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悪女


中島みゆき「悪女」11作目のシングル。1981年10月21日発売。オリコン1位にに輝き、80万枚を超えるヒットとなる
当時・・・車に乗るたびにFMからこの歌が流れて困ったものでした。(笑)
▼1981年12月PART2------------------

石原
「ダメだ。どこの事務所もビビッて手配がつかないって断ってきやがる」

酒井
「じゃー1組ナシでやるしかないか・・・」

坂本
「それじゃー絶対クライアントが納得しませんよ」

ロイヤルホテルで行われる「ブライダル・ショー」ここ2日間のリハーサルは厳しかった。東京の演出家、酒井さんの振り付けは完全にストーリーとなっていて男女のカップル6組が見せるラブ・ストリーになっていた。それぞれの組になっていた1組の外人カップルがあまりのミスの多さに演出家から厳しい叱責を受けていた。そしてリハ2日目の午後から居なくなった。

代役を探すにもこの時期すでにオフに入っていてすぐには見つからない。何人かの候補も残り時間のない中での本番に腰が引けたのか、誰も代役を引き受けない。

1組減らしてやるにしても衣装の点数を考えると今更構成を変更できないところまできていた。

石原
「ムトーなんとかならねーか?」

オレ
「なんとかって・・・」

酒井
「そーだ。ムトーが代役やれば後はオンナだけだ!」

オレ
「えっ」

石原
「ムトー北条に頼んでみてくれないか?」

オレ
「ちょっと待ってくださいよ!オレにモデルやれって言うんですか?無理に決まってるでしょうが」

坂本
「ムトーなら衣装のサイズ的にも問題ありませんね!^^」

石原
「ムトー助けると思って」

オレ
「無理ですよ」

酒井
「ムトーお前がやってダメだったらそん時はオレが責任をとる。今はこのショーをやることが先決なんだ」

オレ
「・・・わかりましたよ!裸踊りでも何でもやりゃーいいんでしょ(ーー;)」

とんでもない事になった。オレはロイヤルの宴会場から出てとりあえず香に電話した。


「はい。北条です」

オレ
「ムトーです」


「ユーちゃん♪」

オレ
「助けてくれないか?」


「どーしたの一体?」

オレ
「ロイヤルのショーにオレと出てくれないか?」


「ユーちゃんとショーに???」

オレ
「とりあえず今からそっちへ迎えに行くから出る準備をしておいてくれ」


「・・・はい」

オレは会場に戻り、とりあえず北条を確保したことを伝えた。それだけで酒井さんや石原さんは安堵した。オレはロイヤルホテルからタクシーを拾って神戸に向かった。香の家の前で香を拾ってすぐにとんぼ返りした。


「そう。振り付けの入る特殊なショーなのね?」

オレ
「ああ」


「私はヘーキよ^^」

オレ
「うむ。さすがだな」


「ユーちゃんと一緒にやるんでしょ?こんな楽しいことないわ(笑)」

オレ
「ははは・・・」

会場に戻って早速リハーサルが始まった。それまでそれぞれの組に割り振られた酒井さんの演出を石原さんとオレが組ごとにパートごとに覚えてモデルに教えていたのだが・・・

オレと香のパートは石原さんの担当だった。ステージの端でオレと香の特訓が始まった。香は持ち前の勘の良さで振り付けをあっと言う間に覚えてしまった。出来ないのは・・・オレだった。

ステージ中央ではランウエイを使い全体のリハが進んでいる。オレたちを除く他の5組はほぼ仕上がっていた。彼らは小休止に入っていた。

酒井
「ムトー頑張れ!」

モデル1
「ムーさんがんばってー^^」

モデル2
「ユーイチファイト♪」

他のモデルたちが声をかけてくれる。それは応援しているのか?はたまた笑っているのか?定かではなかったが今のオレにそんな事を考えてる余裕はなかった。

オレ
「すみません。音響さん。Mもらえますかー?」

石原
「うん。よしM3から行くぞ!」

M3公園で出会い男が女を誘い断られながらも女にまとわりつくシーンだった。板付けの暗転からスポットが当たり、香は軽やかに歩き出す。オレはコミカルに上体を上げたり下げたりしながら女の後に続き、左右から女を口説く動き、女は知らん顔をしてトップでターンをして戻っていく。オレはトップでポーズを取りながら、女が立ち去った後を思い出したかのように追いかけていく。

石原
「ツースリーフォー♪ファイブ、シックス、セブン、エイト♪」

「ツースリーフォー♪よーしオッケーだ!次M6行くぞっ」

延々とオレと香のリハは続いた。他のモデルたちはリハを終えた。

石原
「よしとりあえず休憩!ムトーメシにしよう」

オレ
「ふぅー」


「ユーちゃん。だいぶ出来てるよ^^頑張ろうね」

オレ
「うん。(笑)」

控え室には戻らずに、オレは客席で用意された弁当を食った。広い宴会場の中にオレと香だけが冷たい弁当を食う。オレはなんか哀しくなってきた。


「ユーちゃん。大丈夫!私が居るじゃない^^」

香はオレの気持ちを読んだ。そして元気づけてくれる。まるで立場が反対じゃないかと思ったら笑えてきた。

オレ
「そーだな^^本番はハデにキスでもするか^^」


「うん^^」

メシを食った後、音響さんに付き合ってもらいランスルーでやった。ミスしたところは3箇所、どれもオレがフリを間違えた。そこを再度やり直して終了した。後は明日の本番だけだった。

11時・・・

肉体的な疲労はあまりなかったが、極度の緊張感で途中から持病の頭痛が始まっていた。オレはギャラクシーに電話を入れてオレの薬を松井に持ってきてもらうように頼んだ。

シャワーも浴びずにベッドで横になっていた。ノックの音・・・ドアを開けると香が入ってきた。


「頭痛はどう?薬とってこようか?」

オレ
「いや松井に頼んだ」


「そう。お風呂まだなの?」

オレ
「ん?うん」


「じゃー後で体洗ったげる^^」

オレ
「そっか。悪いな。それにしてもとんでもない事引き受けてしまった」


「そーね。でもユーちゃんには悪いけど私すごく楽しい♪」

オレ
「ははは・・・」

お前がそんなに楽しいのなら、オレも嬉しい。言葉には出さず香の顔を見ていた。香は笑顔で頷いた。

ドアがノックされた。オレはベッドから降りてドアを開けた。ジュディーが立っていた。部屋へ招き入れた。香が居るのを見てちょっと驚いたようだが、香が英語で話しかけると途端に笑顔になって話し始めた。

すぐにまたドアがノックされた。ドアを開けると松井が居た。オレは部屋の外へ出た。

松井
「何か?問題が?」

オレ
「ああ。とんでもないことになった」

松井
「・・・」

オレ
「明日のショーにオレも出ることになった。。。」

松井
「えっ?あははは^^とんでもないってそういう事ですか(笑)」

オレ
「笑い事じゃない。大変なんだから」

松井
「そりゃー皆で見に来なくては(笑)」

オレ
「まて!それは言うな!そんな恥ずかしいところ見せられない!」

松井
「どーしてですか!皆喜びますよ(笑)」

オレ
「・・・わかったから薬くれ」

松井
「あっすみません。忘れてました。(笑)どーぞ」

オレ
「じゃーオレはコレ飲んで寝るっ」

松井
「ムーさん。頑張って^^」

オレ
「うるさいっ」

オレは部屋に入ろうとしたが自動ロックされていた。部屋をノックして香に開けてもらって部屋に入った。

ジュディー
「ユーイチがモデルできるなんて知らなかった^^」

オレ
「ははは・・・オレも知らなかったさ」

ジュディー
「明日頑張ろうね♪」

オレ
「はいはい」

ジュディー
「香もまた明日ね!おやすみ^^」


「おやすみ^^ジュディー」

オレはコップの水で頭痛薬を飲んだ。これで少しはマシになるだろう。


「まるでお人形みたいにキレイねジュディーちゃん」

オレ
「うん。これから売れるだろうな!」


「ジュディーはユーちゃんの事好きみたいよ」

オレ
「そっか。じゃー口説いてみようかな?」


「(笑)今思った事言って!お願い^^」

オレ
「オンナとしては香に勝てるやつはいない」


「そう?ほんとにそう?私いい?^^」

オレ
「最高だよ^^」


「キャー^^大好きよーユーちゃん♪」

香は抱き付いてきた。香はこの仕事を楽しんでいる。オレと一緒にやれることをこんなに喜んでいる。予想外だった。それだけでオレはこの仕事を受けてよかったと思った。


「ユーちゃん。私がしてあげる」

オレは香に押し倒された。香はオレのジーンズを脱がせた。下着も取りオレのモノを口にした。

オレ
「香も疲れてるんだからそんな事しなくていいよ」

香はやめない。指を使いオレのモノを強く責める。オレは香を引っ張って止めさせた。香はオレの体に跨りオレのモノを自分の股間にあてて座った。


「うぁー」

いつの間にか下着をとっていたのか、オレのモノは香の穴に咥えこまれた。香は腰を使いオレのモノを強く絞めつけながら動く。


「あーユーちゃん。好き」

オレは香の体を横にして香に乗った。自分の快楽だけの為に動き、その瞬間が来た時に穴から離れてオレのモノを香の顔の前に持っていった。そしてオレは自分の指でオナニーするようにいった。香は口を開けてオレのモノを咥えようとした。オレの放出したモノが香の口に入った。オレはゆっくりと倒れるように香の隣に寝た。香は起き上がりオレのモノを口にして舌をつかいきれいにした。

オレはまた香をひっぱり上げた。

オレ
「しんどいのに、ありがとう」


「ううん。もっとしてあげたい」

オレ
「明日、いや明後日の本番終わったらやりまくろう^^」


「うん。今日ここで寝ていい?」

オレ
「そーだな^^一緒に寝よう」


「うん^^」

香と一緒に眠るのは、始めてだった。きっと明日もそうだろう。香は満足そうだった。

▼翌日・・・8時

一般の泊まり客と同様に小宴会場でバイキングの朝食をとった。モデル達から声をかけられる。彼らはオレの事をあくまでも演出スタッフだと思っている。アクシデントがあって急遽モデルをやってるだけだとちゃんと理解している。

石原
「後はあんまり緊張しない事だ」

オレ
「ははは・・・まさか自分が言われるとは(笑)」

酒井
「ムトーこのショーをやりきったらそれこそ色んなとこからオファーくるぞ」

オレ
「もうこりごりですよ(笑)」

石原
「それにしても北条はやっぱりいいなー」

酒井
「うん。リズム感もいいしボディーコントロールのセンスがとてもいい」

石原
「ムトー北条を復帰させろよ」

オレ
「そーですね(笑)」

▼10時・・・1本目

「本日はようこそ・・・」

MCが始まった。そして会場は暗転になり1組と1組が舞台上に板付いた。オレと香は3組目・・・香は下手からオレは上手から袖からはお互いが見える。1、2組がほぼ同時に戻って来た。対面でインカムをつけた石原さんがキューを出し香が出た。暫くして2つ目のキューが出た。そしてオレは出た・・・

進行1
「おい次行くぞーまだかー」

オレはステージから掃けるとすぐにフッターに取り囲まれて服を脱がされブリーフひとつになって次々と着替えさせられた。オトコばかりが並ぶオレは3番目・・・6組のカップルが舞台上に揃ってそれぞれの組が微妙に違う演出の元に見せる一番難しいシーンだった。

Mが変った。女たちが出た。そして男・・・

20分弱のショーがすべて終わりフィナーレで全員が出た。トップまで歩き戻ってきて整列し一礼する。Mは一段と大きくなり会場から大きな拍手が沸く。そして暗転して履ける・・・

進行1
「お疲れ様でしたー」

オレは衣装を脱がされ、自分のジーンズとTシャツその上に薄い革ジャンを羽織った。オレはモデルの控え室には入らずに、スタッフ控え室に入った。

石原
「お疲れ(笑)」

酒井
「お疲れさん(笑)」

オレ
「・・・どうでした?」

石原
「ムトー最初はぎこちなさがあったけど、途中からだんだん良くなってきたぞ」

酒井
「うん。思ったより良かった^^」

オレ
「そーですか。ほっとしました(笑)」

オレは彼らの言う事を信じることにした。そうオレは途中から急に根拠のない自信に覆われた。満席で立見まで出ている会場、彼らは今オレに注目している。どうだ?オレはイイオトコか?この衣装はどうだ?

LIVEとはまた違った高揚感にオレは酔った。

オレはそんな事を考えながらモデルの控え室に入った。男のモデル連中が注目した。

オレ
「80点だって^^」

モデル
「おぉぉぉ」

モデルは本番当日はスタッフルームに入ってはいけないルールがある。しかしオレは元々スタッフであくまで急場しのぎのモデルなので自由に出入りできる。モデルの連中もその事はわかっているので、オレを演出スタッフ扱いする。

オレ
「まーシロートが混じって80点なら上出来だろう」

モデル
「あははは^^」

オレは外人モデルたちにも同様の事を言うと彼らも一様に安堵の表情で笑った。オレはそのまま女たちの控え室にいった。一応ドアをノックして入り、さっきと同じ事を言った。

オレ
「次はもっと頑張ろうぜ^^」

モデル
「はぁ〜〜〜い^^」

2回目12時、3回目14時、4回目16時・・・すべてのステージが終わり、オレは部屋に戻った。ドアがノックされた。オレは香を招き入れてキスをした。今日のチェックポイントを話し合い、明日のショーでそれを実践する。まるで同僚のようにひとつの仕事にムキになった。

翌日・・・11時、14時、16時、3回のショーで全てが終わった。18時から小宴会上で打ち上げが始まる。モデル、スタッフ全員とスポンサー関連が集まった。

ショーのMCがそのまま司会を行った。

クライアントの松尾商事の社長の挨拶、そして代理店の重役の挨拶、演出家の挨拶が続きカンパイが行われた。

ふいにオレは呼ばれた。

松村
「ユーちゃん。こっち!(笑)」

オレ
「あははは^^松村さんなんでここに?」

松村
「いやー誘われてちょっと見にきたんだけど、それにしても驚いたよ!ユーちゃんがモデルとは(笑)」

松尾社長
「松村会長・・・お知り合いなんでしょうか?」

松村
「うん。まー飲み友達なんだ^^」

代理店重役
「えーーーと。ムトー君だったね。」

オレ
「はい^^最初は進行の手伝いで来たんですけど、出してもらいました(笑)」

松村
「そーだ。松尾君。ユーちゃん。いやムトー君も来月のニューヨーク一緒に行くから」

松尾社長
「えっ!そーなんですか。ムトー君。よろしく頼むよ^^」

代理店重役
「そーでしたか一緒にニューヨークの視察に^^ムトー君よろしく」

オレ
「はぁ〜」

そういえば松村のジーさんは関西繊維協会の会長をやってたんだ。それで義理でこのショーを見に来て、オレを見つけてわざわざ打ち上げに顔を出したのか?

松村
「じゃー私はこれで、ユーちゃん良かったら後で満楽に来なよ^^」

オレ
「行けたら行きます(笑)」

そう言って松村のジーさんはそうそうに会場をあとにした。

石原
「ムトーお前、『行けたら行きます』って・・・」

オレ
「ジーさんの癖によく飲むから、今日は遠慮しとこーかなーと思って」

松尾社長
「ジーさんだと!・・・」

オレ
「あーすみません(笑)」

代理店重役
「ムトーさん。もしかして『ムトー商会』のムトーさんですか?視察者リストに載ってた」

オレ
「たぶんそうだと思います」

松尾社長
「ははは・・・どーしてモデルなんかやってるんです?」

オレ
「ちょっとやりたかったもんで(笑)」

松尾社長と代理店重役は新しく入ってきた訪問者に挨拶をしている。見知った相手だった。隣に居る石原さんが囁いた。

石原
「あの人がここの総支配人だ。めったに客の前に出てこねーんだけどな」

オレ
「そーなんですか?」

石原
「ハンパな客の前には出ないらしい(笑)」

オレ
「サービス業なのにエラソーですね(笑)」

石原
「ああ」

前山総支配人はこっちを見た。オレと目が合った。気付いたようでこっちにやってきた。

前山総支配人
「ユーちゃん。どしたの今日は?」

オレ
「あはっ!見つかってしまった(笑)いえちょっとファッションショーに出てたもんで」

前山総支配人
「えっモデルでもやってたのかな?^^」

オレ
「実はそーなんですよー(笑)」

前山総支配人
「しまったー見とくんだったなー^^言ってくれればいいのに(笑)」

松尾社長と代理店重役が同じようにやってきた。

松尾社長
「いやームトーさんは顔が広いなー前山総支配人と親しいとは」

オレ
「えーーーとゴルフ仲間なんですよ」

前山総支配人
「ムトーさんにはゴルフでずいぶんお世話になってていつも悔しい思いをさせられてます」

代理店重役
「ゴルフですか!是非一度私も仲間に入れてください」

オレ
「あはっオレはゴルフの後の宴会担当が主みたいなもんですから(笑)」

前山総支配人
「そういう機会がありましたらご一緒しましょう^^じゃー私はコレで」

オレ
「ども^^」

オレはその場から離れて会場をうろつき美味そうな料理を適当に探っていた。ジュディーらは男の外人モデルらと談笑していた。その中に香も混じっていた。暫くその様子を離れてみていた。

慣れない英語でも積極的に香は話しに混じってコミュニケーションをとっていた。時折大きく笑いながら・・・オレはこれならイケルと思った。

オレは適当なところで切り上げて、香を誘ってタクシーを拾ってそのまま神戸に向かった。


「ユーちゃん。2日間ずっと一緒で仕事までできてこんなに楽しかったの初めてよ」

オレ
「うん。」


「ニューヨークに行ったらこんな風に過ごせる?」

オレ
「誰も知らないところだし、もっと自由にやりたい事できるだろうな」


「今日帰ったらまた1週間会えない?」

オレ
「もうそのルールは必要ないかも知れないな」


「ほんとに?」

オレ
「もしかしたらオレが出張で2週間会えなくても大丈夫だろう?」


「うん。電話くれたらヘーキかも」

オレ
「よしじゃー今週はもう1度会おう」


「ありがとう^^」

多少の甘えはあるかも知れないが、確実に香はしっかりとしてきた。これで適度に仕事をして、嫌な事もある程度我慢できるようになり、社交性が戻ればまったく心配しないでもいい状況になるだろう。もうすぐ香は自立できる。オレは確信していた。

香を自宅まで送り、母親に挨拶をしてオレは待たせていたタクシーでミナミに戻った。

▼21時・・・鮨屋「満楽」

店に入るとすでに松村さんと紗也乃ママが来ていた。オレを認めると松村さんが手を上げた。

松村
「ユーちゃん。お疲れっ!(笑)」

オレ
「ははは^^ほんと慣れない事で疲れたー(笑)」

紗也乃ママ
「まー一杯どうぞ^^」

オレは紗也乃ママにビールを注いで貰って一気に半分ほど飲んだ。

オレ
「んーーー美味い^^」

松村
「しかしなんだな!たまにはあーしてショーも見るもんだな」

オレ
「普段はあまり見ないんですか?」

松村
「まわりが煩くてほとんど行かないんだが、今日のは面白かったよ!演出も良かったしモデルもなっ!(笑)」

オレ
「うわーなんか嬉しいなー(笑)オレこれまで演出の方ばかりでしたけど、やっぱり体を動かすのいいわ^^」

松村
「そっか^^また出るんなら声かけてくれよ!かぶりつきで見にいくから」

オレ
「あははは^^たぶんもう出ませんよ」

松村
「そうかな?あいつらが放っておかないと思うけどな(笑)」

オレ
「あいつら?」

松村
「いや、それより腹減ってるだろうどんどん食べてくれ!」

オレ
「はい^^」

オレは紗也乃ママにビールを注いでもらいながら旨い鮨をかたっぱしから食った。

松村
「ところでこんな話知ってるか?」

オレ
「?」

松村
「ミナミに龍を背負ったオンナが居て、そのオンナを手に入れたらすべての幸運がもたらされる!っていう噂なんだ」

オレ
「へーそんな伝説みたいな話があるんですか」

松村
「いっときそれを手に入れたヤクザが勢いづいたらしいけど、その龍の本当の主がすぐに取り戻したっていう話なんだ」

オレ
「そーですかオレは「蒼い蝶」の伝説なら聞いたことがあります」

松村
「ほうー「蒼い蝶」か?」

オレ
「性器の周りに飛ぶ「蒼い蝶」そのオンナとやったら永遠の精力がつく!って話なんですけどね(笑)」

松村
「・・・蒼い蝶か」

オレ
「あはっ!どうしたんです?松村さん刺青に興味があるんですか?」

松村
「ん?まーそのなんていうか(笑)」

紗也乃
「刺青のオンナですか?んーなんか神秘的よね^^」

オレ
「実際問題大変だと思いますけどね(笑)」

松村
「あははは^^」

理恵の事を知ってるんだ。そしてオレとの関係も・・・松村さんは「龍」を見たがっている。残念ながら、それはかなわない。あの龍は見る者を選ぶ。理恵が選ぶのではなくて、あの「龍」が選ぶ。あの龍の目を見て勃起状態を続けられるやつはそうはいない。逆に理沙の蝶を見れば、3歳の子供でも勃起して精液を振りまいてしまうだろう。

松村
「そうだ。ユーちゃん。まだ食えるか?」

オレ
「ええ大丈夫ですけど?」

松村
「じゃーその先の「菊水亭」へ行こうか?」

オレ
「はぁ〜」

オレは松村さんに言われるままにそこへ向かうことになった。カウンターの中の田川が軽く頭を下げた。オレは笑顔で頷いた。田川の顔つきは全然へばっている様子はなかった。

暫く歩き暖簾をくぐると石畳がありその先に玄関があった。まるで古風な旅館のようだ。入り口は広く、そこで靴を脱いで上履きに履き替え案内された。料亭のようでもなくやっぱり旅館のデザインに見えた。

和室に案内された。大きな和風のテーブルの下は掘り炬燵にでもなっているのかまるでイスにすわるよう脚を伸ばすことができた。


「ようこそいらっしゃいませ^^」

廊下の左手から現れた男は、この間「満楽」でオレにビールを注いでくれた男だった。


「3代目、山城でございます」

男はそう言って挨拶した。

松村
「ユーちゃんは覚えているかな?この間の」

オレ
「ええ。覚えてますけど、松村さんその後来たはずだから知らないでしょう?」

松村
「ははは^^」


「この間はどうもありがとうございました。周りのお客さんもほっとしていましたよ」

オレ
「いえ。たまたまうまくいっただけで、オレも内心ドキドキしてましたから^^」


「(笑)どーぞごゆっくりしていって下さい」

仲居さんがビールと先付をテーブルに置いた。紗也乃ママはオレにビールを注ぐ、松村さんはどうやらブランデーのようだ。

オレ
「ここは旅館だったんですか?」

松村
「うん。初代は旅館だったんだけど、2代目から料理専門になり、今はさっきの3代目が引き継いでやってる。」

オレ
「いい趣きですけど、ワカゾーには手が届かないところですね(笑)」

松村
「そっか(笑)実はさっきの3代目が海外進出したい!っていう夢を持ってるんだ」

オレ
「へーそれはいいですね」

松村
「ユーちゃんが満楽で3ヶ月修行してニューヨークで鮨屋をする!って言ったら、さっきの3代目が是非紹介してくれっていうもんだから」

オレ
「あははは^^満楽の大将じゃないけど、怒ってませんでした?料理をナメてるって(笑)」

松村
「いや、笑ってたけどそれはヤクザを蹴散らした時のことだよ」

オレ
「あっそう」

大きな伊勢えびの姿つくりが出てきた。それと同時にさっきの3代目が再び現れた。改めて同席をして、海外出店の話になった。

山城
「ムトーさんはどうして「お鮨」を?」

オレ
「単純に米と魚で原材料が入手しやすいと思って^^」

山城
「魚はどうでしょう?鮮度の問題もあるでしょうし」

オレ
「オレ1年ほどシスコで漁師やってたんです。だからその時の仲間になんとかしてもらおうと簡単に考えてるんですけど」

山城
「へー漁師ですか?!そりゃー一番手っ取り早いわ(笑)」

松村
「ユーちゃん。山城君と一緒にやったらどうだ?」

山城
「是非お願いします」

オレ
「はぁ〜何をやるんですか?」

松村
「そーだな。山城さんは日本料理の技術をユーちゃんはそれ以外の一切でどうだ?」

オレ
「それ以外の一切って大雑把にいいますけど、何が必要なのかオレにもさっぱりで全部これからなんですけど・・・」

山城
「1から始めるんですから私はその方がいいです。同じ目線で勉強させていただきますから」

オレ
「そーですか。とりあえず1月には松村さんとNYに行って、2月には先乗りしますから^^一応3月オープンの予定で始めます。もちろんそれが遅くなっても問題はないんですけどね(笑)」

山城
「よろしくお願いします」

そう言って山城さんは下がった。

紗也乃ママ
「お鮨屋さんと、日本料理店。同時にやっちゃうんですねいいなー^^」

松村
「あれ?紗也乃も興味あるのか?」

紗也乃ママ
「アメリカ人相手に和服の女将がサービスする料理店ってなんか憧れるわ!もっともずっと出来るわけないと思うけど、一瞬の夢かな?」

オレ
「ふーん。そうですか」

松村
「なんだユーちゃん。えらく納得してるじゃないか」

オレ
「いや、やっぱりそういう状況は必要なのかな?って(笑)」

松村
「あははは^^そっか。じゃーユーちゃん。紗也乃の面倒よろしくな!」

オレ
「えっ?」

松村
「いいだろう?紗也乃」

紗也乃ママ
「私は願ってもない事ですけどムトーさんはお困りですよ!」

松村
「ユーちゃん。ダメか?」

オレ
「はい。ノドから手が出るほど紗也乃ママに抱きつきたいですけど・・・ダメです(笑)」

紗也乃ママ
「うわーそんな風に言われてダメって言われたらものすごく悔しくなっちゃう」

松村
「じゃーまーその内という事で(笑)」

何がその内だジジーめ。それにしても一体オレに何をさせようと言うんだ?まー山城さんと一緒にやるのは構わないが、オレはオレで学生になるつもりなんだけどなー

オレ
「じゃー今夜はこのへんで^^」

松村
「うん。ユーちゃんも今日は肉体労働だったし、あまり引きとめてもあれだし」

紗也乃ママ
「ユーちゃん。楽しみに待ってるからね!^^」

オレたちは山城さんに外まで見送られて帰った。オレはそのままギャラクシーに向かった。

▼23時・・・ギャラクシー特別室

理恵ママ
「ユーちゃん。可愛いかったわー^^」

オレ
「なんだよもう(ーー;)」

佐和子
「ほんと!なんか自分の子供の発表会見ているようで^^」

オレ
「アホっ!何が発表会だ(笑)」

理恵ママ
「うん。ユーちゃんが誰よりもイイオトコだった」

佐和子
「もうナンバーワン・モデルよー」

オレ
「あははは^^ありがとう。そっかじゃーこれからはモテモテだな!」

理恵&佐和子
「ダメです!!!」

オレ
「あっそう」

ドアがノックされた。松井が「入ります」と声をかけて中に入ってきた。

松井
「加奈子さんが来ましたが・・・」

オレ
「そう。じゃーこっちに通して」

松井は一旦出て戻ってくると加奈子を連れていた。

加奈子
「理恵ママ・・・チーママも・・・」

理恵
「うん。こっちへどうぞ」

佐和子は立ち上がり加奈子をソファに座らせた。

加奈子
「ムーさん。私・・・」

オレ
「帰ってきたんだろう?じゃーこれからまたギャラクシーのオンナだ。オレたちが全力で守る」

加奈子
「うわーーーん」

理恵が加奈子のそばに行って肩を抱いた。加奈子は化粧が濃く痩せていた。色んな意味で嫌な思いをたくさんしたんだろうと思った。

理恵
「とりあえず暫く私の部屋に居るといいわ」

佐和子
「私のところも使ってください」

加奈子
「・・・すみません」

佐和子
「じゃー先に私が一緒に帰りましょうか?」

理恵ママ
「そうしてくれる?後で私も行くから」

オレ
「松井。悪いがさわちゃんと加奈子を送ってくれるか?」

松井
「了解です」

3人は特別室を出て行った。理恵は深刻そうな表情をしていた。

オレ
「どうした?」

理恵
「あの子・・・相当覚醒剤をやってる」

オレ
「・・・」

理恵
「入院が必要かも」

オレ
「自宅療養は無理か?」

理恵
「ユーちゃんにはわかってると思うけど、私もそうだったし、私の場合はまだ軽かったから・・・」

オレ
「うん。理恵はよく頑張ったもんな」

理恵
「なんとか私と佐和子で頑張ってみるけど」

オレ
「うん。オレも付き合うよ」

理恵
「ユーちゃんは見ない方がいい。加奈子もそれは望まないと思う」

オレ
「じゃー他にオレが出来ることは?」

理恵
「覚醒剤を手に入れて」

オレ
「なんだとっ」

理恵
「いきなり薬を絶つのは地獄よ少量づつ与えて誤魔化しながらやるの」

オレ
「ダメだ」

理恵
「・・・わかりました」

オレ
「チクショー!」

理恵
「ダメよ!ユーちゃん。あんなヤツらまともに相手しちゃー」

▼24時・・・メゾン「西本町」

理沙
「ごめんねー遅くなっちゃった」

オレ
「盛況で何よりじゃん」

理沙
「うん。着替えていいかな?」

オレ
「どーぞどーぞ^^」

オレはリビングのソファでブランデーを飲んでいた。せっかくの楽しい1日が最後でおじゃんになってしまった。

理沙
「あらっ珍しいわね?」

オレ
「ん?ちょっとね」

理沙
「どーしたの?」

オレ
「いや、大丈夫だ^^」

オレ
「それより今日来てただろう?(笑)」

理沙
「うん。すっごく可愛かったわー^^」

オレ
「どーしてその表現なんだろうなー?カッコ良かったとかステキだったとか他にないか?」

理沙
「だって、可愛かったんだもん^^」

オレ
「はいはいわかりました。」

オレはブランデーを呷った。理沙は新しいグラスでブランデーの水割りをつくってオレの前に置いた。

オレ
「なー理沙。」

理沙
「なぁ〜に?」

オレ
「もし普通の男が理沙の「蒼い蝶」を見たらどうなる?」

理沙
「さー見せたことないからわからないわ」

オレ
「前の男はどうだった?」

理沙
「どうしたの?ユーちゃん」

オレ
「ちょっと聞きたくなっただけ・・・別にいいんだけど」

理沙
「・・・」

オレはブランデーの水割りを飲んだ。

理沙
「初めて刺青をして見せた時・・・狂ったようにセックスをしたわ」

「それからずっとそんな調子で、会うとすぐに蝶を見たがるそしてセックス。」

「まるでその為だけのオンナのように」

オレ
「その男が服役したその後は?」

理沙
「男が欲しくても我慢してた」

オレ
「まったくなしで?」

理沙
「時々はお客さんと寝たこともあるけど見せなかったし、大抵は1度きりだったから」

オレ
「オレが居なかった1年半は?」

理沙
「してない。出来ないじゃない?毛もないし^^」

理沙はつとめて明るく言った。

オレ
「そっか。ありがとう」

理沙
「蒼い蝶を誰かに見せたくなった?」

オレ
「えっ?」

理沙
「蒼い蝶をみせて蝶が他の男に犯されるのを見たい?」

オレ
「・・・」

理沙
「ユーちゃんが側に居てくれるのなら・・・」

オレ
「えっ?」

理沙
「他の男に見せて、犯されてもいいわよ」

オレ
「何を言うんだ・・・」

オレは否定しながらも理沙の話に惹きこまれていた。ノドが乾きビールが飲みたくなった。

理沙
「他の男に犯されて・・・喜んでる私を見たい?」

オレ
「わかった。ごめん。もういい」

理沙は立ち上がって照明を暗くした。そしてBGMをハードロックに変えた。音は小さい。理沙はオレの隣に体を寄せてこっちを向いて座った。

理沙
「謝らないで」

オレ
「・・・」

理沙
「あなたのオンナよ」

オレ
「ひとりでする時はどうするんだ?」

理沙
「あなたの代わりのモノを使う。」

オレ
「ソレは今もあるのか?」

理沙
「みたい?」

オレ
「ああ」

理沙は再び立ち上がり寝室へ行った。そして小さなポーチを持ってきた。そしてまた同じようにオレの隣に座る。オレはその黒いポーチを取り上げてジッパーを引き中のモノを取り出した。ロケットのような形でシンプルだった。一見してソレとわかるシロモノではなかったが、底の回転スイッチを回すと強い振動が伝わった。

オレ
「コレを自分で入れるのか?」

理沙
「そうよ!あなたの代わりに・・・」

オレ
「オレのより小さい」

理沙
「それで十分なの」

オレは理沙の手をとった。リビングの床に這わせた。理沙はどうすればいいのかわかっている。両脚を揃えて尻を少し高く突き出した。オレは理沙の部屋着の裾を持ち上げた。

キレイな尻が表れた。尻の割れ目の下から性器が剥き出しになって見えている。すでにそこは濡れて滴り落ちていた。

オレはロケットのスイッチを入れた。振動音とともにそれは動き出した。軽く尻の割れ目にあてた。

理沙
「あっ」

ゆっくりと割れ目に添ってロケットの先を這わせた。クリトリスのあたりにそれを擦りつける。

理沙
「あー」

オレは我慢できずにそれを穴に少し乱暴に突っ込んだ。

理沙
「うぅーーー」

そしてロケットをゆっくりと出し入れした。

理沙
「あーーー」

理沙の声を聞きながら探った。出し入れよりも突っ込んだまま穴の奥を責める方がいいようだ。そしてその通りしてみると・・・

理沙
「あぅー」

オレ
「理沙どんな風にすればいい?」

理沙
「あーーーいっぱい衝いて」

オレはゆっくりと奥まで入れてみた。根元のぎりぎりのところまで入れてそのまま軽くリズミカルに衝いた。

理沙
「あぅ あぅ あぅ」

衝くたびに声を上げる。まるでオレのモノを咥えた時とは明らかに違う反応だった。少し早いテンポでそれを行った。

理沙
「あっあーあーーいくぅーーー」

理沙は腰を使いその快楽を味わっている。そしてその動きが止まった。オレはロケットを抜いた。理沙を仰向けに床に寝かせた。両脚を広げて脚を浮かせた。オレは理沙の股間の間に座り今度は前から穴にロケットを入れた。

理沙の穴にロケットが飲み込まれた。ヒダの先がロケットの動きで同じように動いた。丘の上の蝶も揺れていた。

同じようにロケットを深く突っ込んだまま軽く押し込むように動かすとまたあの声を出した。

理沙
「あぅ あぅ あぅ」

切なさそうな表情で口を開き声を上げる理沙。いい表情だった。こんなイイオンナがオトコを我慢して、ひとりでしていたとは・・・

理沙
「あーユーちゃん。お願い」

オレ
「あー見てるよ。理沙の穴を」

理沙
「あーーーお願いよっもうすぐ」

そういいながら理沙はオレの腕を掴んだ。

理沙
「あーーーいくからユーちゃんの入れて」

オレ
「すぐにか?」

理沙
「そう。あーユーちゃんのが欲しい」

オレは自分のモノを出して用意した。

理沙
「あっいくっ!穴がいくっあーあーーあーーー」

「きてーユーちゃん。きてーーー」

オレはロケットを抜いてオレのモノを突っ込んで理沙に乗った。

理沙
「うわーーー。いい。すごいっ」

「あーもっと、もっとよ、」

オレは理沙の穴を壊すように激しく突き立て動いた。

理沙
「うわーあーーーあーーーあーーー」

穴が緩む。ゆっくりと出し入れした。

理沙
「うぅーもっと」

オレは大きなストロークでもう1度責め立てる理沙の声を聞きながら、スピードを上げた。

理沙
「うわーーーあーーーあーーー」

理沙はぐったりと床に倒れた。体が少し震えている。時々大きく反応してビクンと動く。オレは尻の割れ目から指を入れて穴の周りを軽く押し込むように揉んだ。

理沙
「あー溶けるぅ」

オレ
「やっぱりこんなイイオンナ他のオトコに見せられない」

理沙
「あーごめんね。恥ずかしいオンナで」

オレ
「りさー可愛い^^」

オレはそのまま理沙を抱いて眠ってしまった。

▼翌日10時・・・心斎橋Mマンション

石原
「悪いな早くに呼び出して」

オレ
「いえ。昨夜はゆっくりしましたから(笑)」

石原
「それにしてもお前は・・・」

オレ
「えっ?みんな褒めてくれてましたけどやっぱりミスありました?」

モデルの子が熱い珈琲を持って来てくれた。オレはバカっぽい愛想を振りまいた。その子は笑いながら下がった。

石原
「そーじゃねーよ。昨夜お前が消えたから松尾社長が探し回ってたんだぞ」

オレ
「へ?なんでです?」

石原
「スチルのモデルをお前にって」

オレ
「イヤですよ!恥ずかしい」

石原
「もう受けちまったよ」

オレ
「えーーー」

石原
「繊維協会の会長、ロイヤルの総支配人。なんでお前みたいなワカゾーがタメ口聞けるんだ?それに協会視察のNYに協会員でもないのにどうして同行できるんだよ」

オレ
「さー?」

石原
「今度のNY視察の本当の目的を知ってるのか?」

オレ
「ははは^^教えてください」

石原
「まだオープンにはなってないけど、『大阪コレクション』を行政主体で行うためのリサーチを兼ねてる。」

オレ
「ふーん」

石原
「パリ、ミラノ、ニューヨークに並ぶ「大阪コレクション」をやるんだ」

オレ
「そーですか」

オレ
「それに噛んでるお前をどうしても松尾社長は掴んでおきたいんだと!電通の梶原さんもなんとしてでもお前をって押してる」

オレ
「だったら余計スチルなんて外人モデル使った方がいいじゃないですか」

石原
「お前が写っているブライダルカタログを繊維協会の会長に見せたいんだろう。松尾の専属モデルにするとインパクトが強くなるって算段さ」

オレ
「カタログはごめんです。要するに松尾社長を贔屓にすればいいわけでしょう?なんとか他の手段を考えますから」

石原
「・・・ギャラ相当いいんだけどな」

オレ
「ソレ、北条に振ってくれませんか?」

石原
「北条に?ケタが違う金額だぞ!」

オレ
「オレの推薦だとかなんとか言って(笑)その代わりそーだなー松村のジーさんと飲む機会つくりますから」

石原
「しょーがねーなー一応じゃー松村社長には言っとくけど」

オレ
「それと大阪コレクション。演出を取ってくればいいんでしょ?」

石原
「本当にできるか?!」

オレ
「確約はできませんけど、ベストは尽くします(笑)」

石原
「そっか^^じゃー頼んだ」

オレ
「じゃーオレはこれで^^」

オレは立ち上がって出ようとした。

石原
「あっそれと1月に京都と神戸でショーがあるからよろしく!」

オレ
「えっ?」

石原
「昨日と同じヤツやることになった。日程はファックス流しとくから」

オレ
「はぁ〜」

オレはもう抵抗する元気を失くしてた。昨夜の内にすべて決められているようだった。香はやってくれるだろうか?

オレはそこを出て歩いてスカイ・オフィスに戻った。

四方
「お疲れ様です(笑)」

オレ
「何笑ってんだよ!いや言わなくていいぞっ」

四方
「良かったですよ!ファッション・ショー♪」

オレ
「・・・ありがと!」

オレは連絡ノートを見た。やはり電通と松尾から連絡が入っていた。一応電話をかけたがどちらも不在のようだった。

四方
「やっぱりムトーさんは表に出るタイプですね」

オレ
「ん?」

四方
「その方がいいと思います」

オレ
「そう。じゃーそうする」

四方
「えっ?私の言うこと聞いちゃうんですか?(笑)」

オレ
「うん(笑)」

四方
「あははは^^」

オレ
「じゃーちょっと出てくる」

四方
「はい。行ってらっしゃいませ」

オレは地下駐車場へ降りてクラウンに乗り神戸に向かった。途中、芦屋のアンリでケーキを買った。

▼12時・・・パーム・ツリー

オレはサングラスを外してカウンターに座った。ちょうどランチ・タイムが始まったばかりで混雑していた。

オレ
「おっす!^^ほい!差し入れだ」

ヨーコ
「うわーありがとう^^」

さっき買ったアンリのケーキを渡した。表に居たバイトのケイコちゃんが水とオシボリを持って来た。ちょっと冗談を言ってからかった。

ヨーコ
「いつものでいい?」

オレ
「いや後でいいよ」

ヨーコ
「ヒロはそんな事気にしないの!」

オレ
「あっそう^^」

ちょうどライチ・タイムが始まったばかりでどんどん客が入ってきていた。それらが一巡してからでいいと思っていたが、怒られた(笑)

オレはそこにあった週刊誌を見た。タイトルに「西日本最大の暴力団、跡目争いか?!」のタイトルが目を引いた。とりあえずその記事を読んだ。溜息が出た。。。

おばさんがクローズアップされていた。満さんや由紀ちゃんは大丈夫だろうか?ふとそんな事が頭をよぎった。同時にヤツを恫喝する方法がぼんやりと見えた。

ヨーコ
「お待ちどうさま^^」

カウンターの中からメンチカツセットが出された。

オレ
「いっただきまーす♪」

ヨーコ
「ヒロ。時間ある?」

オレ
「うん」

ヨーコ
「じゃー後で出ようか?」

オレ
「オッケー」

オレはメシを食い終わった。サイフォンの珈琲が出された。それを飲みながら再度さっきの記事に目を通した。

ヨーコ
「ヒロ。行こう^^」

満席の店内。ほとんど全てのテーブルにランチが出されている。一応ひと段落ついたのだろうオレはヨーコの後をついて店を出た。ヨーコをクラウンの助手席に乗せてオレはクルマを出した。

オレはヨーコに言われるままにクルマを走らせ駐車場のあるレストランに入った。少し待たされた後、ゆったりとした席に案内された。ヨーコはタコスとビールをオーダーした。

ヨーコ
「あたしもうダメ(笑)」

オレ
「ん?なにが?」

ヨーコ
「ハーレーに乗ってモーテルに泊まって、いっぱいセックスした事ばかり思い出してる^^」

オレ
「(笑)」

ヨーコ
「また行きたい。ううん。ずっとあんな風に過ごしたい」

オレ
「そーだな」

少し大きめのグラスに入ったビールが2つ運ばれてきた。オレたちは軽くグラスを合わせて、オレはノドを鳴らして飲んだ。

ヨーコ
「ヒロは?」

オレ
「1月に仕事の付き合いで団体でNYへ行く、そしてオレは2月からNYで暮らす」

「予定通り行けば3月には鮨屋をオープンさせて」

「5月には日本料理店をオープンさせる」

「そして・・・9月からニューヨーク大学に入学する」

ヨーコ
「そう。私の知らないヒロのもうひとつの顔ね」

オレ
「なんだ?(笑)」

ヨーコ
「ショーヘーが言ってたわ。ヒロにはたくさん仲間が居るからなかなか自分ひとりで好きにやれないって」

オレ
「ヨーコはどうする?」

ヨーコ
「きっとアレはヒロが見せてくれた夢だったのね」

「わかった。私はこのまま店をやるわ」

「そして半年に1度ぐらいはヒロの居るところへ遊びに行く」

オレ
「いいのかそれで?」

ヨーコ
「うん。その代わり・・・」

オレ
「ん?」

ヨーコ
「行こっ^^」

ヨーコは伝票を持って立ち上がった。タコスまだ食ってないぞ?キャッシャーでヨーコは金を払い。「私が運転する」と言ってクラウンのキーを要求した。

ヨーコはクラウンを運転士して北野方面へ行きひとつ下の道を曲がりすぐの駐車場へ入った。

オレは黙ってクルマを降りて一緒にそのラブ・ホテルに入った。ちょっとメロヘンチックなデザインの部屋だった。

部屋に入るとヨーコはキスをしてきた。舌を入れオレの舌を吸った。オレはヨーコを抱いて服の上から乳を揉んだ。

ヨーコ
「ヒロ。大丈夫な日だから、めちゃくちゃにして・・・」

オレ
「ああ。じゃー服脱いで」

オレはベッドの脇のパネルを触って照明を変化させBGMを鳴らした。ヨーコはオレの正面でジーンズを脱ぎ、セーターを脱いだ。シャツのボタンをはずした。そのままの姿でオレに近づいた。

オレ
「下の方もとって」

ヨーコ
「・・・」

ヨーコは言われた通りそれをとった。黒々とした茂みがよく見えた。オレは両手を広げた。ヨーコはオレの膝の上に乗りオレの首の後ろに手を回した。

オレは少しヨーコの脚を広げさせた。ヨーコはオレにキスをした。オレの手はヨーコの股間に入り茂みの下の割れ目を探った。ヨーコはキスをやめてオレに抱き付いて顔を隠した。

オレは黙って指を使い続けた。固くなっているクリトリス。その下のヒダを分けて穴に指を入れる。そして力強く穴を責めた。その手の動きでヨーコの体がオレの上で揺れる。ヨーコの喘ぎ声が漏れ始めた。穴の奥からどんどん熱いモノが溢れ出した。

オレ
「ちゃんと声を出して」

ヨーコ
「・・・」

オレはヨーコの体を隣に置いた。オレは立ち上がってその場で服を脱ぎ捨てた。オレはヨーコの手をとってオレの前に座らせた。ヨーコはオレのモノを手に取り先端を口にした。頭を動かしてオレのモノを出来るだけ口に入れようとした。

オレはそれを止めさせて、ヨーコをベッドに寝かせた。オレは逆に寝てヨーコの茂みに顔を擦りつけた。ヨーコは手を使いまたオレのモノを口にした。

横向きにヨーコの腰を抱き寄せオレは脚を少し開いてヨーコが咥えやすい格好をした。同じようにヨーコの片脚を少し上げさせて、ヨーコの性器に顔を埋め舌を使った。シックス・ナイン。セックス経験の少ないオンナにしかしない。

ヨーコの体が反応してオレのモノを口から離した。

オレ
「ヨーコ。顔を擦りつけろ」

オレは手を伸ばしてヨーコの乳を揉んだ。舌でクリトリスから穴まで貪った。少しの恥ずかしさと快楽にヨーコは喘ぎながらオレのモノに顔をこすり付ける。しばらくそうしていた。

オレはヨーコに並んでヨーコの頭を持って、ヨーコの口にオレのモノを入れた。ヨーコは苦しげな表情だ。

オレはヨーコの脚を折りたたんでヨーコの股間の前に座った。ヨーコの穴を見ながらオレは入れた。

ヨーコ
「うぁー」

オレは半分ほど入れてそのまま動いた。自分の快楽の為だけに・・・ヨーコの穴はよく閉まり時に抜けそうになった。脳に小さな火花が散りだした。オレはヨーコの体にかぶさってオレのモノをいっぱい突っ込んだ。

ヨーコ
「あーーー」

脳の中の火花がぱちぱちと音をたてて大きくなっていく。オレは激しく動いた。脳の中が火花が爆破した。

オレ
「うっあーあーーー」

激しさを増しながらオレの腰は動きヨーコの穴の奥に放出した。その瞬間、ヨーコは悲鳴にに似た声を上げてオレにしがみ付いた。

ヨーコ
「うわーーーあーーーあーーー」

オレはスピードを緩めた。抱き付いていた手は離れヨーコはぐったりとした。オレはそのまま単調なリズムで穴を責め続けた。

ヨーコ
「待って・・・もう」

ヨーコはイヤイヤをする仕草で小さく首をふる。オレはその様子を見ていた。不意に表情が変わり口が開く、そして声が出始める。オレはスピードを上げて一気に責め立てた。

ヨーコ
「あーーーあーーーあーーー」

穴の奥が緩み熱いモノが溢れた。オレはゆっくりとヨーコの体から降りた。ヨーコを横抱きに抱いて股間に手を入れて穴の付近を緩く押した。ヨーコは体の中はまだ快感が残っているようだ。時おり小さく声を上げて体が動く・・・

ヨーコ
「半年も我慢できないかも知れない」

オレ
「オレも半年に1度ぐらい帰るから・・・合間に来ると3ヶ月に1度の割合だ(笑)」

ヨーコ
「うん。なんとか我慢する(笑)」

ホテルを出てヨーコを店まで送った。オレはそのまま篠原本町に行った。周辺の駐車場を探すが・・・ない。駅前まで戻って駐車場にクルマを入れた。ついでに花屋に寄って大きなバラの花束をつくってもらった。

▼16時・・・

門の前・・・職質をかけられ適当に応えた。

インターフォンを押した。

オレ
「由紀ちゃんの友人のムトーと申します。」


「少々お待ち下さい」

制服警官が2人と私服が2人道路の向こうには覆面とパトカーが1台停まっている。5分ほど待たされて門の中に通された。簡単にボディーチェックを受けて階段を上がる。玄関前から南側をみた。気持ちのいい景色が広がっている。

玄関で靴を脱ぎ手前の応接室に通された。

ソファに座り待つほどもなく男がお茶を持ってきてくれた。蓋をとりお茶を飲んだ。うまかった。

由紀母
「ムトー君。ごめんね由紀は昨日ちょっと東京に戻っちゃったの」

入ってくるなりおばさんはいきなりそう言ってオレの前に座った。

オレ
「じゃーコレおばさんに^^」

由紀母
「まーどうしましょう?嬉しい^^ありがとう」

おばさんはバラの花を見て匂いを嗅ぎ喜んでくれていた。

由紀母
「そーだ。ムトー君はアメリカ帰りよね?」

オレ
「ええ。すぐに帰ろうと思ってたんですけどついつい」

由紀母
「由紀もどうやら来年の春にはアメリカへ行くみたいなの」

オレ
「そーですか」

由紀母
「あんな変な仙人みたいな人の何処がいいのかしら」

オレ
「あははは^^仙人とはぴったりだなー(笑)」

由紀母
「ムトー君。時々でいいから様子見てもらえるかなー?」

オレ
「ええ。由紀ちゃんともそんな約束してますから大丈夫です」

由紀母
「ありがとうほっとするわ!そうだ。お腹減ってるでしょ?何もないけどゴハン食べて行って^^」

オレ
「はい^^」

オレはおばさんの後について台所へ行った。大きなテーブルに先客が居てゴハンを食べていた。短い髪の怖そうな顔。

由紀母
「マサちゃん。由紀の友達のムトー君よ^^」

男は食事の手を休めて立ち上がった。


「竹中です。」

そう言って軽く頭を下げた。

オレ
「ども^^ムトーと申します」

オレも頭を下げた。先に男が座り、続いてオレが座った。


「いやーやっぱりねーさんの漬物が一番うまいや」

男の表情が一変して人懐っこい笑顔に変わった。

オレ
「じゃーオレもソレ!」

男はオレを睨むように見た。


「じゃーごちそうさまでした」

由紀母
「あらもういいの?お代わりは?」


「もう腹いっぱい食いましたから^^」

そう言って男は台所から出て行った。

由紀母
「熱い内にどうぞ」

オレ
「いただきまーす」

大きなどんぶりのような茶碗に入ったゴハン。味噌汁と漬物、そして鯖の煮付けなどなどオレはゴハンをお代わりして出されたものをすべて残さずに食った。

オレ
「ごちそうさまでした」

由紀母
「もういいの?」

オレ
「もうおなかいっぱいです^^じゃーオレもコレで失礼します」

由紀母
「そう。由紀が居なくてもこうしてゴハン食べにおいでね」

オレ
「はい」

おばさんんと一緒に台所を出て玄関に出ようとしたら、男がクルマでお送りします!と言って隣の駐車場へ続く方へ案内してくれた。

オレ
「じゃーまたゴハン食べにきます」

由紀母
「うん。ありがとうね」

オレは一礼して駐車場の方へ降りた。男が立っていた。

竹中
「また一緒にメシ食おう^^」

オレ
「はい^^」

オレは礼をして車に乗り込み駅前まで送ってもらった。駐車場へ行きクルマを出してスカイマンションに帰った。シャワーを浴びてから夜用のダークスーツに着替えた。オレは話をつける準備をした。


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