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トワイライト・アヴェニュー



スターダスト・レビュー:「トワイライト・アヴェニュー」

81年デビューでしたか!で84年の5枚目のシングル「夢伝説」でCMタイアップとなりヒットしたんですね。これはその前年の83年ですか・・・79年のポプコンで優秀曲賞とってますね。


1986年9月PART4---------------

▼24時・・・東京湾「倉庫」

広い倉庫の中にある小さな部屋に入った。オレと松井と美香の3人だけで西脇と源は外に出した。椅子には三島だけを座らせた。もうひとりの男は床に転がしたままだった。

松井が三島の顔を数回叩き、起こそうとした。オレは水の入ったバケツを三島の顔にぶつけるようにかけた。

三島
「うぅー」

正面に美香が座っていた。

美香
「今から聞くことを正直に答えるのよ!」

「返事は?」

三島
「ああ」

美香
「この人の質問に答えるのよ」

オレは美香を外に出した。美香は嫌がったが、とりあえず北脇氏と倉庫内の車の中に居るように言って強引に出させた。

オレ
「名前は?フルネームだ」

三島
「三島数馬」

オレ
「年齢は?」

三島
「43」

オレ
「何処の組のものだ?」

三島
「S会系一心会」

オレ
「何故藤原美香を誘拐しようとした」

三島
「頼まれた」

オレ
「だれに?」

三島
「豊島だ」

オレ
「何処の豊島だ?」

三島
「新生会病院の豊島」

オレ
「今日襲ったのは誰に頼まれた」

三島
「藤原敏江」

オレ
「どうするつもりだった?」

三島
「美香を誘拐しろと」

オレ
「誘拐だけか?」

三島
「できなかったら殺せと」

オレは上着からキャメルライトを取り出して火をつけた。

オレ
「ムトーを狙ったのは誰に頼まれた」

三島
「誰にも頼まれていない」

オレ
「お前がムトーを殺したかったのか?」

三島
「ああ」

オレ
「何故ムトーを殺したかった?」

三島
「田所がムトーに逆らう気をなくした・・・

だがムトーが殺されれば、西と東が戦争になり田所も考えを変える。

アイツを消さないとオレたちが生き残れない」

オレは松井に美香を連れてくるように言った。オレはタバコを下に捨てて靴の裏でこすりつけるようにして消した。

松井と美香が入ってきた。

オレは美香に松井と尋問を代わるように言った。そしてそれが有効に機能する事を確認して美香と一緒に部屋の外に出た。

オレはここの鍵を渡してくれたS会のふたりに礼を言って朝まで使った後、キーを帰しに行くと言って先に帰らせた。




▼2時・・・赤坂「自宅」

純子
「そんな事があったんだ・・・それにしてもよく無事で」

オレ
「松井が至近距離で38口径で撃たれた。もっとも防弾ベストを着ていたから大丈夫だったが、たぶんアバラの骨が折れているだろう(笑)」

美香
「やっぱりそんな怪我してたんだ・・・どうしよう」

オレ
「ははは^^本人はケロってして「オレにもやっと武勇伝が出来た」って笑ってた

もっとも防弾ベストを着ていたから無茶をしたんだけどな」

松井はとりあえず警備の者と一緒に治療の為に病院に行かせた。オレは戻ってきてすぐに純子にお茶漬けをつくってもらって、それを2杯食った。洋子は今日はオレが戻らないと思って、自宅に着替えをするつもりで帰ったらしい。

北脇氏も同じようにお茶漬けを食って先に風呂へ入ってもらっていた。

電話が鳴った。純子が取ろうとしたがオレはそれを制して自分で取った。

オレ
「ムトーです」

「私です」

「・・・何だと!まさかお前っ!!!」

「すぐに行くから待ってろ」

美香
「何があったんですかっ!」

オレ
「すまん。美香・・・病院で芳恵さんが服毒自殺した。」

美香
「そっそんな・・・」

源に運転してもらい北脇氏と美香の3人で新生会病院に向かった。

▼3時・・・新生会病院

オレ
「何故青酸カリを渡した」

豊島
「ずいぶん前に・・・」

オレ
「遺書はコレだけなのか?」

豊島
「ここにあったのはそれだけだ」

オレ
「藤原宮司には?」

豊島
「まだ誰にも言ってない。。。警察にも」

オレ
「北脇さんと美香は・・・藤原神社へ行って美樹さんを連れてきてくれるか?」

北脇
「そうですね。それが先ですね。。。」

美香
「わかりました」

オレ
「源。頼む」


「はい」

源の運転で北脇氏と美香は、藤原神社へ藤原敏江の実の娘の美樹を迎えに行った。院長室にはオレと豊島のふたりだけになった。新生会病院へ到着してすぐに霊安室の藤原敏江の遺体を確認した後、ここへ上がってきたところだった。

オレ
「せっかく死人を出さないように頑張ってきたと言うのに・・・」

豊島
「あんたや美香を殺そうとした相手に哀れみをかけるのか?」

オレ
「話し合えば、なんとか妥協点を見つける事が出来たはずだ。気付くべきだったんだ。昼間ここで会った時に・・・」

豊島
「昼間?何に気付くべきだと?」

オレ
「オレと目を合わさずに頭を下げた。次に顔を上げた時に、オレに冷たい視線を送ってきた。

その時にオレはまだ諦めていない事を察したんだが・・・あの冷たい視線は、最後の賭けに負けたら、死ぬ覚悟だったんだ。

だからあんな目を・・・」

豊島
「その覚悟がその時にわかっていたらどうした?」

オレ
「さーな。あんたの質問にいちいち答えても仕方ないだろう」

豊島
「三島はどうしたんだ?」

オレ
「いちいち聞くな!」

豊島
「どうせ組に戻して処分させるんだろう」

オレ
「お前らはどうしてそんな考え方になるんだ?」

「オレの命を狙ったやつはみんな生きてピンピンしてるさ!お前だってそうだろう?なんで三島だけ処分するんだ?バカか」

豊島
「そうだったな。あんたがあまりにも人がいいから信用できなくてな」

オレ
「初めて刺された時に・・・あっオレは死ぬ!もうダメだ。と思った。

そしたら、怖さよりも哀しさで胸がいっぱいになったよ

死にたくないなーもう1度、アイツと会ってデートしたいなーとか

涙がポロポロこぼれて・・・死にたくない。と思ったさ

ナイフは胃に達していて、相当の出血で、3回開腹して胃の三分の一を切除した。

その間、心停止が3回。もうダメだろう。と言われながらなんとか生き延びた。

殺されていい人間なんか居ないんだよ」

豊島
「・・・」

オレ
「あんたも・・・人を助けたいと思って医者になったんじゃないのか?」

豊島
「ぐっ・・・」

オレ
「藤原芳江さん。可愛そうな事になって・・・すまん」

豊島
「うぉぉぉぉ」

豊島は妹の死に初めて号泣した。

その後、美樹が蒼白な顔でやってきた。オレは霊安室の外まで付いて行った。美樹はそこへ入った。すぐに悲鳴にも似た声がこだました。

北脇氏と美香は色んな後処理のために暫く藤原神社に残る事になった。オレは源ひとりを残した。

迎えに来た松井の車でオレは赤坂の自宅に戻った。

終わりのない長い1日がその境目すら定でないまま、また始まろうとしていたが、オレはそのまま眠った。


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