2004.12.28 Tuesday
スマトラ沖地震
asahi.com : ニュース特集スマトラ沖地震
■12月26日にスマトラ沖で発生したマグネチュード9の巨大地震は周辺9カ国に津波被害を与えた。死者、行方不明者は22000人を超え、日本人の観光客にも大きな被害がでている。 日本政府は、支援要請の元27日には医療チームを派遣し、今後も関連する支援を迅速に行うためにスマトラ沖地震緊急対策本部を外務省に設置し、同時に官邸内にも連絡室を設けたらしい。 今回の被害のほとんどが直接的な地震被害ではなく、巨大津波による水害被害であることから支援そのもののあり方も微妙に違うのではないかと思われるが、これまでのノウハウから考えると日本が一番よく理解しているのではないかと思われる。 すでにもう死体の腐乱が始まっており異臭を放ち、飲料水などにも影響が出てくることを考えると、医療、食料、水、住居、などなどそれこそ生活全般に関わる膨大な量的支援が必要と思われるが、これはもう世界レベルでの救援が必要だろう。 ■各国の支援発表 by yomiuri online 【モスクワ=五十嵐弘一】ロシア非常事態省報道官は26日、スリランカからの要請を受け、露救助隊員らを現地に27日派遣すると発表した。テントなどの人道支援物資と併せ、同省特別機2機で空輸する。 【中国総局】新華社電によると、中国政府は26日夜、インド、インドネシア、スリランカ、モルディブ、タイの5か国に緊急人道援助を行う方針を決めた。地震専門家約40人でつくる緊急支援チームをインドネシアに派遣する準備も進めている。 【ソウル=福島恭二】韓国の青瓦台(大統領府)報道官によると、盧武鉉大統領は27日、津波で犠牲者が出ている各国に対し、深い哀悼の意を表明、韓国政府として人道的支援と救助活動に積極的に取り組む意向を明らかにした。外交通商省によると、韓国人の被害は27日午前現在、タイで1人が死亡、1人が行方不明となっている。 【ブリュッセル支局】国連人道問題調整事務所(OCHA)はスリランカの復興支援として5万ドル(520万円)の緊急資金援助を行うことを明らかにした。 国際赤十字社・赤新月社連盟は国際社会に対し750万スイス・フラン(6億8000万円)の拠出を求めた。同連盟は緊急基金から100万スイス・フランを拠出するとともに、スリランカに10万人分の医療物資を送るという。 |