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YUMING WANDERERS


松任谷由美:「YUMING WANDERERS」

続いてコンサートのステージ映像の続きを^^


1986年3月・・・

松井の運転するベンツで芦屋の駅前の駐車場に入った。そしてそこからタクシーに乗って灘区、篠原本町の本家に向かった。

正面玄関のインターフォンを鳴らした。

オレ
「ムトーです」


「はい。暫くお待ち下さい」

門のドアが開きオレと松井は招き入れられた。男が2人で出迎えた。以前に見た顔だった。オレたちは簡単にボディーチェックされた後、男に先導されて階段を上がっていった。

玄関に入る前に立ち止まって南側の景色を見た。景色は何も変わっていないのに、この家は大きく変わった。そんな事を思いながら俺は家の中に入った。

何人かの男たちがオレに挨拶をした。オレは曖昧に頷いて松井と共に母屋の方の居間に入った。いつものソファに座った。

ついこの間まではこの居間は田岡の家の居間だった。そしておばさんが居て由紀が出迎えてくれていたのだが・・・

若い男が挨拶をしてお茶を出した。オレと松井は礼を言った。

オレは松井にここに居るように言って仏間の方へ行ってみた。引き戸を開けて中を覗いた。何もなかった。この間までここに大きな仏壇があった。オレはこの家に来るたびにおじさんの位牌に線香をあげていたのだが・・・

居間に戻ると梅木が居た。オレを認めると立ち上がった。

梅木
「お疲れ様です」

オレ
「仏間はもう使ってないのか?」

梅木
「はい。この間の引越しで由紀さんが仏壇を持って行かれました」

オレ
「そうか。。。」

梅木
「広間の方で皆さんお待ちです」

オレ
「うん」

オレは松井を連れて大広間の方へ向かった。中に入ると男達が十数人で大きくて長いテーブルを囲んで座っていた。

オレ
「どうもお待たせしました」

松井は少し下がった壁際に座った。

渡辺
「東京ではご苦労だったな」

オレ
「いえ。石井まで巻き込んでしまってすみませんでした」

宅見
「いやーS会の代貸と石井が5分の兄弟だなんて快挙だろう(笑)今度は是非オレも巻き込んで欲しいものだ^^」

岸本
「それに石本会長とムトーが5分の兄弟だなんてたまげたよ(笑)」

渡辺
「うむ。おめでとう(笑)」

オレ
「わけがわからない内にそんな事になってしまって恐縮です」

中西
「そこでなんだが・・・改めてあんたの立場をこの際はっきりさせた方がいいだろうという意見があってな!今日はその相談の為に集まってもらったんだ」

渡辺
「すでに、3代目の姐さんも亡くなられて、ムトーがこの家で果たす本来の役割もなくなってしまった」

「しかし、オレとは兄弟で、そこに居る石井や梅木とも兄弟分であるお前の立場を組内にも今一度はっきりさせておいたほうがいいだろう?」

「一家を構えてはならん。という3代目との約束ももうすでに時間が経って、状況も変わっている事から・・・どうだ?自分の組を持つか?」

そこに集まっている男たちの視線が一斉にこっちに向けられていた。

オレ
「3代目との約束、山本健一元若頭との約束、田岡家の守護人。と言う立場で15年やってきました。」

「S会の石本会長ともそう言う立場で兄弟となった関係上、今さら組を立てる事は出来ません」

「しかし!15年、自由にこの家に出入りを許されていた関係で言うと・・・オレはこの家の子です」

「できましたら、個人の立場でなんらかの関わりを持たせていただければと思ってます」

渡辺
「うむ。お前の気持ちはよくわかった」

「それじゃーどうだろう新しく「相談役」という立場で力を貸してくれないか?」

オレ
「相談役・・・ですか?」

渡辺
「石井がS会と繋がりができて、頭補佐の石井の兄貴分のお前が無役と言うのもどうも格好がつかんし、今後も動きやすい立場を考えると一番いい「役」だと思うがどうだろう?」

宅見
「うん。相談役か?関東との関係から言ってもそれはぴったりじゃないか」

岸本
「ふむ。石井が現場レベルの担当だとすると、その上の段階で話をするのにはいい役柄かも知れないな」

渡辺
「いかがですか?代行?」

中西
「相談役と言うのは、現実にどのレベルの役付きになるんだ?」

渡辺
「石井や梅木が頭補佐ですから・・・当然その上の意思決定に参加する立場になります」


「それはでも筋から言うとおかしくないですか?失礼ですがムトーさんは正式な組員ではないはずです」

石井
「ほう^^ムトーの兄貴が正式な組員ではないと?(笑)3代目と当時の頭に認められ、また4代目とは舎弟の関係にあった人をそう言われるわけですか?4代目と杯を交わしたあなたにとっては叔父貴筋にあたる人ですよ」


「先日は確か4代目とは「舎弟みたいなもの」とムトーさんはおっしゃられました」

梅木
「それは独特なムトーの兄貴の言い回しであって、4代目は確かに「舎弟」だと言い切っておられましたよ」

宅見
「うん。それはオレも確かに聞いた。すでに亡くなった前の頭の中山さんや補佐の南さんらも承知しておられた。」

「忘年会の2次会で司も聞いただろう?」


「ええ。4代目はムトーさんを「舎弟」だと紹介されました」

渡辺
「それでは、他に異論がなければ、ムトーを非常勤の「相談役」として迎える事にしたいと思います。賛成の方は挙手を」

そろそろと様子を見ながら手を上げるものが続出した。

渡辺
「大多数のご賛同が得られたという事で、この件はこれで決定と言う事で、代行いいでしょうか?」

中西
「組の総意と言う事で・・・ムトー君よろしくお願いする」

オレ
「了解しました」

一斉に拍手が起こった。拍手をしてない何人かの顔をオレは覚えた。そしてその席は解散となった。拍手をしなかった何人かが先に席を立ってその場を離れた。

そして少し雑談をして、場所を応接室に移した。そこに参加したのは・・・さっき大広間で積極的にオレをいやゴローちゃんの提案を支持したメンバーだった。

岸本
「そう言えば、S会との和解金3億すべてを本部会計に入れてくれて本当に良かったのかな?」

オレ
「あーアレは向こうも菱の代紋に対して払ってくれた金でオレにくれたモノじゃありませんから(笑)」

宅見
「それにしても気前がいいなー(笑)」

オレ
「いえ。たぶん2度とありませんから(笑)」

渡辺
「あははは^^2度とないか?(笑)」

オレ
「ところで、田岡家の私物はすでにもう全部運び出されたんでしょうか?」

渡辺
「うむ。先月末にな」

「3代目のモノは一部寄贈してもらったものもあるが、ほとんどすべて運び出された」

オレ
「そうですか・・・オレとしては淋しい限りです」

宅見
「まっ満さんも由紀ちゃんも今後は組とは一切関係がなくなるが、ムトー君よろしく頼むよ」

岸本
「どちらも東京へ行かれるようだから、よろしくお願いします」

オレ
「はい。それは本来の役目ですから・・・お任せ下さい」

そんな雑談を交わした後、オレは松井と一緒に本家を出た。脇の大きな駐車場で石井の車に乗り込んで花隈の料亭「涼風閣」へ行った。

いつもの奥の部屋に案内された。すぐにビールと肴の用意が出てきた。オレたちはそれぞれのグラスにビールを注ぎカンパイした。オレは一気にそれを飲み干した。

石井&梅木
「相談役就任。おめでとうございます^^」

オレ
「ははは・・・おめでたいのか?」

石井
「そりゃーめでたいでしょう(笑)何しろ最高幹部の仲間入りですから」

梅木
「うん。こんなめでたい事はない(笑)私らも鼻が高いですよ」

オレ
「ところであの金、ゴローちゃんに渡さなかったのか?」

梅木
「渡辺さんの指示でムトーの意思で本部会計に入金したことにしろと(笑)」

石井
「何しろいきなり3億のシノギですからインパクト大きいですよ(笑)」

石井には東京銀座に進出させた。梅木にはせめて和解金をゴローちゃんに寄付する役をやったつもりだったが、ゴローちゃんはオレの事を考えて、オレが進んで本部会計に入れた事にした。

オレ
「で、相談役って何するんだ?」

石井
「さー?ムーさんは今まで通り好きにやってていいんじゃないですか?(笑)」

梅木
「任命した渡辺さん自身明確に何かをやってもらおうとは思ってないみたいですから」

松井
「ムーさんには一番いい「役」じゃないですか(笑)自由気ままに振舞えて」

オレ
「ははは・・・」

それからメシを食いながら色々と進んでいる和解の話を聞いたが・・・期待されていた手打ちが発砲、死亡事件が発生して流れてしまった事などを聞いた。なかなか抗争終結への道筋は遠いようだった。

そして1時間ほどそこで過ごし、オレと松井は石井に芦屋の駅前まで送ってもらった。松井には乗ってきたベンツで先にミナミへ行ってもらった。オレは竹園ホテルの隣のカフェ「ブラームス」へ入った。

ヨーコ
「いらっしゃいませ^^」

オレ
「よっ!」

オレはカウンターに座った。ヨーコはオシャレないでたちで、オレに熱いオシボリを広げて渡してくれた。

オレ
「すっかり春めいてきてヨーコも益々キレイになってきたな^^」

ヨーコ
「あらーすっかりジゴロのユーちゃんなのね(笑)」

オレ
「あははは^^誰に聞いたんだそんな事」

ヨーコ
「ヒロがミナミでどんな風に過ごして来たかしっかり玲子ママから教えて貰ったわ(笑)」

オレ
「それなら、女嫌いのムトーだろう(笑)」

ヨーコ
「うん。それも聞いた(笑)」

ヨーコはオレの隣に座った。以前の「あおやま」や「パームツリー」ではおしぼりを広げて渡したり、カウンターの隣に座ったりする事は一切なかったが、この店ではそんな風に振舞う事が自然に思えた。

オレ
「玲子がすっかりヨーコ甘えて迷惑かけてないか?」

ヨーコ
「ううん。私の方が裕也を預けたりしてお世話になってるわ^^」

オレ
「ははは^^そうなのか」

ヨーコ
「うん。まるで裕人の弟みたいに育ってる^^」

オレ
「いいじゃないか兄弟なんだから(笑)」

ヨーコ
「血は繋がってないのにね(笑)」

サイフォンで淹れた珈琲が出された。ヨーコはそれにフレッシュ・ミルクと少量のブラウン・シュガーを入れて軽くスプーンを使った。オレはその仕草をずっと見ていた。

ヨーコ
「最近ショーヘーと会った?」

オレ
「いや、あいつが帰国してからほとんど会ってない」

ヨーコ
「どうも由佳と別れたらしいのよ」

オレ
「えっ」

ヨーコ
「それが・・・」

オレは気にはかかっていたが忙しい事を理由に浜田と会ってなかった。いや、何度か時間を作ったつもりだったが、向こうもオレを避けているような様子もあったので、ついそのままになっていた。

そしてヨーコは先日浜田がやってきた時の事をオレに教えてくれた。

オレ
「どうしたらいい?」

ヨーコ
「やっぱりヒロの方から話をしてあげないと、あの子このままじゃダメになると思う」

オレ
「ふむ。オレの事は何か言ってたか?」

ヨーコ
「ううん。私がヒロの事を話すとショーへーは淋しそうに笑ってたわ」

オレ
「あいつには後輩の長井や佐伯が傍に居るから安心してたんだけどなー」

ヨーコ
「アキラ。斉藤君はヒロと東京で一緒に仕事してるんでしょう?」

オレ
「ああ。斉藤は大学出てすぐに就職したからすでに大人の社会人さ」

ヨーコ
「そう。ショーヘーはたぶんずっとヒロと音楽をやりたかったのよ」

「ヒロがもう音楽をやらなくなってきっと淋しいんだと思う」

「それにヒロはどんどん遠くへ行っちゃうし(笑)」

オレ
「オレが遠くへ?」

ヨーコ
「そうよ(笑)」

ヨーコもショーヘーも高校時代から付き合いだった。オレとショーヘー、アキラ、そしてユーヤ。その4人でバンドを始めた。ユーヤのアネキがヨーコだった。そしてユーヤが事故で死んだ。

オレはユーヤの代わりにヨーコの弟役を演じて・・・

オレは落ち込んでいる時に、ヨーコの元気な姿を見ると昔に戻ったような気になってほっとした。今でもそうだと思っていたが・・・それは微妙に違っていて、ヨーコもそれを感じているのかも知れない。

オレ
「じゃー行くよ」

オレは立ち上がった。

ヨーコ
「待って」

オレ
「ん?」

ヨーコ
「そんな淋しそうな顔して行かないでよ」

オレ
「・・・じゃーこれでどうだ?」

オレは両方の指で唇の端を左右に引っ張って少し首をかしげて見せた。

ヨーコ
「ヒロ!ちょっと出よう^^」

ヨーコは表に居る女の子に指示をしてオレを店から連れ出した。そして店から5分ほど北に歩いたヨーコのマンションに行った。オレは始めてその部屋に入った。

オレ
「ここがヨーコの部屋か」

特にデザインされているわけではなかったが、新しく揃えた家具がうまくレイアウトされていた。オレはリビングで立ってそこを見ていた。

ヨーコはオレの正面に回ってオレの首に両手を回してキスをした。

ヨーコの舌が入ってきてオレの舌に絡んだ。そしてオレの舌を強く弱く吸った。舌を吸われる度にオレの下半身は反応してヨーコの穴が欲しくなった。

オレはヨーコの乳を掴みながら、今度はオレがヨーコに舌を入れてヨーコの舌を吸った。ヨーコの体が伸び上がるように反応した。

オレ
「ベッドへ行こう」

オレはヨーコを抱きかかえるようにして寝室に入った。セミダブルのベッドにヨーコと絡まったまま倒れ込んだ。ヨーコの体の上に乗りキスをして乳を揉んだ。

オレは上半身を起してヨーコのスカートの中に手を入れてストッキングと下着を一気に引き降ろして脱がせた。そしてヨーコの脚を持って股間を開かせた。ヨーコは顔を横に向けて、少し脚に力を入れて股間を閉じようとしたが、オレが強く開くと抵抗しなくなった。

オレはヨーコの股間に顔を埋めた。草むらに顔を軽く擦りつけながらその下の割れ目に舌を這わせた。

すぐに固く尖ったモノに舌が触れた。その瞬間ヨーコの体はピクンと反応した。オレはそこにキスをした。

ヨーコ
「あぅー」

キスを続けながらヨーコの反応する声を聞いていた。そして舌でヒダを開いて女の穴に舌を入れた。

ヨーコ
「あぁぁぁ」

ヨーコの体はよく反応して、そこはもう濡れ切っていた。オレはそれを吸い取るようにキスを続けた。両方の手でしっかりとヨーコの両ふとももを開き股間をむき出しにした。指でヒダを開いてキレイな色の秘部を見ていた。後ろの小さな可愛い穴までよく見えた。オレはそこにもキスをした。

ヨーコ
「あーあーー」

オレはヨーコから離れて下半身だけ裸になった。ヨーコは体を横に捻って股間を隠して横になっていた。

オレは再びヨーコの上に乗りキスをしてヨーコの顔に自分の顔をこすりつけた。

ヨーコ
「あーヒロ」

オレはヨーコの股間に体を入れて、オレのモノをヨーコの股間にあてがって一気に腰を入れて乗りかかった。

ヨーコ
「うぁーーー」

ヨーコは顎を突き出すようにして上半身が伸び上がり逃げるように仰け反った。オレのモノはまだ半分ぐらいしか入っていなかった。

オレ
「あーヨーコ。もっと入りたい」

ヨーコはゆっくりと脚を上げ股間を開いた。オレは少しづつ体を上げて腰を使いオレのモノをヨーコの中に突っ込んでいった。

ヨーコ
「あぅーあーーー」

ゆっくりとヨーコの穴を味わいながらオレは動いた。柔らかい穴の肉はオレのモノを全部飲み込むように咥えこみながら締め付けた。

ヨーコ
「あーーーヒロ」

服を着たまま。さっきまでのヨーコと同じなのに、その表情は苦しげに切なさそうに歪み声を上げながらオレの名前を呼んだ。

オレはヨーコの両脚を抱えるようにしながら大きなストロークでヨーコの穴から自分のモノを出し入れした。

オレのモノが遠ざかると切なさそうな声をあげ、オレのモノが穴一杯に突っ込まれると、大きな声を出す。

そしてそのヨーコが喜ぶ声を聞きながらオレはだんだんと出し入れするスピードを上げた。

ヨーコ
「あっ あっ あっ」

ヨーコはちゃんと自分の穴がいきかけている事を声に出してオレに知らせた。オレは一気にその穴を責め立てた」

ヨーコ
「うわーーーあーーーあーーーあーーー」

ヨーコの上半身は大きく仰け反ってベッドに指を付きたてながらいった。オレはヨーコの体の下に手を入れてヨーコを抱きしめながら腰だけを激しく使い続けた。

オレ
「ほらっヨーコもしっかり抱き付いて」

ヨーコの両手はオレの背中の後ろに周り、力が入った。オレとヨーコはしっかりと抱き合いながら腰を使った。ヨーコの腰が激しく動く。お互いの腰が前に出る度にオレのモノはヨーコの穴の深くまで突き刺さりヨーコの叫び声が聞こえる。

ヨーコ
「うあーあーーーあーーーあーーー」

ヨーコは立て続けにいった。そしてオレの体から手が離れてヨーコがベッドに沈んだ。オレはベッドから降りて素っ裸になった。ベッドで横になってまだ体が反応しているヨーコの服を脱がせた。オレはヨーコの隣に入りヨーコを毛布の中に入れて横抱きにした。

ヨーコ
「あー」

オレ
「ほらっ脚を絡めて、オレのモノを掴んで!」

「シスコで教えたのに」

ヨーコは言われた通りにした。

ヨーコ
「もう4年も前の話よ忘れちゃった・・・」

オレ
「じゃーまた最初からだな」

ヨーコ
「うん」

オレは起き上がってヨーコを四つ這いにして後ろから責めた。我侭に責めた後ヨーコの穴の中でオレはいった。

そして風呂に一緒に入り体を洗ってもらった。風呂から上がり着替えた。ヨーコはオレの上着を着せてキスしてきた。

オレ
「じゃー行くよ」

ヨーコ
「うん。行ってらっしゃい^^」

オレは一人でヨーコのマンションを出て芦屋駅から電車に乗ってミナミへ向かった。地下鉄を乗り換えて、日本橋Player'sへ行った。

店はバンドの練習スタジオ待ちの客で溢れていた。オレはそいつらを掻き分けて奥のカウンターブースへ行った。長居を見つけて声をかけた。長井は上から他のスタッフを呼び寄せてからオレと一緒に店を出た。

向かいの喫茶店に入った。オレは珈琲を2つオーダーした。

長井
「お疲れ様です^^」

オレ
「うん(笑)相変わらず盛況だな?」

長井
「競合店も出来て一時ほどじゃありませんが、色々と企画モノが受けてなんとか^^」

オレ
「そっか。今日は浜田は?」

長井
「えっ?あーはいっ!ちょっと修理用のパーツでも買いに出かけているんじゃないかと・・・」

オレ
「・・・」

ウエイトレスが珈琲を2つ持って来た。長井はその子に冗談を言って愛想をしていた。オレは珈琲にフレッシュ・ミルクだけを入れた。

オレ
「由佳が若い男と逃げた!って聞いたが?」

長井
「・・・もう耳に入ってましたか」

「浜田さんから口止めされてたんですけど・・・」

「2年下でベースやってた佐々木です」

オレ
「それ以前からそういう兆候はあったのか?」

長井
「・・・はい」

オレ
「浜田はまったく知らなかったのか?」

長井
「それは、わかりませんが・・・」

「よく由佳さんが浜田さんにつっかかってヒステリックになってましたけど」

「浜田さんは黙ってやり過ごしてました」

オレ
「浜田は何て言ってる?」

長井
「何も・・・ただパーツを作ったりして録音なんかをひとりでやってます」

オレ
「やっぱりショックを受けたんだろうな」

長井
「そーでしょうか?浜田さん帰国してからずっとそんな調子でしたし、最初から由佳さんとはうまくいってないように感じました」

オレ
「・・・」

そんな事は最初からわかっていたはずなのに・・・オレはあえてお節介をしなかった。由佳は派手好きで奔放だった。エリートと結婚してからは大人しくしていたようだが、離婚して浜田と一緒になりタガが外れたように自由気ままに振舞ったのだろう。そして浜田はそんな由佳を放任していた。

オレ
「浜田に今日中に連絡をとって明日の朝1番でスカイカフェにに来るように伝えてくれないか?必ず来るようにって!」

長井
「・・・了解です」

オレは立ち上がって支払いを済ませてその店を出た。ぶらぶらと堺筋を歩いて周防町に出た。西に向かって歩いた。空は茜色に染まり大きな夕焼けが見えた。
もうすぐ陽が落ちるそして夜のミナミが始まる。オレたちの出番だった。

オレは元東洋ビルのあるところまで歩いた。すでにビルは取り壊され隣地も含んだ新しい「広瀬ビル」の建設が始まっていた。地上9階地下1階はこのあたりでは最大級のビルになる予定だった。

引き返してブティック「ガボ」を覘いた。

店内奥の接客用のカウンタースペースにいたシューさん。オレはそのまま暫く覗き込んだ。週刊誌でも読んでいるのか顔を上げた瞬間に目が合った。オレは小さく手を振った。シューさんは慌てて飛び出してきた。

ガボマスター
「おぉぉユーちゃん♪びっくりしたなー(笑)」

オレ
「へへへ^^シューさん。ご無沙汰(笑)お茶でもどう?」

ガボマスター
「おう^^」

シューさんは一旦店内に入り、それから出てきた。通りの向こうの英国館に入った。奥の席に座った。オレはアイスコーヒーを頼んだ。

ガボマスター
「久しぶりだなー^^」

オレ
「結構こっちにも戻ってたんですけど東京も忙しくてゆっくり出来なかったんですよ」

ガボマスター
「うん。色々聞いてる(笑)銀座はどう?」

オレ
「ええ。毎晩のように出没してます(笑)でも旧態然としたクラブばかりでぜんぜん面白くありませんよ」

ガボマスター
「そう^^じゃー面白い店教えようか?」

オレ
「へーシューさんの知り合いでも居る店ですか?」

ガボマスター
「ホントは店の場所と名前だけ教えて知らん顔している方がいいのかも知れないんだけど、それじゃー話にならないし」

オレ
「何々?そんなにいわくありげな店なんですか?」

ウエイトレスがアイスコーヒーを2つ持って来た。話が中断する形になった。オレはそれにフレッシュ・クリームだけを入れてそのままグラスを手に取り口にした。

ガボマスター
「キャッツの後、「SARI」って店になったんだよ」

オレ
「そうですか・・・」

ガボマスター
「オレも他に行くところなかったんで今でも毎日のように行ってるんだけど、そこのママがユーちゃんの事を知っててね」

オレ
「ギャラクシー系列の店にでも居た子かなー?」

ガボマスター
「まー一度行ってみれば分ると思うんだけど、そこのママの友人が現れたんだよ^^誰だと思う?」

オレ
「ふむ。そんな風に聞かれると、きっとオレとシューさんが旧知の人間なんでしょうね?」

「誰だろう?ちょっと見当が付かないなー」

ガボマスター
「で、そのママの友人の女性は、銀座でクラブをやってるそうなんだ」

「店の名前は『サザンクロス』なんだって」

オレ
「銀座の『サザンクロス』ですか?行った事ないですね。一体誰が・・・」

ガボマスター
「ショートカットでスタイルが良くて胸が大きくて、気が強い」

オレ
「・・・」

ガボマスター
「思い出しただろう?」

オレ
「ははは^^もしかしてシューさんが世話を焼いてくれた『レミ』?」

ガボマスター
「ビンゴっ!^^そうそのレミなんだよ(笑)」

オレ
「うわー懐かしいなー(笑)そうか南十字星かー」

ガボマスター
「ユーちゃんが今東京に居る事を言ったらレミも驚いてたよ」

「私の方からは行けないから、来てもらえたら嬉しいって可愛いこと言うんだ」

「もっともすでに可愛いどころか超イイオンナになってたけどね(笑)」

オレ
「レミも頑張ったんだろうなーとうとう銀座のママかー」

ガボマスター
「ああ。オレも嬉しくってユーちゃんが行ったら、絶対オレも新幹線乗って駆けつけるって約束したんだ」

オレ
「あははは^^別にオレが行く前にシューさん偵察してくれてもいいのに」

ガボマスター
「いやそれはダメだ。ユーちゃんとレミとの邂逅が済んでからでないとドラマにならないじゃないか」

オレ
「そんな大げさな(笑)」

ガボマスター
「あれから7年だぜ!きっと感動的な再開になるさ」

オレは瞬間的にレミとの別れのシーンを思い出した。アレは・・・79年の夏の終わり。オレの部屋に始めてレミを案内した。運悪くショーコと鉢合わせになってしまった。そして同じマンションにすでに理沙が引越してくる事になっていた。オレはその部屋を出た。

スカイマンションの6階にレミは住んでいたが・・・1階のカフェでショーコと話しオレが事務所に戻ろうとした時、レミはEV前に偶然居た。オレとショーコが話しているのを見ていたのだろう。

一緒に食事に行った。そしてスカイマンションに戻った。レミは6階で降りオレは事務所に上がろうとした。EVのドアが閉まる直前、泣き顔になったレミが近づいたがEVは上に上がった。

それからオレはダイビング・ツアーに出かけた。戻ってきた時にはレミは引越していた。ポストにレミの手紙が入っていた。

「ユーちゃんと一緒に見た星。一生忘れない」

それだけが書かれていた。

夏前にオープンしたばかりのヤマハのリゾート「はいむるぶし」夜の星をプライベート・ビーチに寝っころがり二人で眺めた。眼前に広がる満天の星。今にも降ってきそうな星たち。

まるで宇宙にふたりだけで浮かんでいるような錯覚の中で・・・一際大きく光か輝く南十字星をオレたちは見た。

アレから7年・・・

オレ
「じゃーシューさん。東京に戻ったら必ず「サザンクロス」に行くよ^^」

ガボマスター
「うん。その後オレも行く(笑)」

シューさんの言うようにそれが感動的かどうかは別にして、オレは楽しみになってきた。あのレミに会える。アイツがしっかりと銀座のママをしてる。笑ってしまいそうだった。

オレはシューさんと別れてギャラクシーに行った。

EVを上がりドアが開くと黒服たちの声がかかった。

「いらっしゃいませ^^」

「おひとり様でしょうか?どうぞこちらへ」

オレの知らない黒服たちだった。オレは彼らに案内されてアプローチを抜け、キャッシャーの前を通り過ぎようとした。

牧村
「あっ!ムーさん」

オレ
「おう^^久しぶり(笑)」

黒服たちがちょっと怪訝な顔をした。普段何があろうと動じないはずのマネジャーの態度に何かを感じたのだろう。

牧村
「私がご案内します^^」

慌てて牧村が出てきて店内に案内された。ホステス達から声がかかる。

「いらっしゃいませ^^」

まだ時間が早いせいか店内の客は少ない。見知ったホステスが驚く。

ホステス
「まームーさん^^」

オレ
「よーメグっ!ちょっと匂いを嗅がせてくれ(笑)」

オレはその子に近づいて軽く抱擁した。そして匂いを嗅いだ。

オレ
「んーーーいい匂いだ。後でもっと愛し合おう♪」

ホステス
「キャー♪ほんとですかー^^」

オレ
「(笑)」

オレは牧村に一般席に案内してもらった。広いボックス席に座った。さっきのメグとその他に若いホステスが2名席に付いた。

ウエイターがブランデーセットを用意した。メグがオシボリを開いてオレに持たせてくれた。

オレ
「東山のジン・トニックを^^彼女らはモスコを」

ウエイター
「はい^^かしこまりました」

メグ
「突然いらしゃって下さってありがとうございます^^」

オレ
「あははは^^たまには黙って店に入るのもいいかなーって思って」

メグ
「はい^^こういう機会でもないとなかなか近づく事ができませんから」

オレ
「言ってくれるじゃねーかー(笑)」

ホステス1
「初めましてムトーオーナー^^萌子と申します」

ホステス2
「初めましてムトーオーナー^^カレンと申します。どうぞよろしくお願いします」

オレ
「うん。固いのはダメなんだ。ムーさんでいいよ^^」

ホステス1&2
「はい^^」

ウエイターがジン・トニックとモスコを持って来た。そしてそれぞれの前に置いた。

メグ
「じゃームーさん。私がカンパイしていいですか?」

オレ
「ん?おう^^どうぞ」

メグ
「では・・・今日の良き日を^^」

ホステス1&2
「神に感謝♪」

「かんぱぁ〜〜〜いっ♪」

オレ
「あははは^^そんなアホみたいなカンパイが流行ってるのか?」

オレはグラスを口にした。やっぱり東山スペシャルは旨かった。

ホステス1
「えーアホみたいですかー?すごくいいカンパイだって評判なんですよー」

ホステス2
「ちょっと宗教的でその上オシャレな感じで流行ってるんですよー」

メグ
「あなた達・・・このカンパイは元々ムーさんの倶楽部の儀式なのよ!」

ホステス1
「うわーそうだったんですかー?^^」

ホステス2
「知ったかぶりして恥ずかしいー^^」

目の端に松井が映った。だんだん大きくなってきた。

松井
「ムーさん。ご機嫌ですね!あれからいい事でもありました?(笑)」

オレ
「おう^^お前もコッチに座って今日は客になろう(笑)」

松井
「んーーーまっいっか^^」

こんな風にギャラクシーで普通の客のように飲むのは始めてだった。知り合いが来店した時に同席することはあっても、純粋に客としてホステスに冗談を言って遊ぶことはコレまでなかった。もっともそれもずいぶん昔の話だが・・・

松井
「すぐに理恵ママが飛んでくると思いますけどね^^」

オレ
「出来たらすぐじゃなくて、ゆっくりでいいんだけどな(笑)」

松井
「オレ怒られましたもん。なんで大阪に来てるのなら早く教えてくれないんだって(笑)」

オレ
「たまにはこうして純粋にギャラクシーのキレイどころと一緒に飲みたいじゃないか」

メグ
「うんうん^^そうですよ!たまにはギャラクシーの女もちゃんと相手にして下さい」

オレ
「ギャラクシーの女(笑)もう死語だろう」

メグ
「いいえ。今も尚健在です!」

オレ
「ほー^^じゃー萌子やカレンもそうなのか?」

萌子
「ギャラクシーの女って?何なんでしょう?」

カレン
「なんか特別な意味があるんでしょうか?」

オレ
「あららここでも世代交代が進んで若い子はその名前も知らなくて、ギャラクシーの女は、今じゃババァ〜ばかりか」

メグ
「ババァだなんて!ひっどぉーーーい!ムーさん(笑)」

オレ
「ははは^^オレもおっさんの仲間入りだもんなー(笑)」

いきなり声がかかった。

理恵ママ
「いらっしゃいませームーさん♪^^」

「もうすでにゴキゲンなご様子ですね!」

オレ
「あははは^^理恵ちゃーん♪」

きっと理恵はオレが座っている反対方向から回り込んで来たんだろう。急な出現に驚いた。

和服姿がビシっと決まった理恵は、それはもうキリっとした美人の「理恵ママ」だった。周辺の若いホステスが瞬間、緊張した様子に変わった。オレはソファの奥へ体を移動させた。理恵はオレの隣に座った。

理恵ママ
「ユーちゃん。もっと早く電話で知らせてくれればよかったのにー」

一瞬にして優しい顔に変化して皆の前で甘えた声でそう言った。

オレ
「あははは^^突然の方が新鮮でいいかなーって思って」

理恵ママ
「ユーちゃんが来る!って思って待ってる方がいいのー♪」

オレ
「いや、それに今日はこの後の新幹線ですぐ帰る予定だったから」

理恵ママ
「いやーいやよーユーちゃん。。。」

理恵は顎を突き出すようにしてオレに迫り、本当に泣き出すんじゃないかと思うぐらいオレにくっつてきた。

理恵ママ
「ねーお願いだから、帰らないでー」

オレ
「おうっ^^わかった。冗談だよ!ジョーダン♪」

「オレがここへ来て理恵ちゃんに知らん顔して帰るわけないじゃん^^」

理恵ママ
「良かったー^^ユーちゃん。意地悪なんだからー」

オレ
「あははは^^」

まるでそこにはオレと理恵のふたりだけしかいないような状況に松井も苦笑していたし、ホステス達も唖然としていた。

オレ
「ほらー皆びっくりしてるぜ!怖い理恵ママが小娘みたいな事言うから(笑)」

理恵ママ
「いいのっ!ユーちゃんの前ではいつでも小娘なのよ^^」

メグ
「理恵ママ・・・なんかすっごく可愛い^^」

萌子
「ほんとっ!負けそー^^」

カレン
「ムーさんは理恵ママのいいひとなんだ^^」

オレ
「あはっ!萌子^^負けずに構ってくれ(笑)カレン♪踊りに行こうか?」

理恵ママ
「ユーちゃん!!!」

オレ
「あははは^^」

結局オレはそれ以上そこに居る事ができず、理恵と松井の3人で「菊水亭」のはなれに入った。

すぐに山城さんが挨拶にやってきた。「桜井」が好調な事を報告すると喜んでくれた。そして酒と料理の用意をしてもらった。

理恵はオレの隣にぴったりとくっつき、オレと松井にビールを注いだ。オレは理恵にビールを注いだ。そして軽くグラスを重ねた。一気に半分ほど飲んだ。

理恵
「ユーちゃん。本当にすごく心配してたんだから」

「危ない事ばっかりしてーいやーよーもう怪我なんかしたらっ!」

オレ
「あーアレはもう解決した。大丈夫だ^^」

理恵
「ほんとにー?じゃー私、東京に遊びに行っていい?」

オレ
「おう^^理恵ちゃんならいつでも大歓迎だっ!」

理恵
「うわー嬉しいぃー♪」

廊下の向こうから声がかかり仲居が酒と料理を運んできた。ほとんど同時に前田と関川がやってきた。

関川
「理恵ママ^^ご無沙汰してます」

前田
「オレはしょっちゅうギャラクシーに行ってるもんね(笑)」

理恵ママ
「セキちゃんも新地の方がいいのならそっちにも来てね!^^」

正面に前田と関川が座り、オレの右隣に松井、左隣に理恵が座った。理恵は手早く新しいビールを前田と関川に注いだ。彼らがやってきたことで理恵はようやく通常モードに切り替わった。

前田
「いよいよコレで思いっきり東京進出ですね」

関川
「こっちも全開モードで準備してるぞ!」

オレ
「うん。ここ1、2年で300ぐらいの拠点を確保する」

「不動産、金融、建築、西の総力をそこに結集する」

「どんどん正業に転換させるんだ」

前田
「金融は2種類ですよね?」

オレ
「うん。一般向けの消費者金融。コレは前田のところでやる。東京、大阪で同時拡大路線を突っ走ろう」

「関川のところは、事業向け金融を専門に東京で100社ぐらい進出させよう」

松井
「とんでもない規模ですね」

オレ
「うちがやらないと昭和相銀は他に依頼してしまう」

「なんとしてでもうちだけでやりきる」

「人員もどんどん増やす」

「一気に駆け抜けるぞ」

前田&関川
「はいっ^^」

それからは雑談になり、東京での事件の顛末を松井が面白おかしく話した。そして今日の神戸での「相談役」の件もオープンに話した。

関川
「まるで何でもアリのジョーカーみたいだなー(笑)」

前田
「トランプのジョーカーですか?^^西と東に発言力を持つ!もうフィクサーみたいなものでしょう」

オレ
「1月におばさんが急逝して・・・オレの役割もほぼ終わったようなもんなんだけどな」

松井
「いえ。まだまだこれからですよ!始まったばかりだと思いますよ」

オレ
「ん?オレは別に何か大それた事を考えてるわけじゃないぞ?」

松井
「ムーさんはきっと無意識なんでしょうね(笑)」

関川
「何だよ松井!ムーさんが何かとんでもない事考えているような口ぶりじゃないか?」

前田
「ムーさん。オレたちにも教えて下さいよ」

松井
「いや、ムーさんは何も考えてないさ(笑)これまでも、これからも」

「でも、きっと何かやらかしてしまう。オレはそんな気がしてるだけだ」

オレ
「ふーん。やらかしてしまうわけか?アホみたいに?(笑)」

松井
「あははは^^きっとそうですよ(笑)」

理恵に気を使ったのか松井は前田や関川と飲みに行くと言って「はなれ」を出た。オレも行こうとしたが、理恵に手を引っ張られてそこに留まることにした。テーブルは一度片付けられて、新しい酒の用意になった。

オレはスーツを脱いだ。理恵はオレの着替えを手伝いオレは浴衣に丹前を着せられた。そして掘りごたつになっているテーブルに戻った。

理恵
「やっとふたりっきりになれたー^^」

オレ
「ははは・・・そうだな^^」

理恵
「ごめんねーみんなと飲みたかったでしょうに・・・」

オレ
「いや、オレだってほんとは理恵とこうしていちゃいちゃしたいと思ってたんだ」

理恵
「ユーちゃん。嬉しいー^^」

オレ
「あはっ!でもどうしたんだ?この頃淋しがりの理恵になってないか?」

理恵
「うん。自分でも変だと思うんだけど、ダメなのよユーちゃんといないと」

オレ
「そう^^」

理恵は熱燗を備前のぐい飲みに注いだ。オレはそれを口にした。それまであまり飲まなかった日本酒だか、桜井や菊水亭などの和風スタイルで飲む事が多くなったせいか日本酒が増えた。

理恵
「わたしはこうしてユーちゃんと飲んでるだけで幸せよー^^」

オレ
「ああ。オレたちがジジー&ババーになったら毎日こうしていよう」

理恵
「うわーババーになるのイヤー(笑)」

オレ
「きっと理恵なら可愛いババーになるよ^^」

理恵
「きゃー言わないでー(笑)」

「でもそうなったらユーちゃんもたまには若い子が欲しくなるんだろうなー(ーー;)」

オレ
「そういや今日もギャラクシーで始めてあんな風に飲んだけど・・・ホステス達もずいぶん入れ替わったな」

理恵
「そーね。どんどん若い子たちが増えて、だんだんミナミらしさが無くなってしまいそうよ」

「さっきの萌とカレン。どっちか欲しいのー?(ーー;)」

オレ
「欲しくないさ(笑)その若い子たちがびっくりしてたぜ!理恵がオレに泣きそうな顔で甘えていたから」

理恵
「ユーちゃんが恥ずかしい思いしたー?ごめんねー」

オレ
「オレは恥ずかしい事大好きだから^^」

理恵
「じゃーもっといっぱい恥ずかしい事してあげる^^」

そう言って理恵はオレの股間に手を入れた。浴衣の裾をわってオレの下着を少しずらしてオレのモノを握った。優しく強くオレのモノを刺激した。それだけでオレは我慢できなくなった。

そして理恵をその場で裸にしてオレは理恵に乗りすぐに我侭なセックスをして果てた。

一緒に風呂に入り、奥の部屋に布団を敷いて、朝まで何度も理恵を抱いた。理恵のオンナとしてのテクニックとその献身的な精神にオレは翻弄され何度も理恵の中に精液を放出した。

S会の会長の前で理恵は裸になって、背中の咬龍の刺青を見せた。オレも裸になって後ろから理恵を抱いた。それを見た会長は異常に興奮して自分のオンナを同じようにオレの隣で犯した。

そしてオレを殺して理恵を手に入れようとしたが、それは叶わなかった。そしてそれが一転してオレとの仲を深める事になった。

すべては理恵の背中に居る咬龍がオレを守ってくれた結果だとオレは信じていた。

翌日、早い時間に「はなれ」で理恵と一緒に朝食をとり、オレは菊水亭を出た。


▼9時・・・スカイ・マンション1Fカフェ


オレ
「何だよ思ったより元気そうじゃないか(笑)」

浜田
「別に落ち込んでるわけじゃねーよ(笑)」

オレ
「そうか^^ショーヘーお前ももうミナミは飽きただろう」

「部屋用意したから東京へ来いよ」

浜田
「・・・」

オレ
「向こうでフリーのギタリストでもやれよ!」

「それと、おしゃれなライブハウスでもつくって、おっさんバンドでもやろうぜ(笑)」

「世良も協力するって言ってるぜ」

浜田
「本気なのか?」

オレ
「本気もウソ気もねーよ(笑)オレも仕事ばっかりじゃ退屈でな」

「かと言って女はもう手一杯だし(笑)好きな歌を歌ってたまには楽しくやりたいさ」

浜田
「オレとお前と斉藤・・・またドラムが居ねーな?(笑)」

オレ
「ははは^^今度こそ占部がヒマにしてるから入れてやろうか?」

浜田
「あははは^^オレ達が芸大の1年だった頃と同じじゃねーか(笑)」

オレ
「向山どうしてるんだろうなー?広島で頑張ってるんだろうなー」

浜田
「あいつのドラムはセンス良かったな」

そういえばオレたちが芸大に入学した当時・・・ドラムを探していた。そしてオレは同じ学科で呉から来ていた向山というドラマーを見つけたが、家の事情で1年の秋に中退した。

あの頃はバンドをやる事がすべてだった・・・

浜田
「ヒロ・・・刈谷の結婚式。出てやってくれないか」

オレ
「ん?」

浜田
「親も出席しないらしいんだ。もしかしたら日本人の友人が誰も居ないんじゃないかと思ってな」

オレ
「ふむ」

浜田
「忙しいとは思うけど・・・頼めないかな?」

オレ
「オッケーわかった。じゃーお前も一緒に行こう」

浜田
「オレはダメだ」

オレ
「いや、行こう。きっと刈谷喜ぶぜ!」

「お前とオレで「イヤになったらすぐ帰って来い!」って日本語で言ってやるんだ(笑)」

浜田
「ばっバカな(笑)」

オレ
「ふたりで祝福してやれば・・・きっとほんとに喜ぶって」

浜田
「ヒロ。お前はほんとに・・・」

オレ
「何だよ」

浜田
「いつまでたってもアホっだな(笑)」

オレ
「あははは^^おめーに言われたくねーよ(笑)」

オレはわかっていた。浜田は刈谷がずっと好きだったんだ。その刈谷と結婚して新婚旅行でニューヨークに来た。そしてその後も刈谷はニューヨークに住みたがった。

そしてその本当の理由・・・刈谷がオレの傍に居たがった。浜田は断腸の思いで刈谷の好きにさせた。そしてきっと心のどこかでオレの事を恨んでただろう。

失意の中、ショーへーはLAへ行き偶然にも出会った昔の仲間、由香と衝動的に結婚した。その由香は先日若い男と一緒に逃げた。

刈谷はその後、サンタモニカの仕事を希望しオレは了承した。オレの帰国と共に東京に呼んだが、うまくいかずサンタモニカに戻った。そしてそこで新しい出会いがあり結婚を決意した。

刈谷の新しい人生のスタート。浜田はその門出を見送ってやりたいのだがそれを・・・刈谷に愛されたオレに託そうとしていた。

浜田はひとりでは絶対に行かない。オレと一緒なら・・・

浜田
「じゃーサンタモニカの出発前に引越しの用意をするよ」

オレ
「おう^^すでに家具なんかは揃ってるから、着替えとギターだけでいいぞ」

浜田
「ああ。わかった。じゃー行くよ」

オレ
「おう^^」

ショーヘーは席を立った。そして来た時と同じようにバイクに乗って帰って行った。オレはキャメル・ライトに火をつけた。

お互い細かいことは何も言わない。ショーヘーはオレに言いたい事は山ほどあっただろうが、あいつは昔からそんな事は言わない。いいヤツだった。

スカイ・マンションオフィス

オレはインターフォンを鳴らして鍵を使って入った。リビングの南側の窓に行って電動のブラインドを開けた。朝の陽の光が部屋いっぱいに差し込んできた。

自室に入ってジーンズとシャツに着替えた。

ライティング・デスクを引き出してその奥の無線電話機をとった。階下の香の部屋に電話を入れて本橋と一緒に上がってくるように言った。

自室を見回した。何も変わっていない。オレはベッドに寝転んだ。さっきショーヘーと昔の事をしゃべったせいか、あの頃の事が思い出された。まだ大阪に出てくる前・・・それこそジーンズとシャツで毎日暮らしていた時代。芸大のカフェに溜まってはジュークボックスのロックをかけて、音楽やバンドの事ばかり話していた。あの頃夢見た事は・・・こんな事じゃなかったはずだ。

インターフォンが鳴ってドアが開く音がした。

オレは現実に戻り、部屋を出た。

香が入って来た。

オレ
「よう^^ひさしぶりだ(笑)」


「ユーちゃん。お帰りー^^」

オレは香と抱き合った。香の匂いをいっぱい嗅いだ。そして軽くキスをした。すぐ後ろに本橋がいた。オレは本橋にも同じようにした。

中央のミーティング・テーブルに座った。本橋はキッチンへ行った。

オレ
「ようやく東京のゴタゴタが片付いて落ち着いた」


「そう^^良かった。これで一安心?」

オレ
「おう^^いつでも遊びに来ていいぞ(笑)」


「うわーほんとにー?」

本橋が珈琲の用意をしてテーブルに付いた。

本橋
「ディズニーランドにも行きたいねーって言ってたんだ(笑)」


「うん。私も百合ちゃんもまだ行った事ないしー^^」

オレ
「なんだ?オレに案内させようってか?(笑)」

「しょーがねーなー連れて行ってやるよ」


「うわー良かったねー百合ちゃん」

本橋
「うん。嬉しい(笑)」

オレ
「あっそうだ。さっき下でショーヘーと打ち合わせしてたんだ」

「あいつも東京へ引越してくる事になった」

「その前に、サンタモニカへふたりで行って刈谷の結婚式に出席する」

本橋
「えっ!おふたりで出席するんですか?」

オレ
「ダメか?」

本橋
「いえ(笑)きっとモトコ喜びますよ^^そうですか、おふたりで(笑)」


「そうなんだー(笑)なんか男同士っていいなー」

本橋
「ムーさんと浜田さんは特別よ(笑)」

浜田と刈谷、そしてオレとの関係。彼女らはすべて知っているようだった。そして本橋はオレたち高校以来の仲間の斉藤の・・・元嫁だった。

オレ
「東京へ浜田が来たら、斉藤を入れて3人でおっさんバンドをやるぞ!」

本橋
「うわっ!斉藤も・・・ですか?」

オレ
「あったり前だろう。mar'sなんだから」


「昔、ユーちゃんがやってたバンドでしょう?再結成するんだ?^^」

オレ
「あくまでもシャレでやるだけだ」

本橋
「そーですかー^^今度は思いっきり最初から遠慮せずにムーさんの応援しよーっと(笑)」


「あらっ百合ちゃん。前は遠慮してたの?」

本橋
「あはっ香ちゃんには詳しい事言ってなかったわね」

「色々な事があって、そうなのよ(笑)後でゆっくり聞いてね?」

オレ
「オレにも教えてくれ^^」

本橋
「ムーさんは知らなくていいです^^」


「なんか色々ありそうね楽しみだな」

本橋は立ち上がってキッチンの方へ行った。コーヒーメーカーから珈琲のいい匂いが漂っていた。

本橋がトレーに乗せた珈琲を持って来てくれた。香はオレの珈琲カップにフレッシュ・クリームだけを入れてスプーンを使いオレの前に置いた。

オレ
「ありがとう^^」

本橋
「でも、みなさん東京へ行っちゃうんですね」

オレ
「長井や佐伯、岡田らはPlayer'sでこっちに残ってるぜ」

本橋
「浜田さんまで行ってしまってmar'sが復活したら、アイツらも行きたがりますよ」

オレ
「あははは^^そうかもな」

本橋
「あっ今言った人たちはムーさんのバンドの後輩たちなの^^私と同期だから呼び捨てなのよ(笑)」


「そーなんだ(笑)後輩は男女関係なく呼び捨てなのね?」

本橋
「そーよ^^mar'sClubは音楽サークルなのに体育会系のノリなの(笑)」

「だから私なんか今でもモトハシーって呼ばれるの(笑)」

「結婚して名前変わってた時でも一緒なのよ」


「百合ちゃん。きっとユーちゃんがモトハシーって旧姓を呼ぶから旧姓にすぐもどちゃったんだ?(笑)」

本橋
「あははは^^なんて事ゆーのよかおりぃー(笑)」

オレ
「くくくっ^^名前のせいか?傑作だなー(笑)」

香はオレの学生時代を知らない。きっと後でさんざん本橋から聞かされる事だ
ろう。

本橋
「あっ私今日早番だからそろそろ行きます」


「じゃー私は今日は実家だから^^」

本橋
「うん。じゃームーさん。また後で」

オレ
「おう^^いってらー(笑)」


「いってらっしゃい^^」

本橋はオフィスを出てステーキハウスの開店準備に出かけた。

オレ
「実家何かあったのか?」


「ううん。母の検診日だから私が一応付き添うの、夜は久々に実家でごはん食べようって約束だから」

オレ
「そっか。オレは明日、東京に戻るんだ」


「じゃー今しか時間ないわね(笑)可愛がってあげようか?」

オレ
「あははは^^言うじゃねーか?(笑)」


「ここがいい?それとも部屋に来る?」

オレ
「いや、ジャグジーがいい^^」


「オッケー♪いっぱい可愛がってあげるわ^^」

オレ
「あははは^^」

香の明るい笑顔やサマになっていない冗談が嬉しかった。本橋と一緒に居る事でこんなに元気に過ごせている事にオレは本橋に感謝した。

香とこんな風にすごせるようになるまでどれほどの事件と時間がかかったか・・・そしてそれはもしかしたらこれから先も波乱含みなのかも知れなかったが、今はこの一時の楽しさを謳歌したかった。

そしてオレたちは地下駐車場へ降りてベンツに乗り生玉のホテル「キング・コング」へ行った。

夕方になり直接ベンツで香の神戸の自宅まで送っていった。そしてまた戻って来た。スーツに着替えて本橋がマネージャーをやってる梅田のステーキ・ハウスに迎えに行った。

そして、新地本通の「LINDA」へ行った。

店内に入ると、滝田マネージャーが居た。

滝田
「ムーさん^^お久しぶりでございます」

オレ
「すっかりご無沙汰してしまって^^」

「いやーここもリニューアルしてから始めてだ^^やっぱり流行ってますねー(笑)」

滝田
「ありがとうございます^^どうぞご案内いたします」

オレと本橋は明るいちょっとゴージャスになった店内を見渡しながら奥の席に案内された。

オレ
「清水さんのジン・トニックとモスコを^^」

滝田
「かしこまりました^^清水も元気でやっております(笑)」

そう言ってクラブ「純子」時代からのマネージャーの滝田さんはテーブルを離れた。

本橋
「ここもうちの系列でしたよね?」

オレ
「うん。広瀬オフィス。玲子のところだ」

本橋
「あっそうだったんですか」

オレ
「まだミナミにも「LINDA」があった頃に2号店としてオープンした」

「お前らの卒業前・・・間島と少し付き合った頃、ここへよくデートした」

本橋
「間島と^^そうですか(笑)」

オレ
「おかしいか?^^」

本橋
「急に間島が女っぽくなって、きれいになって何かあったんだろうなーって刈谷と話していた頃ですよ」

「ぶすっとした顔して、ちょっとムーさんと付き合ってるの!って言うんですよ」

オレ
「あははは^^ブスっとして言うのか?間島が?(笑)」

本橋
「私達が色々と聞き出そうとするんですけど、アイツ肝心な事は言わないんですよ」

オレ
「肝心な事って?」

本橋
「いや、まーそれは女同士の話と言うことで割愛します(笑)」

オレ
「なんだよー教えてくれよー」

本橋
「女同士の秘密の話でーす^^」

オレ
「今度間島に問い詰めてやろう(笑)」

本橋
「あはっ!あの恥ずかしがりは絶対言いませんよ」

オレ
「そう^^」

ジン・トニックとモスコが運ばれてきた。オレは食事を適当にオーダーした。オレたちはグラスを合わせてカンパイした。東山のジン・トニックとはまた微妙に違った本家本元の清水スペシャルだった。旨い。

オレ
「以前にも思ったけど、刈谷と横山の会話を聞いていたらほんと漫才みたいな絶妙の掛け合いだな?お前らもそうなのか?」

本橋
「ええ。同期の長井君や佐伯君と飲んだりする時は、大抵そうなります(笑)」

オレ
「楽しくって仕方ないだろう?(笑)」

本橋
「はい(笑)いつまで経ってもそんな風に付き合えるいい仲間ですね」

オレ
「みんながそんな風に学生時代のように過ごせたらいいのになー」

本橋
「そうですね^^でも私は今はそれに近いものがありますから(笑)」

オレ
「そっか(笑)」

「でも間島、本橋、刈谷、お前ら3人は芸大でも評判の美人だったから、あいつらからも告白されたんじゃないのか?^^」

本橋
「えへっ^^間島や刈谷は結構あったんですけど、私は早くから斉藤と付き合ってましたから・・・非常に残念な事に全然ないんです(泣)」

オレ
「あははは^^そっかー(笑)」

オレはジン・トニックを飲み干した。料理が運ばれてきた。オレはお替りを注文した。

本橋
「間島が昔よく言ってましたよ」

「私は男に生まれてくれば良かったって(笑)」

「そしたら横山みたいにずっとムーさんの傍に居るのにって」

オレ
「ははは^^学生時代は間島も横山並に傍に居たよ」

本橋
「そーでしたね^^でも不思議ですね」

「間島はいつの間にかムーさんの子供生んですっかり若女将やってて」

「斉藤との結婚を失敗した私がムーさんの仲間に入れてもらって(笑)」

オレ
「人の運命なんて、わからないものだ(笑)でもまだまだこれからだ」

「先は長い。アレだけ成功したカンパニーだって潰れる時は一瞬だったし」

「世の中何が起きるかわからないさ。たかが結婚を失敗したぐらいなんて事はない。何度でもやり直せばいいさ」

本橋
「はい^^」

オレ
「こんなに明るいお前が、本当はすぐに思いつめるタイプだなんて誰もわからないだろうな」

本橋
「ムーさん。理解してもらえる人が居て・・・嬉しいです」

「あの時、ムーさんにニューヨークに誘ってもらえてなかったら・・・」

「私、どうなってたかわかりませんもん」

オレ
「オレの方こそ本橋には感謝してる」

「それこそお前が居なかったら、香がどうなってかわからないし」

本橋
「・・・」

新しいジン・トニックが来た。オレはそれに口をつけた。

オレ
「この間、東京で話していたんだ」

「東京での仕事が失敗するような事があったら・・・」

「イタリアで手漕ぎ船を操ってカンツォーネを歌いながら観光船の仕事しようか?って」

本橋
「歌を歌いながらベニスの運河を?」

オレ
「おうソレソレ(笑)」

「横山は「与作は木を切るぅ〜〜〜♪」ってやりたいらしいぞ」

本橋
「あはははは^^あの音痴の18番(笑)」

オレ
「へいへいほぉ〜〜〜♪って日本人客ならコーラスするぞ!」

本橋
「あははは^^おかし過ぎるぅー(笑)」

オレ
「でもなかなかいいだろう?」

本橋
「へーそんな事考えてたりするんだー」

オレ
「もうひとつ!カナダへ行こうって話もあった」

「大きな湖に浮かべる家があるんだ。ゆっくりと移動しながら木を伐採する」

「時にウサギや鹿をハンティングして、裁いて食う」

「みんなで数軒の家を連ねて移動しながら生活するんだ」

本橋
「へー湖に浮く家で、皆で暮らすんですか?」

オレ
「女達は小麦を挽いてパンを焼き、男は漁へ出たり、狩猟をしたり自給自足だ」

本橋
「うわームーさん達、とんでもない事考えてるんですね?」

オレ
「ああ。仕事が失敗しても楽しく生きる方法はいくらでもある!ってな(笑)」

本橋
「ねームーさん。私も仲間ですよね?いえ家族ですよね?」

オレ
「そうだ^^mar'sNYはひとつの家族だっただろう?」

本橋
「はい。これからもよろしくお願いします(笑)」

たった1年しか違わなくても、本橋は可愛いオレの後輩だった。親友、斉藤と大学を出てすぐに結婚して、斉藤の浮気相手が妊娠した事で本橋は斉藤から離婚を迫られていた。

そのショックから本橋は自殺未遂を図った。意地になって離婚を拒絶していた本橋を見舞い、その時にオレはニューヨークへ誘った。

本橋はニューヨーク行きを決め、斉藤との離婚にも応じ新しい人生のスタートをきることになった。

そしてニューヨークで新しいパートナーと出会い。帰国して結婚した。その際にも本橋は相手の男を連れてきて、オレの許可が欲しいと言った。

ひとりの魅力的な女・・・何度も抱いて押し倒したかったが、オレは我慢した。だからこそ今でもこうして仲間として付き合える。オレはそれが嬉しかった。そういう相手がひとりでも居た事が・・・しかしいつかオレは本橋を抱いてしまうかも知れない。いや、いまこの瞬間にも抱きたいと思っていた。

オレはとことんスケベな男なんだと・・・思った。


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