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街が泣いてた


伊丹哲也&サイド・バイ・サイド「街が泣いてた」
確か1980年のポプコンのグランプリだったと・・・学生バンドの頃に1度うちでLIVEをやった時に話したことがありました。確か3年下の近大でしたね。ボーカル力はあったので、適切な楽曲を提供すればイケる。と思いましたが、ヤハマに所属してしまいましたので残念ながらヒットはコレ1曲でした。
▼1981年11月PART2-------------

大阪、南の合気会に入門して1週間が過ぎた。午後6時からの一般の部で、毎日1時間半マンツーマンで教えてもらう。「取り」と「受け」の練習・・・オレは小学生の時に1年ほどやったことがあったが、それが武道なのかどうか未だによくわかっていない。

スカイ・マンションに戻りシャワーを浴びて夜用のスーツに着替えた。そのままギャラクシーに向かった。店には入らずに外から電話して田川を呼び出した。

ビルの外で待っていると田川はすぐに降りてきた。

オレ
「メシ。付き合ってくれ」

田川
「はい^^」

オレはビルの前の道を南に30メートル歩いた。そして目的の鮨屋へ入った。

田川
「ムーさん。またですかー?(笑)」

オレ
「(笑)」

「いらっしゃいっ!」

威勢のいい声がかかった。オレたちはカウンターに座った。オレはオシボリを持ってきた男にビールを頼んだ。

オレ
「大将。腹減ってんだ。うまい丼でもつくってくれない?」

大将
「・・・」


「ふん。またあんたらか、うちは鮨屋なんだ丼なんてねーよ」

大将
「お前は黙ってろ!」

「お客さん。時間かかりますよ」

オレ
「うん。待ってるよ^^2人前ね」

田川がビールを持ってオレのグラスに注いでくれた。同じようにオレも田川にビールを注いだ。

オレ
「大将。この間のジーさんはよく来るのかな?」

大将
「・・・時々いらっしゃいますよ」

オレ
「そっか。この間奢ってもらったからなー今度会ったら返そうと思ってるんだけど」

大将
「・・・」

注文したものが出来るまでずいぶん時間がかかったがオレは根気よく待った。その間、ビールを飲みながら田川とアメリカの話をしていた。

大将
「へい。お待ちっ!」

カウンターの中から広いカウンターの上に丼が置かれた。まぐろにエビ、アナゴ、いくらなどなど、それにきざんだ海苔が盛ってあった。

オレ
「いっただきまーす^^」

オレはそれをそのまま食った。そして少したまりをたらした。ごはんはスシメシではなくて普通に炊いたものだった。きっとこれに時間がかかったのだろう。オレは一気にそれを食った。旨かった。腹が減っていなくてもきっと旨い丼だっただろう。

オレ
「ごちそうさまでした。大将うまかったよ(笑)」

大将
「・・・」

オレは席を立って帰ろうとした。ちょうどその時、この間のジーさんが女連れでやってきた。

オレ
「あっどうも^^」

ジジー
「よっ!もう少しゆっくりして行けよ」

オレ
「はぁ〜」

オレはこの間と同じように田川と一緒にテーブル席についた。ジーさんはビールを注文した。

ジジー
「そうだ。今日は君の奢りだったな?^^」

オレ
「あははは^^そーでした。どうぞご自由になんでも!そちらのママも遠慮なく(笑)」

ジジー
「そうだな^^こういうチャンスはめったにないからな」

オレ
「どーせそんなにたくさん食えないでしょう?(笑)」

ジジー
「あははは^^よし倒れるまで食ってやる」

ジーさんの隣にいる女はオレたちとジーさんにビールを注いだ。オレはママにビールを注いだ。女は笑顔で会釈した。

ジジー
「ところで、何処か修行する鮨屋を見つけたのかな?」

オレ
「いえ。ここでダメなら通信教育で勉強しようかと」

ジジー
「通信教育だと?あははは^^」

オレ
「本気なんですけどね(笑)」

何時の間にオーダーしたのか?目の前に大皿の造りが出てきた。

ジジー
「遠慮せずに食ってくれ!もっとも君の奢りだが^^」

オレ
「いやー失敗したなーさっきここで丼食って腹いっぱいなんですよ(笑)」

ジジー
「ほう丼かーそんなモノ注文してよくつくってもらえたなー(笑)」

オレ
「メシから炊いてたようでえらく時間かかりましたけどね。旨かったですよ」

オレはビールを飲み干した。女がすぐにビールを注いでくれた。女はオレの目を見ている。イイオンナだった。。。記憶の糸が繋がった。

オレ
「思い出した!エスポワールだ」


「あら^^覚えていてくれたんですね」

オレ
「確か、紗也乃ママ^^じゃーオレの事はもう?」

ジジー
「あー聞いてる。街の噂もな」


「こちらは船場の「松村屋」の松村さん」

オレ
「ども^^ムトーユーイチと申します。」

ジジー
「若いのに人を食ったやつだと思ったら一流クラブのオーナーとは恐れ入ったよ」

オレ
「いえ。店は人から譲り受けただけでオレは何も」


「ギャラクシーもムトーさんが復帰されてから以前にも増して活気が出てきたと聞いてます。おめでとうございます」

オレ
「あはっ!オレはほとんど顔を出していないんですけどね。ありがとうございます」

ジジー
「ところで、二人は無理だが一人なら見習いを入れてもいいと言ってる」

オレ
「へっ?」

ジジー
「その代わり仕入れから仕込み、ラストの掃除まで・・・結構長時間労働になるらしいぞ」

オレ
「よし^^じゃーオレが入ります」

田川
「ムーさん。ダメですよ!それはオレの仕事ですから」

オレ
「んーーーオレもやりたいんだがなー」

田川
「今回はオレにやらせてくれる約束じゃないですか」

オレ
「じゃー田川、スカイのオレの部屋に泊り込め!」

田川
「はいっ!^^」

ジジー
「詳しいことはあとで大将と決めればいい^^」

オレ
「それにしてもよく大将が承知しましたね(笑)」

ジジー
「まっその内わかるだろう(笑)」

オレ
「ありがとうございました」

その後もオレが経験したアメリカ紀行を話し、ジーさんは自分が戦後すぐにアメリカに渡った時の興味深い話をしてくれた。そして、客が少なくなった頃合を見計らって大将がやってきた。

オレ
「ご無理を聞いて頂いてありがとうございます」

大将
「あくまでも流れだけだ。しかしきついぞ!」

田川
「田川と申します。よろしくお願いします」

ジジー
「よし!決まった^^じゃームトー君、次行こうか」

オレは支払いを済ませて店を出た。田川はさっそく事の次第を話して準備すると言ってギャラクシーに戻った。オレと松村のジーさん。そしてエスポワールのママはそのままクラブ「エスポワール」に行った。そして遅くまで飲んだ。

▼24時・・・箕面自宅マンション

オレ
「田川が明日から「満楽」で修行することになった」

玲子
「よかったわねー^^NYでお鮨屋さん。楽しみだわー」

オレ
「うん。来年の春には始める」

玲子
「落ち着いたら私も行っていい?」

オレ
「もちろん^^でも裕人はどうする?」

玲子
「連れて行くわ^^」

オレ
「オッケー(笑)ごちそうさま」

オレは目の前の蕎麦を残さず食った。そしてダイニングテープルからリビングのソファに移動した。

子育てに専念している玲子は、昼間の自分の時間を利用して水泳やら料理教室に通っている。クラブのママをやっていた頃の社交性で、新しいママ仲間ともうまくやっているようだったが、一方で自分で何かを始めたがっているように思えた。

玲子は新しいビールをグラスを持って隣に座った。オレは鮨屋「満楽」での出来事を一通り話した。

玲子
「じゃーその松村さんが「満楽」の大将を口説いて、田川君の見習いを認めさせたのね?」

オレ
「きっと大将はオレが来たら松村さんに連絡するように言われてたんだろう。」

玲子
「あなたは不思議と年配の人に気に入られるから(笑)」

オレ
「困ったもんだ(笑)」

玲子
「それにしてもエスポワールの紗也乃ママのスポンサーとは、やるわね」

オレ
「でもまーあのジーさんとは酒飲み友達になっちまったから一度ぐらいはギャラクシーに招待しないと」

玲子
「なんか、ちょっと心配になってきた」

オレ
「えっ?」

玲子
「紗也乃ママの面倒をみてくれ!なんて言われるんじゃないでしょうね?」

オレ
「あははは^^オレはすぐにNYに行くんだから」

玲子
「そうね(笑)」

オレはビールを飲み干した。玲子は空のグラスにビールを注いだ。オレは玲子を抱き寄せてキスをした。手はふとももから股間へ

オレ
「あっ」

玲子
「ごめん。下着つけたままだった^^」

オレ
「いや別にいいけど(笑)」

玲子
「脱がせてー」

オレは玲子の下着をとった。そして膝の上に乗せた。玲子はバランスをとるためにオレの首に手を回して抱きついた。そしてキスをしてきた。舌がオレの中に入りオレの舌を吸った。

オレ
「ベッドに行こう」

玲子
「うん」

オレはそのままの姿勢で玲子を持ち上げて寝室に行った。玲子を裸にしてベッドに寝かせた。オレも素っ裸になってベッドに入った。そして・・・きつーいセックスをした。

▼翌日、10時スカイ・マンション1Fカフェ

横山
「田川の件聞きました」

オレ
「うん。来年そうそうニューヨークで鮨屋をやろうと思う」

横山
「ビッグ・アップルですかー」

オレ
「そうだ(笑)またオレの我侭なんだけどいいかな?」

横山
「それでムーさんが落ち着いてくれるのなら(笑)」

外はすっかり秋が深まって風は少し冷たかった。ここからは見えないが御堂筋の銀杏もそろそろ銀杏が落ちる頃だろう。

オレ
「NYも今からの季節が一番いいんだけどな」

横山
「やっぱりこっちは居づらいですか?」

オレ
「(笑)こっちはどうする?」

横山
「不動産部門はすこぶる好調です。石井さんも前田さんも全力投球ですから」

「それに佐和子さんの側面支援が効いてます」

「ギャラクシーや泉は松井さんが居るから安心ですし」

「Mary'sは予定通り、来月新店で再スタートです」

「キャッツはオレと前田さんでフォローします」

「Player'sも2階の無線屋さんがようやく承知してくれましたので増築予定です」

「なんら問題ありません」

オレ
「資金繰りはどうだ?」

横山
「昭和相銀が全面的に支援してくれてます」

オレ
「そっか。NYは暫く赤字になるかも知れないぞ」

横山
「大丈夫です(笑)」

オレ
「今日はこの後、東京へ行くつもりだが、お前もどうだ?」

横山
「(笑)遠慮しときます」

オレ
「そっか。大阪へも来るように言っておくよ」

横山
「はい^^」

オレはそのままスカイ・オフィスに上がった。横山はファミリー不動産へ行った。

四方
「おはようございます」

オレ
「おはよー^^今、ここ1部屋空いてるよな?田川が暫く住むからよろしく!」

四方
「はい」

オレ
「もっとも朝早く夜遅いからほとんど顔を会わせることはないと思うけど、冷蔵庫には食料を仕込んでおいてくれる」

四方
「了解です」

オレは自分のデスクの前に座り月間予定表を見た。さっき横山と打ち合わせた内容の事項が書かれていた。今の店「Mary's」をクローズして以前のようにしっかりとショーが出来る広さの店を新規にオープンさせる。それに伴ってマリーの抱えている借り入れをうちで肩代わりした。

オレ
「そうだ。午後から一泊の予定で東京へ行ってくる。ホテルの手配お願い^^」

四方
「ホテルはどの辺りがいいですか?」

オレ
「どこでもいい(笑)ひとりで寝るだけだから」

四方
「じゃー新橋の駅前のビジネスホテルでいいですか?」

オレ
「うん(笑)」

オレは何本かの電話をしてから着替えた。そして新幹線で東京へ向かった。

▼16時・・・六本木

原宿アパートの前を通り過ぎて、1軒のオープン・カフェに入った。すでに相手は待っていた。

斉藤
「こっちだ^^」

オレ
「おう^^」

斉藤
「ひさしぶりだなー死にかけてた聞いたけど、元気そうで良かった(笑)」

オレ
「まわりが大げさに言ってただけだ(笑)それより結婚式出れなくて済まなかったな」

斉藤
「うん。カミさんも残念がってた^^」

オレ
「今度お前のところにお邪魔するよ!メシでも食わせてくれ」

斉藤
「なんなら今夜でもいいぞ?」

オレ
「すまん。先約が入ってるんだ次の機会の楽しみにする」

高校時代から一緒にバンドを組み同じ大学に進んだ斉藤。唯一卒業して広告代理店に就職し社会人となった。そして一昨、年学生時代から付き合っていた彼女と結婚した。

斉藤
「もう音楽はやらないのか?」

オレ
「ああ。あくまでも趣味だ(笑)」

斉藤
「そっか。TWISTも来月で解散だ」

オレ
「あいつら独立したとたんに売れなくなったな?」

斉藤
「やっぱり世良のセルフプロデュースに限界があったんだろうな」

オレ
「なんか残念だな」

斉藤
「まっでも確かにTWISTは初期の目的通り、日本のロックシーンを変えたよ!それだけは間違いない」

オレ
「そーだな」

斉藤の仕事の合間に昔話をした。来月オレは必ず斉藤の家でメシを食うという約束をして別れた。

世良のキャラクターを前面に出してメディア露出を優先したTWIST。4年間の活動に終止符を打つらしいが・・・あの時、オレが逮捕されていても斉藤の話に乗ってオレと浜田がTWISTに参加していれば、どうなっていただろう?ふとそんな運命のすれ違いを感じて感慨深いものがあった。

▼18時・・・ホテル・ニュー・オータニ

結局、四方に予約してもらった新橋のビジネス・ホテルには行かずここにチェックインした。ロービーに隣接するカフェで珈琲を飲んでいた。

キョーコ
「お待たせ^^」

オレ
「おう^^」

キョーコはオレの正面に座った。ウエイトレスに紅茶をオーダーしている。ほぼ2年ぶりか?ちっとも変っていない。

キョーコ
「元気そうでよかった」

オレ
「ああ。キョーコも相変わらずキレイだ」

キョーコ
「ありがとう。でも、少し前はユーイチが死にかけてたって聞いて大変だったんだから」

オレ
「あははは^^申し訳ない(笑)」

キョーコ
「ほんとにもういいの?」

オレ
「あー大丈夫だ」

オレたちはそこを出て、最上階のレストランに行った。予約をしていたので窓際のいい席に案内された。シャンパンをオーダーし少し早いが食事にした。

オレ
「今日のよき日を」

キョーコ
「神に感謝♪」

「かんぱい」

キョーコの満面の笑みを正面に見ながらオレはシャンパンを飲み干した。

キョーコ
「そーだ。ユーイチ8月におかーさんのお墓参りしてくれたでしょ?」

オレ
「ん?あーちょっと早かったんだけどな(笑)」

キョーコ
「バラの花・・・すぐにわかったわ。ありがとう」

オレ
「(笑)」

キョーコ
「私には知らん顔で、おかーさんが先だなんて信じなれない(笑)」

オレ
「その後、すぐに横山らとバタバタしててな」

キョーコ
「全部聞いてる^^」

オレ
「そっか^^」

それからオレは食事をしながらアメリカで過ごした1年半の事を話した。キョーコはしっかりとワインを飲んで、ハイテンションでその話に混じりながら聞いていた。

キョーコ
「ユーイチはやっぱりそうでなくちゃダメよ」

オレ
「あらら・・・どうしたんだ?」

キョーコ
「何が?私はいつだってユーイチの味方よ(笑)あなたはもっと自由にもっとやりたい事をやって!」

オレ
「ははは・・・」

キョーコ
「そうでないと、私が他の男と結婚した意味がないわ」

オレ
「ん?」

キョーコ
「私、妊娠した時・・・生むのをためらったの」

「最初から好きでもない相手と結婚して、子供ができたなんて」

「その時どうしたと思う?」

「今、おなかにいる子はユーイチの子供なんだ!って思い込むことにした」

「名前も『裕子』よ^^あなたには全然関係ないのに」

「だから離婚しても頑張れたわ」

オレ
「そっか」

キョーコ
「ユーイチには迷惑な話よね!ごめんね。でも知っててもらいたかったの!なかなか言えなかったけど」

オレ
「最初子供の名前を聞いた時はびっくりしたよ。絶対オレの子供だと思った」

キョーコ
「(笑)」

オレ
「その当時会ってもいないし、ましてエッチもしてないのに子供が出来るんだと思って」

キョーコ
「あはっ^^」

オレ
「きっとキョーコの事ばっかり思い出してオナニーしてたから妊娠したんだと思った」

キョーコ
「あははは^^アホっ!」

哀しくなる話はごめんだ。オレたちは昔からどんな時も笑いながら過ごしていた。キョーコもめったに涙を見せない。オレたちはいつまでもガキの気分のままでいい。

オレ
「もうすぐ結婚するって聞いたけど?」

キョーコ
「うん。来年の春ごろには・・・そうだ。会ってくれる?」

オレ
「嫌だ(笑)結婚してからなら会ってもいい」

キョーコ
「どうしてよ(ーー;)」

オレ
「オレの事なんて紹介するんだ?親戚だとでも言うのか?(笑)」

キョーコ
「ちゃんと紹介するわよ!私の1番好きな人よ!って」

オレ
「じゃー結婚相手は?」

キョーコ
「2番目に決まってるじゃない(笑)」

オレ
「あははは^^今度はうまくやれよ」

オレはワインを飲み干した。キョーコはそれを注いでくれた。

キョーコ
「ユーイチは?結婚したんでしょ?」

オレ
「アメリカから帰ってきたら・・・子供が居た。びっくりして籍を入れた」

キョーコ
「そう^^きっとステキな人なんだろうなー」

オレ
「うん」

キョーコ
「いつか会いたい!ユーイチの子供の裕人君にも」

オレ
「裕子に裕人・・・やっぱり姉と弟だな(笑)」

キョーコ
「残念ながら血は繋がってないけどね。でも気持ちの上ではまちがいなくそうよ」

オレたちだってそうさ。もちろん血なんか繋がっていない。そしてそれぞれにパートナーが居る。でもいつまでも家族のように愛し合える。

久々に楽しい時間を過した。あまり遅くならない内にキョーコを帰した。ホテルの玄関前。タクシーに乗り込む前にキョーコはオレにキスをした。オレは酔っていたせいもありためらわずに舌を使って長い時間そうしていた。

キョーコは笑顔を残して去っていった。

次はいつ会えるだろうか?オレは勃起した自分のモノを持て余しながら気持ちのいい酔いのままホテルのベッドで一人で寝た。

翌朝、朝1番に新幹線に乗って大阪へ戻った。

▼12時・・・1Fファミリー不動産

EV前の建物内の通りから入った。そこはオフィスになっていて、奥半分が仕切られていて店になっている。もっとも不動産屋の店だから派手さはなく、一般的なデザインに仕上げていた。

石井
「おはようございます」

オレ
「おはよー^^」

石井
「聞きましたよ!ニューヨークなんですって?」

オレ
「まだ来年の話だけどね(笑)」

石井
「いやー楽しみだなー向こうの不動産事情も知りたいし(笑)」

石井は冷蔵庫から冷たいお茶を入れてくれた。前田と嶋本は店の方で接客中だった。そしてギャラクシーの黒服のひとり植松が店内に居るようだった。

石井
「一般の賃貸物件がそこそこ動いてます」

オレ
「やっぱり夜の商売の人が多いのかな?」

石井
「そーですね。ほとんどなんらかのサービス業に関わってますね」

オレ
「ギャラクシーの黒服の連中はどう?」

石井
「えー基本的な接客マナーができてますから、専門知識だけですみますので楽ですね」

オレ
「じゃー今後もどんどんシフトを変えて参加させるよ(笑)」

石井
「伊藤忠からの仕事も結構美味しいのが多いです」

オレ
「そっか。ケンちゃんもしっかりゴルフ頑張って^^」

石井
「ムーさんはもうプロゴルファー目指さないんですか?」

オレ
「こっちではなかなか遊んでいられなくて(笑)じゃーオレは上に居るよ」

石井
「はい」

再び入ってきた道順でオレはEVに乗り最上階へ上がった。チャイムを押して鍵を使って入った。

オレ
「ただいまー」

四方
「お疲れ様です」

オレは連絡事項が書いてあるノートを見ていた。四方が熱い珈琲を淹れてくれた。

四方
「昨夕に北条様から2回ほど電話がありました。不在とだけ伝えました」

オレ
「そう^^ありがとう」

女性からの電話は連絡ノートには記載しない。以前からの慣例だった。

四方
「今日、叔父からキャッツに来るように誘われているんですけど?」

オレ
「ん?タカちゃんはキャッツにはまだ行ってなかったっけ?」

四方
「はい」

オレ
「あっじゃーこの機会に是非行っておいで^^」

四方
「はぁ〜」

オレ
「行きたくない?」

四方
「いえそういうわけじゃありません。あんまりそういう言われ方されたことがないので(笑)」

オレ
「どういう?」

四方
「いえ、いいです。」

電話が鳴り四方が取った。オレの方をみて「北条様からです」と応えた。オレは目の前の受話器を取り上げ外線ボタンを押した。

オレ
「はい。ムトーです」

「わかりました。じゃー降りていきます」

オレは受話器を置いた。

オレ
「ちょっと出てくる」

四方
「いってらっしゃい」

▼13時・・・1Fカフェ

オレ
「オッス!」


「ごめんね。突然に」

オレ
「さっきちょうど戻って来たところなんだ^^どした?」


「ユーちゃん。。。」

オレ
「うん。大丈夫だ。香はよく頑張ったじゃないか!昨日で10日だろう?」


「・・・」

オレ
「ハンバーガー食いに行こうか?」


「うん」

オレはカフェで何もオーダーしないまま香を連れて心斎橋を歩いた。香はオレの腕に絡まっている。


「ハンバーガー食べたらジャグジー行きたい」

オレ
「オッケー^^」

オレは香と居る時は必ず自分の気持ちを明るく保つようにしている。香はオレのそういう心境を必ず読む。心斎橋マグドナルドでハンバーガーセットを2つ買って、店内のテーブルに座った。


「ユーちゃんの顔見てこうしてるだけで元気になってきた^^」

オレ
「じゃーしっかり食べろよ^^」


「うん^^」

初めての10日ぶり・・・1週間ぶりはなんとかクリアーしたが10日はやはりきつかったのか?まーその兆候は1週間でもあったので、どうかな?と思っていたがやっぱりもう少し時間がかかりそうだった。


「昨日は英会話教室休んじゃった」

オレ
「そっか。英会話はどうだ?日常生活の会話なら大丈夫か?」


「んーーー頑張ってるんだけどね(笑)」

オレ
「来年の1月の終わりぐらいからニューヨークへ行こうと思ってる」


「えっ」

オレ
「今度は長いぞ(笑)」


「・・・」

オレ
「名目は向こうで「鮨屋」をやるからなんだけど」

香の手が止まった。少し俯いてオレが以前にプレゼントした指輪を触っている。話を切り出したタイミングは決して良くはなかったが、オレは香に隠さずになんでも話すことにしていた。

オレ
「どーした?」


「ううん。大丈夫」

オレ
「じゃー顔を上げてオレの方を見て」

「そうだ^^それでいい」

「誰にもまだ言ってないんだけど、ほんとはニューヨーク大学で勉強しようと思ってるんだ」


「ニューヨーク大学?」

オレ
「芸術学部映画学科だ」


「そう」

オレ
「どうした?反対か?」


「・・・」

オレ
「そのくらいで挫けてたら(笑)」


「ほんとに?本当に連れて行ってくれるの?」

オレ
「ちっ!読みやがって(笑)香にサプライズは通じないな」


「ユーちゃん!」

オレ
「オレは鮨屋をやりながらだから、ずっと一緒には居られないけどな」


「うん^^私は語学留学すればいいのね?」

オレ
「だから読むな!って(笑)」


「ごめん。^^」

オレ
「親を説得できるか?」


「もちろんよ!」

オレ
「オレの事なんか理由にならないんだぞ」


「わかってるわよ!ちゃんと勉強したい動機を言って説得する」

オレ
「そっか。じゃーそのハンバーガー残さず食べろ(笑)」


「ユーちゃん。ちょっとだけ手伝って食べてよ^^」

オレ
「じゃー二口だけ食ってやる」


「うん^^」

香がハンバーガーを食べ終わるのを待って店を出た。長堀通りでタクシーを拾って生玉の「キング・コング」へ行った。

部屋に入ると香はすぐに抱き付いてきた。オレはキスをした。香の乳を揉んだ。香の体が少し捩れた。胸の感触で生理が近いのがわかった。


「あーユーちゃん。嬉しい^^」

オレは香を抱いたままベッドに座った。


「見たいの?」

オレ
「ああ」

香は立ち上がり少し離れて服を脱ぎだした。正面を向いてオレの方を見ながら下着をとり裸になった。片手を腰に当てて片足にウエイトをかけ、まるでスチルの撮影時のようなポーズをとった。

オレ
「体重は?」


「ベストよ」

オレもその場で裸になった。裸で立ったまま抱き合った。オレの勃起したモノが香の腹に当たっている。


「キスしたい」

オレは香の肩を押した。すぐに香はオレの前にひざまづいた。オレの傷跡にキスをして舌を這わせる。指を使いオレのモノを刺激する。すぐに舌がオレのモノに絡みつく。
そして口に含んだ。両手を使って・・・片方の手はオレの袋の裏側は撫でる。プロのオンナと変らないテクニックに愛情がこもっている。

オレ
「ベッドに」

香は立ち上がってベッドヘッド凭れた。

オレ
「脚を開いて」


「・・・はい」

香は膝を立てて脚を少し開いた。目を固く閉じている。眉間に少し皺がよる。恥ずかしさを我慢しながら見られていることに欲情しているのがわかった。オレは香の脚の間に入り、香の股間を見た。

黒々とした草むらの下に大きく深い割れ目がある。ヒダの部分はまだ閉じられているがすでにそこは濡れ光っていた。

オレは指で割れ目を開いた。


「あーーー」

オレ
「キスして欲しいか」


「・・・」

オレ
「して欲しくないのか?」


「・・・キス。して」

オレは香の割れ目の上の部分に舌を這わせた。瞬間香の脚が閉じオレを挟む。オレは香の両脚を持って体を折り曲げるようにした。香の股間がむき出しになり、小さな後ろの穴まできれいに見えた。そして固く尖ったクリトリスを唇で軽く触れるようになんども舐めた。


「あーあーーあーーー泣きそう」

「うぅー」

オレは上半身を起して香を見た。涙が流れて泣いていた。オレは座ったまま香を抱き寄せてキスをした。そしてオレの体の上に乗せた。脚を少し開かせて股間を触りやすくさせた。指を使い穴をゆるく責めた。もう一方の手は香の脇の下から乳を掴む。乳首のあたりを指でもみ続けた。


「あーーーユーちゃん。好きっ」

オレは二本の指を穴に入れて責め立てた。


「あっあーあーーー」

香は上半身を捻りオレの方を見た。指でいく瞬間の表情を見せた。

オレ
「香。かわいい。おいで」

オレは香の股間から手を抜いた。香はオレの体の上で正面に向き直った。そしてオレのモノに手を添えて自ら腰を浮かしてオレのモノを穴で咥えた。


「うぁーーー」

オレは香の脚を持った。香の体がオレのモノに乗った。その瞬間香の穴の奥深くまでオレのモノは突き刺さった。オレは香を抱きしめながら腰を使った。香も大きな声を上げながら同様に腰を使う。


「あーあーーあーーー」

香はいった。腰の動きは止まらない。そのまま貪欲に2度目を求めているそして声の出し方が変った。


「あーーーあーーーあーーー」

オレをきつく抱きしめていた香の腕の力が緩んだ。オレはそのまま後ろにゆっくりと倒れ込んだ。香はオレの体の横に手をついて体を支えた。

オレは香の腰を持ってゆっくりと動かした。オレのモノを出し入れするように・・・


「あーーーユーちゃん。」

「ユーちゃんもいって」

「声だしていってー」

オレの脳の中に小さな火花がはじけていた。そしてそれはだんだんと大きくなり・・・ピークに達して爆発した。

オレ
「うっあーーー」

オレの腰と手は激しく動き、香の穴の中いっぱいに放出した。そして香はそのままオレの体の上に倒れ込んだ。

オレは香の体を上に乗せたまま布団をかけた。オレのモノはまだ香の中に入ったままだった。オレは布団の上から香の背中を撫でていた。

オレ
「香。イイオンナになってきた」


「もうダメもうできない」

オレ
「すぐにまた出来る^^」


「はい」

オレ
「かわいい」

後ろから責めてまた立て続けに2度いかせた。そして二人でジャグジーに入った。ジャグジーに入った後もベッドで抱き合って色んな話をしゆっくりと過ごした。

タクシーで心斎橋まで戻って、香を駅まで送っていった。クルマで送っていってやりたかったが、ひとりで来てひとりで帰るそういう約束になっていた。きっと今日は元気で帰っただろう。

ニューヨークの大学に入るとすれば来年の9月からだ。それから1年居たとして・・・約1年半。今の香にとって近い将来に対する不安を取り除き、同時に大きな安心感を与えられれば、元気になるだろうと思った。

そしてそれを本当に香が望めば、そうしようと思っていた。

▼18時・・・キャッツ

シューさんと四方はカウンターに並んで座っていた。オレが入ってくるのを認めるとシューさんはホステスの未来に何か言ってテーブル席の方に移動した。オレはシューさんの正面に座る。四方はシューさんの横に、そしてホステスの未来がオレの隣にきた。

ガボマスター
「ニューヨークで鮨屋だって?」

オレ
「ええ。田川が『満楽』に修行にいってます^^」

未来
「ムーさんも行くんでしょ?」

ガボマスター
「ユーちゃんがNYへ行きたいから『鮨屋』をやるんだよ(笑)」

未来
「そーなんですか?」

オレ
「あははは^^シューさんはお見通しだなー」

ガボマスター
「きっと今度は長いんだろう?」

オレ
「ええ」

ガボマスター
「じゃーこっちでも1軒ぐらい必要かも知れないな」

四方
「お鮨屋さんが?」

ガボマスター
「うん。こっちで幹部全員が鮨握れるようにさせて順番にNYへ行かせる」

未来
「えー『ムトー商会』の人たちお鮨握れないとダメなんですか?」

ガボマスター
「うん。オレもちょっと特訓しとこう(笑)」

四方
「ぜんぜんわからないわ?今のムトー商会は不動産部門が好調なのに」

オレは黙ってシューさんの話を聞いていた。ぼんやりとしていたイメージがシューさんの話で明確な理屈になっていくようだった。他のテーブルで接客をしていた理沙がやってきた。未来は席を譲り理沙はオレの隣に座った。

理沙
「ニューヨークへはユーちゃんが行くの?それともシューさん?(笑)」

オレ
「どうやらシューさんは大きなプロジェクトを考えているらしいよ^^」

ガボマスター
「孝子はニューヨーク行きたくないか?」

四方
「・・・」

理沙
「英語はハードルが高いけど、でも体験してみたいわね^^」

未来
「うん。私も何かしてみたい(笑)ひとりで実行する勇気はないけど」

ガボマスター
「狙い通りだろう?ユーちゃん」

オレ
「オレはそんな大げさな事考えてませんよ(笑)我侭だから自分の事だけ」

ガボマスター
「ユーちゃんは何を?」

オレ
「ニューヨーク大学で1から映画の勉強でもしようかな?と思って(笑)」

ガボマスター
「ほー^^学生やるのか?そりゃーいい(笑)」

理沙
「ニューヨーク大学に入学するの?ほんとに?」

未来
「それじゃームーさんだけが留学すればいいんじゃないですか?どうして鮨屋を?」

ガボマスター
「そこがポイントなんだよな(笑)」

四方
「ムトー商会の人間それぞれの生命力を高めるって事ですか?」

ガボマスター
「うん。まちがいないそれだ!」

オレ
「へーそうなんだ。(笑)オレはただNYのパーラーでやりまくりたいなーと^^」

理沙
「ユーちゃん!(笑)」

オレはシューさんと四方を誘って鮨屋「満楽」へ行った。ギャラクシーに電話をして松井も誘った。店に入ると威勢のいい声がかかった。田川はカウンターの中に入っていた。オレは田川に向かって片手を上げた。

テーブル席に案内されテキトーにお奨めをオーダーした。

ガボマスター
「田川君、なんかサマになってるね!」

四方
「そーですかー?」

オレ
「ははは^^オレもあの格好してみたい」

松井
「ムーさん。オレもやらされるんでしょうか?(笑)」

オレ
「ああ。その内な^^」

ガボマスター
「松井君。心配しなくていいよオレも付き合うから(笑)」

四方
「えっ本気?」

ガボマスター
「なんだよコレでもオレ結構器用なんだぜ!」

ビールでカンパイをして次々と出てくる旨い鮨を食っていたらカウンターでちょっとした騒ぎが起こった。


「おい今お前なんて言った?」

男2
「・・・」


「知ったかぶりを!って言ったよな?」

男2
「すみません」


「気分よく過ごしている客にふざけたことを言いやがって、誰にモノ言ってると思ってるんだ?」

男2
「だから謝ってるじゃないですか!」

客2
「ほーそれが謝る態度なのか?」


「お前ちょっと表にでろ!」

客2
「もういい」


「でも兄貴こいつふざけてますよ!おい出ろっ!お前」

店内は静まり返り誰もがその行方を見ていた。大将は今日は居ないようだった。田川が文句を言ってる客を睨みつけている。文句を言ってるのは男2人。そして女を連れているようだった。

オレは仕方なく声をかけた。

オレ
「静かにしてもらえませんか!せっかくの鮨がまずくなりますから」

カウンターに座っていたそいつら男2人はこっちを振り返った。


「なんだ?外野は引っ込んでろ!」

オレ
「じゃー大きな声を出さないで静かにしてくださいね!」


「ほーエラソーに(笑)」

客2
「やめとけ・・・疫病神だ」

オレ
「あれ?誰かと思ったらウメちゃんじゃないか?」


「兄貴に向かってウメちゃんだとーコノヤロー!!!」

客2
「やめとけ!って言ってるだろうがっ!バカヤロー」

梅木は立ち上がりそいつを怒鳴りつけた。

客2
「帰るぞ!」

オレ
「あらら、もう帰るんだなんか悪いなー^^」

客2
「ムトーさん。刺されて死にかけたって聞いてましたけど、お元気そうですね」

オレ
「あははは^^お蔭様で(笑)ウメちゃんも気をつけてね!相当恨まれてるみたいだし」

客2
「・・・じゃーこれで」

彼らは支払いをして帰ろうとした。オレは立ち上がって連れの女に声をかけた。

オレ
「加奈ちゃん。いつでも帰っておいで!待ってるから^^」


「ムトーさん。。。」

加奈子は梅木に引っ張られるように店を出て行った。ほぼ満席の客の視線が集まっていた。

オレ
「どーもお騒がせしてすみません。^^」

「田川^^皆さんにビールを!店の奢りで(笑)」

田川は威勢よく返事をした。客席から拍手が起きた。オレは笑顔で手を振った。新しい客が入ってきた。松村氏とエスポワールのママ、そして大将が・・・

松村
「おっユーちゃん来てたのか^^ん?なんか芸でも披露したのか?(笑)」

オレ
「あははは^^ちょっとお客さんと漫才を^^」

近くの客がまた笑っていた。梅木らの席が片付けられ松村さんたちがそこへかけた。

ガボマスター
「ユーちゃん。冷や汗が出たよ(笑)」

松井
「シューさんは初めてでしたか?ムーさんと居たらしょちゅうですよ(笑)」

四方
「さっきのヤクザみたいな人と知り合いなんですか?」

松井
「知り合いも知り合い。殺してやりたいぐらい知ってますよ」

オレ
「ははは^^んな事言うな!松井」

松井
「はい。すみません」

オレ
「おーい奢りのビールまだかー(笑)」

隣のテーブルの客がビールを持って近づいて来た。


「いやー面白かった。どうぞ一杯」

オレ
「ん?あーどうも^^ゴチになります(笑)」


「私、そこの先で料理屋やってるんです。今度是非1度いらしてください」

男はそう言って名刺を取り出してオレにくれた。

オレ
「すみません。オレ名刺持ってないもので^^」


「いーえ!それにしても面白かった。いつでも寄ってくださいね^^」

そう言って4人で来ていたその客は店を出た。入れ替わりにカウンターに居た松村さんがそのテーブルについた。

松村
「ユーちゃん。あんたやっぱり面白いなー(笑)」

オレ
「はぁ〜」

紗也乃ママ
「ほんとヤクザから疫病神って言われてるなんて面白すぎ^^」

どうやらカウンターの他の客からさっきのやりとりを聞いたようだ。大将がビールを持ってやってきた。

大将
「ムトーさん。うちのバカの為にすみませんでした」

オレ
「あはっ!どっちにしてもオレもあいつら嫌いですから(笑)」

オレはビールを飲み干して、大将のビールを受けた。大将は再度頭を下げて他のテーブルに行って同じように謝っていた。

オレ
「あっそうだ。シューさん。紹介するよ!こちらは酒飲み友達の松村さん」

オレはシューさんに紹介した。シューさんはすぐにそれが誰かわかったようでちょっと緊張した様子で自己紹介し、となりの四方も姪だと紹介した。

オレ
「こっちはギャラクシーの支配人です」

松井も同様に挨拶しエスポワールのママも自己紹介した。そして松井は仕事中なのでと断って先に店を出た。

松村
「田川君。頑張ってるようだな」

オレ
「そーですか^^良かった」

松村
「ところでウチも1月にニューヨークの視察があるんだが、ユーちゃん一緒に行かんか?」

オレ
「はぁ〜別にオレはかまいませんが、いいんですか?」

松村
「うん。全然かまわない^^」

オレ
「じゃーついでに四方も通訳代わりに連れて行っていいですか?」

四方
「えっ私もですか?」

松村
「うん。女性の通訳か大歓迎だ^^」

「失礼します」

オレは振り返った。理恵がやってきた。松井がしゃべったようだ。

松村
「おーこれは理恵さん。ひさしぶりだなー^^」

理恵
「ご無沙汰しております。松村会長もお元気そうで^^」

紗也乃
「理恵さん。わたしもずいぶんご無沙汰しててすみません」

理恵
「こちらこそ、この間はムトーがごちそうになったそうでありがとうございます」

一通り型どおりの挨拶を終えると理恵はオレの隣に座った。シューさんが新しいグラスを理恵に差出してビールを注いだ。

理恵
「シューさんにもご挨拶が遅くなったままで申し訳ございません^^」

松村
「ふむミナミのトップクラスのママがふたりも居て今日はいい日だなー^^なーユーちゃん」

理恵
「あら。ユーちゃん。ってもうそんな間柄なんですか?」

松村
「うん。飲み友達だ!あははは(笑)」

オレ
「はぁ〜」

そして次行こうという事になり、どちらも自分の店に招待しようと女同士のやりとりがあったが、この間はエスポワールに行ったこともあり、ギャラクシーへ行くことになった。

窓際の大きな席に座った。正面に松村氏、その隣に紗也乃ママ。オレの右にシューさんと四方。左に理恵、そして佐和子が挨拶をして同じように席についた。

純粋に客としてギャラクシーで飲むのは・・・まだ高橋が健在な頃、満さんと飲んだ時以来だった。こうしてあらためて見てみると、いい店だった。

そして1時間ほどオレはハイテンションではしゃぎ旨い酒を飲んだ。

松村氏と紗也乃ママをビルの外まで見送った。同時にシューさんと四方もタクシーに乗せた。

オレはギャラクシーに戻った。特別室で上着を脱いでネクタイを緩めソファに座った。理恵はカウンターバーの冷蔵庫からビールとグラスを持ってきてくれた。

オレ
「ふぅー今日はよく飲んだ^^でもノドが乾いてる^^」

理恵
「大丈夫?紗也乃ママに誘惑されてない?^^」

オレ
「松村さんとずっと一緒だから、そんな色っぽい話なんて皆無だよ(笑)」

理恵
「ならいいんですけどね。時々ユーちゃん危うい時があるから(笑)」

オレ
「んーーーそう?」

理恵
「昨日も居なかったし」

オレ
「東京に出張してた^^」

理恵
「あっ!なんとかって言うモデルの子でしょう」

オレ
「ちがうよ!学生時代の友人と会ってた。そいつの結婚式にも出れなかったから」

理恵
「そう?ならいいけど・・・」

何やら嫉妬っぽい迫り方。それはそれで愛情表現の仕方で決して聞いていて不愉快にならなかった。

オレ
「どしたー理恵ちゃん^^らしくないじゃないか(笑)」

理恵
「だって、ニューヨークの事やお鮨屋やるって話も何にも知らなかったし」

オレ
「あーそれはまだ正式に決まってないし、男にしか言ってないから」

理恵
「あーでもやっぱり行っちゃうんだ」

オレ
「落ち着いたら理恵も来てくれよ!ブロード・ウエイでミュージカル一緒に観よっ♪」

理恵
「まーほんとに?行っていいの?ユーちゃん案内してくれる?」

オレ
「もちろん熱烈歓迎するよ^^空港でディープなキスをして」

理恵
「うわー映画みたいに?楽しみだわー」

理恵はプロ中のプロだった。そこに居るだけで男を楽しくさせる。もちろんベッドの中でもそうだ。セックスはピカイチだろう。

理恵
「ねーユーちゃん。」

オレ
「はい。何でしょうか?」

理恵
「一緒に帰ろう?」

オレ
「うん」

オレは眠かった。オレと理恵そして佐和子は松井の運転するセドリックでパーク・マンションまで送ってもらった。理恵の部屋に入るなりオレは素っ裸になってベッドに寝た。理恵はすぐにオレをその気にさせ、理恵を何度か喜ばせてオレも理恵の中でいってしまった。


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伊丹哲也&サイド バイ サイド 街が泣いてた 最高な曲ですね。
この曲を聴いたのは 幼少の頃 その後 中学時代 ラジオで 流れて 興奮したかなぁ。ヒロスケも好きです。僕の時代は 永ちゃん 世良正則&ツイスト ハウンド ドッグ 甲斐バンド ボーウイ
僕は RCサクセッションも好きでした。フォークも好きでした。他
洋楽も 聴いていました。
音楽同好会(名前検討中 伊丹哲也を語る会
| 村石太マン | 2011/05/18 9:44 PM |

どもども^^

80年代色んなロックバンドが出てきたましたけど、今でも変わらずそのスタイルを守っているのは、やっぱりエーちゃんだけですね!

50代のロックンローラー♪頑張って欲しいものです!
| kaizin | 2011/05/19 4:55 PM |










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