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CLOUDY HEART


BOOWY「CLOUDY HEART」

90年代に行く前に80年代のビッグバンドが抜けているだろう!というご指摘^^はいはい。これでしょう?わかってたんですけどね!ちょっと色々ありまして(笑)
1987年8月-----------

ドゴール空港には三浦が迎えに来ていた。オレたちは三浦が運転するシトロエンでパリ市内に入り、7区のセーヌ川沿いのホテルに着いた。

オレと田川、美香と高瀬がそれぞれ同じ部屋になり荷物を置いた後、ロビーに面したカフェで打ち合わせをした。

三浦
「ちょうどバカンスに入ってますから、パリ市内は普段よりは閑散としてます。改めまして、mar'sParisの三浦です。どうぞよろしく」

美香と高瀬はそれぞれ挨拶した。

オレ
「久しぶりだな^^三浦も元気そうで何よりだ」

田川
「オレはニューヨーク以来だから・・・ちょうど2年ぶりぐらいかなー?^^」

三浦
「ムーさんとは1年ぶりですよ^^田川さんとはほんとニューヨーク以来です。ずいぶんご無沙汰してしまって」

三浦はひとしきりParisでの諸注意を美香や高瀬に教えるつもりで、オレたちに話した。入り口の向こうから日本人の男が一人こっちのテーブルに近づいて来た。

三浦
「ご紹介します。mar'sParisの水野です」

水野
「水野と申しますどうぞよろしくお願いします」

オレ
「ムトーです。こちらこそよろしく」

オレは水野と握手を交わした。20代の後半、若く見えるがもしかしたらオレたちと同じぐらいかも知れない。

水野は田川や美香、高瀬とも握手をして挨拶を交わした。

三浦
「まだ時間がありますので、よろしければ水野が市内を案内させて頂きます」

オレ
「そっか^^」

三浦
「残念ですがムーさんは打ち合わせがありますので残ってもらいますが、田川さんや美香さん高瀬さんたちに少しParisに慣れてもらう意味もありますので、遠慮なさらずにどうぞ^^」

オレ
「オッケー。田川、彼女達と一緒に行って来い」

田川
「いえ。オレは随身が役目ですから」

三浦
「田川さん。私が付いてますから大丈夫です。それに私たちはこのホテルから出ませんから安心して下さい」

田川
「んーーー」

オレ
「田川。ブラブラして来い(笑)」

田川
「じゃーそうさせてもらいます(笑)」

水野にガイドをしてもらう形で田川以下はParis市内の見物に出かけた。もしかしたら田川は三浦の言った意味を別の事を別の意味に理解したかも知れない。

三浦
「実はピエール氏ですが、相当深刻な状態なんです」

オレ
「ふむ」

三浦
「すでにピエール氏の後継を巡って、小競り合いも始まっているようです」

オレ
「ショーコは?」

三浦
「ショーコさんも緊張状態が続いてい心労が重なってるようです」

オレ
「あのバカ・・・」

オレは日本からショーコに電話をしたが、何でもないような話しぶりだった。三浦から聞くまでそこまで悪い状況だとは思わなかった。何故正直にショーコは言わなかったのか?オレは苛ついた。

三浦
「ショーコさんは、ムーさんがこっちへ来てトラブルに巻き込まれる事を心配して居ます」

オレ
「オレはそういうトラブルには慣れてる(笑)それより、ピエール氏はその幽霊城の問題さえ解決すれば元気になるんだろう?それとも別の病気を患っているのかな?」

三浦
「その辺りは私にはわかりません・・・」

オレ
「ふむ。で、この後の予定は?」

三浦
「ショーコさんから夕食に招待されてます。皆さんでピエール氏のご自宅へ」

オレ
「ピエール氏は?」

三浦
「入院中ですから、無理かと」

オレ
「今すぐショーコと連絡をとれるか?」

三浦
「病院か自宅だと思いますので電話してみます」

オレ
「うん」

オレたちはホテルのカフェを出て、ホテルの部屋に入った。そこから三浦は何本かの電話をかけた。

三浦
「病院の方に居るみたいですけど、折り返しこちらへ連絡を入れてもらうように伝言を頼みました」

オレ
「そっか。ありがとう」

オレは寝室がふたつあるスイートのソファの脇に立ってセーヌ川の向こうを見ていた。ショーコがこの街に来て何年になるのだろう?遠山のパリでのデビューやパリコレではずいぶん世話になっていた・・・

三浦
「ムーさん」

オレ
「ん?なんだ?」

三浦
「実は私、結婚しようかと思ってるんですけど・・・」

オレ
「さっきの水野とか?」

三浦
「いいえ違います(笑)アメリカ人でこっちで医師をしてます」

オレ
「そっか^^それは良かった!」

三浦
「喜んでくれるんですか?」

オレ
「もちろんだ^^」

三浦
「ありがとうございます」

三浦はギャラクシーの女としてニューヨークに来たが、1年後オレのNYUの卒業と同時にニューヨークからパリに行かせた。オレたちの次のビジネスの為に・・・あれから2年を過ぎ、デザイナーズブランド「Maggie」も順調だった。それらのパリでの仕事をしっかりとこなしていたが・・・こっちでイイオトコを見つけたようだった。オレは素直に喜ぶことにした。


▼18時・・・


オレたちは夕食の前にピエール氏が入院している病院に向かった。病院のロビーでショーコが待っていた。オレはショーコと抱き合った。

オレ
「オレが来た以上安心していいぞ(笑)」

ショーコ
「ユーイチ。。。」

オレは美香と高瀬を紹介した。ショーコは田川とも軽く抱擁を交わした。そしてピエール氏の病室へ向かった。

パリ郊外の小さな病院だった。病室への入室は制限されオレとショーコだけが入り、他の者はその階の待合室で待つように看護婦に言われた。

オレとショーコは病室に入った。中にはピエールの副審だと思われる男がひとりと医師がいた。オレはベッドで横になっている人物を見た。

オレ
「やーピエール。幽霊城を買ったんだって?ちょっと見物に来たよ(笑)」

ピエール
「・・・ユーイチ。あそこへは行くな!ひどい目に会う。。。」

オレ
「あははは^^そうみたいだな」

ピエール
「ショーコ。悪いがユーイチとふたりだけで話がしたい」

ショーコ
「わかりました」

ピエール
「みんな出て行ってくれ」

医師が何かを言ったがピエールは手で払うような仕草でそれを無視した。そして残っていた男もオレに冷たい視線を投げかけただけで黙って病室を出た。オレはピエールとふたりっきりになった。

ピエール
「ユーイチ。ショーコの事を頼みたい」

オレ
「・・・」

ピエール
「オレはもうダメかも知れない。ショーコの事を・・・お前にお願いしたい」

オレ
「何を気弱な事を言ってるんだ(笑)すぐに良くなるさ」

ピエール
「そうだな・・・」

オレ
「これからショーコに夕食を招待されている^^」

ピエール
「そうか。せっかくだが、くれぐれも気をつけてくれ」

オレ
「とっておきのワインを飲ませてもらうよ^^早く元気になってまた一緒に飲もう」

ピエール
「・・・」

ピエールの容態は誰が見てもよくなかった。健康だった人間がわずか2週間と少しでこんなにも痩せ衰えてしまうとは・・・確かにその様子から何かが憑いているようだが、それ以上に別の要因があるように思われた。それから10分ほどピエールと話をした。ドアがノックされ医師が入って来た。

医師
「これ以上の面会は無理です」

オレ
「わかった」

オレはその医師を見た。医師も同様にオレを見た。先に目をそらせたのは向こうだった。

外に出ると、男が入れ替わるように中に入った。ショーコはドアの外に居た。

オレ
「彼は?」

ショーコ
「ロッシよ!ピエールの息子のように可愛がられているわ。今日は私に代わって彼がここへ」

オレ
「そう」

オレたちは田川らが居る待合室に行った。これから全員でショーコの自宅、ピエール氏の家に行く事になった。ショーコの運転するベンツの助手席にオレは乗った。その後ろを三浦が運転するシトロエンがついてきた。

16区・・・ブローニュの森の近くの高級住宅地に入った。ベンツが大きな門の前に止まるとすぐに門が開いた。そして車を玄関前の車止めまで入れてオレたちは降りた。

ショーコの案内で家の中に入った。居間で少し待ちその後食堂へ入った。以前に来た時と何も変わっていない。大きなテーブルの前にオレたちは座った。すでに用意は整っているようで、すぐに給仕たちがワインを持ってきた。

ショーコ
「日本からわざわざ来ていただいてありがとうございます。どうぞ皆さんささやかですが、ごゆっくり食事をお楽しみ下さい」

大きなテーブルを前に6人で座っていた。オレたちは給仕にワインを注がれて軽くグラスを上げてカンパイしそれを飲んだ。

オレ
「この家に日本語のわかるものは?」

ショーコ
「私以外には居ないわ」

オレ
「そっか(笑)じゃー、飯を食いながら日本語でオープンに話そう

美香。何か感じたか?」

美香
「悪意に満ちていたわ!あの病室から出てきた男や医師」

田川
「病室の男、拳銃を吊っているようでしたよ」

オレ
「ショーコ。あの病院の医師はかかりつけの医師なのか?」

ショーコ
「いいえ。ロッシがあの病院がいいと言って入院させたの!入院してから急速に悪くなってるわ」

オレ
「美香。フランス人に「術」かけれるか?」

美香
「出来ると思うけど、その後の誘導が出来ないわ」

オレ
「それはオレがやろう(笑)」

田川
「何をやる気です?」

オレ
「三浦。お前のフィアンセは医者だって言ってたな?協力してもらえるか?」

三浦
「はい。大抵のことなら大丈夫だと思います」

オレ
「ショーコ。ピエールが一番信頼している人間は誰だ?」

ショーコ
「・・・ロッシよ」

オレ
「それ以外には?」

ショーコ
「アニールからしら?」

オレ
「そいつは何処に居る?」

ショーコ
「今、仕事でイタリアに行ってるわ」

オレ
「そいつをすぐに呼び戻せ」

ショーコ
「連絡はつくけど、すぐには・・・難しいかも」

オレ
「それと、オレたちがここを出る時にショーコも一緒に出よう」

ショーコ
「無理だと思う」

オレ
「どうして?」

ショーコ
「もうロッシがここに入ってると思うわ」

オレ
「病院に居るはずじゃなかったのか?」

ショーコ
「たぶん部下に任せて、ここに来てると思う」

オレ
「オレが何か口実をつくって強引に連れ出すように仕向ける」

ショーコ
「わかったわ」

オレ
「田川。お前は三浦と高瀬をカバーしろ。オレはショーコと美香を受け持つ。その2班で行動するぞ」

田川
「・・・はい」

オレ
「とりあえず最後までゆっくりと食事をしよう^^」

オレはこの後何をするか?誰にも話さなかった。

その後は余り誰も話はしなかった。オレがひとり今度のパリコレの話を冗談を交えて話したが、誰もがこの後に何か危険な事が起こると思っているようで、会話が進まなかった。

オレたちは食事を終えて、帰り支度を始めた。そして玄関へ向かった。当たり前のようにオレはショーコを連れ出そうとしたが、玄関脇に居た男ふたりに止められた。

オレ
「これからショーコと踊りに行くんだ^^無粋なマネはするな!」


「そういう予定は聞いておりません」

オレ
「あー?ショーコはオレの従姉だぞ!さっきオレが決めたんだよ!行くぞショーコ」

オレは立ちふさがっている男ふたりを両手で分けた。

男2
「どうしたんだ?」

後ろから声がかかった。オレは振り向いた。さっきピエールの病室に居た男だった。

男2
「今夜はもう遅いし、ピエール氏は入院中ですからマダム・ショーコは謹んでもらいたいのですが?」

オレ
「オレは半年振りにピエール氏やショーコと会ったんだぜ!今夜はショーコと踊って飲むのさ!ピエール氏にも言ってある。固い事言うなロッシ!」

男2
「・・・」

ロッシはオレに冷たい視線で見ていた。オレはヘラヘラしながらそいつを見ていた。

オレ
「心配ならオレ達のケツにくっついて見守ってくれていいぜ!^^」

男2
「いいでしょう。あまり遅くならないようにマダム・ショーコ」

オレ
「ははは^^ありがとうロッシ!じゃー行こう^^ショーコ案内してくれ」

オレとショーコ。そして美香はショーコの運転するベンツに乗った。田川らはシトロンに乗り込んだ。そして予定通りベンツは途中でシトロエンと別行動をとりパリの繁華街へ向かった。

ショーコ
「何処へ行く?」

オレ
「南のリヴ・ゴーシュのクラブ「リゴッシュ」へ行こう」

ショーコ
「わかったわ」

オレ
「美香。心配しなくていいぞ(笑)オレから離れるな」

美香
「はい。大丈夫です(笑)」

ショーコ
「何をする気?」

オレ
「とりあえず踊りに行ってからだ(笑)」

オレは後ろをしばらく見ていた。たぶん付いて来ているはずだ。ロッシの監視が・・・


▼21時・・・クラブ「リゴッシュ」


外国人観光客にも名前が知られているディスコ・クラブは賑わっていた。オレたちは3人で入った。オレは入り口近くの電話ボックスに入り電話を入れた。そして店内を一周してから席に戻った。

オレはショーコと美香に近づくように言った。

オレ
「もうすぐ水野がやってくる。そしたら水野と美香はオレたちと別れて先に水野の車に乗り込んで待機しろ。オレとショーコは後から店を出て車に乗り込む。いいな?」

美香
「はい」

ショーコ
「了解」

オレ
「よし(笑)」

30分もしないうちに水野が現れた。オレはすぐに段取りを説明して先に美香を連れ出すように言った。オレとショーコはふたりだけでソファに座りくっついていた。まるで恋人同士のようにショーコの肩に手を回し、ショーコの髪に触れていた。軽くキスもした。

オレ
「ショーコ。ロマンチックに笑顔で話すんだいいな?」

ショーコ
「いいわよ^^愛してるわ!ユーイチ」

オレ
「この後、病院へ行ってピエールを連れ出す」

ショーコ
「そんな!無理よ!病院にはロッシの息のかかってる人間がいるわ」

オレ
「ショーコ嬉しそうに話すんだ(笑)入り口近くに男が二人居る。あいつらを巻いて水野の車で行くぞ」

ショーコ
「ユーイチ。危険よ」

オレ
「このままだとピエールが危険だ。大丈夫だオレに任せろ!」

ショーコ
「わかったわ」

オレはショーコを抱き寄せてショーコの匂いを嗅ぎながらキスをした。ちょっとドキドキしたが頭の中はシーンと冴えていた。

テンポアップしたダンスナンバーが流れだした。オレたちはフロアーを横切るように出入り口に向かった。そして抱き合いふざけ合うようにからまりながら店を出た。目の端に監視の男たちが立ち上がるのが見えた。

店を出てEVで1階に降りた。すぐに通りの反対側に渡ってショーコの肩を抱いて歩いた。

オレは美香にテレパシーを送った。

オレ・・・
「美香。店の前の道を西に歩いてる。」

美香・・・
「すぐに車で行きますグリーンのサーブです」

暫くするとクラクションが鳴った。サーブが道を塞ぐように停車した。オレたちは素早く乗り込んだ。サーブは走りだした。

オレ
「ショーコ。病院までの道を水野に教えてやってくれ」

美香
「追っ手は来ないかしら?」

オレ
「大丈夫だ。オレ達が乗るEVに乗れなかったから、きっとオレたちが乗ってきたベンツのところへ行ったはずだ。この辺りはホテルがないからな。きっと車で移動すると思ってるはずだ(笑)」

美香
「ホテルが関係あるの?」

オレ
「水野とお前が先にふたりで出た。デートだと思ってるさ。そしてオレとショーコが出た。どこかのホテルへしけこむと思ってるだろう(笑)」

美香
「そーなんだ(笑)」

オレは美香とショーコにこれからの段取りを説明した。ショーコは半信半疑で聞いていた。水野は黙っていた。


▼22時・・・病院


病院の前の駐車場に車を入れた。

オレ
「水野は車の中で待機しててくれ」

水野
「わかりました」

オレ
「じゃー行こう」

オレとショーコ、美香の3人は病院の入り口に立った。グリーンの小さな照明がついているのが見えた。ショーコはインターフォンを押した。


「はい」

ショーコ
「主人の容態が変わったと連絡を受けたの!すぐに開けて頂戴!」


「そういう連絡は受けていません」

ショーコ
「とにかく開けて!!!」


「・・・」

暫くすると、ドアが開いた。警備の服装をした男がひとり現れた。

美香
「遅いじゃない!!!」


「・・・」

美香
「この女性の言う通りにしなさい」

たどたどしいフランス語でそう言った。すでに術が利いたのかどうか?

ショーコ
「中に入れて」


「どうぞ」

ショーコ
「警備の人間は何人居るの?」


「私だけです」

ショーコ
「303号室には何人の付き添いが居るの?」


「今日は、ふたりです」

ショーコ
「そう。ご苦労さま。あなたはそこの椅子で朝までゆっくりと眠りなさい。起きたらすべて忘れるのよいいわね?その前にその腰のモノを渡して」


「・・・はい」

ショーコは警備の男が持っていた特殊警棒を受け取った。そしてオレに渡した。オレたちはEVの方に向かった。

オレ
「よくやったショーコ。うまいぞ」

ショーコ
「ウソみたい!」

オレ
「美香!次はふたりだぞ!大丈夫か?」

美香
「うん。」

大きなEVで3階まで行った。303号室に近づいた。ショーコはドアをノックした。人の動く気配がした。

ドアが開いて男が顔を出した。

美香
「こっちよ今晩は!この女性の言う通りにして!」


「・・・」

ショーコ
「中に入れて」

男は大きくドアを開いた。先にオレが入った。

オレはいきなりタックルをくらった。そのままドアの外まで吹っ飛ばされた。先に男が立ち上がり男の蹴りが飛んできた。オレは転がってそれを交わした。そして上着のポケットに入れていた特警を取り出した。

特警を振り出すのと、男の蹴りがほぼ同時だった。オレは男の脚を叩いた。そして起き上がると同時に特警を振って男を威嚇しながら、美香やショーコに近づけないように移動した。

男はいきなり廊下を走り出して逃げた。オレは後を追った。男が階段を使い逃げようとしていた。オレはその男に後ろから飛びかかり、男と一緒に階段から落ちた。オレは男の頭を掴むようにしてその髪をしっかりと握り自分の体の前に引き寄せた。

1階分の階段を落ちた。オレは男の体に乗ったような格好で強い衝撃を受けた。男はオレの下でクッションになりながら呻いていた。

特警のグリップ部を男の後頭部に叩き込んだ。

美香
「ムーさん。大丈夫ですか!!!」

オレ
「あー大丈夫だ。心配ない」

オレは階段を上り美香を軽く抱いた。同様にショーコも・・・気を取り直して病室に入った。

眠っているピエールをショーコに起こさせた。

ピエール
「うぅーショーコか」

ショーコ
「そうよ!ユーイチと助けに来たのよ安心して」

ピエール
「・・・そうか」

オレたちは病室を出た。来た道順で病院の外に出た。そしてシトロンの後部座席にピエール氏を押し込んだ。オレとショーコでピエール氏を挟むようにして乗り、美香は助手席に乗った。オレは水野に車を出させた。

オレ
「カルチェラタンの11丁目に向かってくれ」

水野
「はい」

ショーコ
「そこは何があるの?」

オレ
「友人のアパートメントがある。そこに運び込む。すでに医者が待機してるはずだ」

ショーコ
「そう。じゃーすぐまた違う病院へ?」

オレ
「いや、様子を見てから判断する」

ショーコ
「わかったわ。それにしてもなんとかうまくいったわね!あなたは大丈夫?」

オレ
「少しぐらい手応えがないとな(笑)ピエール氏が居なくなった事がわかったら向こうも必死になってくる。勝負はそこからだ」

ショーコ
「そうね。。。」


▼23時・・・


エレベーターで5階に上がり、突き当たりの部屋に入った。

ヒロミママ
「いらっしゃい^^ユーちゃん」

オレ
「急にたくさんで押しかけてきて申し訳ありません」

ヒロミママ
「ううん。こんな事で役に立つならなんでもないわ^^」

田川にピエール氏を任せた。田川はオレに替わりピエールを背負った。そして客室として空いている部屋のベッドにピエール氏を運び込んだ。すぐに三浦のフィアンセだという男がピエール氏の容態を見た。

居間には高瀬も居た。

オレ
「もう大丈夫だ。心配ない」

三浦
「本当に問題なく連れ出して来られて吃驚しました^^」

オレ
「ああ。割とスムーズに行った」

田川
「ムーさん。怪我はないですよね?」

オレ
「ああ。大丈夫だ(笑)」

ヒロミママが冷たいウーロン茶を持ってきてくれた。オレはそれを一気に飲み干した。三浦に医者を紹介してもらった。


「ヘンリートーマスです。ヘンリーと呼んでください^^」

オレ
「ムトーヒロカズです。ヒロでいいよ(笑)」

オレたちは握手をした。

ヘンリー
「かなり衰弱してますが、今すぐに危険はないと思います。もっともすぐに入院した方がいいでしょう」

オレ
「うん。少し落ち着いたらそうしようと思ってます」

オレはヘンリーに礼を言って、三浦と共に帰ってもらう事にした。三浦には明日9時にこのアパートの先にあるカフェに来るように伝えた。電話でタクシーを呼んでもらい水野もそれで帰らせた。同じように9時にレンタカーを借りて来るように頼んだ。とりあえず水野の乗ってきたシトロンが自由に使える。

部屋にはオレとショーコ、美香に高瀬、そして田川が残った。

ヒロミママ
「ヒロミがちょうどバカンスで友人とニースに行ってるのよ!だからヒロミのベッドを使って^^ベッドの下にも布団を敷くわ」

オレ
「ありがとうママ。それじゃー美香と高瀬はそこで寝るといい。ショーコはピエール氏のベッドの下だな(笑)オレと田川はここのソファーで仮眠する」

ショーコ
「ううん。私がここで仮眠するから田川君がベッドの下で寝て?」

田川
「ショーコさんオレは大丈夫です!」

ヒロミママ
「お布団はたくさんあるから遠慮しないで、なんならユーちゃんは私のベッドの下で寝る?(笑)」

オレ
「あははは^^ママの部屋に泊まりたいけど、今夜は我慢するよ(笑)」

ヒロミママ
「あら。それは残念だわー(笑)」

ヒロミママはキッチンへ行って簡単な夜食のサンドイッチを作ってくれた。そして先に自分の部屋に入った。

オレ
「美香。高瀬。ピエール氏の除霊のお祓いをする」

美香
「はい」

オレと美香、そして高瀬はピエール氏が眠る部屋に入り、ベッドの前に椅子を出してオレはそこに座った。美香と高瀬はオレの後ろに立った。

オレは自分のへその上あたりに両手を置いて目を瞑った。そして意識を集中した。

目を閉じていても目の前のベッドで寝ているピエール氏が見えていた。それはモノクロの残像のように意識の中で映像化されていた。

暫くするとピエール氏の体がゆらゆらと揺れて白い瘴気のようなものが立ち上ってくるのが見えた。オレは意識を集中して、右手を前に出し気合を入れた。

オレ・・・
「たぁっ!!!」

ピエール氏の体が一瞬白く光り膨らんだように見えた。そしてそれは弾けるように霧散した。オレはゆっくりと目を開けた。

オレ
「大したことなかったな?」

美香
「はい。でも今何をしたんです?」

オレ
「当麻流の突きを入れた(笑)」

美香
「藤原流じゃなくて当麻流ですか?(笑)」

オレ
「ははは・・・オレはまだ藤原流を極めてないからな^^高瀬!何か感じたか?」

高瀬
「はい。ものすごい大きな声が聞こえて・・・宮司の体が一瞬真っ白に光ました」

オレ
「そう(笑)」

オレたちは部屋を出て居間に戻った。

田川
「あれ?もういいんですか?」

オレ
「ああ。大したことなかったから」

ショーコ
「何かあったの?」

オレ
「ピエール氏についていたゴミを祓っただけだ。だけど衰弱の原因は他にもありそうだな。

暫く様子を見てからヘンリーの居る病院でしっかりと検査してもらおう。

それから幽霊城へ行って原因を突き止めるぞ」

ショーコ
「あそこへ行くの?なんとなく気味の悪いところよ・・・」

オレ
「ははは^^それは楽しみだ(笑)」

美香と高瀬をヒロミの部屋に入れて休ませた。ショーコもピエール氏の部屋に入れた。オレと田川は居間のソファで仮眠することにした。

田川
「明日からは相当ヤバそうですね?」

オレ
「たぶんな。ピエール氏が居なくなった事で、動員をかけてオレたちを探すだろう」

田川
「見つかるとどうなります?」

オレ
「拉致されるだろうな。そしてなんらかの取引を要求されるか・・・もしかしたら最悪の状況に追い込まれる」

田川
「相手は拳銃を持ってますけど、こっちは何か?」

オレ
「そうだ。お前コレ持ってろ(笑)」

田川
「あっ特警(笑)オレも途中で手に入れましたからそれはムーさんが持ってて下さい」

オレ
「そっか(笑)せっかくお前のおみやげにと病院の警備員が持ってたのを貰ったのに^^」

田川
「あははは^^貰ったんですか(笑)」

オレたちは夜食を食った後、ソファで仮眠した。


▼翌日・・・9時「カフェ」


オレは先にカフェに入って待っていた。珈琲を飲みながら待っていると、時間ちょうどに三浦が来た。

三浦
「おはようございます^^」

オレ
「おはよう^^昨日はありがとう」

三浦
「いいえお安い御用です。ムーさんは眠れました?」

オレ
「オレは何時でも何処でも眠れる(笑)」

三浦
「そうでしたね^^」

何気ない話をしながらオレは水野を待った。彼は約束の時間を30分ほど遅れてやってきた。

水野
「遅くなりました。すみません」

オレ
「いや、いい(笑)レンタカー会社で手間取ったか?」

水野
「いえ、ホテルへ行って荷物を出して来ました」

三浦
「誰がそんな余計な事を!!!」

水野
「女性も多いし着替えがなども必要だろうと思ったんですが・・・いけませんでしたか?」

オレ
「・・・」

オレは入り口を注意してみた。すぐにスーツを着た男がひとり入ってきた。そしてオレたちを見て店を出た。

オレ
「つけられてたようだ。すぐにここを出るぞ!車はどこに置いた?」

水野
「前の通りの20メートルぐらい先です・・・」

オレたちは店を出た。三浦は金を払っている。オレは左右を見た。右にさっきのスーツを着た男が居た。停めた車に凭れるように、ふたりでタバコを咥えてこっちを見た。

オレ
「急ぐぞ!行こう」

オレは三浦と水野の背中を押すように急いで車の方に行った。20メートルが長く感じた。男が走ってくるのがわかった。

三浦
「私が運転します」

三浦が車に乗り込んだ。先に水野を後部座席に乗せた。背後で殺気を感じた。男とはまだ距離があったが、オレはすでに手に握り込んでいた特警を振り向きざまに一閃した。シャキーン!と言う音と共にそれは3段に伸びた。

男は驚いたように立ち止まりオレを睨んでいた。がっしりとした体躯。首が太い。レスリングか柔道をやっているかも知れなかった。オレはそのまま特警を突き出すようにしながら車に乗り込んだ。

三浦がシトロエンを急発進させた。オレは後ろを見た。後ろから同じように車が急発進して男の前で止まった。三浦はすぐの角を曲がり飛ばした。追跡車は見えなくなっていた。

オレ
「超一流ホテルへ向かおう!」

三浦
「はい」

水野
「すみませんでした」

オレ
「いや、いいさ(笑)」

三浦
「サントノレ通りのブリストルホテルへ向かいます」

オレ
「任せる」

30分後、ホテルに無事チェックインすることが出来た。水野が持ち出したオレたちの荷物。それもボーイに手伝ってもらって部屋に運び込んだ。

オレはすぐにヒロミママのところへ電話を入れてショーコと田川に指示を出した。

オレ
「いい部屋だな?(笑)」

水野
「デラックス・ツインですから^^」

三浦
「・・・」

オレは水野のノーテンキさが気に入った。逆に三浦は怒っているようだった。もっとも事態の深刻さを考えれば当然なのだが・・・

オレは自分のスーツケースを開いて、ダークなサマースーツに着替えた。腰に特警を吊った。

オレ
「ピエール氏は血色も良くなってきて、わずかだけど食事もできたそうだ」

三浦
「そうですか。それは少し安心ですね」

オレ
「出来ればこのまま少し静養してから再度病院で検査すればいいんだけどな」

三浦
「ショーコさん達はこちらへ合流するんでしょうか?」

オレ
「いや。ピエール氏と共にもっと安全なところに移動させたい。今、ピエール氏が影響力を行使できる人間に連絡を入れているようだけど・・・時間がかかるだろうな」

三浦
「あのカフェ周辺はもう警戒してますよね?日本人をチェックしてるかも知れませんね」

オレ
「あのカフェで日本人の事を聞けば、ヒロミママのところは遅かれ早かれ見つかる。田川にヒロミママを連れて出すように言ってるから大丈夫だ」

水野
「オレのせいで・・・すみません」

オレ
「いや終わったことはいい。それよりピエールの移動手段を何か考えよう」

三浦
「救急車を呼びましょう!それでヘンリーの病院に直行してもらいます」

オレ
「ふむ。救急車を襲う事は・・・ないだろうな。行き先がバレるのは仕方ないか。問題はそこの警備だけだな!よしそれで行こう」

オレは再度ショーコに連絡を入れて、三浦と代わった。30分後に救急車を呼ぶ事になった。

オレたち3人は部屋を出た。EVに近づくと男がひとり立っていた。こっちの様子を伺っているようだった。

オレたちは無視してEVに乗った。他の客はいない。男が乗り込もうとした瞬間オレはそいつに前蹴りを入れて扉を閉めた。

オレ
「2階で降りて本館の方からタクシーに乗ろう」

三浦
「水野君は車を出して事務所で待機してて、後で連絡するから」

水野
「了解です」

オレと三浦は広いホテル内に人に紛れるかたちで本館のロビー前からタクシーに乗り込んだ。

三浦
「さっきの男は見張りですか?」

オレ
「さーわからない?ちょっとした余興だ(笑)とりあえず病院に先に行こう」

三浦
「はい(笑)」

病院で全員と合流した。三浦はハリーに無理を言って、病院の特別室に入院させてもらった。もっともピエールは地元の名士なので、事はスムーズに運んだ。

オレとショーコはそこに泊り込む事にした。田川と美香、高瀬はブリストルホテルのオレたちがチェックインしたホテルに行かせた。外に出ないように注意して、ホテル内の行動も3人で動くように言った。

オレ
「アニールが戻ってきて体制を整えるまでの時間稼ぎが必要だな」

ショーコ
「このままここに居たらダメって事?」

オレ
「時間が経てばオレたちが不利になる。何か取引をしてやつらを安心させる。こっちが攻撃されないようにな・・・できればそれで油断してくれればいいが」

ショーコ
「どうすればいいのかしら・・・」

オレ
「アニールと会いたい。ロッシらに感づかれないように」

ショーコ
「わかったわ。もうこっちに向かっていると思うから連絡をつけてみる」

オレ
「その後でロッシと会う」

ショーコ
「どういう事?」

オレ
「出来れば話し合いで解決した方がいいだろう?」

ショーコ
「・・・」

オレは水野に電話を入れて頼みごとをし、病院へきてもらう事にした。その後ショーコは電話をいくつかした。


▼14時・・・ホテル「ルモンド」


ホテルのカフェを見渡した。その人物はすぐにわかった。ビシっとスーツを着てひとりでテーブル席に座っていた。ただし隣の席には部下と思える男が二人居た。オレはそこへ近づいた。隣の男たちが警戒するように立ち上がった。

オレ
「アニールさんか?マダム・ショーコの従姉のヒロだ」


「・・・」

オレ
「ショーコは病院だ。オレひとりだけできた」


「そうか。まーかけてくれ」

オレはアニールの正面に座った。


「こっちも緊張を強いられる事態だ。挨拶は抜きに用件を聞こう」

オレ
「ロッシを失脚させたい。手を貸してくれないか?」


「・・・」

オレ
「出来れば、ロッシが警察に逮捕でもされればいいんだが・・・オレはピエールを守る。あんたはロッシを失脚させて、これまで通りピエールに協力する。どうだ?」


「そう簡単にはいかないだろう。ロッシにはミッチェルがついている。ここまで進んでしまったところから挽回するのは・・・死を覚悟しなきゃならん」

オレ
「協力してくれたら・・・恩に着る。それにこのままロッシが跡を取ったら、あんたは一生イタリアで冷や飯を食う事になるんだろう?」


「イタリアもなかなか良い所だ(笑)」

オレはキャメルライトを咥えて火をつけた。給仕に珈琲をオーダした。

オレ
「ピエールを殺して、ボスの座を奪い取る。こっちじゃそんな事は当たり前か?オレの国では、そんな事をしたらすべての組織から狙われるけどな・・・

戦う事を諦めた負け犬はパリを捨ててイタリアで女のケツでも追い回すのか?(笑)」


「若造の癖に大きな口を叩くじゃないか。お前はあの女を取り戻したいだけだろう?」

オレ
「いや、ピエールを助ける。ロッシ一派を潰したい」


「なぜそんな面倒な事をする?」

オレ
「・・・ピエールには世話になった。その義理ってやつさ(笑)」


「あははは^^サムライのつもりか?」

オレ
「ピエールは日々元気になってる。復調するのも時間の問題だ。そうなったら、ピエールの力は絶大だ。ロッシの肩を持つ前妻のミッチェルには甘いのかも知れないが、ショーコ以上ではない。

これからロッシに会う。時間稼ぎをするから、その間にそっちで動いてなんとかしてくれ」

給仕が持ってきた珈琲に手をつけずオレは立ち上がった。そしてカフェを出た。尾行はない。オレはホンダの大型バイクに乗って病院に戻った。入り口には見張りの男たちが居た。オレはそつらにウインクをしてEVに乗った。

5階。特別室があるフロアで降りた。病室の前に頭に包帯を巻いた田川が居た。

田川
「ムーさん。申し訳ありません。高瀬が浚われましたっ!」

オレ
「お前の他に怪我人は?」

田川
「・・・いません」

オレ
「わかった。とにかくお前は少し休んでいろ」

田川
「いえ。なんとしても高瀬を取り戻します!」

オレ
「大丈夫だ。心配ない!なんとでもなる(笑)」

オレたちは特別室に入った。ショーコは心配そうな表情でオレを見た。オレは笑った。

オレ
「ピエール氏は?」

ショーコ
「今は眠ってるわ。起きてる間中電話をかけてたけど・・・」

オレ
「そっか。ロッシに電話を入れてくれないか?」

ショーコ
「高瀬さんが大変な事になって・・・すぐに警察に連絡を入れましょう」

オレ
「警察が動いてもロッシがやったと言う証拠は何処にもないし、高瀬が解放される可能性はない。それよりも交渉して高瀬を帰してもらう」

ショーコ
「・・・」

田川
「オレが人質になります!」

オレ
「向こうの要求は、まちがいなくピエールとの交換だろう。オレが乗り込んで高瀬の替わりか、或いはオレも向こうに拉致されれば、高瀬の居所は掴める。オレは美香とコンタクトがとれるから、居場所を伝える。そしたら来てくれ」

ショーコ
「コンタクトがとれるって・・・どうやって?」

田川
「わかりました。近くで美香ちゃんと待機するようにします」

オレ
「たぶんオレはピエールに脅迫され、お前に電話をかける。「ピエール氏を連れて来てくれ」とな!ショーコはピエール氏を引き渡す事に基本的には賛成しながらも、何かと理由をつけて時間稼ぎをするんだ。その時間稼ぎの間に田川は救出方法を考えてくれ!状況次第ではそれもオレが美香に伝えて指示する」

ショーコ
「そんな状況を知ったらピエールは行くわ」

オレ
「いや、来てはダメだ。間違いなく殺される!」

ショーコ
「あなたと高瀬さんが危険な目に会ってるのにピエールだけが安全なところに居るのは話が違うわ!」

オレ
「ショーコ。オレを信じろ!ロッシと話をつけて高瀬を連れて帰るから」

ショーコ
「・・・」

田川
「ムーさん。相手を挑発せずに、できるだけ怪我をしないようにお願いしますね」

オレ
「あははは(笑)わかってるさ!高瀬も居るしな(笑)」

田川
「それとシトロンに車載型の電話をレンタルします。もう1台の水野のシトロエンにも」

オレ
「いいだろう。ショーコはここに居てくれ」

ショーコ
「・・・はい」

ショーコはいくつかの電話ををした。折り返しかかってきた電話をショーコから受け取った。ロッシと会う事になった。オレは指定された繁華街のレストランにタクシーで向かった。

田川と美香が三浦の運転する車に乗りついて来ていた。


▼17時・・・


開店前なのか?今日は休みなのか?その店の中にはロッシと数人の男たちが居るだけだった。オレはそこへ歩み寄った。ロッシだけがそのテーブルに残り、他の男たちは脇に退いた。

オレ
「やーロッシ。わざわざ悪いな」

ロッシ
「いや、昨日はお楽しみだったようだな?朝まで寝ずに待ってて待ちぼうけを食らったよ」

オレ
「あははは^^つい楽しくて、朝まで踊ってた」

ロッシ
「くくくっ(笑)それでオレに一体何の用だ?」

オレ
「実は、うちの仲間がホテルで襲われて・・・女性がひとり拉致された。その女性を取り戻したいんだが、協力してくれないか?」

ロッシ
「それは災難だったな。パリは結構物騒なところでな、女性が誘拐されたらまず出てこない。きっとどこか中東あたりに売られてしまうだろう」

オレ
「ピエール氏にお願いしたら、ロッシに言えばなんとかなると言ってたぜ」

ロッシ
「そのピエール氏だが・・・勝手に病院を抜け出して他所へ行ってしまって困ってるんだ。元の病院でちゃんと治療を受けさせないと大変な事になる」

オレ
「ピエール氏は嫌がってるようだが・・・なんとかオレが説得してみる。もっともマダム・ショーコにも同様にロッシが困ってると説明しよう」

ロッシ
「いいだろう。こっちも女の事は心当たりを聞いてみるよ」

オレは上着のポケットからキャメルライトを取り出した。そして1本咥えて火をつけた。ゆっくりと煙が広がった。ロッシは嫌な顔をした。どうやらタバコは吸わないらしい。

オレ
「えらく悠長だな?のんびり構えてていいのか?時間が経てば、そっちが不利になるんじゃないのか?」

ロッシ
「・・・」

オレ
「こうなったら面倒な事は早く終わらせてオレたちはとっとと日本に引き上げたいんだがな?」

ロッシ
「あの女を連れてか?」

オレ
「そうだ」

ロッシ
「ははは^^いいだろう。ピエールが自宅に戻ったら、行方不明の女もホテルに戻ってくるんじゃないか?」

オレ
「ダメだ。ピエール氏を自宅に連れて行く、その時にうちの女と交換だ」

ロッシ
「警察には知らせてないようだが・・・知らせたら2度女は戻ってこないぜ」

オレ
「ああ。わかってるさ。今夜8時にピエール氏の自宅だ!」

ロッシ
「ははは・・・」

オレは立ち上がった。そして店を出た。前に車が数台停めてある。男達が乗った車が2台あった。ここに居るロッシの一派は10人未満だろう。オレはレストランの前の道を西へ歩いた。

オレはテレパシーを送った。

オレ・・・
「美香。聞こえるか?店を出て前の通りを西に向かってる拾ってくれ」

美香・・・
「大丈夫?すぐに向かうわ!」

オレは三浦の運転する車に乗って、病院へ戻った。そしてホンダのバイクに乗り、田川と美香はシトロエンで16区のピエール氏の自宅の近くに向かった。三浦と水野は電話の手配に動いた。

オレはバイクでゆっくりとピエール氏の自宅周辺を探った。大きな敷地ばかりの家が並ぶ。門や塀の外からは中を窺い知る事は無理だった。ピエール氏の裏側の道の上は大きな斜面になっていた。オレはその上の道にバイクで行ってみた。

木々に邪魔されて家の敷地内の様子は見えなかった。そこにバイクを停めて歩いてその広い斜面を下ってみた。

オレは木にもたれる様に座った。そして手をへその前に持って行き目を閉じた。意識を集中させて自分の中に入った。

色のない世界が現れ、その向こうに大きなモノの存在だけがわかる。オレはそこに近づいた。不意に周りの空気が大きく揺れ大きなモノが動いたようだ。オレの前にそいつは居た。獰猛な顔つきの龍・・・大きな赤い目がオレを見ていた。オレはまだ近づいた。龍が口を開け飲み込もうとした瞬間空間が真っ白に弾けオレの意識が飛んだ。

ふわふわと浮いている感覚。木々の間から夏空が見えていた。オレは下を見た。オレが大きな気の前に端座していた。オレは意識だけで動いてピエールの家の中に入った。

正面入り口を抜ける。すぐ隣の部屋に壁を抜けて入った。男がふたり居た。棚にはモニターTVが数台セットされていた。正面の門の前に2台、裏の道への出入り口付近に2台、邸内のどこかに4台。監視カメラがあるようだった。

男1
「もうすぐアイツが女を連れて戻ってくるらしいぜ」

男2
「裏の倉庫にでも放り込んでおけばいいさ」

男1
「ロッシは今夜、決着をつけると言ってたな?どうする気だろう?」

男2
「さーわからない。。。もしかしたらボスをやる気じゃないか」

男1
「・・・うまく行くかな?」

男2
「きっと犯人は日本人になるだろう(笑)」

男たちはそのまま黙り込んだ。オレは邸内を動いて様子を探ったが、他に人気はないようだった。食堂の奥の廊下づたいに裏に出る事ができる。以前に来た時にそこから裏の倉庫のような建物に行き、シャガールの壁面いっぱいの絵を見せてもらった。オレはその建物に入った。そして中を伺った。特に以前と変わっていなかった。

正面の道、東へ100メートル。シトロエンが停まっていた。

オレ・・・
「美香。移動するぞ」

美香・・・
「はい」

オレ・・・
「どこかのカフェに入って打ち合わせをする。オレがバイクでこの道を通ったらついて来い」」

美香・・・
「わかりました」

オレは林の斜面の自分の体に戻った。

目を開けた。何も変化はなかった。もし誰か人が見たら座って眠っているとしか思わないだろう。野良犬に出会って噛み付かれたら・・・痛みはすぐに意識に伝わるだろう。体を抜ける時はできるだけ安全なところがいい。


▼18時・・・ドフィーヌ大学前、カフェ


オレ
「20時になったらオレと田川のふたりで屋敷へ入る。その他は車で待機だ」

美香
「私も行きます」

オレ
「ダメだ。車に残って指示を待っててくれ」

美香
「でも・・・」

三浦
「私が行きます。」

オレ
「いや、オレと田川だけだ」

三浦
「ムーさん。お忘れですか?私はギャラクシーの女ですよ!」

オレ
「関係ない」

三浦
「車を運転して中に入ります。邪魔にならないように気をつけます。それに女連れの方が向こうも警戒しないでしょう」

オレ
「・・・」

オレはそれ以上、その事について皆の前で何も言わなかった。目の前のコーヒーカップに手を伸ばした。周りは夏休みだというのに勉強熱心な学生が溢れていた。

田川
「ピエール氏は・・・どうするんですか?」

オレ
「連れて行かない」

田川
「それじゃー・・・」

オレ
「大丈夫だ(笑)うまくいくさ!」


▼20時・・・


三浦は連れて行かなかった。本当は田川も連れて行きたくなかったが、高瀬が浚われた責任を感じている以上、言うことを聞かないだろうと思った。その方がやにりくいが仕方なく一緒に連れて来た・・・

門が開き車を入れた。車止めでオレたちは降りた。男が4人出てきた。オレたちはボディーチェックをされた。田川が持っていた特警を取り上げられた。そして家の中に入り食堂に案内された。

ロッシ
「やームトーふたりだけか?ピエールはどうした?」

オレ
「病院を出るのに医師が反対して手間取ってるが、ショーコがうまく説得して自宅へ戻る手配になってる。もうすぐ来るさ」

ロッシ
「・・・」

オレ
「待たせちゃ悪いと思ってな?オレたちが先にきただけさ」

ロッシ
「下手な小細工は通用しないぜ!」

ロッシはオレを冷たい目で見ていた。

オレ
「それよりも、こっちの女は?」

ロッシ
「ああ。大丈夫。元気にしているさ」

オレ
「確認させてくれ!」

ロッシ
「ピエールが到着してからだ」

オレ
「なーロッシ。昼間も言った通り、オレはパリには何の関心もない。ショーコを連れて日本に帰ればそれでいいのさ

もっともショーコもこっちで苦労したようだから・・・奥の倉庫にシャガールが3点あるだろう?あれをくれよ!」

ロッシ
「シャガール?あんなわけの分からん絵か?(笑)」

オレ
「手切れの土産だと思えば安いもんだろう?^^」

ロッシ
「いいだろう。くれてやるよ」

オレ
「ありがとう(笑)それにせっかく食堂に居るんだ。とって置きのワインを飲ませてくれよ」

ロッシ
「調子のいいヤローだな」

ロッシは後ろに立っている男に小さな声で何かを言った。男は食堂を出て行った。大きなテーブルを挟んでオレたちの後ろには男がふたり、警戒しながら立っていた。これでこの部屋の男はロッシを含めて4人になった。

オレは上着のポケットからキャメルを取り出そうとしたら、正面の男が懐に手を入れた。オレはゆっくりとキャメルの箱を取り出して、キャメルを口に咥えて火をつけた。キャメルの箱の中に入れていたものも手に握り込んだ。

男がワインを手にして戻ってきた。オレは全神経を集中した。ロッシにそれを見せようとした瞬間、オレはスタートダッシュを決めるようにテーブルを回り込み、ロッシに飛びついた。

ロッシの首に左手を巻いて締め上げ右手の小さなナイフを延髄のあたりに軽く刺した。田川も動いて椅子を持ちそれを使って後ろのヤツを牽制していたが、相手はすでに拳銃を手にしていた。

オレ
「動くな!首の後ろのナイフが刺さればロッシは即死するぞ!」

「ゆっくりと拳銃をテーブルの上において下がるんだ」

オレはロッシの首筋のナイフに少し力を入れた。

ロッシ
「おい。いう通りにしろ!」

男たちは手にしていた拳銃をテーブルの上に置いた。拳銃は2丁だけだった。

オレ
「ゆっくりと壁際まで下がれ、そうそこのふたりもだ。両手を挙げて壁の方を向け!」

オレはまたロッシの首筋のナイフに力を込めた。

ロッシ
「言われた通りにしろ!!!」

田川は男らが壁際に動いたのを見ながらテーブルの上の拳銃をとった。そして遊底を引く音をさせた。拳銃を構えながらオレの方に近づいてきた。

田川
「ベレッタの38です」

オレ
「6発か?」

田川
「いえ8発です」

オレは右手のナイフをポケット入れてベレッタを受け取った。

ロッシ
「さっきの約束はどうした?お前はウソつきだな!このままパリから逃げられると思ってるのか?」

オレ
「女を連れてこさせろ!オレたちが女と車に乗り込んだらお前も解放してやる」

ロッシ
「ウソつき野郎は信じられないな」

オレ
「だったら今ここで死ぬか?」

オレは床に向けてベレッタを一発撃った。轟音が食堂に響き壁際の男たちが振り返った。

オレ
「お前らは壁を見てろ!ロッシ。オレはお前以上に気が短いんだ。」

ロッシ
「・・・おい。女を連れてこい」

オレ
「ひとりだ。右端のお前、こっちを向いていいぞ!お前が連れて来るんだ。余計な事はするな?下手な事をするとロッシが脳みそをぶちまける事になるぞ」

反対側の入り口が騒がしくなった。表に居た男たちが銃声を聞いてやってきた。

オレ
「なんでもない下がってろ!と言え!」

ロッシは言われた通りにドアの向こうに声をかけた。静かになったが人が去る気配はなかった。

男が高瀬を連れてやってきた。髪は乱れ、着衣も乱れていた。その後ろにまだ人の気配がした。

オレ
「田川。後ろにまだ2人ほど居るぞ!気をつけろ!」

「おい後ろの男!前に出て拳銃を置け!」

オレはロッシの首を左手で巻いたまま、右手の拳銃をロッシの背中の下に押し付けた。

オレ
「ここは肝臓だ。苦しまなくて済む急所だ」

ロッシ
「さっさと言われた通りにしないか!このバカどもがっ!」

高瀬の後ろに隠れるように居た男ふたりが前に出てテーブルの上に拳銃を置いた。そしてそれを田川が確保した。同時に高瀬の腕を引っ張ってこっちにつれてきた。

高瀬は生気のない目でオレたちの前を通り過ぎた。

オレ
「廊下の向こうが騒がしくなった」

「どうしたか聞けよ」

ロッシ
「おい何を騒いでいる」

廊下の向こうから声が聞こえた。壁際の男たちもそっちの方を向いた。オレは部屋の中全体を俯瞰で見ていた。


「ピエールさんが来ました。20人ほどで・・・」

ロッシ
「うっ」


「裏の道にも車が4、5台停まってます」

オレ
「ピエールを入れろ!」

ロッシ
「ピエールさんを・・・入れろ!」

ドアの外が騒々しくなった。そして入って来たのはアニールだった。その後ろにピエール氏がタキシード姿で入って来た。

ピエール
「やーユーイチ。もうほとんど終わってるようだな(笑)」

オレ
「ああ。ちょうどとって置きのワインを飲もうと思ってたところさ」

アニールは部下を率いて、壁際の男たちを食堂から連れ出し始めた。

オレ
「アニール。そのふたりは残しておいてくれ!聞きたい事があるんだ」

アニール
「・・・」

ピエール
「ユーイチの言う通りにしろ」

アニール
「はい」

ピエールはテーブルの前の椅子に座った。ロッシの部下は2人を残して誰も居なくなった。

オレ
「田川。高瀬を車に・・・」

田川
「はい」

ピエール
「ユーイチ。悪いが後はこっちでやるから、引き上げてくれないか?」

オレ
「いや、まだ遣り残した事があるんだ。それが終わったら出て行くよ」

ピエール
「・・・」

オレはロッシをテーブルの前に座らせた。高瀬の後ろに居た男たちの方へ近づいた。

オレ
「どっちがあの女を犯した?」


「・・・」

オレ
「そうかふたりで犯したのか」

オレはベレッタを2発撃った。それぞれの男の股間に・・・

男1
「ぎゃーーー」

男2
「ぐぉぉぉぉ」

男たちは股間を押さえてもんどり打って転がった。

オレ
「ロッシ。お前は・・・必要なさそうだな」

ロッシは蒼白な表情でオレを見た。オレは反対側に座るピエール氏の方に行った。

オレ
「じゃーピエール。オレは帰るよ」

ピエール
「すまなかったなユーイチ」

オレ
「じゃーまた」

アニールは拳銃を持ったままオレの方を見ていた。オレはアニールには声をかけなかった。そして拳銃を腰に差して食堂を出た。

玄関前には大勢の男たちが居た。一斉にオレの方を見た。田川がこっちへ来た。オレは田川と一緒に玄関を出た。男たちはただ見ているだけだった。オレたちは三浦の運転するシトロエンに乗り込んだ。シトロエンはゆっくりと動き、門を出て走りだした。


▼23時・・・病院「特別室」


ハリー
「体の方より精神的なショックの方が大きいみたいですね。

明日、精密検査をしますが・・・」

オレ
「よろしくお願いします」

三浦
「美香さんが付き添って今晩は隣の部屋に泊まります」

オレ
「そっか。美香がついていれば大丈夫だろう」

ハリー
「ピエールさんは戻って来られるんでしょうね?」

ショーコ
「さっき電話がありました。迷惑をかけるから自宅で静養すると」

ハリー
「ったく。。。」

オレ
「かなり無理をしたんだろう?」

ハリー
「まー動けなくはないのですが・・・毒性の強い薬物を少量づつ投与されていたみたいですから」

ショーコ
「このまま静養していれば大丈夫でしょうか?」

ハリー
「肝機能が弱ってますけど、治療を続ければまず大丈夫です」

オレ
「そっか。じゃー後は幽霊城だけだな(笑)」

三浦
「行くんですか!?」

オレ
「ああ。厄払いしておかないとまた被害が出るかも知れないだろう?」

ドアがノックされた。田川が入って来た。

田川
「ピエールさんの部下の方々がショーコさんを迎えにこられましたが」

ショーコはオレの方を何か言いたげに見た。

オレ
「ピエールも相当無理をした。暫くついててやれ」

ショーコ
「・・・はい」

オレ
「田川。悪いがお前が送って行ってくれ」

田川
「了解です」

ショーコは立ち上がりハリーと三浦に礼を言った。オレは部屋の外までついて出た。ショーコはオレの首に手を回してディープなキスをした。

ショーコ
「無茶をしないで・・・」

オレ
「もう大丈夫だって(笑)」

オレはショーコの腰に回した手を押し出すようにしてその体から離れた。

ショーコは田川と共に歩いた。EVの前でこっちを振り向いた。オレはおどけるように手を振った。そして特別室に戻った。

オレ
「ハリー、三浦、本当にありがとう」

ハリー
「いえ。どういたしまして^^

それより、ムーさんのお祓いは信じられないぐらいよく効きますね!

ピエールさんが動けるようになったんですから」

三浦
「当たり前よ!ハリー

ムーさんは「龍の男」で藤原の宮司なんだから」

オレ
「ははは・・・」

オレたちは3人で特別室を出た。ハリーと三浦は一緒に帰った。オレは隣の部屋に入った。

オレ
「どうだ?」

美香
「鎮静剤で眠ってます」

オレ
「そっか」

美香
「私が危険を察知できなかったから・・・」

オレ
「お前らのせいじゃないさ。全部オレの責任だ」

美香
「そんな・・・」

オレ
「高瀬が元気になるまで・・・できるだけの事はする」

美香
「すみません

田川さんが・・・高瀬を拉致した男ふたりをムーさんが銃で撃ったって言ってました」

オレ
「そう」

美香
「殺さないように股間を撃ったって・・・」

オレ
「だったかな?」

オレはソファの隣に座る美香を抱き寄せた。そしてキスをした。美香はオレに被さるように体を動かして、オレの舌に自分の舌をからめてオレの舌を強くすった。オレはおもわず美香の服の上からその乳を揉んだ。

美香
「あーーー好きっ」

オレ
「美香。わかった。ケンカの後はやりたくなるんだから、大人しくして^^」

美香
「してっ!」

オレ
「高瀬が起きるかも知れないだろう」

美香
「声・・・我慢するからして」

美香はオレの体の上に乗りながらストッキングと下着を下げて、オレの手をそこへ導いた。そこはすでに濡れていた。

オレは割れ目を撫で、小さく尖ったクリトリスを指先で弾き、ヒダの中の穴を探った。

美香
「うぅーーー」

オレは指を女の穴に突き立てた。そして穴の中の上側を指で強く押すように揉んだ。

美香
「あぁぁぁ」

オレ
「アレの前だな?」

美香
「あーはい」

オレ
「じゃー入れたままでいくぞ」

オレはスラックスのベルトを緩めて自分のモノを露出させた。美香を降ろしてソファの下に座らせた。美香はすぐにオレのモノを口にした。そしてオレの先端を口で責め始めた。

オレは美香をひっぱりあげて、膝の上に乗せた。美香はオレのモノに手を添えて自分の股間にあてがい腰を沈めた。

美香
「うぁぁぁぁ」

オレは美香の脚を持って体を浮かせた。オレのモノが全部入った。そして美香を抱きしめながら腰を使った。

美香
「うぁーうぁーーーうぁーーーー」

美香は泣き顔のような表情で声を上げオレにしがみ付いていた。美香の穴がオレのモノを締め付けている。オレは暫くそうしていた。

そして美香の体を下ろした。

美香
「あーいやー」

オレのモノが穴から抜けた瞬間、美香はオレの体に抱きついて声を出した。オレは美香の体を強引にソファの方へ向かせた。そして手をつかせた。

美香は尻を突き出すようにオレに向けた。オレは美香のワンピースの裾を捲り上げた。美香のきれいな尻がそこにあった。オレはそこへ顔を近づけた。

小さく締っている尻の穴の下には・・・せり出した性器がむき出しになって見えた。オレはそこを指で開いた。透明な液体が溢れ出た。オレはそこにキスをした。美香の体がビクンと震えた。

美香
「あー見ないで・・・」

オレ
「もう遅い。卑猥な性器がよく見える」

美香
「あぁぁ」

オレは立ち上がり美香の腰を両手で持った。そしてオレのモノを尻にあてがい一気に腰を突き出した。オレのモノは簡単に美香の女の穴に突き刺さった。

美香
「うぁあー」

ゆっくりと腰を使い。自分のモノを出し入れした。オレの脳の中で小さな火花がスパークし始めた。そしてそれはだんだん大きくなっていった。オレの腰の動きは早まった。

美香
「うぁーあーあーーあーーー」

美香は声をあげていった。そしてオレの脳の中も大きな火花が膨らんで爆発した。腰の動きは強く美香の穴を壊すように動き、大きく3度放出した。オレは美香の尻から離れた。美香はその場に崩れ落ちた。

オレソファに座り美香を抱き上げた。美香はまたオレの膝の上に横になって乗ってきた。オレの首に両手を回して抱きついてきた。

オレ
「明日は幽霊城だ。楽しみだな」

美香
「そんなとこ楽しみじゃないわ」

オレ
「ははは・・・でもそれがオレたちの仕事だ(笑)」

美香
「・・・そうだけど」

オレ
「帰ったらグアムで楽しくやろう(笑)」

美香
「うん」

緊張感や不安からから解放され、美香も安心したのだろう。まだ明日が残っているがパリも後1日で終わりそうだった。


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