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ANGEL


氷室京介「ANGEL」

88年の7月でしたね!BOOWY解散後、すぐに売れましたねー(笑)
1987年8月PART2-----------


▼翌日・・・


パリ市内から西へ150キロ離れたドルーの郊外にその城はあった。事前に地元の管理人に電話連絡を入れていたので、オレたちが到着すると、門の入り口に車を止めて管理人は待っていた。

三浦がその管理人と話していくつかの鍵を受け取りオレたちは車で中に入った。長いアプローチ。途中まで車で入り、車止めからは歩いて城の入り口に向かった。

田川
「まさしく昔見たアニメに出てくるような城ですね^^」

三浦
「部屋数だけで32もあるそうですよ」

美香
「外から見る分には何も妖しいところはないように思えますけど」

オレ
「ふむ。まーでも迷子にならないようにしよう(笑)」

オレたちは城の正面の広い玄関から中に入った。吹き抜けになっている中央に大きな階段。オレたちは階段の左側の廊下を歩き右側の部屋に入った。1、2階が一緒になった大広間。学校の体育館以上の広さがあった。

三浦
「ピエール氏はここでパーティーをしたそうですね」

田川
「昔はきっと舞踏会なんかが繰り広げられたんでしょうね」

石造りの城。上部の壁面には細工が施された装飾が彫られていた。見るからに古城の大広間という場所だった。

オレ
「美香。何か感じたら教えてくれ!」

美香
「はい」

オレたちは来た通路を戻って階段を使い2階に上がった。広間とは反対の方に通路があった。そして問題の3番目の部屋に入った。三浦は鍵を使った。そしてオレの方を見た。オレは三浦と代わってその木製の重そうなドアを開けた。

薄暗い部屋だった。壁にはサーベルが交差するように飾られ、紋章が入ったタペストリーが掛けられていた。

オレは奥へ続くドアを開けた。

美香
「宮司・・・」

オレは美香に声をかけられる前に異常を感じていた。ドアを開けたままその部屋の前に立っていた。

オレ
「こっちへな来るなよ」

オレはそう言って自分のへそのあたりで両手を合わせて意識を集中させた。そして目を閉じた。

部屋の中の残像が意識下にある。オレは意識の中で足を一歩踏み入れた。その瞬間部屋の中の空間がぐにゃりと曲がった。

鬱蒼とした森。わずかな月明かり、そして鳥の泣く声、木々のざわめき・・・疾走する馬。目の前に騎士が現れ槍を突き出した。オレは転がるようにそれをかわした。騎士は馬に乗っていた。反転して助走をつけて戻ってきた。オレは背にした木の後ろに回った。そしてその大きな木を回り込んだ。馬も騎士も消えていた。

広間でのパーティー。拉致される男女。さっきの部屋で剣を突きつけられる男。泣き叫ぶ女の悲鳴。男の胸に剣が刺さっている。女は部屋から連れ出されドアが閉まる。刺された男と刺した男だけになった。刺した男はその男の首を跳ねた。男の首が床に転がった。目だけが動いた。男はその首を持って部屋を出た。いくつもの映像が同時に流れるようにオレの視界に広がっていた。

馬の嘶き。また深夜の森に変わった。鎧に覆われた騎士。再度、槍を突き出してオレの方に向かってきた。オレは右手を前に出した。

「はぁっ!!!」

裂帛の気合を込めた。

騎乗の鎧武者の体が砕け散った。その瞬間白い光とともに一面が光に包まれた。オレは目を開けた。

美香
「宮司。大丈夫ですか!」

オレ・・・
「ああ。心配ない」

オレはその部屋に入った。徐々にその部屋の瘴気が消えていくのがわかった。

オレ
「美香!「おおぬさ」を」

美香
「はい」

美香はオレに榊の木で作った「おおぬさ」を両手で持って部屋に入って来た。

美香
「あっ」

オレ
「大丈夫か?」

美香
「はい」

オレはおおぬさを受け取り、左、右、左とその部屋にお祓いをした。そして体の前にそれを持ち暫くそこに居た。

美香
「なんだったんでしょう?もう大丈夫みたいですね」

オレ
「さー?ここで殺された人間の怨念が渦巻いていたんだろう」

車のところまで戻り、車内電話を使って地元の管理人に電話を入れた。そして数人の応援を依頼した。

応援を得て、オレたちは城の後ろの森に分け入った。意識の中の映像で見た大きな木・・・小路から少しはずれたところにそれらしき場所があった。

美香
「宮司。その木の向こうに何かあります」

オレは美香の言ったあたりに近づいた。大木の向こう側で立ち止まった。オレは両手をへその前において目を閉じた。意識の中でその風景の残像が、そこだけ少し歪んで見えた。オレは目を開けた。応援の人間にそこを掘り返してもらった。立ち上る煙のように空間の歪みを感じていた。

オレ
「もう少しだ」

農作業につかうスコップとツルハシのようなもので1メートル以上そこを掘り下げた。


「何か・・・あります」

オレ
「それを掘り出して下さい」

男達は周りの土を取り除きそれを露出させた。大きな壷のようなもので栓がついていた。

オレ
「その栓を取ってみてください」

男たちは道具の先を使って大きな瓶のようにも見える壷の栓を取り除いた。すでに腐食しているのかそれはボロボロになって取れた。


「うわーーー」

男たちが声を上げて飛び退いた。オレはそこに降りた。男達はその窪みから這い上がった。田川もすぐ隣にやってきた。

田川
「こっこれは・・・」

オレ
「しゃれこうべだな」

オレはその窪みから田川と一緒に上がった。そして高瀬からおおぬさを受け取り体の前に置き、精神統一をしてお祓いをした。

気味悪がる農夫たちにもオレはお祓いをした。三浦が農夫たちに説明をして納得させた。

オレたちは幽霊城を後にしてパリ市内に戻った。


▼16時・・・ブリストルホテル


最初にチェックインしたホテルに戻った。アニールが部下を連れてロビーに居た。三浦たちを先に部屋に入らせ、オレはアニールとロビーに繋がるカフェに入った。田川がついてきて少し離れたところに居た。

オレ
「昨夜はありがとう。助かったよ」

アニール
「いや、ピエールがすでに色んなところに手配をかけていたからな・・・オレが行かなくても問題はなかったはずだ」

オレ
「いや、すぐに対応できたあんたの殊勲さ」

アニール
「・・・」

女が珈琲を持ってきてオレたちのテーブルの前に置いた。オレはフレッシュだけを入れてスプーンを使った。アニールはタバコを咥えて火をつけた。

アニール
「ロッシはピエールと女の人質を交換する気はなかったようだ。

ピエールを殺して、あんたの仕業に見せかけて、あんたまで殺すつもりだったらしい。」

オレ
「とんでもないヤローだな(笑)」

アニール
「そうなったら、ピエールの財産はマダム・ショーコのものになり、ピエールの組織はロッシが継ぐ。そしてマダム・ショーコも麻薬付けににでもして財産を奪い取る算段だったんだろう」

オレ
「今後はそんな人間が現れない事を祈るだけだな(笑)」

オレはヘラヘラしながらアニールを見た。そして目の前の珈琲カップを手にして珈琲を飲んだ。

アニール
「マダム・ショーコにあんたのような従姉が居る限り・・・そんなバカヤローは現れないさ」

オレ
「それなら安心できるな」

アニール
「躊躇なく正確に股間を撃ち抜いた銃の腕、相当なもんだな」

オレ
「死ぬよりマシさ」

アニール
「そうだな。オレもイタリアから戻れたし、ロッシ一派も一掃できて言うことなしだ」」

オレ
「そう。ミッチェルは口出ししたのか?」

アニール
「ああ。ロッシは命だけは助かった。だが2度とパリには近づくな!パリで見かけた時は・・・殺す!と言われてた」

オレ
「そっか(笑)じゃーオレは行くよ」

オレは立ち上がった。そして席を離れ田川と一緒に部屋に戻った。オレはアニールの話しに関心がなかった。部屋に入るとショーコが来ていた。

ショーコ
「おかえりなさい^^幽霊城でも騒動があったんですって?」

オレ
「森から頭蓋骨が現れただけさ(笑)それよりひとりか?」

ショーコ
「あっそうだ。アニールがあなたにお礼を言いたいといって一緒に来たんだけど」

オレ
「それならさっき下で珈琲を飲んだ」

田川はオレたちに遠慮してか、「隣の部屋に居ます」と言って部屋を出て行った。ショーコは立ち上がりオレの座るソファの隣に来た。

ショーコ
「ユーイチ。ありがとう。それに危ない目に合わせてごめんね」

オレ
「東京やニューヨークではもっと大変な目にあってたさ(笑)」

ショーコ
「理由は聞かないの?」

オレ
「なんの?幽霊城か?」

ショーコ
「どうしてピエールがこんな事になったか」

オレ
「オレはピエールを助けたつもりはない。(笑)お前にふりかかる危険を取り除こうと思っただけだ」

ショーコ
「ユーイチ。。。」

オレ
「今回はこれで帰る。パリコレの前にまた来るよ!^^」

ショーコ
「私・・・」

オレ
「ああ。わかってる。いつかまた帰ってくるんだろう?待ってるよ」

オレはショーコを抱き寄せてキスをした。ショーコの匂いをいっぱい嗅ぎながらオレは服の上からショーコの乳を揉んだ。そしてショーコの股間に手を入れてそこを強く揉みこんだ。

ドアがノックされた。

オレは大きなため息をついてショーコから離れてドアを開けた。三浦が入って来た。

三浦
「お客様が来られました」

オレ
「そうか・・・暫く用意ができるまで待ってもらって!美香にも用意をしてこっちに来るように」

ショーコ
「あっ!パーティーに参加して体調不良になった方が来られたのね?」

オレ
「うん。お祓いをすれば大丈夫だから(笑)」

ショーコ
「私も見てていい?」

オレ
「ああ。いいよ」

巫女姿の美香が入って来た。オレはその場で素っ裸になった。高瀬の代わりに美香がオレに着替えさせられた。ショーコを抱いていたせいかオレのモノは大きく怒張していた。美香はその前にしゃがみ込んでオレに褌をつけた。ショーコはその様子を興味深く見ていた。

装束変えが終わると美香は隣に電話をした。

そしてオレたちは並んで待った。ドアがノックされ三浦が女性を2人連れて入って来た。

オレは烏帽子姿の正装で彼女らを迎えた。事前に聞いていた名前でいつものように祝詞を奏上した。

そしてフランス語で彼女らに少し頭を垂れるように言った。三浦が見本を示し、彼女らはそれにならった。

オレはおおぬさを左に1回、右に1回、そしてまた左に1回大きく振ってお祓いをして終了した。

彼女らの背から薄い瘴気が立ち上り消えた。

オレ
「体が軽くなって、今夜からぐっすりと眠れるでしょう^^どうぞ安心して下さい」

彼女らは口々にオレに礼を言って部屋を出て行った。

オレ
「ショーコ。ここへ」

オレはショーコにも同様に、これからのショーコの健康と繁栄を祈念した祝詞を奏上し、お祓いをした。

オレ
「これで暫くは大丈夫だ(笑)」

ショーコ
「ありがとうございます」

オレは再び美香に装束を脱がされサマースーツに着替えさせられた。着替えが終わると美香は部屋を出て隣の部屋に戻った。

オレ
「ふう^^神職の仕事は疲れる(笑)せっかくいいいところだったのに」

ショーコ
「ユーイチ・・・立派よ!」

オレ
「ははは(笑)馬子にも衣装で、そう感じるだけさ」

ショーコ
「ううん。あなたはどんどん大きくなっていくわ」

オレ
「あっショーコの乳を揉んで大きくなったモノを着替えの時に見たな?」

ショーコ
「アホっ^^」

ドアがノックされた。オレはドアに近づきドアを開けた。三浦が入って来た。

三浦
「ムーさん。そろそろ空港へ・・・」

オレ
「おう^^」

ショーコが立ち上がり近づいてきた。そして少し背伸びをしてオレの首の後ろに両手をかけてディープなキスをした。オレの舌はショーコに吸われた。オレはショーコを抱きしめた。そしてその匂いを思い切り嗅いだ。オレはこのままショーコを連れて帰りたいと思った。

オレ
「じゃーまたな^^」

ショーコ
「はい」

オレはそこでショーコと別れた。そして三浦の運転するシトロエンに乗り全員でドゴール空港へ向かった。ターミナルビルの前で車を降りた。

三浦
「ムーさん。私も・・・」

オレ
「ん?」

三浦はみんなの見ている前でショーコがしたようにオレの首に両手を回してキスをした。オレは三浦を抱きしめ同じように三浦の匂いをいっぱい嗅いだ。

オレ
「智子も元気でな^^ヘンリーとうまくやれよ!」

三浦
「・・・はい。ムーさんも気をつけて」

オレたちは搭乗手続きをし、ゲートに入った。振り向くとまだ三浦は居た。オレは荷物を置いて両手で大きく手を振った。


■8月5日・・・


慌しい日程でハードな内容だったパリから戻りオレは赤坂に向かわずに、藤原神社へ行った。

8時・・・母屋「自室」

オレ
「申し訳ありませんでした。私が注意を怠ったばかりに美穂さんに大変な思いをさせてしまって・・・」

高瀬
「龍斎さまどうぞお手を上げてください。私どもの美穂が足手まといになって、こちらこそなんとお詫びをしてよいやら」

オレ
「美穂さんが元気になるまで私で出来る事ならなんでもしますので、なんでもおっしゃって下さい」

藤原神社に入ると、すでに高瀬美穂の母で婦人会の会長でもある高瀬忍が待っていた。オレは今回の件を詫びた。

高瀬
「高瀬の家の女として美穂にはそれなりの教育をしております。この程度の事で参るようには育て方をおりませんが・・・どうか美穂を抱いてやって下さいませ。何卒お願いいたします」

オレ
「あっ いや それは・・・」

高瀬
「あの子はそれを待ち望んでいます」

オレ
「・・・」

高瀬
「龍斎さま。美穂をひとりの人間として扱ってくれる龍斎さまの優しさはとても嬉しく思います。

しかし、高瀬の家の女は普通の女ではありません。

初潮が始まった時から性技を仕込まれます。男の張型を使い経験するのです。美穂も私が手ほどきをして、すでにその体で並の男なら虜にする事もできます。

今回外国で乱暴を受けた事など、まったく意には介さないはずですが・・・龍斎さまに知られてしまった事を恥じているのです。

どうか美穂をお願いいたします」

高瀬忍はそう言ってまた頭を下げた。

オレ
「わかりました」

高瀬
「では、早速今夜にでも」

そう言って高瀬忍は部屋を出て行った。暫くして高瀬美穂が部屋に入って来た。オレの前に両手をついて頭を下げた。

高瀬
「申し訳ありませんでした」

オレ
「いや・・・オレが守れなくてすまなかった」

高瀬はゆっくりと顔を上げた。そしてオレを正面から見た。

高瀬
「龍斎さまは、あの男たちを銃で撃ってくれたと聞きました」

オレ
「許せなくてな・・・つい」

高瀬
「それを聞いて嬉しくて泣きました。。。」

オレ
「ははは・・・」

高瀬
「どうぞ湯屋の方へ」

オレ
「うん」

オレは立ち上がって部屋を出た。1階へ降りて専用の風呂場へ向かった。高瀬はワンピースを着、オレはスーツを着ていた。パリから戻ってきたばかりの服装だった。それでも高瀬はオレの服を脱がせ、下着も取った。

オレは素っ裸で風呂場の引き戸を開けて中に入った。

満々と湯が流れている浴槽に木桶で湯をすくってかけ湯をし、そのまま檜の香が漂う浴槽に入った。

パリでは風呂には入らなかった。もっぱらシャワーのみだった。久しぶりの風呂に体を伸ばし足を屈伸させた。

引き戸が開き高瀬が入って来た。いつもの風呂場の姿ではなく・・・頭にタオルを巻いただけで素っ裸だった。形のいい乳と下腹部の黒々としたものが目に飛び込んできた。

髪をアップにしてタオルを巻いただけだったが、まるでそれまでの高瀬の印象とは異なり、現代的なイイオンナが目の前にいた。

オレ
「一瞬誰かと思ったよ^^」

高瀬
「どうぞ、お背中を流します」

オレ
「ああ」

オレは浴槽から出た。すでにオレのモノは大きくなっていた。オレは小さな風呂場の椅子に座った。

高瀬はいつものようにオレの背中からタオルを持ち洗い始めた。そして湯をかけて前に回った。

高瀬はオレの腕から胸をそして腹あたりをしっかり洗った。目の前で高瀬の乳が揺れている。揃えた脚の根元に黒々としそこに泡がついていた。まるでオレの好きなソープランドの女のように・・・

そして高瀬は手に泡をいっぱいつけてオレのモノを軽く洗い始めた。オレは我慢できずに高瀬を抱き寄せた。

高瀬は黙って指を使い続けた。オレは高瀬の股間に手を入れた。

高瀬
「あっ」

高瀬の股間の割れ目を探り、そこを撫でるように指を使った。小さな肉の芽が指先にコロコロと触れる。高瀬は眉を寄せ口を少し開きながらも我慢しているようだった。

オレ
「オレより大きいモノを突っ込まれたか?」

高瀬
「いいえ・・・」

オレ
「犯されて感じたか?」

高瀬
「少しだけ」

オレ
「いかなかったか?」

高瀬
「はい。そのようにしましたから」

オレは小さな木の椅子から降りてすのこの床に座った。そして高瀬を引き寄せて膝の上に乗せた。高瀬はどうするかわかっているようだった。オレのモノに手を添えて自分の股間にあてがった。そしてゆっくりと腰を沈めた。

高瀬
「うぁぁぁ」

オレは高瀬の脚を持ち高瀬の体を浮かせた。オレのモノは高瀬の女の穴の奥深くまで突き刺さった。

高瀬
「あぅーーー」

高瀬の指がオレの方に食い込んだ。オレは高瀬の体を包み込むように抱き上下にゆすった。

高瀬
「あーあーーあーーー」

オレ
「動きに合わせて腰を使え」

高瀬
「あーはいっ」

「あぅ あぅ あぅ」

オレのモノが奥深くに刺さると高瀬も腰を使いさらに深部へ入るようだった。高瀬はいつの間にかその腰の動きを早めていった。オレはその動きに合わせるように高瀬を体をゆすり腰を使った。

高瀬
「あぅあーーーあーーーあーーー」

高瀬はしっかりとオレの体に抱きついて、オレの背中に爪を立てた。オレは痛みを感じながらも高瀬の穴の良さにもう少しでいくところだった。オレは高瀬を膝の上から下ろした。体を横にして高瀬を抱き寄せ、その股間を目にしながら女の穴に指を入れた。

オレ
「高瀬。顔をあげろ」

高瀬
「はい」

オレは顔を上げてオレをしっかり見ている高瀬にキスをしながら指で女の穴を責め続けた。

高瀬
「あー龍斎さま」

オレは高瀬に浴槽のへりに手を付かせて後ろ向きに蹲踞の姿勢をとらせた。高瀬の腰に手をあて後ろからオレは突っ込んだ。

高瀬
「あーーー」

オレは後ろから高瀬を抱きながら腰を動かした。

オレ
「少しだけ尻を後ろに突き出すように」

高瀬
「あーーーはいっ」

高瀬は言われた通りにした。オレのモノは軽い動きで高瀬の女の穴の深部にまで突き刺さるようになった。

高瀬
「うぁー うぁー うぁー」

オレは高瀬を後ろからしっかりと抱きしめた。

オレ
「高瀬、このままゆっくりと我侭するぞ」

高瀬
「あー龍斎さま。嬉しい」

オレは快感がゆっくりとピークに近づいているのを感じながら・・・高瀬の穴の味をしっかりと味わい漏らすように放出した。

高瀬
「あーーーいっぱい」

「龍斎さまが、いっぱい」

「あーーーあーーーあーーー」

高瀬も軽くいったようだった。オレは高瀬から離れて浴槽のへりに座った。高瀬はオレの股間に体を入れてオレのモノを口にした。オレは足先を高瀬の股間にあてがった。

オレ
「オレの足をしっかりと挟んで、腰を使うんだ。オレの足の指でオナニーするように動いて」

高瀬は言われた通りにした。オレは高瀬の頭を持って、口から離した。そして高瀬の顔にオレのモノを押し当てた。高瀬はオレのモノに顔をいっぱい擦りつける様にして腰を使い。声を上げた。

高瀬
「あー龍斎さま」

オレ
「寝室でも抱いて寝るぞ」

高瀬
「あー嬉しい」

高瀬はうっとりとした表情でオレのモノをまた口にした。


▼翌朝・・・


朝早く高瀬は起きだしてオレの口元に軽くキスをして部屋を出て行った。オレもそのまま起きて、1階に降りた。洗面所で口にハブラシを突っ込み、顔を洗った。すでに後ろに高瀬がタオルを持って立っていた。美穂は緋袴と白衣に着替え髪は後ろで束ねたいつものスタイルだった。オレはそれを受け取った。

オレ
「せっかくだから禊をする」

高瀬
「はい!」

高瀬は嬉しそうな表情を見せた。オレはそのまま廊下を歩き、突き当たりから庭に出て井戸の前に行った。高瀬は井戸の前でオレの白衣をとり下着もとった。

井戸の手動ポンプを操作して木桶5つに井戸水を入れた。そして木桶の前に蹲踞して頭からかけ声と共にそれをかぶった。

オレ
「ひとーつ」

「ふたーつ」

木桶を順番に頭から被った。夏の早朝、井戸水は冷たかったが気持ちのいい心地よさが全身を覆った。オレは5つまで数えて木桶を置いた。廊下の上がり口で高瀬がタオルを持って待っていた。オレは廊下に上がった。高瀬は大きなタオルでオレの全身を拭いた。

高瀬は丹念にオレの頭を拭き、櫛を通してオレの髪を後ろで結った。オレは立ち上がった。高瀬は前に回り、オレの前にしゃがんで褌をつけ始めた。周りに誰も居ないのを確認すると、オレのモノの先端を少し口に含んだ。そうしてから褌をつけた。

オレ
「褌は大きい状態でしっかりとつけると、普段の大きさに戻った時に楽になるな?」

高瀬
「はい」

オレ
「これまでもそう意識してつけてくれていたのか?」

高瀬
「はい。でも龍斎さまは禊の後はすでにそうなってますから」

オレ
「少し、顔をつけてくれてたじゃないか?」

高瀬
「・・・つい」

オレ
「あはっ^^」

高瀬に狩衣を着させてもらいオレは2階の自室に戻った。暫くすると高瀬が膳を運んできた。朝粥と漬物だけのシンプルな食事だった。オレはそれをすぐに平らげた。高瀬は膳を廊下に下げて、熱いお茶を淹れ和テーブルの上に置いた。

オレ
「外国から帰ってくると、このスタイルが何故かすっきりとして落ち着く」

高瀬
「はい。龍斎さまは正装よりも白の狩衣で、その髪が一番お似合いです」

オレ
「そっか(笑)」

廊下から声がかかり襖が開いた。美香が高瀬と同じ巫女姿で入って来た。

美香
「おはようございます。龍斎さま」

オレ
「おはよう^^」

高瀬は美香にお茶を出した後、部屋から下がった。

美香
「高瀬さん。元気になって良かった」

オレ
「そうだな」

美香
「昨夜は・・・ずっと高瀬さんを抱いていたんでしょう?」

オレ
「もしかして途中で来たのか?」

美香
「・・・はい。。。」

オレ
「ははは・・・そっか」

美香
「今日はもう赤坂に帰るんでしょう?そしてすぐにグアム・・・」

オレ
「ん?」

美香
「今から私の部屋に来てっ!」

オレ
「あーいいけど?」

美香は立ち上がった。オレの手をとり立たせた。部屋に何かあったのか?オレは不振に思いながらも1階の美香の部屋に行った。巫女姿の美香の部屋とはアンバランスな女性らしい部屋だった。

美香はオレを奥の部屋に案内した。分厚いマットレスだけの低いベッドルームだった。美香はそこにオレを座らせたそしていきなり抱きついてきた。

美香
「高瀬とばかりしないで・・・」

オレ
「えっ?」

美香
「高瀬はあなたと一緒にお風呂にも入れるのに・・・私は入れないのよ」

オレ
「いや、一緒に入るといっても体を洗ってもらうだけだから」

美香
「いやー私も一緒に入ってしたい!」

力を込めて美香は抱きついて来た。

オレ
「じゃー今度、施設の方の露天風呂に内緒で入ろう^^」

美香
「ほんとに?バレないかしら?」

オレ
「ああ。バレないようにする」

美香
「あー嬉しい^^」

美香はオレの狩衣の胸を開いてオレの胸に手を入れて撫で始めた。

美香
「高瀬は・・・上手なんでしょう」

オレ
「・・・」

美香
「私も上手になりますから」

オレ
「美香は上手にならなくていい。そのままの方が魅力的なんだから」

美香
「あー龍斎さま」

オレは緋袴の脇から手を入れた。美香は下着をつけて居なかった。オレは草むらを弄り割れ目を指で撫でた。

オレ
「美香。この毛は巫女姫には似合わない」

美香
「あーはい」

オレ
「キレイに剃ってしまおう。毎日手入れをしてキレイにするんだ」

美香
「はい」

オレ
「そしてここを開いてオレに見せるんだ」

美香
「あーそんな」

オレは美香を四つ這いにさせ緋袴を降ろした。美香のきれいな尻が目の前に表れた。美香の上半身を寝かせた。尻だけが浮き上がった。尻の割れ目の下には性器が剥きだしなって見えていた。

オレ
「美香。卑猥な性器がよく見える」

美香
「あー堪忍して下さい」

オレ
「キレイにするんだぞ」

美香
「あーはい」

オレはそこに顔を近づけて尻から性器を舌で探った。オレは自分のモノを出した。美香の尻に自分のモノをあてがい一気に腰を入れた。

美香
「うわぁぁぁ」

小さな穴。少しづつオレは動いて自分のモノを美香の穴の奥まで入れた。美香は悲鳴のような声を上げながら反応していた。ゆっくりと出し入れした。美香の穴はぴったりとオレのモノを包み込みながら、よく締め付けた。

オレは腰の動きを早めた。

美香
「うぁーあぁー あぁぁぁ あぁぁぁ あぁぁぁ」

美香は鳴き声にも近い声を上げながらいった。穴が少しだけ緩み熱いモノが溢れた。オレは尚も動きを止めずに責め続けた。

美香
「あぅ いぁ いぁー」

「あわわわ あーーー あーーー あーーー」

一掃激しく大きな声を上げて美香は頭を振りながらいった。オレはゆっくりと美香の穴から自分のモノを抜いた。美香は崩れ落ちた。

そのまま美香を布団の中に入れて、横抱きにした。美香の体はまだビクン、ビクンと反応しながら、小さく声をあげていた。

オレは美香の脚に自分の脚を絡ませた。

オレ
「腰を少し動かしながらオレの脚を挟んでいろ。楽になるから」

美香は言われた通りにしながら、まだ悶えていた。オレは美香の背中を撫でていた。暫くそうしていた。

美香
「あーもう溶けてなくなりそう」

オレはもう1度前から美香の体に乗って美香をいかせた。そして午前中に藤原神社を出た。


■8月6日・・・赤坂「自宅」


藤原神社で一泊した後、赤坂に戻った。

松井
「田川から報告は受けましたが・・・まさかそんな事件になっていたとは」

横山
「これからは随身は最低でも4人は付けますから」

オレ
「多ければいいってもんじゃない(笑)今回のようにひとり居れば大丈夫だ」

キョーコ
「高瀬さんは大丈夫?」

オレ
「ああ。藤原の女はタフだから(笑)」

キョーコ
「ショーコさんも無事で何よりだったわね」

オレ
「ははは・・・」

パリから戻って2日が経っていた。その間、オレは高瀬と藤原神社の宮司室に篭るように居た。そして今日、久々に赤坂に戻ってきた。そしてオレたちはキョーコの作ったカレーライスを食っていた。

横山
「そーですね。ショーコさんに何かあったら、想像しただけで怖いですよ」

オレ
「ははは・・・今後はピエールも対策は考えるだろうし、もうないさ」

松井
「横山は、何を想像して怖がってるんだ?」

横山
「いえ、別に・・・」

松井
「ムーさんの怒りが爆発したら・・・オレも怖い(笑)」

オレ
「なんだよお前ら(笑)人を悪人みたいに」

キョーコ
「そうよ^^ユーイチは人に優しいじゃない。ねー?(笑)」

横山
「だって高瀬を・・・いや、高瀬元気になりました?」

高瀬を襲った男ふたりの股間を拳銃で撃ち抜いた事はもう知られているようだったが・・・キョーコの前でそれを言うのを遠慮したようだ。

オレ
「ああ。アイツも藤原神社の女だから大丈夫だ(笑)」

松井
「あははは^^高瀬も最近じゃムーさんの事を軟弱だと思ってませんしね(笑)」

キョーコ
「あら・・・ユーイチは軟弱だと思われてたの?」

横山
「ムーさんが緊張感なく笑いながら神殿に居た頃、みんな軟弱な軽い人だと思ってたそうですよ(笑)」

キョーコ
「あはっ!^^そーなんだ(笑)」

松井
「オレとしては、ずっと軟弱してて欲しいんですけどね(笑)」

オレ
「ははは・・・じゃーグアムではしっかりとビーチで軟弱しよう」

キョーコ
「ビキニの美人見ながらジン・トニックを飲むなんて最高ね!(ーー;)」

横山
「うわっ!キョーコさんのビキニ姿ですか!想像するだけでそれは最高ですね^^」

松井
「横山(笑)想像しなくていい」

オレ
「お前は見た事あるだろう?キョーコのビキニ姿」

横山
「・・・ありませんよ( ̄^ ̄)」

オレ
「昔は3人で何度も海に行ったじゃないか」

横山
「あの当時はダイビングをする前提でワンピースの水着でしたからね」

キョーコ
「うわー懐かしい(笑)よく覚えてるのねー」

オレ
「仕方ない。キョーコ。今度赤坂プリンスのプールにでも一緒に行ってビキニ姿見せてやれよ」

キョーコ
「あはっ^^横山くん行こうか?」

横山
「えーーーほんとにーヽ(^o^)丿」

松山
「じゃーオレも^^」

オレ
「アホっ!」

その後、グアム行きの打ち合わせを済ませて松井は藤原神社へ行き、横山は新生会病院に向かいそれぞれの担当する業務についた。

キョーコは新しい珈琲を入れてオレが座るソファの隣に来た。

オレ
「あいつら本気にしてるぞ!」

キョーコ
「えっ何を?」

オレ
「プールに行く約束(笑)」

キョーコ
「あはははは(笑)いいわよー私は別に^^なんなら沙耶も誘おうか?」

オレ
「うん。あいつら鼻血出しながら喜ぶと思う^^」

キョーコ
「あはっ^^ユーイチも喜んでね」

オレはキョーコの入れてくれた珈琲カップを手にした。グアムに行く前に皆でプールに行くのもいいかも知れない。

キョーコ
「ちゃんと高瀬さんのケアしてあげた?」

オレ
「まー彼女の母親にもちゃんと謝ってきたし、高瀬もこれまで通りやってくれるって事でなんとか納まった」

キョーコ
「そう^^良かった。高瀬さんに優しくしてあげてね」

キョーコには高瀬が攫われた事は言ったが、男たちに輪姦された事はさすがに言えなかった。キョーコもあえて聞かなかったが、高瀬の事は本当に心配だったようだ。

キョーコ
「さっき横山くんが言いかけてた事・・・大体想像がつく」

オレ
「ん?」

キョーコ
「私がもしそんな事になったら・・・どうする?」

オレ
「もちろん。一緒に泣いてやるよ^^」

キョーコ
「泣くだけ?そう(笑)」

オレは隣に座るキョーコを抱き寄せた。そしてキスをした。何度も軽くキスをしてからディープなキスをした。

キョーコ
「あーユーイチ」

オレ
「ベッドに行こう」

キョーコ
「うん」

オレはキョーコと抱き合うように立ち上がり、2階の寝室へ行った。そして緩く長いセックスをした。

キョーコと夕方近くまでベッドに居た。そして明日も来る!と言って車で白金台の自宅へ戻って行った。まるで時間を合わせていたかのように、沙耶が入れ替わるようにやってきた。

オレは玄関で沙耶を迎えた。

沙耶
「こんにちわー^^」

オレ
「さやぁ〜会いたかった♪」

沙耶
「誰も居ないの?^^」

オレ
「うん」

ヒールを脱ぐしぐさを見ながらオレは待っていた。沙耶が上がるとすぐにオレは沙耶を抱きしめた。そして沙耶の匂いを嗅ぎながらオレは沙耶の乳を揉んだ。

沙耶
「あんっユーちゃん」

オレはキスをした。そのまま玄関の壁際に沙耶を押し付けるようにして、オレは沙耶の股間を手で押さえた。

沙耶
「どーしたのー誰か来るかも知れないのに」

オレ
「さやぁ〜」

オレはそのまま沙耶の前にしゃがんで2ピースの下。スカートの裾をまくりパンストと下着を一気に押し下げた。

沙耶
「あっダメよこんなところで・・・」

オレは沙耶の股間に顔を近づけた。栗色の草むらに顔を擦りつけた。

沙耶
「あっ ユーイチ。あーーー」

オレは舌で沙耶の割れ目を探り、沙耶のクリトリスを唾液と共に舌で舐めた。

沙耶
「うぅーお願い。ベッドに、ベッドに連れて行って」

「あーお願いよー」

オレは立ち上がり沙耶を抱いて2階の寝室に入った。さっきまでキョーコが裸でそこに寝ていたベッドに沙耶を座らせた。オレは沙耶のパンストと下着をすべて剥ぎ取った。そしてスカートも脱がせた。

上品な2ピースを着ていた沙耶。上半身はそのままで、下半身はすでに剥きだしにした。

沙耶
「あー私、怒ってるのに・・・」

オレは沙耶をそのまま押し倒して、沙耶の両脚を持って股間を大きく開かせた。そしてオレは沙耶の性器を見ながらキスを続けた。

沙耶
「あーーーずるいーそんな事したら」

「あーユーイチ」

オレは体を起こして沙耶にキスをしながら紗也乃股間を指で責めた。

オレ
「あー沙耶の体を思い出しながらずっとオナニーしてた」

沙耶
「うそっ!若いことしてたくせに・・・」

オレ
「オレは若い女は嫌いだ。沙耶がいいんだ。ほら沙耶のこの穴が・・・」

沙耶
「あぅ あーユーイチ」

オレ
「沙耶の乳が欲しい」

沙耶
「あーーーー」

沙耶は自分でシャツのボタンを外してブラジャーを跳ね上げて乳を露出させた。そしてその乳に手を添えてオレの方に出した。

沙耶
「ほらっユーイチの乳よ」

オレは沙耶の少し尖った乳首を口に含み強く吸った。

沙耶
「あーどうして・・・」

「どうしてこんなにいいのー」

「あーユーイチ」

オレは沙耶の乳を口にしながら、自分でスラックスと一緒に下着を脱ぎ自分のモノを出した。そして沙耶の両脚を抱えて沙耶の体に乗り、女の穴に自分のモノを付きたてた。

沙耶
「うぁぁぁぁ」

「あー何でも、何でもいう事聞くから」

オレはそのまま激しく動きすぐに沙耶をいかせた。そして沙耶の体から降りて後ろに向かせ四つ這いにした。沙耶の腰を持って後ろから突き立てた。

沙耶
「あぅぅぅ」

ゆっくりとオレのモノを味あわせるように出し入れした。沙耶は切なそうに声にならない声を上げていた。

そしてその声を聞きながらオレの腰は動きを早めて一気に激しく責め立てた。

沙耶
「うわっ あぁぁぁ あぁぁぁ あぁぁぁ」

沙耶はベッドをかきむしるようにしていった。オレは沙耶の尻から離れベッドから降りて素っ裸になり沙耶を見ていた。

沙耶の下半身だけが露出してる。その腰が微妙に動いてまだその穴はオレのモノを咥えているように見えた。喘ぎ声とともにピクンと体が反応していた。

オレは沙耶の隣にいき沙耶の服を脱がせた。沙耶を素っ裸にして布団の中に入れて抱いた。

沙耶
「あーユーちゃん。好きよー」

沙耶はオレの体に手を回してキスをした。オレは沙耶の脚に自分の脚を絡ませながら沙耶の体を抱いた。沙耶の体はオレの体にぴったりと吸い付くようにくっついていた。

沙耶
「キョーコちゃんの匂いがした」

オレ
「うん。先に来ていてさっき帰ったところなんだ」

沙耶
「それなのに・・・そんなに欲しがって」

オレ
「まだまだもっと沙耶が欲しい」

沙耶
「あーーーもうっ」

沙耶にはいっぱいリップサービスをしながらきついセックスをした。沙耶はわかっていてもそれを喜び、よく言葉に反応した。そしてオレたちは一緒に風呂に入った。

着替えを済ませて外に出た。赤坂プリンスまで歩いて、日本庭園の中の「テッパン焼き」の店に入った。

シャンパンと頼み。サーロインのレアを2人前オーダーした。オレたちは軽くグラスを合わせてシャンパンを口にした。

沙耶
「普通は逆なのにね?^^」

オレ
「ん?」

沙耶
「ユーちゃんのそういうところ大好きよ♪」

オレ
「そういうところ?」

沙耶
「セックスをした後なのに、こんな風に大事な時間をつくってくれるじゃない?」

オレ
「なかなかデートする時間がなかったからな^^」

沙耶
「ユーちゃんの周りにはたくさん女が居るものね」

オレ
「ははは・・・」

沙耶
「あっごめん。そんな哀しそうな顔しないでーわかってるから」

オレ
「メシ食ったら上のBarに行っていちゃいちゃしような^^」

沙耶
「うん^^」

オレはだんだん自分がジゴロになりつつあるんじゃないか?と思う。これまで言った事のない甘い言葉を囁きながら、沙耶を抱く、沙耶はそれを喜び、切なさそうに応え、甘え、時に母性を見せてオレを喜ばせようとする。そんな沙耶がオレはたまらく愛おしいかった。

その日はBarで飲んだ後、そのままホテルに泊まった。沙耶は安心してオレの腕の中で眠った。

翌朝一緒にホテルで朝食を摂った後、沙耶はご機嫌な様子で仕事に向かった。

自宅に戻ると松井が居た。そして宮内さんがどうしても急ぎの相談があるという事で桜井の方に来ていると言う事を聞かされた。松井の言い方から会った方が良さそうだと判断してオレは松井と一緒に隣の桜井に行った。


■8月7日・・・


11時・・・桜井「桔梗の間」


宮内
「いつもながら突然押しかけて来てすみません」

オレ
「いえ。ちょうどオレも宮内さんに相談がありましたから^^」

紗也乃は冷たいお茶を持って来て、宮内さんに挨拶をして部屋を出た。松井はすでに内容を知っているのか黙ってオレの隣に座っていた。

オレ
「どうぞ宮内さんの方から^^」

宮内
「はい。では失礼して・・・実は・・・六本木近くにある神社なんですが、そこが神社庁から脱退したいと言っておりまして」

オレ
「六本木の神社?あのでかい氷川神社ですか?」

宮内
「じゃないんですよ!2丁目にあるものすごく規模の小さな神社なんです(笑)」

オレ
「そうですか(笑)」

宮内
「それこそ小さな祠程度の神殿があって隣が母屋で現在そこに宮司家族が住んでいらっしゃるんですが・・・

後継者が居なくて、そろそろ宮司も引退を考えているんそうです」

オレ
「はぁ〜」

宮内
「その宮司は奥さんの郷里に一緒に帰って老後を過ごそうと思ってるようなんですが・・・その神社を止めて土地を売却する事もできず、神社庁にお願いすると新しい宮司がやってきて神社は存続はするけど、自分達は裸で出て行かなければならない。という状況のようなんです」

オレ
「へーそんなモノなのですか」

宮内
「それで、その神社を神社庁から脱退して藤原神社の系列に入りたいと・・・」

オレ
「うちへ入ってもその宮司は田舎へ帰るんでしょう?そうか、要するになんらかの形でそこを買ってくれ!と言う事なんですね?」

宮内
「早い話がそうなんですけど、基本的には神社を運営する前提ですから、土地を売るような金額は出ないと言う事は理解されているようなんです」

オレ
「困ったものですね」

宮内
「これは私の私案なんですが・・・「赤坂藤原神社」として純子さんに巫女さんをやってもらえばどうでしょう?」

オレ
「純子ママにですか?」

宮内
「川越を本社として芦屋、赤坂に分社ができると言うのはいいんじゃないかと思うのですが?」

オレ
「それぞれの神社で巫女相談を受けるわけですね?」

宮内
「はい^^」

すでに松井は詳細を知っているようで、一切口を挟まなかった。オレは松井の方を見た。

オレ
「で、松井はどう思う?」

松井
「はい。これも運命かと^^」

オレ
「純子ママにも聞いてみないとな・・・」

松井
「ムーさんの命令ならと^^」

オレ
「・・・」

宮内
「どうかよろしくお願いします。龍斎宮司」

オレ
「しょーがねーなー」

オレは自分の相談をするのをやめた。そして松井に純子に電話を入れてこっちにきてもらうように頼んだ。宮内氏は安堵した様子で帰って行った。オレと松井は「はなれ」の方に移動した。

紗也乃は新しいお茶を用意して持ってきた。ちょうど時間も昼だったので、3人で昼食を摂る事にした。

紗也乃
「まーじゃー六本木に藤原神社が出来るのね!^^すごいじゃない」

松井
「一応、オレたちの本拠地がここですから、ここに規模が小さくても「藤原」が出来るのはいい事ですよね^^ムーさん」

オレ
「松井。なんかお前ご機嫌だな?(笑)」

松井
「そりゃーそーですよ!これで名実共に「赤坂の龍」じゃないですか!」

紗也乃
「赤坂の龍?うわっ!なんかカッコいいわね(笑)」

オレ
「誰がそんな事を・・・」

松井
「ええ。あの国政会の大山会長が言い出したとか(笑)『赤坂に住む龍を怒らせるな!』って」

紗也乃
「うん。龍斎宮司だから、これからはその方が通りがいいかも知れないわね」」

松井
「S会や国粋会にもそれで連絡が回ってるみたいですよ」

オレ
「あーあ。そんな理由で、赤坂の潰れかけの神社をやるのか?」

松井
「もちろん赤坂藤原はそれだけの理由なんかじゃなく、ちゃんと勝算はあります」

オレ
「ふーん」

オレは紗也乃にビールを注いでもらいながら、昼食を食べ終えた。松井は自宅の方で純子の来るのを待ち、その間にオレは紗也乃にパリの事を話した。

紗也乃
「そう。智子ちゃんもそのハリーさんとか言う人と結婚するんだ!?」

オレ
「うん」

紗也乃
「ちょっと淋しい?」

オレ
「オレは我侭だから・・・三浦にも幸せになって欲しいと思いながら、どこかでフラれたような気持ちにもなって、困ったもんだ」

紗也乃
「智子ちゃんにもそう言ってあげれば良かったのに」

オレ
「言えるわけないだろう(笑)」

紗也乃
「そう言ってもらえれば、女は安心して結婚できるのに」

紗也乃はそう言うが、オレはまだ自分の事しか考えられない。女の深い心情など理解できなかった。オレはビールを飲み干し、紗也乃は新しいビールを注いだ。

オレ
「サンタモニカにヨーコって言う女が子連れで留学したんだ」

紗也乃
「もしかしてユーちゃんの子供?」

オレ
「いや、残念ながら違う。(笑)高校の時の友人のアネキなんだ。その友人はオレとバイクで走っていて・・・事故で亡くなった。それ以来オレはそいつの代わりとしてヨーコの弟のつもりで居たんだけど」

紗也乃
「そう^^きっとヨーコさんも魅力的な女性なんでしょうね」

オレ
「ああ。イイオンナだ(笑)」

紗也乃
「心配なのね?」

オレ
「いや、そうでもない」

紗也乃
「じゃー私は夏休みの間にパリとサンタモニカに遊びに行って来るわ^^」

オレ
「えっ?」

紗也乃
「ショーコちゃん智子ちゃんとも久しぶりに会いたいし、サンタモニカへ行ってヨーコさんとも会ってくるわ!もちろん『モトコ』にも」

オレ
「刈谷か・・・幸せにやってるんだろうな^^」

紗也乃
「初代ニューヨーク・ママとして彼女たちの様子を確かめてくるわ」

オレ
「ニューヨーク・ママか。懐かしいな^^」

紗也乃
「ニューヨーク♪毎日が楽しかったわ^^」

オレ
「うん」

紗也乃
「ユーちゃんが居た3年間、ずっと一緒だったのは私だけよ」

オレ
「ははは・・・そういやそうだ(笑)」

紗也乃
「あっ3ヶ月だけ理沙さんと交代したけど」

オレ
「そうだったな。。。」

1週間以上は店があるからニューヨークへ滞在できない理沙に代わって紗也乃がミナミの店のママをやってくれた。そのお陰で理沙は3ヶ月間オレとニューヨークで暮らす事が出来た。紗也乃の思いやりにオレは感謝したが・・・もしニューヨークでの理沙との生活がなかったら、理沙はオレから去らなかっただろうか?ふとそんな事を思った。

紗也乃
「最近、遠山君と話した?」

オレ
「いや、半年に一度の展示会の時ぐらいかな?」

紗也乃
「どうも日本に帰りたがっているように思うの」

オレ
「ふむ」

紗也乃
「あなたが藤原神社の宮司をやってる事にすごい興味を示してるし(笑)」

オレ
「・・・」

紗也乃
「きっとあの子もあなたと居たいんだと思うわ」

オレ
「じゃーNYにも行って来てくれないか?(笑)」

紗也乃
「いいわよ!何て言えばいいのかしら?」

オレ
「川越でも芦屋でも、好きなところに登り窯つくってやるからって」

紗也乃
「うわっ!絶対喜んで帰ってくるわよ(笑)」

オレ
「パリ、サンタモニカ、ニューヨークか・・・ボディーガードに源をつけようか?」

紗也乃
「えっ!いいの?^^」

オレ
「その方がオレも安心だ(笑)」

紗也乃
「本当はひとりじゃちょっと不安だったの!嬉しい」

オレ
「紗也乃は方向音痴だしな(笑)」

紗也乃
「それはユーちゃんもでしょう(笑)」

遠山も創作活動をする上で、やはり新しい刺激は必要なのだろう。そして一度は固有の歴史や伝統と言う枠からはずれてオリジナリティーを求めるが、またそこへ戻り今度は、それを自分なりに理解しようと思うようになったのかも知れない。

陶芸という日本文化にもう1度向き合う場所として何処を選ぶのか?オレも楽しみだった。

内線が鳴り紗也乃は受話器を取った。

紗也乃
「純子さんが来られたようです」

オレ
「そう。じゃー向こうに行ってくるよ」

紗也乃
「はい^^」

オレははなれから通路を使って母屋の自室に入った。そしてそこから居間に下りた。

オレ
「わざわざ呼び出してすまない^^」

純子
「いいえ。ムーさんがパリから帰ってきたって聞いていたからちょうど来ようと思ってたところだったから^^」

オレはソファに座った。客であるはずの純子はキッチンに入り、珈琲を淹れた。

オレ
「あー悪いな。今日はキョーコがくるはずだったんだけど、子供が夏風邪で急遽来れなくなって」

純子
「あら、ゆうぞう君?」

オレ
「ああ」

純子
「まーそれは大変。戻らなくていいの?」

オレ
「まー子供の風邪にオレが戻ったからといって良くはならないだろうから(笑)」

純子
「それはそうだけど」

純子は再び立ち上がり、松井が珈琲を入れようとしたのを自分が用意をするといって松井をソファに押しやった。

松井
「ははは・・・源がちょっと出てるものですから」

オレ
「まーいいさ(笑)」

純子は珈琲を乗せたトレイを持ってテーブルに置いた。フレッシュミルクを入れスプーンを使った。それをオレの前に出した。純子は松井にも同じようにした。

純子
「赤坂藤原が出来る事になったんですって?^^」

オレ
「さっきその話が出たところで、まだなんとも」

松井
「いえ。さっきムーさんが決済しましたから、もう決定事項です(笑)」

純子
「それで私が赤坂の「巫女」をやるのね?」

オレ
「いいかなー?」

純子
「はい^^ムーさんの命令なら何でも喜んで^^」

松井
「ありがとうございます」

純子
「いえ、どうしたしまして^^」

オレ
「ははは・・・悪いな^^」

オレは珈琲を口にした。純子も最近すっかりとオレたちに馴染んで来たと言うか、以前と比べると明るく振舞うようになった。そして赤坂藤原を快く引き受けてくれた。それはたぶん彼女にとっても喜ばしい事なんだろうと感じた。

オレ
「で、ちっちゃな神社って言ってたけどどんな風なんだ?」

松井
「よければ今からちょっと見に行きましょうか?」

純子
「うん。ムーさん。行きましょう^^」

オレ
「ふむ。じゃーちょっと下見するか」

オレたちは自宅を出て、駐車場に周りベンツに乗り込んだ。松井が運転をしてオレと純子は後部座席に座った。六本木2丁目・・・すぐだった。通りに車を停めてオレたちは下りた。

まだこのあたりには古い住宅も少し残っていた。その住宅の間に参道があり奥に石段が見えていた。オレたちはそこを上がった。石造りの鳥居を抜けると、左には公園のようにスペースが広がり周囲は木々に囲まれていた。

右側に石畳が続いている。そして・・・小さな古ぼけた社があった。

オレ
「こっここか?(笑)」

松井
「はい(笑)」

純子
「まーなんと可愛らしい(笑)」

オレたちは笑うしかなかった。小さな社のすぐ隣は母屋に繋がっていた。きっとここが宮司さんの住居なのだろう。

オレたちは一応。賽銭を入れて参拝した。

そして左側の広いスペースの方へ行きそこのベンチに腰をかけた。

オレ
「のんびりしてていいな?(笑)」

純子
「うん。自分の家の敷地内にあるお稲荷さんみたいでいいわ(笑)」

オレ
「あははは^^なんかそんな感じだな」

松井
「一応。前田と色々相談して敷地や建物のプランを考えてますから」

オレ
「そう」

オレたちは車に乗り込んで赤坂に戻った。松井は車を駐車場に戻すと、南青山のクォーリーオフィスへ行くと言ってそのまま出た。オレと純子は居間に入った。

純子
「赤坂藤原・・・本当はすごく楽しみなのよ」

オレ
「あらら・・・そうなんだ?」

純子
「あなたは乗り気じゃない?」

オレ
「元々1年に数度だけ出ればいい。という約束で宮司になったからなー(笑)」

純子
「あなたはそれでいいと思うわ。元々藤原は「巫女」さんで持っている神社でしょう?ただ、最近はあなたの能力で依頼が来ているから忙しくなってるだけで、それさえなければ、あなたはこれまで通り自由よ^^

川越は美香ちゃん。芦屋は香さん。赤坂が私。ちょうどいいわ^^」

オレ
「そっか。オレが居なくなってもそれでまとまるのなら言う事はないな」

純子
「あなたが居なくなるなんてダメよ!あなたの子供を持っていない女はそう思ってるわ」

オレ
「いや居なくなるというのは・・・ちょっと意味が違うけどな」

純子
「あなたがもしパリに長期に行くのなら、邪魔にならないように私も行くわ」

オレ
「ははは・・・どうしたんだ?純子」

純子
「可笑しい?私はもうあなたの女なのに・・・」

オレ
「あっいや、可笑しくはないけど」

純子
「あはっ^^最初はあんなに私の事を嫌って冷たかったのに、気を使ってくれるようになって嬉しいわ!」

オレ
「ははは・・・」

純子
「ねー寝室へ行こう^^」

オレは純子と一緒に2階の寝室へ上がり、きついセックスをして過ごした。

宗教法人、藤原神社の担当は松井だった。きっと宮内さんはすでに松井に話を通し、松井は松井で具体的なプランを打ち合わせ済みなんだろう。

そしてオレの帰国を待ち、決済をとった。彼らの中では規定の方針なのだろう。その場に横山が居なかったのは、オレの天邪鬼を警戒しての事かも知れなかった。たぶん横山もこのプランは知っているのだろう。

ここんとこヤクザがらみの事件も発生せず、命を狙われる危険性もほとんど無くなったが、逆に「厄払い」と言うもっと危険な事をやるハメになってしまった。だがオレにとっては緊張感のあるそれは必要な事だった。


▼18時・・・桜井「はなれ」


小林
「パリも大変だったようですね」

オレ
「あははは・・・もう知られてしまいましたか」

小林
「美香さんから詳しく聞きました」

オレ
「今回は、「厄払い」と言うより、もっと現実的な争いに巻き込まれた形で騒動になってしまいましたから・・・」

小林
「ムーさんもひとつ間違えば危なかった状況だったんでしょう?」

オレ
「えっ?オレはそんな危険な状況はなかったと思うけど?」

小林
「田川さんとふたりで乗り込んだ時・・・テーブルに座っていて、後ろに2人、前に2人の男が立って警戒していた、その男たちの半分は拳銃を携帯していたとか?それを承知で、ムーさんは正面に座る敵のボスを一瞬で捕らえて人質にした」

オレ
「あーアレですか(笑)相手がトロかったからうまく行きました」

小林
「本当にそうでしょうか?田川君も藤原流をやりはじめて動体視力も常人より優れています。その彼がムーさんの動きが見えなかったと言ってます」

小林氏はオレの目を正面から見ていた。小林氏に特殊な能力はない。ただこれまでの研究から、人の潜在意識がもたらす言葉の使い方、語彙、それらとその人間をよく観察する事で、ウソを言っているとか本当の事を言っているとかを見抜く術を心得ているようだった。

小林
「何か、特別な事をしたんじゃないんですか?」

オレ
「ははは・・・」

小林
「どんな事なんでしょう?」

オレ
「精神を集中したら運動能力が高まるんじゃないかと思って」

小林
「ほーそれが成功したんですね?運動能力を高めようと言うのは具体的にどんな風にしたんでしょうか?」

オレ
「精神統一をしながら・・・目の前を俯瞰で見る。「オレは早く動く、誰よりも早く動く、早く!」と念じていると体が急に熱くなってくるんですよ。そして話をしている相手の言葉が徐々にスローモーに聞こえ、まるで回転数を落としたレコードのように遅くなる。

タバコの箱に入れていた小さな折り畳みナイフの刃を出して、目の前の男に飛び掛った。

後ろから首に左手を回して締め上げ、右手に持ったナイフを相手の首の後ろ、延髄に軽く触れるように先端をチクリと差す!

すると、それまでスローモーションだった事が徐々に戻ってきた。

まーそんなところです」

小林
「そうですか・・・なるほど、ムーさんはもうそこまで出来るんですね」

オレ
「オレの錯覚かも知れませんよ?(笑)」

小林
「いえ。理論的には有り得ます。体の細胞を活性化させて、運動能力を高める。。これまでもそういう研究はされてきましたが・・・ふむ・・・」

オレ
「ははは・・・」

小林
「何故そんな事が急に出来るようになったのか?という疑問も興味深いですが・・・それよりもそれが出来るなら、こんな事もできるはず!いや出来るだろうという事の方がもっと興味深い。

間違いなくスーパーマンに近いですよ」

オレ
「スーパーマン」

小林
「何か?それに対して感じるものがあるんですか?」

オレ
「いや、以前にも確かそんな事を言われた気がして」

小林
「・・・」

小林氏はオレの顔を注視していた。オレの表情から何かを読み取ろうとしているのはわかったが、オレはこれ以上余計な事を言わない方がいいと思った。

小林
「この間、ニューヨークで襲われた時に・・・銃弾がこめかみを掠りましたよね?

帰国してから再検査して、とりあえず異常なし!という事になりましたよね?

あの時、ムーさんに許可を貰って担当医にレントゲンを借りて、脳外科、脳研究の第1人者、光岡先生に見てもらったんです。

私が念のために再検査をお願いしますと言ったら、ムーさんは笑って逃げましたよね(笑)」

オレ
「ははは・・・そうでしたっけ?」

小林
「その時、光岡先生はこの脳は以前からかなりのダメージを受けているはずだとおっしゃってました」

オレ
「・・・」

小林
「ずいぶん古い傷ですが頭頂部の左側・・・手術の痕があるはずですがその時のダメージは酷かったようですよ」

オレ
「あーそれですかどんな風に酷いのでしょう?」

小林
「大脳に何かが刺さって、本当なら死んでもおかしくない怪我だったはずだと

壊死が広がるはずの脳細胞がその傷の周辺だけ硬く保護するように変化してるように思えると言ってました。

大変珍しい現象だと」

オレ
「2歳の時、2階の階段から落ちて1階で大工仕事をしていた職人さんの道具箱に頭から突っ込んだそうです。(笑)頭は割れて、釘が刺さり、出血も酷かったようなんですけど・・・助かりました」

小林
「2歳の時ですか。ムーさんは、NYUを首席卒業されてますが、第2外国語はフランス語でしたよね?向こうでフランス語の会話レベルの勉強までなさったんですか?」

オレ
「ははは・・・まさか(笑)残念ながらそこまでやる時間はありませんでした」

小林
「田川さんは不思議そうに、ムーさんはフランス語までペラペラだったと言ってました」

オレ
「(笑)」

小林
「脳が活性化してます。そして体の再生能力がかなりアップしている。精神力の強さは持って生まれたものもありますが・・・相対的にすべてがプラスの方向に変化していってるんじゃないかと」

オレ
「小林さんの興味の対象はいつの間にかオレになったんですね(笑)」

小林
「いいえ。いつの間にかじゃなくて、最初からです(笑)

精神と肉体の分離にムーさんは興味を示していた。普通はそんな話に若くして成功した人は興味を持ちません。

しかしムーさんは興味を持った。何故か?それは自分自身の体験が背景にあるから興味を持った。

そしてそれは・・・まだ私も知らないもっと大きな秘密があると思ってます」

オレ
「言葉の裏に隠された潜在意識の中にある真実を読み取る。小林さんの得意とする分析ですね(笑)」

小林
「普段のムーさんは無警戒で、その感情はすぐに表面化するタイプですが、一旦警戒するとまるで老獪な老人のように一切考えている事が読めなくなります。

そんな風に極端な人も珍しいです」

オレ
「その程度の精神のコントロールは誰でもするでしょう」

小林
「では、相手の体の中、精神の中に入って、そこにある異質なものを見つけて追い出す。或いは消滅させる。それらはそれ以外に使えませんか?」

オレ
「それ以外に・・・とは?」

小林
「体の中の細胞レベルの異常を消滅させる。例えば、癌細胞を除去、消滅させる事ができたら・・・人の命を救えます」

オレ
「・・・」

そんな事をしてしまえば、大変な騒ぎになるだろうな。本来死ぬはずの人間を助ける。それが外科手術や医療の進歩によってそうなるのであればいいが、そうではないひとりの人間の力によってそんな事を行ってしまえば・・・大変な事になる。小林先生はわかっていて言っているのだろう。

小林
「あっそうだムーさん。南青山のオフィスの隣。ありがとうございました。「超・心理学研究所」がとりあえずオープンしたしました」

オレ
「あははは^^それは良かった(笑)」

小林
「T電機の前野会長も応援して下さって、とりあえず研究環境も整いそうですよ!もっとも・・・今更感はありますけどね」

オレ
「どうしてです?これからは自由に研究できるなじゃいですか」

小林
「ははは・・・ムーさん以外に興味の対象はありませんから(笑)24時間一緒に居たいぐらいです。あっそんな事を聡美の前で言うと焼餅を焼かれますけどね」

オレ
「ははは・・・」

聡美・・・ここんところ構ってやれてない。怒ってるだろうな。オレは自分の能力の事よりも、女の事を考えるだけで精一杯だった。しかし、小林さんの話を聞いてちょっと安心する部分もあったのは確かだった。自分の変化が潜在的なものから後天的なものへ変化した要因が、頭部に受けた複数の怪我が原因だとわかっただけでもほっとした。


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