレ
「もしかして、ヨーコはオレがミナミに居ることが気に入らないのか?」

ヨーコ
「そーじゃないわ。いつの間にか私もシスコへ行く!っていう夢が広がってしまったのよ」

オレ
「あらら・・・」

ヨーコ
「朝、目が覚めたら店に行って同じ事を繰り返すのが嫌になって、そのまま何処かへ逃げ出したくなる時があるの」

「それは恋人が居ないから?ううん。これでもまだ誘ってくれる人も居たりするんだけど、大抵1度会うだけで引いちゃうの(笑)みんなそれなりに結構いい人なんだけどね」

「ヒロがシスコで漁師をしてたなんて聞いて、どうしてもその姿が見たくなってた。色んな事を想像して、自分も何か新しい世界を体験してみたいって思うようになった」

「今の店、処分しようと思うの」

オレ
「本気なのか?」

ヨーコ
「うん。でも一人で行くとなるとちょっと準備が必要かな?」

オレ
「あははは^^(笑)」

ヨーコ
「何がおかしいのよ!」

オレ
「いやよく今まで我慢出来てたなーと思って」

ヨーコ
「そうね(笑)」

オレ
「この間、久しぶりにユーヤのアネキを見た思いだったよ」

ヨーコ
「この間って(笑)」

オレ
「すっかり昔のヨーコに戻った感じだな。」

ヨーコ
「昔?」

オレ
「ユーヤが居た頃のヨーコはいつもオレたちを振り回して、好きなことやってたじゃないか?」

ヨーコ
「そう?」

オレ
「ユーヤが死んで・・・ヨーコは変った。大人しくなってアホな男と付き合って、すっかり元気がなくなってたよ」

ヨーコ
「・・・」

オレ
「まーそれはオレの責任だから(笑)よしシスコでも何処でもちょっと付き合ってやるよ」

ヨーコ
「どういう事よ?」

オレ
「ヨーコ。店を休め!1週間ぐらいバイトの連中に任せて、シスコへ行こう!オレの漁師姿見せてやるよ!向こうの草レースにも参加しようぜ!泊まるところは水上生活者の船を借りよう!どうだ?」

ヨーコ
「ヒロ本気で言ってるの?」

オレ
「もちろんさ^^でもちょっとマズイかなー」

ヨーコ
「何がマズイの?」

オレ
「んーヨーコと一緒に居てエッチな事、我慢できるかなーと思って(笑)」

ヨーコ
「アホっ!そんなこと(笑)それよりホントに一緒に行けるの?」

オレ
「おう(笑)」

ユーヤの代わりではなくて、昔から世話になっているヨーコを1度ぐらいは喜ばせてやってもいいんじゃないかと思った。松井も戻ってきたことだし、今なら1週間や10日ぐらいミナミを空けても問題ないだろう。普通の観光旅行ではないアメリカ、サンフランシスコを体験して何かのきっかけになればいいと思った。

ヨーコを店の前まで送って行った。43号線を東に走りながら車中から電話をしたがユーコは不在だった。オレはそのままミナミに戻った。

▼16時・・・スカイ・オフィス

四方
「お疲れ様です。みなさんすでにGオフィスの方へ行ってます」

オレ
「あっそう」

四方
「横山さんから報告があると思いますけど、昼間に昭和相銀の方が来られました。本町支店の新しい支店長がご挨拶に」

オレ
「そう」

四方
「横山さんちょっと戸惑っているようでした。何か以前の話もあったようで」

オレ
「オレは知らない(笑)」

四方
「帰りに私にまで、ムトーさんにくれぐれもよろしく!とご丁寧な挨拶をしていかれました」

オレ
「ふーん(笑)」

たぶん昨年の倒産にまつわる銀行とのやりとりが根っこにあるのだろうと思ったが、新たに昭和相銀の頭取との関係が出来たことにより、過去の経緯を水に流して・・・という意味なのだろうと解釈した。

目の前の電話がなった。四方が受話器をとった。

四方
「はい。ムトー商会でございます。少々お待ち下さい」

四方は受話器の下側を手で押さえて「神崎さまからです」と言った。オレはその無線電話の受話器を受け取った。

オレ
「はい。ムトーです」

「そうですか。じゃーそこに行きます」

オレは電話を切って受話器を四方に渡した。

オレ
「ちょっと出てくる」

四方
「いってらっしゃい」

スカイマンションを出て、心斎橋通りに出た。そして信号を渡る。ソニープラザの向かいの「ウイリアムス」に入った。以前の店長は顔見知りだったが、彼はもういないようだった。

オレ
「オッス!」

優子
「ごめんね。会社に電話して」

オレ
「ちょうど神戸から戻って来たところだった(笑)」

優子
「えっそうなの?もしかして電話くれた?」

オレ
「もちろん」

優子
「うわー良かった会社に電話して、ちょっとマジメに授業出てたから遅くなっちゃった。」

オレ
「(笑)まっどっちにしても今日はデートする運命だったんだな」

優子
「ユーちゃん。なんか嬉しい^^」

ユーコの前にアイス・ティーが置かれていた。オレはそれと同じものをオーダーした。

優子
「入院してからユーちゃんよく電話してくれるようになったし、なんでも話してくれるし」

オレ
「ははは^^入院生活が退屈だったから長電話を覚えてしまった(笑)」

優子
「それはいいことよ^^電話するようになってユーちゃん自分の事話すようになったもん」

オレ
「そうかなー?」

優子
「そーよ。それまでユーちゃん自分の事ほとんど話さなかったわよ」

オレ
「あんまり意識してなかったけど、それはきっとユーコの話聞いている方が面白かったからだ(笑)」

優子
「(笑)でも今のユーちゃん。前よりずっといい^^」

オレ
「そっか(笑)」

オレは待ちきれずユーコのアイス・ティーを飲んだ。

優子
「ユーちゃん。またアメリカ行く?」

オレ
「さーどうかな?もし行くとしたら次は明確な目的がないとダメかも知れない」

優子
「私、ユーちゃんの話を聞いてるうちに行きたくなってきたの」

オレ
「そう^^」

優子
「それも旅行とかじゃなくて、留学しようかな?って思ってるの」

オレ
「ほう^^」

優子
「もしユーちゃんがまたシスコへ行くんだったら、その近くに語学留学したい」

オレ
「オレがアメリカへ行かなかったら?」

優子
「とりあえず私も居るわ」

ようやくオレのアイス・ティーが運ばれてきた。ユーコはそれにストローをさしてオレの前に置いた。

オレ
「ユーコはいくつになったんだっけ?」

優子
「今年の春に二十歳になった。もう大人よ」

オレ
「なら、本当に自分がやりたいと思ったことはやるべきだぞ!」

優子
「だから今したいことは、ユーちゃんと一緒に居ることなんだもん」

ヨーコにユーコ。どちらもアメリカに行きたいと言い出した。会社も再建できたし、仲間もそれぞれが新しい目標を持って動き出した。ママ達にもオレは長くは居ないと宣言しているし・・・

オレ
「ふむ。アメリカ留学かー」

「今度は東海岸に腰を落ち着けるか?」

「だったら・・・NYの演劇学校にでも行こうかな?」

「その前に、合気道をもう1度・・・」

優子
「ユーちゃん。」

オレ
「おう^^なんだ?」

優子
「やっぱり行きたいんだ(笑)」

オレ
「あははは^^」

ウイリアムスを出てスカイ・マンションの地下駐車場へ行きクラウンに乗った。そして生玉のホテル「キング・コング」へ入った。

オレ
「先にジャグジー入ろう^^」

優子
「えーーーなんか恥ずかしい(笑)」

オレ
「じゃーおいで」

優子はオレに近づいた。オレはユーコを立ったまま抱いた。ユーコはオレの首に手を回す。オレはユーコの腰を持って体を引き寄せた。そのまま顔を近づけてキスをした。オレは舌を使いユーコの舌を強く、緩く吸った。ユーコの体の力が抜けていくのがわかった。

ユーコを抱いたままベッドに座った。オレはユーコのジーンズを脱がせた。可愛い下着も脱がせた。ヨーコの手が股間を隠す。

オレ
「ユーコ隠したらダメだ」

優子
「だって・・・」

オレはユーコをひざの上に乗せたユーコはオレの首の後ろに手を回したままバランスをとっている。セーターの下のシャツの裾が下半身を少し隠している。オレはユーコのふとももを撫でていた。

もう1度キスをしてゆっくりとユーコをベッドに横たえた。オレはユーコの脚を持って開かせた。今度は隠そうとしなかった。黒々とした草むらの下の割れ目が開いた。

オレはそこへ顔を近づけてみた。キレイな色をしていた。思わずそこへ舌を這わせた。優子の体がビクンと反応して本能的に脚を閉じようとする。オレはしっかりと舌を使ってそこを責め立てた。

オレは体を上げてユーコにキスをした。オレの人差し指はユーコのオンナの穴に入り、同時に親指はクリトリスを押させていた。二本の指でこすり付けるように愛撫した。

優子
「うぅー」

オレはユーコの上に乗ってオレのモノを挿入した。

優子
「うぁーーー」

そのまま大きなストロークでオレのモノを出し入れした。観血的にユーコは声を漏らす。悩ましい表情をしながら口が開く。可愛い顔をした女の子が妖艶なオンナに変っていく・・・オレは少し残酷な気分になって、スピードを速めて動く。それに伴ってユーコの声が変化する。

ユーコの反応を見ながら一気に責め立てた。

優子
「うぁーあーあーーあーーー」

ユーコの手はオレの背中に回り、オレにしがみ付きながらいった。ヨーコの穴の奥が少し緩んで熱いモノが溢れ出した。

ユーコの手が離れた。オレはゆっくりとヨーコの体から降りた。そしてユーコの体を裏返して腰を持ち上げた。

後ろから無造作に突っ込んだ。

優子
「あぅー」

そのまま腰を掴み腰を使った。

優子
「うぅーうぅー」

体位が変ると感じ方も違うのか?声の出方も変った。オレは単調なリズムで責めた。そして頃合を見計らって、激しい動きで責めた。すぐに声を上がった。

優子
「あーあーーあーーー」

穴の奥が緩むのが分ったが、尚も奥に突き刺すように責めた。

優子
「いやーもういや・・・」

オレは構わずに更に責め立てた。

優子
「うゎーあーーーあーーーあーーー」

ユーコは立て続けにいった。そしてオレはそのまま自分の快楽のピークを味わいながらユーコの穴の中にオレのモノを放出した。

ユーコの尻からゆっくりと離れて、ユーコをベッドに寝かせた。そしてようやくユーコの上半身を裸にして布団の中にその体を入れた。

優子
「あーあーー」

ユーコは小さく声を上げて体を捩っている。オレはそれを見ながら裸になった。そして布団の中に入りユーコを抱き寄せた。

オンナの穴の付近を指で押さえながら新しい快楽を与え、ユーコの体を落ち着かせた。

優子
「ユーちゃん。体が溶けそう・・・」

オレ
「ああ。眠っていいぞ」

優子
「いやだ・・・」

オレ
「明後日ぐらいだな生理」

優子
「うん。ユーちゃん気持ちよかった?」

オレ
「声を上げそうになるくらいよかった」

優子
「ユーちゃんも声だしてー」

オレ
「だって恥ずかしいじゃん」

優子
「そんなのずるいー後でもう1度声だしてして」

オレ
「あははは^^」

オレはユーコの脚にオレの脚を絡ませて抱きながら背中を撫でていた。

それからもう1度前からユーコの体に乗って、ユーコを1度生かせた後、オレは自分の快楽の為に動いた。そして声を出しながらユーコの中でいった。

ジャグジーに入りふざけあって遊んだ後、ユーコを自宅まで送っていった。

▼21時・・・ギャラクシー

久しぶりにカウンターに座った。カウンターの中にいるのは高橋の時代からいるバーテンダーの東野だった。ジン・トニックをつくりオレの前に置いた。オレはそれを一口飲んだ。まーまーだった。

オレ
「北にLINDAって店があるんだが、そこの清水さんってバーテンダーが居る」

東野
「・・・」

オレ
「一度そこのジン・トニックを飲んで来てみてくれ」

東野
「はい」

松井がオレの横に立った。

オレ
「田川をちょっと借りていいか?」

松井
「はい。呼んできます」

すぐに田川がオレの隣にきた。オレは田川を誘って店を出た。ミナミのどうでもいい話をしながらビルを出て南に30メートルぐらい歩いて一軒の鮨屋に入った。カウンターに座りビールを頼んだ。後はテキトーにお奨めをお願いした。

オレ
「メシ食いっぱぐれてな」

田川
「あははは^^ムーさん。向こうでどうしてたんですか?」

オレ
「アパート暮らしだったからな。自炊して食ってたよ」

田川
「へーそうなんだ。じゃーひとりで外でメシ食えない癖は直ってないままなんですね(笑)」

オレ
「まーそうだな(笑)」

田川はオレにメシをつき合わされていると思ったようだった。オレはグラスを軽くあげてビールを半分ほど飲んだ。オレはカウンターの中の責任者らしき人物に声をかけた。

オレ
「大将のところはここで何年ぐらいやってるんですか?」

大将
「うちですか?そーですねかれこれ20年ぐらいになりますか」

オレ
「そっか。やっぱり老舗ですね!ところで鮨屋をやりたいと思ってるんですけど、鮨職人になるのに何年ぐらいかかるでしょう?」

大将
「んーーーやっぱり最低でも10年ですかね」

オレ
「どーしてもすぐに鮨屋をやりたいんですけど、どうしたらいいでしょうか?」

大将
「まー鮨職人を雇うしか方法はないでしょう」

オレ
「隣に居るこいつに3ヶ月で教えてもらえませんか?」

大将
「・・・お客さん。おちょくっているんですか?」

オレ
「いえ。真面目な話なんですけど」

田川
「ムーさん。オレが鮨職人に???」

オレ
「そーだ」

オレはビールを飲み干した。

大将
「お客さん。悪いが帰ってもらえますか?代金は結構ですから」

オレ
「あらら・・・怒らせちゃった?」

田川
「・・・」

大将
「なんでもすぐに金さえ出せば出来ると思ってるんなら他所の店へ行って下さい」

オレ
「老舗のわりには気の短い大将だなー(笑)」


「あんたケンカ売ってるのか?」

カウンターの中のもうひとりの職人が口を挟んできた。田川が立ち上がった。

田川
「客にケンカを売ってるのはそっちだろう?なんなら買ってやるぜ!」

オレは田川の上着を引っ張って座らせた。

オレ
「ニューヨークでグリーンピザをとるために鮨屋をやろうと思ってね。それで聞いただけなんだけど、ケンカを売ってるつもりはないんだ」

大将
「・・・」

オレ
「まっでもアレだな。そんな事で目くじら立てられるとは思ってもみなかったよ(笑)」


「なんだとー」

大将
「お前は口をだすな。お客さん。うちはこういう店なんですみませんねー」

オレ
「ところで大将。その人で何年ぐらいですか?」


「12年だよ!」

オレ
「(笑)」


「コノヤロー笑いやがったな!」

田川
「いい加減にしろよ!チンピラお前は黙ってろって言われただろうがっ!」

男2
「そこの若い人こっちで飲まないか?」

オレは振り返り声の主をみた。和服をきた隠居のようにも見えるジーさん。その正面には何処かのクラブのママのようなオンナが座っていた。

オレ
「せっかくのところをいいんでしょうか?」

男2
「あー一杯奢るよ^^」

オレは立ち上がり田川と共にその席に行った。女はオレたちに席を譲り、ジーさんの隣に座った。女は新しいビールとグラスを頼んだ。

男2
「悪いが話を聞いててね。それにこれ以上はダメだと思って声をかけさせてもらった」

オレ
「はぁ〜そうですか。それはどうもありがとうございました(笑)」

男2
「ははは^^面白いヤツだな。」

ジーさんは新しいビールを持った。オレはグラスを持ちビールを注いでもらった。同じようにジーさんは田川にもビールを注いだ。オレは同じようにジーさんと隣の女にビールを注いだ。

男2
「じゃー後で仲直りしてくれ^^かんぱい」

オレ
「かんぱいっ!^^」

オレは一気に半分ほどビールを飲んだ。表に居た若い男がオレたちの前に鮨を置いた。

男2
「うん。食ってみてくれ」

オレは手を使って赤みのマグロを食った。確かに旨かった。

オレ
「鮨は旨いですね^^」

男2
「そうだろう^^でも何か言いたそうだな?」

オレ
「いえ。何も言うことはありません」

男2
「ほうどうして?」

オレ
「旨くて当たり前で、それに疑問を持たない人がつくり、またそういう人が食ってる。そういう場所で何を言っても始まりません」

男2
「(笑)あんたさっきニューヨークで鮨屋をやろうとしているとか言ってたが本気なのか?」

オレ
「はぁ〜本気ですよ」

男2
「それもグリーンピザをとるためだとか」

オレ
「ええ。働きながらニューヨーコでやりたい事をやるために必要なんです」

男2
「あんたが?」

オレ
「もちろんオレもそうですが、仲間も何人か毎年送り出そうと思って」

男2
「ふむ」

オレはカウンターに向かって「ヒラメ」を注文した。カウンターの中からは返事がない。

オレ
「平和だな。ミナミは(笑)」

男2
「お客さんがヒラメをご注文してくださってるよ!」

今度は威勢のいい声で返事が返された。

男2
「すまないね。頑固者の大将で」

オレ
「いいえ(笑)」

男2
「しかしどう考えても3ヶ月では無理だろう?」

オレ
「さーどうでしょうか?後はやる気と想像力の勝負だと思ってますから」

男2
「想像力か(笑)ところであんた何をやってる人なんだ?」

オレ
「んーーー今はぶらぶらしてます(笑)」

男2
「じゃーその前は?」

オレ
「サンフランシスコで漁師やってました」

男2
「アメリカで漁師か?」

オレ
「もっとも1年やっただけですけどね(笑)」

男2
「それでミナミが平和だと?(笑)」

オレ
「あははは^^」

ヒラメを食った。鮮度はそんなによくなかったが旨かった。アメリカの大きなヒラメと違って身が絞まっていた。

オレ
「いやー旨いなー(笑)こんな鮨毎日食ってたらそりゃー他の鮨は食えなくなりますよ」

男2
「あははは^^鼻っ柱の強い愉快なヤツだ(笑)」

オレ
「じゃーどうもご馳走さまでした。」

男2
「もういいのか?」

オレ
「ええ。今日はこれで帰ります。」

男2
「また来るか?」

オレ
「はい。そん時はオレが奢ります(笑)」

男2
「そっか(笑)」

オレは立ち上がり礼をして店を出た。

田川
「ムーさん。一体何しに(笑)」

オレ
「ん?だから鮨屋をやろうと思ってるんだよ」

田川
「えーーー本気だったんですか?」

オレ
「オレは冗談がきらいだ(笑)」

オレはそこで田川と別れてスカイ・マンションへ戻った。冷蔵庫からバドワイザーを取り出し、南側の窓に行った。ブラインドを開けて、夜のミナミの街を見ながらバドワイザーを口にした。

オレは決してケンカを売ってるつもりはなかったが、言われっぱなしで引っ込む気もなかった。確かに大将を挑発していた。たぶんオレはイライラしていたかも知れない。

NYの拠点は「鮨屋」に決めた。オレと田川でやろうと思った。その為の修行の店を探そうと思っただけなのだが・・・

仕事をしながらNYで色んな事を経験させる。大義名分になる。ママ達は観光でくればいい。オレは本気でそれをやろうと決心した。


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