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1000のバイオリン


「1001のバイオリン」THE BLUE HEARTS

「1000のバイオリン」のオーケストラバージョンが「1001」らしいです。故・深作欣二監督もお気に入りだったようで、自身の告別式の時にも流れてたそうですね!

ちなみに「1000」バージョンはこちら!「1000のバイオリン」
1987年10月--------------

ニューヨークmar'sBLG 5F Office

遠山
「じゃー本当に川越で登り窯をつくって製作してもいいんですね!」

オレ
「あははは^^すでにその準備は出来てるから、後は川越に来て工事を監督するだけの状態になってる」

遠山
「ムーさん。ありがとうございます^^」


「良かったわね遠山さん。川越はいい街よきっと気に入ると思うわ」

遠山
「はい^^温泉もあるそうですし、言う事なしですよ!」

市橋
「オレも楽しみです^^」

遠山
「こっちは弟と数人の弟子達がしっかりと活動を続けますので、今後ともよろしくお願いします」

オレ
「うん。清二君がニューヨークの窯の責任者だ。きっと頑張ってくれるだろう^^」


「遠山さん。ムーさんの宮司姿見たらきっと吃驚しますよ(笑)」

遠山
「はい(笑)噂には聞いているんですが、どうもピンと来なくて」

市橋
「オレもムーさんが神主さんなんて信じられません(笑)」

オレ
「あははは^^オレはアクターなんだから、「役柄」だと思えば何にでも成れるんだ(笑)」

市橋
「そうでした!NYU演劇学科の首席卒業ですもんね^^」

ニューヨークコレクションも終わって、ショーのチームはすでにパリに向かった。オレは暫くニューヨークに留まり、どんどん新しく出来ている鮨屋「マンガク」をしっかりと見て周り、片岡とふたりで新しい店のチェーン展開の方法を話し合っていた。

そして香とまるでNYU時代に戻ったようにミュージカルを見たり、美術館に行ったりして過ごした。

遠山
「じゃームーさんはパリに行った後東京へ戻るんですよね?その頃にオレも帰国するようにします」

オレ
「うん^^またロクロを使う生活ができるのを皆楽しみにしてるよ」

遠山
「オレこそ、また皆さんと会える!楽しみですよ(笑)」


「私も楽しみよ^^」

オレ
「という事で、そろそろここへ客が来る頃だから用意させてもらっていいか?」

遠山
「はい。では私達はサーフォークへ行きます。今度は日本で^^」

オレ
「うん。じゃーまた」

遠山と市橋はOfficeを出て行った。オレと香はOfficeのプライベートルームに入って装束に着替えた。オレは白の狩衣姿に、香は緋袴と白の白衣をつけた。香はオレの髪を磨いで後ろで束ねて、赤い紐で括った。


「うん。とっても可愛くてステキよ^^」

オレ
「香も巫女スタイルが似合ってるよ!下着はつけてないんだろう?」


「うん(笑)」

オレは思わずたったまま香を引き寄せて抱いた。胸を探りその手で尻に触れた。

オレ
「あーほんとだ^^かおりぃーしたくなってきたよ(笑)」


「お客様の用事が終わったらね(笑)」

オレは香の匂いを嗅いでいた。いいところでインターフォンが鳴った。オレたちは部屋を出てもとのOfficeのテーブルの前に行った。香がドアに近づき応対した。ドアを開き客を招き入れた。

40代後半から50代始めのいかにも学者っぽい男が入って来た。


「マイク・ドーソンと申します。シカゴ大学で心理学を教えています」

オレ
「リューサイ・フジハラです。どうぞよろしく!こちらは「巫女」の香です」


「始めまして、カオリ・ホージョーです。どうぞよろしく」

オレは椅子を勧めた。男はオレの正面に座った。香はキッチンへ行きお茶の用意をした。


「早速ですが、ミスターコバヤシから、今ならNYに居るという事だったので、どうしても会いたくてやってきました」

オレ
「はい。コバヤシ先生は親しい友人ですから、今回は特別にという事で了解した次第です」

香は珈琲を持ってオレたちの前に置いた。そしてマイクに薦めた。マイクは香に礼を言った。そして香はオレの隣に座った。


「ミスターコバヤシが発表された論文に、『優れた能力者の前では誰でもが心の交流を図る事ができる』とあり、私はそこに大変興味を持ちました。そしてすぐに小林氏に連絡を取ったところ・・・小林氏はそれを体験済みだとか!そのキーマンが今NYに居るということで飛んできました。どうかそれを私に見せていただけませんでしょうか?」

男は一気に話した。

本来ならそんな事は小林氏の依頼でも絶対断るところだったが・・・小林氏の論文が全く無視されるのも・・・と思って今回は協力する事にした。

オレ
「私はその論文を読んでいないので、小林先生が何を言っているのかよくは知りません。ドーソンさんは何を見たいのでしょうか?」


「どうぞマイクと呼んで下さい。えーとですね。じゃー何から・・・そうだ」

男は持参したかばんの中から何かを取り出した。そしてそれをテーブルの上に置いた。


「これはESPカードというものなんです。トランプの一種みたいなものです。中には4種類のカードがあります」

男はそれぞれのカードの違いを見せて説明した。以前何かのTVで見たような記憶があったが・・・ようするにそれらを手品のように伏せたカードの絵柄を当てるといった事をさせようとしているらしい事がわかった。

オレ
「よくあるカード・マジックみたいなゲームですね?」


「ええまーそれに近いかと・・・でも当てるのはあなたで私じゃないからマジックではありませんよ」

オレ
「じゃー始めてください」


「はい」

男はカードをシャッフルしてそれを端から4枚並べた。そしてオレにそれを当てろと言う。

オレ
「マイク(笑)オレはマジシャンじゃないんだから、そんなモノわかるわけがないじゃないか」


「・・・」

オレ
「その4枚のカードを君が先に見て、並べる。そしてオレに声を出さずに左から順番に並べたカードの絵柄を教えてくれ!オレはそれを心で聞いて応えるから」


「ふむ。。。いいだろう」

男はもう1度カードを戻してシャッフルした。オレはわざと後ろを向いてそれを見ない仕草をした。


「どうぞ読んでください」

オレ
「左から、ベータ、星、丸、ベータ!ほんとにわかるのか?おまえ!」


「うっ!そんな・・・」

オレ
「ははは・・・ご納得頂けましたか?」


「もう1度!是非!!!」

オレ・・・
「もう必要ないでしょう?」

オレは相手の心にダイレクトに話しかけた。


「いや、もう1度だけ・・・えっ?」

オレ・・・
「声に出さずに強く思えばオレに伝わるよマイク」


「声が出ていないのに・・・」

オレ・・・
「オレはマイクの心に直接話しかけている。君もそうすればいい」

男・・・
「今朝は寝坊して朝食を食べる時間がなかった」

オレ・・・
「それは残念だったな。じゃー後で鮨でも食いに行こうか?」

男・・・
「うわっ!オレの思った事が本当に通じているのか?何てことだ!!!」

オレ・・・
「論文にはそんな事が書かれていたんじゃないのかい?」

男・・・
「距離は、関係あるか?遠く離れてもこうして交信することが出来るのか?」

オレ・・・
「さーあまりそんな事をしたことがないのでわからないな」

男・・・
「何故?何故やってみないんだ?」

オレ・・・
「特に必要を感じないからさ」

男・・・
「これは私とリューサイだけの交信なのか?隣の女性には聞こえないのか?」

オレ・・・
「ああ。ふたりだけの交信だ(笑)もういいだろう」

オレは目の前の珈琲カップに手を伸ばしてそれを持ち口にした。

オレ
「納得しましたか?」


「えっあーとても神秘的な体験をした。。。」

オレ
「私は『神の使徒』です。日本の宗教、『神道』藤原神社の宮司です」


「神の使徒、神道、宮司、」

オレ
「マイク。あなたが今体験した事を発表しても・・・誰も信じないでしょうね!ただ私は、友人の小林先生がうそつきではないと言う事を、少し証明したかっただけです。これ以上は公の場でこのような事をする事はありません」


「そうですか・・・」

オレ
「マイクはどこか体の調子が良くないようですね?」


「・・・糖尿病を患ってます」

オレ
「それはさぞおつらいでしょう」

オレは立ち上がってマイクの後ろに立った。そして後ろから抱きつくようにしてマイクの腹に右手を置いた。

オレ
「どうぞこのまま暫くこうして居ましょう」


「いや、その・・・」

オレは3分ほど黙って精神統一をしながら手を置いていた。


「あーーー熱い」

オレはゆっくりと手を引いた。そして元の席に戻った。

オレ
「少しは楽になるといいですね^^」


「何だかちょっと気分が良くなりました。ははは・・・」

オレ
「それは良かった。また機会が会ったらお会いましょう^^」


「はい^^」

男はニコニコと気持ち良さそうに帰って行った。香はドアを閉めて戻ってきた。


「ユーちゃん。普通の人とあんな事まで出来るんだ?」

オレ
「香にも聞こえてただろう?」


「うん。マイクさんの声まで聞こえてたわ」

オレ
「(笑)」


「それと、マイクさんのお腹に手を当てて何をしたの?」

オレ
「ちょっと体の内部にお祓いの気を入れた」


「そうしたらどうなるのかしら?」

オレ
「さー?少しは気持ちよくなるみたいだけど(笑)」


「それは超能力を宗教儀式のように誤魔化す為にわざとそうしたの?」

オレ
「その方が、非科学的で信用されにくいだろう?(笑)マジでやると騒ぎになるからな」


「ふーーーん。色々と考えてるのね?(笑)」

オレ
「かおりーあっちの部屋に行こう^^」


「えーほんとにするのー?(笑)」

オレ
「うん。そのスタイルのままで^^」


「あはっ^^」

オレは香の手を引いてプライベートルームに入って、軽いセックスをした。それでも香は声を上げて悶え、いった。そしてオレたちは着替えて食事に出かけた。


■10月5日・・・


パリコレ最終日に間に合うようにパリに入った。香とふたりでコレクションを見て楽しんだ。スーパーモデル達が華やかな衣装を纏い舞う中・・・沙耶はやはり光っていた。欧米人が圧倒する中でもその存在感は郡を抜いていた。

ショーが終わり、打ち上げ会場へ行った。

斉藤、横山、三浦、水野らを労い公式な打ち上げに参加した後、別途用意されたパーティー会場の方に移動した。


18時・・・プリストルホテル


パリコレ開催中と言うこともあり、パリ市内は何処も混雑してタクシーを拾うのにも苦労する有様だった。そして市内の一流と言わずどのホテルも人でいっぱいだった。

オレと香はホテルの宴会場の控え室に入った。

ピエール
「おぉぉぉ^^ユーイチ♪待っていたぞっ!あはははは^^」

オレ
「よーピエール^^すっかり元気そうじゃないか!」

オレとピエールは大げさに抱き合った。ピエールはご機嫌な様子でそのままオレにキスをする勢いだった。

ピエール
「こっちに来るって言うから皆で待ってたんだ^^」

オレ
「あっピエール紹介するよ!藤原の巫女の「かおり」だ」

ピエール
「おぉぉ巫女さん。かおりさん。始めましてピエールです。ユーイチとは親子、いや兄弟のような関係です。どうぞよろしく!」


「かおりです。どうぞこちらこそよろしくお願いします」

香は慣れないフランス語でそう言った。そしてショーコがやってきた。オレは黙ってショーコと抱き合った。

オレ
「ショーコも元気そうで何よりだ」

ショーコ
「本当に待ち遠しかったわユーイチ♪いっぱい話したいことがあるのよ」

オレはショーコからゆっくりと離れた。そしてショーコは香と抱き合った。

ショーコ
「あーかおりちゃん。久しぶりに会えて嬉しい♪」


「私もショーコさんに会えてすごく嬉しいです^^」

オレ
「そっか。ふたりはニューヨーク以来だな」

そうして再開を喜び合ってるとジョエル達がスタッフと共にやってきた。オレはまたジョエルや佐和子と抱き合ってショーの成功を褒め称えた。

パーティー会場に移り、現地スタッフがマイクをとり今日のパリコレが最終日でジョエル・ブランドが人気を博した事を案内した。そして現地責任者の佐和子がマイクを握って挨拶をした。続いてジョエルが・・・

オレたちは日本流にカンパイをした。

ピエール
「ユーイチ。ちょっといいか?」

オレ
「うん?何?」

ピエール
「この間のご婦人方がどうしてもユーイチに会いたいと言うので、来ているんだ。」

オレ
「なんだそんな事か^^」

オレはその華やかな一団のところへ行った。

女1
「あーリューサイさま。この間は本当にありがとうございました」

女2
「あれからすっかりと良くなって、リューサイさまに是非会ってお礼をとピエールさんに無理を言って来ました」

オレ
「それはわざわざどうもありがとうございます。お元気になられて本当に良かったですね」

女3
「うわさ通りの若くて美男子でいらっしゃるわーリューサイ・グウジ是非私達も「オハライ」をお願いしたいのです」

女4
「本当にステキ♪」

オレ
「あはっ^^いやー今回はビジネスで来てまして、巫女もひとりしかおりませんしそのー」

ピエール
「なーユーイチ。正式には色々あるんだろうと思うが・・・なんとか彼女たちの要望をかなえてやれないかなー?」

オレ
「しょーがねーなー(笑)じゃーちょっと略式になるけど、それでやろうか?」

ピエール
「そっか!やってくれるか!ありがとう^^

皆さん。リューサイ・グウジが皆さんのために特別に「オハライ」をしてくださるそうです」

そこに居た男女10数人のグループが一斉に拍手をした。

オレ
「ははは・・・ショーコ。一体どうなってるんだ?」

ショーコ
「あはっ!^^ちょっとね。大変な事になってるの(笑)」

オレ
「なんかそんな感じだな。。。香、装束どうしよう?」


「一応。正装用と『おおぬさ』などは一式全部横山さんが持ってきてるそうですよ」

オレ
「ははは・・・すでに織り込み済みなんだ。でも巫女は香だけだよな?」


「はい。もうひとりの代役は、三浦さんがやってくれるとか^^」

オレ
「えっ三浦がか・・・(笑)」

ショーコ
「ごめんねーユーイチ。先に横山君に色々とお願いしてたの^^」

オレ
「ははは・・・オレもうシャンパンで酔ってるけどなー?」

ショーコ
「大丈夫よ^^皆さんも酔ってるから(笑)」

オレは、パリコレのスタッフ達のところへ行き、それぞれと酒を酌み交わして話をして回った。

横山
「ムーさん。それじゃーそろそろ着替えをお願いできますか?」

オレ
「えっあーすまんな横山。ショーコが余計な事を頼んで」

横山
「いいえこのぐらいの事、パリコレでうちがどれだけショーコさんにお世話になってるか(笑)それと比べたら」

オレ
「ははは・・・そうなのか」

オレはさっきの控え室の方に連れて行かれた。そこには仮の神殿のようなものが置かれ、供え物や玉ぐしまで用意されていた。

オレ
「これ・・・どうしたんだ?」

横山
「ええ。出張キットをつくってみました(笑)」

オレ
「へーそうなんだ?」

オレはそんな風にそれを見ながらも香と三浦に着替えさせられた。下着までとられてオレは香に褌をつけさせられた。いつ覚えたのか香はまるで淀みなくそれを高瀬がやるように手際よくやった。

正装の装束をつけ、髪を結われ、立烏帽子を着けさせられた。そして杓を渡された。

横山も神職の格好をしてその中に居た。そしてテープをかけ雅楽を流した。

オレは正面に立った。その後ろに巫女の香と三浦が立っていた。横山は入り口の方へ行き、日本語で案内をした。横山の隣にショーコが立ち、フランス語でそれを伝えるように声を上げた。

男女10人4人ずつ2列半にならんだ。

オレは略式ではなくて、本式に則って進めた。祝詞奏上にはそれぞれ事前に教えられた名前を読み上げ、その健康と安全を祈願した。

ピエールとショーコが代表で神前の前に出てきて玉串奉天を行った。彼らが元の場所に戻るとオレは美香からおおぬさを受け取り、一礼をして神前の正面に出た。神前に向い一礼をした後、振り返った。

巫女
「ごていとぉー♪」

オレはフランス語で頭を少し低くさげて下さいと言った。

そしておおぬさを左に1回、右に1回、そして最後にもう1度左に1回大きく振った。

オレ
「これにて皆様の健康と安全祈願は終わりました。どうぞお健やかにお過ごし下さいませ」

オレはもう1度、フランス語で同じ内容の事を言った。彼らはその厳粛なフインキを損なわないようにそれぞれ礼を言ってその場を退席した。

表の扉が閉まった。

オレ
「ふぅー^^せっかくいい調子でうまいシャンパンを飲んでたところなのに、一気に酔いが覚めてしまった」

横山
「ムーさん。まだ終わりじゃないですよ!つぎはうちの連中が入ってきますから」

オレ
「えーまだやるのか!」

雅楽のカセットが鳴り、佐和子、ジョエル、ハリー、以下フランスの現地スタッフが続々と入って来た。20人は居た。オレは同じように祝詞の個人名のメモを受け取りそれを持ちながらうまく隠して祝詞奏上をした。

そしてそれらの儀式を執り行った。


▼22時・・・


パーティーが終わった後、2次会のノリでラウンジでそれぞれグループに分かれるようになって飲んだ。オレはピエールのところに貼り付けられた。そして、さんざん持て囃された。

そして遅くまで飲み、ようやく3人になった。

ピエール
「ユーイチ。久々に楽しかったぜ!」

オレ
「あははは^^ピエールもすっかりベランメー口調になったな(笑)」

ショーコ
「そうね^^でも本当にあなたが来るのを楽しみにしてたのよ」

オレ
「この間はバタバタしてたからな(笑)」

ピエール
「うん。実はアレ以来オレは色んな事を考えてよくわかった事があるんだ」

オレ
「へーそう?」

ピエール
「今夜がそうだ。本当に何があっても信頼できる友人と飲む!これこそが一番の幸福だっ^^」

オレ
「あははは(笑)ピエール。その通りだな!」

ショーコ
「(笑)」

ピエール
「なーユーイチ。お前もパリに居てくれたらこんなに幸せな事はないんだが・・・それは到底無理だとわかっている。

そこでだ。パリ市内に「藤原神社」をつくりたいんだ。頼まれてくれないか?

そしたらお前もパリに来易いだろう?どうだ?^^」

オレ
「ははは・・・本気か?(笑)さっきみたいに仮の神殿をつくってでも「ご祈祷」は出来るぜ!」

ピエール
「うむ。オレたち3人が会って旨いワインを飲むだけならいいんだが、オレはお前の存在をもっとフランス人にも知ってもらいたいし、フランス在住の日本人にも知ってもらいたい。

これはオレの公職である仏日協会の仕事としてやろうと思ってる。費用は心配しないで任せてくれればいい。」

オレ
「いやでも、それは・・・」

ショーコ
「ねーユーイチ。ピエールの気持ちなの受けとってあげてくれない?あなたに何かしたいのよ!あなたに金品を贈っても必要ないし、大儀があっても受け取らないでしょう?だから・・・お願い」

オレ
「・・・そっか」

ショーコ
「じゃーいい?いいわね^^ピエール♪ユーイチがいいって!」

ピエール
「そっか^^藤原神社!受け取ってくれるか!いやーオレも嬉しいぞっ!あははは・・・(笑)」

オレ
「ははは・・・でもいいのかなー?(笑)」

ピエール
「じゃーユーイチ、ショーコ。オレは先に帰るがゆっくりしていってくれ!積もる話もあるだろう^^じゃーな」

オレ
「一人で大丈夫なのか?」

ピエール
「護衛がゾロゾロついて来てるんだ(笑)大丈夫だ!」

そう言ってぴピエールは席を離れて行った。ショーコは立ち上がって、オレを誘い別の席に行った。少しロマンティックなムードになれる席だった。すぐに給仕がブランデーの用意をした。

ショーコ
「あらためてカンパイよ^^」

オレ
「おう^^今日のよき日を・・・」

ショーコ
「神に感謝♪」

オレたちはグラスを合わせた。そしてオレはそれを口にした。

ショーコ
「最近またしっかりチェロをやり始めたのよ」

オレ
「ほー^^そうかー楽しみだなー」

ショーコ
「ユーイチがあんなすごいピアニストを送り込んで来るから刺激されちゃった」

オレ
「ヒロミか?^^」

ショーコ
「素晴らしいわ^^きっとすぐに評判になるわ!」

オレ
「そう。楽しみにしてる」

ショーコ
「香ちゃんとも何年ぶりかに会えて嬉しかったわ」

オレ
「うん。そうだ。遠山が日本に帰ってくるんだ」

ショーコ
「えっ?本当に?岡山へ帰っちゃうの?」

オレ
「いや、川越に「登り窯」をつくって暫くそこでやるそうだ」

ショーコ
「うわーそーなんだっ!日本でユーイチの所から離れずにやるんだ!」

オレ
「ああ。あいつはオレとショーコの夢だったからな」

ショーコ
「うん。私もロクロ回して、お店に立って、ユーイチと腕組んで地下鉄に乗りたい。」

オレ
「オレは・・・赤いフェアレディーの助手席に乗って六甲山を走りたい」

ショーコ
「あーそれもいいなー(笑)」

オレ
「冬になったら一度日本に帰って来いよ!温泉いこうぜ!」

ショーコ
「ほんとにいい?」

オレ
「あったり前じゃないか!ピエールにも温泉で雪見酒教えてやるよ(笑)」

ショーコ
「ううん。きっとピエールはひとりで行って来いって言うわ」

オレ
「えっ?」

ショーコ
「ユーイチのところへ行くのならオレは喜んで送り出すって言ってるわ」

オレ
「ははは・・・」

ショーコ
「夏以来・・・私もピエールに遠慮なく話す事ができるようになったし、ピエールも安心して何でも話してくれるようになったわ」

オレ
「そっか。うまくいってるんだ」

ショーコ
「そう。そう言う意味ではうまくいってるのかも(笑)でも、それはユーイチという人間を通してうまくいってるのよ!なんか変なんだけど^^」

オレ
「そりゃーどう考えても変だろう」

ショーコ
「それが変じゃないってピエールは言うわ。ユーイチが愛している女が、今目の前に居てくれる。オレは幸せだって、だからオレは時々ショーコをユーイチのところへ送りだして、ユーイチにも少し幸せな気分になってもらいたいって・・・」

オレ
「ふんっ!そんな事したら・・・帰さないぞっ!」

ショーコ
「・・・嬉しい」

オレ
「神職なんかやってるが、オレは我侭で天邪鬼で女ったらしなんだから」

ショーコ
「そーよ!とんでもないヤツなんだから・・・」

オレ
「お前だってそうさ!大麻でラリってアホな男とやりまくって(笑)」

ショーコ
「うわー古い話じゃない(笑)」

オレ
「おねーさんエッチも下手だったし」

ショーコ
「あははは(笑)ユーイチ。おかしい(笑)」

オレ
「ちょっとばかり年上だからって強がって、勝手なヤツだけど・・・そんなヤツが精一杯努力して周りに気を使って、いじらしかったよ」

ショーコ
「・・・」

オレ
「お前よりよくオレの言う事聞いてくれる女も居たのに・・・そんなお前と一緒に居るのが好きだったさ」

ショーコ
「ユーイチがそんな事言ってくれるなんて・・・」

オレ
「今日はこのまま家まで送っていくよ!その代わりひとりで日本に来たら・・・やりまくって離さないからな(笑)」

ショーコ
「うん」

オレ
「じゃーそろそろ帰ろう(笑)」

オレは立ち上がった。そしてショーコの手を引いてオレはBarを出た。オレたちは抱き合うようにしてホテルの前からタクシーに乗り16区のピエールの家に行った。

玄関前で降りてオレはショーコとキスをした。ショーコを思い切り抱いてその匂いをいっぱい嗅いだ。

そしてオレはまたタクシーに乗りホテルへ戻った。


▼24時・・・



「あらっどうしたの?」

オレ
「ん?ピエールとショーコとさんざん飲んで、さっきやつらはやっと帰った」


「そう(笑)お帰りぃー」

香はオレに抱きついて顔をこすりつけてきた。

オレ
「あらら・・・どうしたんだ?」


「女の匂いがプンプンしてるけど・・・好きよ(笑)ウソが下手なんだから」

オレ
「別にウソは言ってないぞー(笑)」


「うん。やせ我慢して帰ってきたのわかるもの^^いい子よユーイチ」

オレ
「へっ!言ってくれるじゃねーか(笑)」

オレは香を抱きしめた。さっきまでショーコを抱きしめていたのに、香をこうして抱いていると・・・またオレは安心してしまう。まったくいいかげんなヤツだと自分ながら呆れた。

オレ
「それにしても慌しい1日だった。香も皆と会って騒いだら疲れただろう」


「うん。楽しかった^^佐和子さんにも留守をお願いされちゃったし」

オレ
「あははは・・・アイツも悪いヤツじゃないんだけど個性が強いからな」


「ううん。佐和子さんはとってもいい人よ!ユーイチを好きな人は皆そうよ」

オレ
「香。もうベッドに行こう」


「はぁ〜い^^」

オレたちは素っ裸になって抱き合いしっかりとセックスをして、オレは香の乳に顔をくっつけていつの間にか眠ってしまった。

そして翌日・・・朝食を皆で摂って午前中の飛行機で日本に帰った。


■10月10日・・・

11時・・・西宮「回生病院」

オレは受付で病室を確認して、EVを使わずに階段を飛ぶように上がり3階の病室の前に立った。息を整えてネクタイを締めなおしてドアをノックした。


「はい」

ドアが開いた。

ユーコ
「ユーちゃん。。。」

オレ
「うん^^」

オレは病室に入った。ベッドにママが寝ていた。オレの姿を認めると上体を起こそうとした。

オレ
「あっママそのままで」

ママ
「ユーちゃんにこんな姿見られて恥ずかしい(笑)」

オレ
「あはっ^^でもなんか色っぽくていいよ(笑)」

病室にはユーコと真美が居た。

オレ
「ママ。手術は中止にする。すぐにここから退院して別の病院に行こう^^

ここの診断はあてにならない。信頼できる病院でもう1度しっかりと診てもら

おう」

ママ
「えっ!だって、そんな・・・」

オレ
「ママ。オレを信じて!」

「ユーコ。真美。悪いけど10分だけママとふたりにしてくれるかな?」

ユーコ
「はい。。。真美下のロビーに行こう」

真美
「うん」

彼女らは病室から出て行った。オレはママのベッドの前に折りたたみの椅子を置いた。

オレ
「ママ。気持ちを楽にして目を閉じて・・・少し胸を触るけど我慢して」

ママ
「・・・はい」

オレは目を瞑って、へその前で手を組み。精神統一した。体の中がすぐに熱くなってきた。オレは目を開けて、右手を薄い布団の中に入れてママの乳を手の平で包むように触れた。

両方の乳を順番にそうした。

ママ
「あーーー熱い」

「あーーー」

オレはゆっくりと手をそこから離した。

ママ
「ユーちゃん。なんだかすごく気持ちよくって楽になったわ」

オレ
「うん。もう少ししたらここを出る。一緒に東京へ行こう。オレの知り会いの病院へ行って検査しよう」

ママ
「そんな・・・いいの?」

オレ
「当たり前さ!ママは家族でオレのママなんだし・・・ママ。治ったらお願い聞いてくれる?」

ママ
「治ったら・・・ユーちゃんのお願いなら何でも(笑)」

オレ
「じゃー1度だけでいいから、ふたりで一緒に寝てエッチしていい?」

ママ
「ユーちゃん。そんな事(笑)おかしいわー^^」

オレ
「ダメ?」

ママ
「いつでも・・・って言いたいけどほんとに治ったらね」

オレ
「うん(笑)じゃーユーコ達を呼んで来るよ」

オレは1EVを使い1階のロビーに降りた。ユーコと真美を見つけてすぐにママの着替えを頼み、退院させる事を知らせた。

ユーコ
「ユーちゃん。今日の午後から手術なのよ!そんな退院なんて・・・」

真美
「手術しても5分5分だって・・・うわーん」

オレ
「ユーコ。真美。オレを信じろっ!ママを助けるためだ」

ユーコ
「・・・わかった。真美。行くわよ」

真美
「うわーん」

真美は泣きっぱなしだった。オレたちはEVに乗り3階に上がった。そして病室に入った。すぐにユーコらにママの着替えをさせた。

ユーコ
「ママ。大丈夫?」

ママ
「うん。ユーちゃんに楽にしてもらったの。すごく気分も良くて^^」

ユーコ
「そう」

真美
「・・・」

オレ
「いいか?見つからないように出るぞ!駐車場にベンツを停めている。それに乗って帰るぞ!」

オレは着替えが済んだママを傍に置いてあった車椅子に抱きかかえて乗せた。オレは車椅子を押して病室を出た。

その瞬間、医師と鉢合わせした。。。

医師
「神崎さん。そんな格好をして何をっ!」

オレ
「神崎の家の者ですが、今から一度家に帰ります」

医師
「何言ってるんですか!午後から手術ですよ!ダメです!」

オレ
「いいえ。今日で退院します」

医師
「許可できません」

オレ
「あなたの許可は必要ありません」

オレはそれ以上問答するのを止めて車椅子を押した。ユーコと真美は蒼白な顔つきでオレについて来た。

すぐにその医師は他の意思や看護氏を呼び、オレたちが出て行こうとするのを阻止しようとした。

オレはユーコにベンツのキーを渡して、先にママの乗る車椅子をそこに付ける様に頼んだ。そしてオレは病院の出入り口のところで彼らと向き合った。

オレ
「ご心配には及びません。

神崎の家族の総意で退院することにしましたから、手術は受けません。それに対するキャンセル料やこれまでの費用は午後に家族のものをやって清算させますから」

医師2
「そういう訳には行きません。我々にも責任があります。あの患者を今退院させたらどうなるかわかっているんですか?」

オレ
「退院させて、他の病院へ移します。」

オレは尚も何かを言おうとしている医師を睨みつけた。

オレ
「東京、新生会病院の理事をやっている藤原です。あの患者はオレが全責任を持って対処する!」

オレは踵を帰して駐車場へ向かった。後部座席にすでにママは乗っていた。ユーコと真美は心配そうにこっちを見ていた。オレは彼女達に車に乗せ運転席に回った。そして車を出した。

夙川の河口を半周するとユーコ達のマンションだった。来客用の駐車スペースに車を停めた。オレはママを抱きかかえて車から降ろしそのままエントランスへ向かった。

ママ
「ユーちゃん。大丈夫よひとりで歩けるから」

オレ
「ダメ(笑)このままEVに乗って部屋まで行く」

ママ
「恥ずかしい(笑)」

オレ
「いいじゃないお姫様みたいで」

ママ
「まー^^」

オレとママは軽口を叩きながら部屋に向かった。ユーコと真美はまだ心配そうだった。ママをママの部屋のベッドに寝かせた。

オレ
「ママ。喉が渇いただろう?何か持ってくるよ」

ママ
「うん。ありがとう」

オレはユーコに冷たいお茶を頼んだ。真美がそれをグラスに入れて持っていこうとした。

オレ
「あっ真美。ママはきっとお替りをするから、そのボトルごと持って行って」

真美
「はい」

オレはダイニング・テーブルの前に座った。

オレ
「ユーコ。オレは水でいいからコップに3杯ほどくれないか?」

ユーコ
「はい。。。」

オレは受話器を取り、そこから何本か電話をした。そしてユーコが入れてくれた水を立て続けに3杯飲んだ。

オレ
「ふうっ!ママを東京の新生会病院に入院させる。たぶん3日ぐらいだろう。その後は赤坂の自宅で暫く療養してもらって・・・そうだな3日ぐらいで回復するだろうから、そのつもりで着替えなんかを用意しよう」

ユーコ
「ユーちゃん。ママは乳がんなのよ!」

オレ
「ユーコ。心配なのはわかる。オレも同じように心配してる。だからオレを信じろ!」

ユーコ
「わかったわ。ママもユーちゃんの顔見て元気が出てきたようだし^^」

オレ
「回生病院の方には東京の新生会病院の院長から電話を入れるように言ったから、それと夕方までには前田が行って清算するから心配ない」

ユーコ
「あっそれはもう用意してるから」

オレ
「うん。オレたちはこの後すぐに新幹線で東京へ向かう!何処かで車椅子を手に入れよう。」

オレは電話帳で車椅子を売っているところを探し、ベンツに乗りそれを買いに行った。戻って来るとユーコたちはすでに出発する準備を整えていた。オレは車内から電話を何本かかけた。阪神高速で大阪市内に入り、心斎橋のスカイ・マンション前で男をひとり拾った。

前田のところの社員だった。オレは簡単に紹介して新大阪駅まで運転を変わってもらった。

大前
「すみません。そこのボックスにファイルが入ってます。その中に新幹線の切符が入ってますから」

オレ
「うん。ありがとう。このまま駅前につけてくれたら、そのまま戻ってくれて構わないから」

大前
「はい」

オレたちは、新大阪駅前で降りた。車椅子を広げてママを乗せた。ユーコがママにひざ掛けをかけた。オレは車椅子を押した。

オレ
「ママ。新幹線に乗ったらゆっくり休めるからもう少しだけ我慢して」

ママ
「ユーちゃん。大丈夫よ^^何だか本当に楽なのよ!こんなに気分がいいの久しぶりだわ」

オレ
「そう^^長くても1週間程度だから観光気分で東京に行こう(笑)」

ママ
「ありがとうユーちゃん」

そしてオレたちは新幹線に乗り3時間・・・東京へ着いた。八重洲口にはすでに新生会病院の救急車が待機していた。オレたちはそれに乗り新生会病院に向かった。

すぐにママの検査が始まった。オレは不要だと思っていたが、ユーコや真美を安心させるためにそれは行う事にした。

豊島院長
「すでに龍斎さまの方で?」

オレ
「うん。午前中に1度・・・明日また同じ時間にやる。もしかしたら微熱がすでにあるかも知れないが、点滴だけで大丈夫だろうと思う」

豊島院長
「はい。了解しました」

オレ
「あっ回生病院どうだった?」

豊島院長
「どうなっても知らないと怒ってました(笑)もっともカルテその他は速達で送ってくれることになりました」

オレ
「あはっ!ちょっと向こうにきつい事を言ったから、申し訳ない(笑)」

豊島院長
「(笑)それより細野君がまた首を突っ込んできますよ^^」

オレ
「また質問攻めか?(笑)じゃー逃げるよ」

豊島院長
「それじゃー龍斎さま。後ほど」

オレ
「うん。ありがとう」

オレは病室の椅子に座った。ユーコがコークの缶をくれた。オレはそれに口をつけ一気に飲んだ。

ユーコ
「ユーちゃん。この病院は?」

オレ
「ああ。うちのグループの病院だ。安心していい」

真美
「へー^^ユーちゃんの病院なんだ!」

オレ
「ママのお乳はオレが守るっ!心配しないでいい」

ユーコ
「昨日まであんなに落ち込んでいたママが、本当にユーちゃんの顔を見ただけで嬉しそうに元気になるなんて・・・早く連絡すれば良かった」

オレ
「そうだぞ!ユーコ。真美。オレに心配かけたくない等と言うのは話にならん!反省しろよ!!!(笑)」

真美
「はい。ごめんなさい」

ユーコ
「うん。ユーちゃん。。。うわーーーん」

オレ
「あらら・・・何で今頃(笑)」

オレは立ってユーコのところに行きユーコを立たせた。そしてしっかりと抱いてやった。

オレ
「不安で、怖くて、淋しかったなユーコ」

ユーコ
「うわーーーん。だってユーちゃんが・・・」

オレ
「悪かったな。忙しくしてて構ってやれなくて・・・」

オレが現れて安心したのか、それまで真美の手前、気丈に振舞っていたユーコはさんざん泣いた。オレはユーコを宥めてその背中を撫でてやった。暫くそうしてユーコは離れた。

ユーコ
「真美。真美もユーちゃんに抱いてもらいなさい」

オレ
「おいで真美^^」

真美
「うん」

ユーコと入れ替わるように真美もオレの前にきた。オレは真美にも同じように抱きしめて背中を撫でてやった。真美も少し泣いた。ユーコほどではなかったが・・・そしてゆっくりと真美の体を離した。

真美
「ユーちゃん。すごく安心して気持ち良くなった」

オレ
「うん。それは良かった^^」

ユーコ
「真美。ユーちゃんは保護者だからね(笑)」

真美
「ふふふっ^^」

ユーコ
「真美っ!ユーちゃんに変な事言わないのよっ!」

オレ
「ん?ユーコ何か隠し事があるんだな?(笑)真美。後で内緒で教えてくれ」

真美
「へへへっ^^」

ようやくいつもの姉妹に戻ったようでオレは安心した。暫くすると検査が終わったママがストレッチャーに乗せられたまま病室に入って来た。

オレは看護婦達にママを任せずにオレがママを抱き上げてベッドに移動させた。看護婦達はちょっと驚いていた。

オレ
「オレのママと同じなんだ。よろしくお願いします」

オレは看護婦たちにそう言った。彼女らは微笑みながら病室を出て行った。オレはベッドに近づいた。

オレ
「ママ。気分はどう?」

ママ
「うん。全然大丈夫よ^^」

オレ
「そう良かった。ここはオレのところの病院だから安心して何でも我侭言っていいから^^」

ママ
「ありがとうユーちゃん。なんだか本当に元気になりそうな気がしてきたわ^^」

オレ
「ははは何言ってるんだ。元気になるのはもう確定事項なんだから(笑)そうだ。退院したら、川越の藤原に行こう^^自然の中だし、温泉もあるし、街に出て観光もできるし、ゆっくりすればいい」

ママ
「うん。頑張って元気になるわ^^」

オレ
「じゃーちょっとオレは院長と話してくるからゆっくり安心して休んで^^」

ママ
「はい^^」

オレは病室を出た。ユーコがついてきた。オレたちは1階のロビー横のカフェに入った。オレは珈琲を頼んだ。

ユーコ
「ユーちゃん。ありがとう。あんなにママに優しくしてくれて・・・ママも本当に嬉しそうにユーちゃんに甘えてた。」

オレ
「当たり前じゃないか(笑)病気の時ぐらいいっぱい甘えればいい」

ユーコ
「うん。病気じゃないけど・・・甘えたい」

オレ
「あははは^^わかった。今日はずっと一緒に居ようか?」

ユーコ
「うん^^ママは真美に付き添ってもらうから」

オレ
「そう^^」

オレたちは一度病室に戻り、真美にあとをお願いして病院を出た。タクシーに乗って赤坂プリンスで食事をして、最上階のBarで飲み、その夜はそこで泊まった。

翌日、再び病院へ行きオレはまたママとふたりっきりになりママの胸に手をあてて祈祷した。

そしてユーコと真美に後を頼んで、オレは赤坂に戻った。


■1週間後・・・新生会病院診察室


豊島院長
「エックス線写真および超音波スキャンの結果・・・癌細胞はどこにも認められません」

ユーコ
「じゃー治ったんですか?」

真美
「本当に治ったんだ!」

豊島院長
「はい。根治したと思われます。患者さんももうすっかりお元気ですし退院してもらっても大丈夫です」

ユーコ
「うわー本当にいいんだー^^」

真美
「すごい。乳癌だったのに治った。うわー^^」

オレ
「ははは・・・だから言っただろう?豊島先生は癌の権威なんだから大丈夫だって(笑)

じゃー早速だけど退院の準備をしよう^^オレはちょっと話があるから先に病室へ行ってて」

ユーコ&真美
「はぁ〜い^^」

彼女らは元気よく診療室を出て行った。

豊島院長
「龍斎さま。ありがとうございました」

オレ
「礼を言うのはオレの方ですよ!^^」

豊島院長
「いえ。続けさせて貰えて、そしてこんな場面に立ち合わせて貰って、なんとお礼を言っていいやら・・・」

オレ
「ははは^^色んな事があったけど、こうして一緒にやれてるんだからいいじゃないか(笑)」

豊島院長
「・・・ありがとうございます」

オレ
「さてと、オレも細野医師に捕まる前に逃げるよ(笑)」

豊島院長
「はい。(笑)」

オレたちは源の運転で川越まで行き、藤原神社の宿泊施設に入った。

オレ
「さてと、ママ。すっかり元気になった事だし、これからはちょっと運動して弱った体力の回復をすればもう大丈夫だ」

ママはテーブルの前から少し横に離れて座布団をはずした。そして正座をしてオレの方を見た。

ママ
「ユーちゃん。命を助けてもらって・・・本当にありがとうございました」

そう言ってママは畳に手をついてオレに頭を下げた。

オレ
「あっママ!そんな事をしたらダメだ。他人行儀だなー(笑)」

オレは慌ててママを手をとって抱き起こすようにした。ママの目から涙がこぼれた。オレはそのままママを抱きしめた。そして背中を撫でた。

オレ
「これからは調子が悪いかな?って思ったらすぐに病院に行って診てもらおうな!」

ママ
「・・・はい」

ユーコ
「あーなんかママいいなー^^」

真美
「ほんとユーちゃんに甘えてるママ。可愛い(笑)」

オレ
「あははは^^オレのママだからいいんだー(笑)」

オレはゆっくりとママの体を離した。オレはテーブルの前に座りなおした。

オレ
「じゃー夕食の前に神殿の方へ皆で来て!オレが正式に祈祷するから」

ユーコ
「あーユーちゃんの宮司姿が見れるんだ^^」

真美
「私は始めてよー楽しみー(笑)」

ママ
「私も近くで見るのは始めてかも^^」

オレ
「可笑しくても笑わないようにっ!じゃー後で^^」

オレは立ち上がって施設を出た。そして本殿の方へ入った。すぐに高瀬が迎えた。高瀬と一緒に2階の宮司室に入った。

オレ
「夕方に、3人、祈祷をする」

高瀬
「はい。ご親戚の方々とお伺いしてます」

オレ
「うん。(笑)」

高瀬
「(笑)」

高瀬はすでにその関係の詳細は承知しているようだった。テーブルの上に熱いお茶を置いた。オレはそれを手に取り口にした。

オレ
「家族のように思ってくれてる人たちなんだ」

高瀬
「はい」

オレ
「ママが大病を患っていたんだけど、ようやく治って湯治がわりに来てもらった」

高瀬
「龍斎さまのお力でしょう?」

オレ
「さーどうかな。オレはただ一心に願っただけだ」

高瀬
「はい」

廊下から声がかかった。そして美香が入って来てテーブルの前に座った。

美香
「龍斎さま。おかえりなさいませ」

そう言って美香は頭を深く下げた。

オレ
「あーうん。ただいまっ^^」

美香
「高瀬さん。今日は今からわたくしが龍斎さまのお世話をしますので、交代して下さいね」

高瀬
「・・・はい。よろしくお願いいたします」

高瀬はそう言ってゆっくりと部屋を出て行った。

美香
「龍斎さま。赤坂とパリに藤原の分社ができるそうで・・・おめでとうございます」

そう言ってまた美香は深々と頭を下げた。

オレ
「えっ?あーそうだったかな?ははは・・・」

美香はオレを正面から睨んでいた。そしておもむろに立ち上がりオレの隣に来て座った。オレは少し体を横に向けて美香の方を向いた。

美香
「ユーちゃん。私だけが構ってもらってない。。。」

オレ
「あはっ!ちょっとバタバタしてて、ゆっくりと話をする機会もなかったな^^申し訳ない」

美香
「そんなの・・・嫌!!!」

オレ
「わかった。落ち着け美香!どうしたんだ?^^」

美香
「私、巫女の相談を暫くしません」

オレ
「・・・」

美香
「高瀬さんと交代してもらって私がお世話係をしますから」

オレ
「巫女姫の仕事を放棄するという事か?」

美香
「・・・」

オレ
「困ったヤツだなー(笑)」

美香
「ユーちゃんがせっかくこっちへ来てくれてるのに、私が忙しくて昼間は会えないなんて・・・夜は高瀬さんが先に居てユーちゃんは、高瀬さんばかりに・・・」

オレ
「わっわかった。わかったから泣かないでくれ美香!」

美香
「だって・・・うわーーーん」

オレ
「あらら・・・」

オレは美香を抱き寄せた。そして背中を撫でてやり宥めた。

美香
「ユーちゃん。私はユーちゃんのお嫁さんでしょ」

オレ
「えっ!」

美香
「ユーちゃんが藤原龍斎の時は、私が龍斎さまの嫁でしょ」

美香はゆっくりと体を離してオレを見た。もう泣いてはいなかった。

美香
「その事をはっきりとして、もっと私がユーちゃんの傍に居られるようにして欲しい。このままだと・・・高瀬がユーちゃんの女になってしまう」

オレ
「・・・わかった」

美香
「じゃーいい?嫁として振舞っても^^」

オレ
「香や純子とはうまくやっていけるか?」

美香
「うん。それは大丈夫よ!ユーちゃんに恥をかかせるような振る舞いはしません」

オレ
「そう。悪いな・・・よろしく頼む」

美香
「はぁ〜〜〜い^^」

美香はオレに抱きついてきた。オレは美香にキスをした。そして美香の舌を吸った。それだけで美香の体はピクンと反応して力が抜けオレの体の中に入って来た。

オレは今何かを言うのはよした方がいいと思った。そして美香の体を抱き上げて奥の部屋に連れて行った。

美香はゆっくりとオレの体から離れて、布団を敷いた。そしてオレの装束を脱がせ始めた。オレは美香のするままにさせていた。褌に手がかかりそれを取った。オレのモノはすでに勃起して大きくなっていた。

美香はそこに自分の顔を少し擦り付けた。

オレ
「よし。美香・・・オレがしてやろう」

オレは美香の緋袴を脱がせた。下着をつけていた。

オレ
「これからは下着を一切つけるな」

美香
「はい。。。」

オレは下半身の下着を取った。美香は手でそこを隠した。オレはその手をはずした。

美香
「あー」

オレ
「不浄な毛がいっぱい生えたままだ。明日からここはキレイに剃って毎日手入れをするんだいいな!」

美香
「・・・はい」

オレは美香の股間に顔を近づけた。そして割れ目を開いてそこを見た。クリトリスが屹立していた。舌でそれを転がした。

美香
「あぅっ あーーー」

脚を持ち上げ美香の性器がよく見えるようにした。そしてヒダを開いた。すぐに透明の液体が流れ出てきた。オレはそこを舌で舐め、その奥の女の穴にも舌を入れた。

美香
「あーーー龍斎さまっ」

オレは時間をかけてそこを舌で責め立てた。美香はすすり泣くような声をあげていた。

オレは上半身を起こして美香の体を抱き上げて膝の上に乗せた。高瀬ならすぐにオレのモノに手を沿え自分の股間にあてがうのだが・・・美香はしなかった。

オレは美香を抱き上げながら自分のモノを美香の股間にあてがい美香の体を下に下げた。

美香
「うぁーーー」

オレは美香の両脚を持って美香の体を浮かせた。美香の体はオレのモノに全体重がかかり、穴の奥まで突き刺さった。

美香
「あぅーーー

あーーー龍斎さま。なんでも、なんでも言う事ききますからー

あーあーー」

オレは美香の体を抱きすくめてその体を上下させた。美香は泣くような声を上げてオレの体にしがみ付いた。経験は浅い体だったが、よく反応するいい体だった。

オレはそのままの上体で美香を寝かせた。そしてしっかりと両脚を持って、大きくオレのモノを出し入れした。

美香
「うぁーあーーーあーーー」

美香はすぐにいってしまった。オレはそのままスピードを上げて美香の穴の奥まで突き刺しながら責め立てた。

美香
「あー堪忍。もう堪忍してー」

オレ
「少し我慢しろすぐにまたいいのが来るから」

美香
「あっあぅー あーーーあーーーあーーー」

オレは美香を抱きすくめながら責め立てた。美香はオレの背中に爪を立てて力一杯かきむしった。オレは背中に痛みを感じながら同時に美香のよく閉まる穴の奥が少し緩むのを感じていた。

オレは美香の体から降りて隣に寝た。そして抱き寄せた。

美香
「あぅ あぅ」

美香はまだ反応していた。オレは美香の脚に自分の脚を絡ませた。

オレ
「少し腰を振ってオレの脚を挟み込むんだ。楽になる」

美香は言われた通りにしながら声をあげていた。

美香
「あーもう死ぬっ」

オレは美香の背中を撫でていた。まだ美香の体は固さがあった。これからオレとセックスを続けることによって徐々に柔らかくなるのだろう。高瀬と比べると美香はまだまだだったが・・・比べる事の方が可哀想かも知れない。と思った。

美香はどうやら眠ったようだった。それはそれで可愛いと思った。祈祷までにはまだまだ時間がある。祈祷の前に裏の井戸で禊をしなければ・・・

ユーコママ・・・危なかった。手術が行われていたらあの乳がなくなっていただろう。女にとって乳がなくなる恐怖は耐え難いものがあったはずだ。

始めて病室に入った時のママの表情は・・・哀しみと絶望でいっぱいだったが、さっきオレに礼を言った時の顔は、晴れ晴れとしながらもきりっと引き締まりそれはもう美しい女性そのものだった。

オレが9歳の時・・・回生病院へ通い続けた。そしてママが死んだ。あの時の絶望と恐怖に勝るものはない。あの時の孤独感。それを2度と味わいたくないばかりにオレの心の中に女を愛する気持ちに普通ではない変化があったのだろうと思う。

失恋はその恐怖を本能的に呼び起こす・・・それは女が何人いても同じだ。誰かが居なくなる恐怖。オレは耐えられない。だから何人もの女を愛そうとするのか?

だからマザコンのように年上の女の乳を求めるのか?深く関われば関わるほどその女を愛してしまう。そしていつかやってくる別れに慄く・・・

きっとそれは一生続くのだろう。

美香
「あっユーちゃん。私・・・」

オレ
「ん?少しまどろんでただけだ」

美香
「そう?良かった^^」

オレ
「美香。愛してるよ」

美香
「あーユーちゃん」

オレは一体何人の女と関係を持ち続けるのか・・・色んな事を考えながら美香を抱きしめていた。


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